my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

やってくる・2009

2008-12-29 19:30:28 | 日々のこと
今日も、東京方面は、暖かく穏やかで、とても気持ちのよい青空が広がっていました。

昼頃に、自転車に乗りながら、雲ひとつない空を仰ぎ、ほんのいっとき、
しみじみとした気持ちになっただけで、なんだか泣いてしまいそうでした。
それぐらい、空は澄み切っていて、それぐらい今の私はしあわせなんだと思います。

2008年。

初めて出会えた方、やっとお会いすることができた方、
今までの繋がりを、さらに深めることができた方‥

楽しい時間を、ほんとうに、ありがとうございました。


この絵本ブログの方は、今までの年よりも、絵本に関する記事が減って、
おでかけ記事が多かったかなあと、すこし反省していますが、しだいに
肩の力が抜けてきて、楽な気持ちで、ブログが書けるようになったようにも
感じています。

ひよりというハンドルネームで書いている、BOOTS&STICKSのブログ‥
Tシャツ好きの着たいTシャツ では、さらに、楽な気持ちで(笑)、Tシャツ屋の
マネージャーとしての日々を記しているのですが、
花火缶Tシャツの裏側の物語を書こうと決めたあたりから、ずっと自分の中で
燻っていたものが、やっと、小さな炎のような形になって、自分でも見ることが(読むことが)
できるようになったかなと思っています。

私が長い間書こうとしていたストーリーは、そういう短いものではないかもしれないけど、
花火缶の話や、ワンダフルブレッドTシャツができあがるまでのことを書いているのは、
とても楽しい作業でした。すこし先に繋がっていく、細い糸がちらりちらりと
(私自身の中で)見え隠れしているようでした。


冒頭の写真は、2009年の、うちのカレンダーです。
(ひなこさん、せっかく教えてもらった日めくりは2010年に繰越となりました、ごめんなさい)
アルネの年間購読プレゼントで貰った大橋歩さんのと、草暦と、
はねうたゆみこさんの型染め絵のカレンダー。

どんな気持ちで、どのページの、どの日にちを、私は眺めているのでしょうね。
楽しい気持ちで、いつも、見ることができたらいいな。



おまけ

何の関係もないのですが、仕事納めの今日、仕事が全部終わってから
近くにできたショッピングセンターに、アイスクリームを食べに行きました。


右側手前が「バナパコ」
左側がレインボーシャーベット、奥がココナッツです。
ピンク色のコーンは、「ブルーベリーコーン」なんです。でも、味は普通の
コーンと同じみたいだったけど・笑


※1月2日~1月6日まで、またまた三重県四日市に行ってきます。
明日は、川越のおじさんの家へお餅を取りにいきます。もし、たくさん
ゆずが貰えたら、31日にゆずジャム作りに励みます。











コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぐるぐるピアス

2008-12-28 16:12:54 | 日々のこと
ブルガリアン組紐のワークショップに参加したのは、12月の最初の
土曜日でした。

白と緑の組紐で作ったオーナメントは、最初からピアスにしようと
決めていて‥10日くらい前に出来あがっていたのですが、やっと
今日、自分でつけているところの、写真を撮ることができました。

なぜ、やっと今日なのかと言うと‥午前中に美容院へ行ってきたからで‥
このピアスは、(他のもですが、これは特に)襟足が寒そうに見えている
くらい短く切った髪で、つけたいと思っていたのです。
(そういう意味では、先週、ことり文庫へ出かけた時に、つけていった
のは不本意だったのですが・笑)

こんな感じにできました。
こっちが左耳用

こっちが右耳用です。

ピアス用の金具をつけてみたら、丸く輪にした部分が開いてない方が
いいみたいだったので、糸を切って、すこしやり直ししました。

私的には、左には、白、右には緑なんですが、いかがでしょうか?

大きさがある割には、軽いので、つけ心地もよく、とても気に入っています。


以前も書いたかもしれませんが、アクセサリーの中で、私はピアスが一番好きです。
そして、大きさも、このぐるぐるくらい大きくて、簡単な針金で、直に刺さる
ようなタイプが‥笑。

今は、もうむかしほど、大きいピアスはつけなくなってしまったけど、
(日常生活では、やはりちょっと邪魔な場合もあるし)
耳の脇でサラサラ流れる髪と、大きなピアスが、幾つになっても似合うのが、
私だったらいいなあと、思っています。


さっき、美容院で、私の席に準備されていたのが、エクラという雑誌で‥
なんか、年頃的に「ビンゴ!」なところに、心の中で苦笑しながら、
マダムの方々の装いを拝見しながら、そんなことを思っていました。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスおめでとう

2008-12-25 14:17:54 | 好きな絵本
とても美しい青空が広がっています。
晴れている、というだけで、嬉しくなってくる日です。

小6のrの元へ、ちゃんとサンタさんが、本を届けてくれたと、という
ことのほかには、特別なことの何もない朝だったけど、でも、
なんだか、自然に笑顔になる朝でした。


私から、rへのプレゼントという名目で、今年のクリスマスに買ったのは
この絵本。やっと〈うちの本〉になりました。

ちいさなもみのき
    マーガレット・ワイズ・ブラウン 作 バーバラ・クーニー 絵


28ページの、最後の2行を読むと、胸の中がしんとした深いもので
満たされていくのがわかります。


   クリスマスなしでは、このよは、ただ おおきく、
  つめたく、からっぽにみえました。



今年出会ったすべての方に、大きな声で 「クリスマスおめでとう」







コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おとなのためのおはなし会@ことり文庫

2008-12-22 18:06:29 | 好きなもの・おでかけ
20日土曜日は、午後からひとりでおでかけしました。
大好きな本屋さんでの、今年2回目のお話し会に参加するためです。

冒頭の写真は、いつもとは違う「大人な」雰囲気に包まれたことり文庫さんのテーブルです。

その晩語られたお話は、おまけまで入れると全部で6つ。

白鳥の王女
急行北極号
白い狼
みそかい橋
正月餅
クリスマス・イブ

最初の話と、おまけの話は、「みさえおばちゃん」で、
北極号からみそかい橋は、おばちゃんのお友達。正月餅は、その日
一緒に参加していた方が、自己紹介ゲームの最中に、おはなしをしたことがあることが判明し、
急遽、語り手になったのでした。

【王女】と【狼】の話は、どちらも魔法で、白鳥が人になったり、王子が小人にされてしまったり、の
むかし話なんですが、どちらも、なんともせつない箇所があり、でもそれを
小学生も、教室で聴いているのだと知り、語りの世界の懐の深さをしみじみ感じました。

【北極号】は、クリスマスに読まれる本の中でも、特に好きな絵本です。
大人になってから知った話なのに、まるで自分も、銀の鈴の音を聴いて
大きくなったような錯覚に陥り、そして、最後の場面では、必ずといっていいほど涙がこぼれます。
(この夜も、涙が両の目からすぅーと落ちていったので、こっそり、テーブルにあった
赤い紙ナプキンで拭いました)

【橋】と【餅】のお話は、それぞれ方言で語られ、おまけの【イブ】は、
がまくんとかえるくんの、おなじみのお話です。

こうして思い返していると、なんとバラエティに富み、そして、組み立てのバランスが
よいのでしょうと、改めて感心させられます。
が、前もってプラグラムが組まれていたわけではなくって、その場で、
じゃあ次は、このお話をお願いね、と言われ、みなさん「えっー」と驚きながらも
息を整えたあとに、すっとその世界に入っていかれるのですから、さすがです。


おとなのためのおはなし会。ほんとうに素敵な会でした。

白鳥の王女を、仲間の白鳥たちが迎えにきたときの、その王女の言葉と、
胸のうちに、私は、自分の何を重ねているの?と自問し、小人の結婚式が
行われているガラスの山を登るときに、自分の小指をひとふし切って
はしごの最後の段にした、末娘の行いに、ハラハラドキドキしたのでした‥‥

お話の間には、もちろんおしゃべりと、おいしい飲み物と、おいしい食べ物があり、
私は、クルミトリさんが持ってきてくれた、サングリアをたくさんお代りさせて
いただきました。

(さらに詳しい様子は、こうめさん琴子さんクルミトリさんのところへどうぞ♪)



編みあがったばかりの、毛糸の帽子をかぶっていったのですが、
内側から、なんだかぽかぽかしていって(決して飲み過ぎではないですよ・笑)
帰り道、ほんとは帽子はいりませんでした。
でも、来た時のように帽子をかぶったのは、その日デビューの組紐のピアスと
帽子が「セット」になっていたからです‥

そして、この日。お話会が始まる前に、hinataさんと、偶然、お店で会ったのです。
できあがったばかりの、組紐ピアスを見せることができてよかった、よかった。

ことり・マジックは、ずっとずっと続いています。




コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一年がかりのプレゼント

2008-12-18 15:30:44 | 好きな絵本
すこし前に図書館の「新刊」の棚で見つけました。

先週金曜日の、今学期最後の読み聞かせが、1年生のクラスだったので
そこで読もうと思い、何度も練習を重ねました。

とんがとぴんがのプレゼント
  西内ミナミ 文  スズキコージ 絵



スズキコージさんの絵。
好きか苦手かで二分しがちですが、私は「結構好き」です・笑

この絵本のテキストは、(なんと!)1968年に『ぐるんぱのようちえん』の姉妹編として
作者である西内ミナミさんがお書きになりましたが、絵の、堀内誠一氏が
多忙であったため、司修氏の絵で、こどものとも153号として発表され、
そして、今回、40年ぶりに再改作して、スズキコージ氏の絵で、出版されたそうです。

そんな経緯や歴史の重みを、いい意味でまったく感じさせない、新鮮で、楽しい話です。
スズキコージ氏の、パワー全開の絵も、コラージュが使われていたりしてさりげなくオシャレ。

出だしはこんなふう。

とおい、とおい、きたのくに。やまの、また そのやまおくに、
ちいさな はりねずみの ふうふが、ニコラスおじいさんと
くらしていました。2ひきの なまえは、とんがと ぴんが。
ことしも さむい ふゆが やってきました。 あるばんのこと。


いつも、世界中の人にプレゼントをあげるのに、ニコラスおじいさんは
プレゼントを誰からももらってないことに気がつく、とんがとぴんが。
おじいさんへの、「とっても素敵なプレゼント」を思いついたふたりは
手紙を残して出発します。

しばらく るすに いたします。らいねんの クリスマスまでには
かえってきますので、しんぱいしないでください。

1年がかりで、プレゼントを用意するなんて、気合の入り方が違います。

プレゼントの、素材探しの旅、それを手に入れるために働かせてもらうこと‥
そして、最後に、思い描いていた通りのプレゼントを用意することができて、
ふたりはとっても嬉しかったことでしょう。

プレゼントは、贈る相手のことを考え、準備している間がすごく楽しいのですから。



一生懸命練習したけれど、1年生のクラスでは時間が足りなくなりそうだったので、
ぐりとぐらのおきゃくさま』を読みました。

みんな、読み始める前は、「知ってる、知ってるよー」と口ぐちに言っていたのに、
読み進めると、「もしかして、サンタさん?」「サンタさんのかな、あれ」と
小声で、隣の子に聞いてる女の子がいたりして、読んでる私も、とっても楽しませてもらいました。

絵本は、声に出して読んで、それを聞いてくれる子どもが居て‥という
ところで、大きな力を発揮し、大きな力を与えてくれます。
今年も、無事に(休むことなく)、小学校での読み聞かせボランティアが
できたことに感謝です♪


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

荒井良二ミニトーク&サイン会@青山ブックセンター

2008-12-17 12:00:26 | 好きなもの・おでかけ
13日の土曜日は、青山ブックセンターに行ってきました。
青山方面は、出かけるまではちょっと遠いかも、と思って面倒な気がしますが
着いてみれば、やっぱりいい感じかな、と毎回思います。
(人が多かったですけどね‥)



今回の荒井良二さんのトーク&サイン会は、新刊の『えほんのこども』を
記念してのもの。全部ではないけれど、ギャラリーでは、その原画展も
開催されていました。

ミニトークって書いてあるから、サイン会の前の20分~30分くらいかな、と
思っていたら、1時間を超えるサービスぶり。
その場にいなければ、聞けないような(あたりまえだけど・笑)、おもしろい話でした。

そもそも、『
えほんのこども』は、1年前の、テレビ番組の取材中に描かれていた
絵が元になっているとか。
でも、荒井氏いわく、「そのあと、ほとんど全部描き直ししちゃったから
あの時のとは別の作品」だそうです。
テキストも書き直したのは、ボローニャのブックフェスティバルのために
英訳されたものを、自分で読んだり、現地の人の反応を見たりしているうちに
今度は、その英訳を、自分でまた日本語に「翻訳」したからだそう。

その作業を、荒井氏は、なんという言葉で表していたか、忘れてしまったのですが、
たぶん、すごく新鮮で、面白いと思ったはず。(だからこそ、全文書き直したわけですから)

私も、そのくだりを聞いていて、とても興味を持ちました。
できることなら、最初の文章と、英訳された文章と、最後に本になった文章の
3つを合わせて読んでみたいです。

たしか、春樹氏の短編「レーダーホーゼン」も、英訳されたものを、また自分で翻訳した
新ヴァージョンが
あったはず、というのを思い出していました。
自分で書いた文なのに、いったん別の言葉に置き換えられることで、
また自分自身がインスパイアされていくのでしょうね‥なんかおもしろい‥



何にも考えてないみたいに見えるでしょ? 
ほんとは、いろんなこと考えてるんだけどね、
何にも考えてないように見られていて、それでいいんだよ。
すごーく頑張ったところが、見えちゃだめだよね。
「荒井さん、力作ですねー」とか、言われちゃったら、もうおしまいだよ。

‥なんて、おっしゃっっていました。
努力してますっていうのが、おもてに出ちゃったら、見る側はひいちゃうものね。
絵に限らず、なんでもどんなことでも、そうだなと思いました。

私も、大変だったでしょう? って問われても、
「ぜんぜん」と涼しい顔で答えたいです・笑。


そうそう、来年の2月14日~世田谷文学館で「荒井良二展」が開かれるそうです。
おもしろいこと、色々企画されてましたよー
たとえば、入場チケットは、後からでも使えるように「紙の袋」形式にしたい、とか。
展示室の中に「キヨスク」みたいなのがあったらおもしろいよね、とか。
『えほんのこども』の原画は、全ページが見られるそうです。

すごく楽しみですね♪


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SHINE A LIGHT

2008-12-14 17:58:07 | 好きなもの・映画やDVD
よく、無人島へ行くなら、何の本を持っていく? という問いがありますが‥
それと同じように、もし、1枚だけ、好きな映画をDVDにして持っていって
いいと言われたら、それはこの映画にしようと決めました。

 「SHINE A LIGHT」 そう、ローリングストーンズのビーコンシアター
でのライブを、マーティン・スコセッシ監督が撮ったものです。


映画みながら、いろんなことを想いました。
かれこれ、(私の)30年近くが、詰まっている音楽ですもの・笑

すこし前のほぼ日で、やはりこの映画を観てきたばかりの糸井氏が
「彼らが魔物にみえた、というか魔物そのもの」みたいなこと言っていて‥
そうか、やはりそうなのか、と思っていましたが、今日自分の目で観て、
感じたのは‥

人間の年齢とか、時間とか、ふつうに前から後に、過去から現在へ
進んでいく「直線」だと思っていたものが、そうでもなくって、
螺旋状だったり、後戻りしたり、同じところをいったりきたりしているだけの
こともあるっていうこと、でした。
それは、進歩がないとか、足踏み状態とかのネガティブな感じではなく、
自分の気持ちしだいで、いつでもその「時」に留まれたり、戻ってこれたり
するってことかな。

ミック・ジャガーも、キース・リチャーズも、60歳を超えた人たちなのに、
深いしわが刻まれた横顔に中に、「少年」が垣間見える瞬間が、
ほんとうに、あるのです。


あと、10回くらい、映画館で観たいです♪

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルガリアン組紐と出会う会@らふと

2008-12-10 15:17:15 | 好きなもの・ちくちく

12月6日土曜日、galleryらふとで行われた、「ブルガリアン組紐と出会う会」に
参加しました。教えてくださったのはテキスタイル作家の佐藤千香子さんです。

ブルガリアン組紐って、なんでしょう?
ブルガリアで作られた、組紐なんだろうなあということはわかります・笑
でも、組紐って、なんでしょう?
ただの、いわゆる「ひも」と何が違うのでしょう?

私も、最初にこの言葉を知ったとき、そんな疑問を持ちました。

ヒナタノオトさんのブログで、「言葉」を知ったのが先だったのか、それとも、佐藤さんが
お作りになった、作品を見たのが先だったのか、もうわからなくなっていましたが、
今、あちこち飛んでたしかめましたら、組紐を使ったラリエットの写真を見たのが、
わあ~と思った、最初だったことがわかりました。

私が知った順番通りにたどってくださるなら、まず 1 を、みてみてください。

ラリエットというのは、留め金のない長いネックレス状の飾りをさすようで、ゆったりと
巻いたりできるところが、ちょっとネックレスと違いますね。
ヒナタノオトブログで、このブルガリアン組紐を使って作ったラリエットを見たときに、
ほんとうに素敵だし、「これだ」という何か確かなもの(?)を感じたように思ったのです。

わたし‥ネックレス、ペンダントの類が苦手なんです‥1日つけていると肩が凝ってしまうので。
けれども、こんな自由で、軽そうな雰囲気の飾り(ラリエットのこと)だったら、大丈夫そうだし
それに、Tシャツのね、襟もとにすごーく似合うのでは!?と思って。


そんなこんなで、私の「組紐」に対する期待はかなり高まっていました。

土曜日のワークショップでは、組紐を使ったオーナメントを作ることになっていて、
白・赤・緑の3色それぞれの「うずまき型」にするか、3色の中から好きな2色を選んで
「お花型」を作るかを、あらかじめ決めておくしくみになっていました。

お花型は、とてもかわいい! でも、花びらのところが難しいかも、と悩んでいたら
とってもとってもいいことを思いつきました。
私の一番好きなアクセサリー=ピアスを、このぐるぐるうずまきで作ったらかわいいのでは!

ということで、うずまき型の作り方を、午後の陽射しがお庭にゆったりとそそぐ らふとで、
千香子先生に、教えていただきました。(その日の詳細はこちらに綴られています)

今年の夏に3か月ブルガリアに滞在していたときのメールが
ヒナタノオトブログで、「ブルガリア便り」として紹介されていて、私も、しっかりと
読んでいたはずなのに、その日、千香子先生が見せてくださった工房の映像や
組紐の機械は、とても興味深く、まるで初めて見て、初めて聞いたかのように
新鮮でした。(それはとてもいいことではあったのですが、ブログを読んでいた私はいったい‥
という疑問がつきまとっています・笑)

組紐は12本の糸でできているということ、
その1本1本は、ウールなのだということ、(極細毛糸ぐらいの太さです)
機械は、小屋の下を流れるきれいな小川の水を利用した水車で動いているということ‥

みるものすべてが、素敵でした。(ログを追ってみるときは、の順番で。
よく見ていくと、組紐機械も、工房の家並みも、民族衣装もちゃんと載っています)




とりあえず、完成した、わたしのぐるぐるうずまきです。(実物よりも少し大きく写っているかも)



こっちは、作りかけの「赤」と、もう1本譲っていただいた
組紐‥ぐるぐるをあと2つ作って、ピアスをもうひとくみ増やすか、あるいは
別の何かを作ってみたいような気もしています。


もうひとつのお楽しみ、お茶の時間は、りんごとヨーグルトを使った
ヤブルコフパイというケーキと、ミントを主にしたハーブティーでした。
あったかいミントティーは、ブルガリアの冬の定番だそうです。


ワークショップが終わり、外へ出ると、らふとのお庭は、もう夕闇に包まれていました。
犬の散歩をする人がいて、お庭を抜けて、ショッピングセンターへ一歩入れば
そこには、週末の買い物を楽しむ人や、晩御飯のための買い物をする人がいて、
そういう普通の日々の真ん中に、ブルガリアについてちょっとだけ詳しくなった私が
一人ですいすい家路を急いでいたのでした。




コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セミナーpert2「クリスマスの絵本」@ヒルサイドテラス

2008-12-06 12:02:53 | 好きなもの・講座やワークショップ

12月4日木曜日は、ヒルサイドセミナーの日でした。

この日は「クリスマスの絵本ー贈物(ギフト)について」です。

20冊余りの本と、映画の紹介がありました。
末盛さんが、ご自分が大切になさっている貴重な本を、惜しげもなく、
私たちに見せてくださることに、今回も、心から感謝しました。

素晴らしい本ばかりでした。

マーガレットさんの「こひつじ文庫」ブログや、琴子さんの「すきまな時間」ブログ
詳細と解説があってとてもわかりやすいので、どうぞ飛んでいって
みてみてください。

私が、一番気になったのは、エズラ・ジャック・キーツの『リトルドラマーボーイ』でした。


歌はよく知っていて、数あるクリスマスの歌の中でも、1,2を争うほど好きなのですが、
この絵本のことは、もちろん知りませんでした。

ことり文庫日誌にも書かれていたけど、こんないい絵本、どうして誰も
日本で出版しないのでしょうね。


ちいさな曲芸師バーナビー』もそうだったけれど、『リトルドラマーボーイ』の少年も、
祝福の気持ちを表したいのに、なにも贈物をすることができないと悩み‥
それならば、自分にできること、自分にできる何かはなに?と考え、
マリア様の前で、ドラムをたたくこと、曲芸をしてみせることだと、思いいたります。

クリスマスの精神の、一番の根っこに宿っているのは、こういう気持ちなんだと
しみじみ思いました。

たとえ高価は贈物は買えなくっても、自分にできることの中での精一杯、
相手を喜ばせたい、喜んでもらいたいという気持ち。
贈られた人が驚いてくれたり、喜んで笑ってくれたら、それが贈った人への、
一番の贈り物に、またなっていき‥すっごく大きく暖かな輪が広がっていくのだなあと思うと
それだけで、もう今から、ぬくぬくふわふわの心持ちがしてきます。

12月って、クリスマスって、やっぱりいいですね。



※この日のランチは、クリスマススペシャルドリンクもつきました。
デザートは、すっごくかわいい、クリスマスデコレーションクッキーでした。

ランチの写真は、はらぺこさんに頼ってしまって撮ってなので、
どうぞそちらでご覧くださいませ。
(どのクッキーが、誰のかも、わかります)





コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤いてぶくろ

2008-12-03 22:16:35 | 好きな絵本

今日の東京方面は、陽射しがたっぷりで、きれいに晴れていました。
こんな日の昼間は、なくっても大丈夫かもしれないけど、冬用のコートといつも一緒に
行動するのは、手袋です。

ちょっとそこまでの軽いスポーツタイプのコートには、自転車でも寒くないフリースの。
あまり寒くない日の、ちょっとお出かけ用の革のジャケットには、スエード皮の。
ダブルボタンがお気に入りの、白いダウンジャケットには、赤茶色の毛糸のを‥。

出かけるときに忘れないように、それぞれの手袋は、いつも上着とセットです。
(ポケットに入れたままってことなんですけど・笑)

グラヴとか、ミトンとかもかわいい言い方だけど、日本語の「てぶくろ」っていう呼び方も
なかなか好き♪です。
手にかぶせるから、てぶくろなんだろうけど、そんな直接的な呼び名なのに、結構いいですよね?



ところで。

この町の子供たちは、てぶくろといえば、赤色が定番のようなんです。


ふたごの兄弟のドニーが、ジェイニーのうちの庭に、てぶくろ片一方なくしてきたかも、と思い、
ネッドとともに探しに行くのですが、そのときにはてぶくろは見つからず、
でも、あとからそれは見つかって、ジェイニーが届けにきてくれました。

これでめでたしのはずなのに、なぜか翌日「ふたごちゃんが、あかい てぶくろを
さがしてるって きいたもので」とブラウンさんが、片方だけの手袋を届けて
くれて‥その後もゆうびんやさんや、ごみあつめのトムや、ぎゅうにゅうやさんも
赤い手袋を持ってきてくれて‥

そのあとも、どこかで だれかが あかい てぶくろを みつけるたびに、
ふたごの うちへ とどけにきました。


そして、
こんなに、赤ばっかりが集まってきちゃったのです。

てぶくろがいっぱい

フローレンス・スロボドキン 文  ルイス・スロボドキン 絵
三原 泉  訳



原書は、1958年に発行されていますが、日本では新刊です。

先日の「はじめましての絵本たち」で紹介され、とっても気に入ったのでした。
話も、絵の感じも好きだったからですが、決め手となったのは、
てぶくろがいっぱいの、「が」のテンテンが、よく見ると赤いてぶくろになっている
ところです。
(こういう細かい工夫に、胸がキュンとします♪)





手袋の思い出で、ひとつ忘れられないのは‥
その昔、ニューヨークシティマラソンを、セントラルパークで観ていたことがあり、
日本人が走ってくるたびに、懸命に手を叩いて応援していたのです。
11月の初めでしたが、ニューヨークの紅葉はすでに終わっていて、吐く息は白く
手袋なしではもう寒い季節でした。
その時は、表が黒で、内側が青色の、皮の手袋をしていたのですが、
気がついたら、指輪をしていた中指と薬指のところが破れていて‥
ものすごーいショックでした!
皮の手袋の皮が裂けるほどに、熱い声援をしていたんですか? わたし‥
(その手袋、今もタンスのどこかに眠っているはず)


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初・さくら落葉染め

2008-12-01 20:22:18 | 日々のこと
今年最後の月になりました。

いつも11月は、何をしていたかわからないうちに通り過ぎてしまうのですが、
今年は、上野のハンマースホイ展や、らふとへも行かれて、なかなか充実してました。

らふとさんのお庭の桜落葉がきれいだったのに、すっかり「拾ってくる」ということを
忘れていて‥去年の秋、来年こそは、落葉染めに挑戦したいと思っていたことを
思い出せずにいたことを後悔してました。

らふとのお庭の桜で染めることができないのなら、近所のでいいやあという気持ちにはなれず
気落ちしていた時、とてもとてもいいことを思いつきました。
そして、俄然やる気がでてきたのです。

それは娘が通っている(かつて私自身も通った)小学校の校庭にある
桜の落葉を拾ってくるということです。
合計3回拾いに行きました・笑

そして、こちらこちらのブログを拝見しながら、なんとなくやった結果が
こんな感じです。



来年のための覚書として‥

1回目に、エコバッグと布の切れ端色々と、真ん中の一番小さい毛糸玉。
2回目に、並太の一番大きい毛糸玉とその隣の濃く染まった毛糸玉。

この2回目の色がいまいちだったので、葉っぱを新たに拾ってきて追加。
3回目の液で、一番右端の麻ペンプ糸と、その隣の毛糸玉。
4回目に、その隣の中くらいの毛糸玉と、後側になんとなくまとめてある
未ざらしこぎん糸

(写真で見た方が、なんかいい色に思えます・笑)

液はまだ残っているので、また新たに毛糸を買ってこようかなと考え中です。



楽しいです、桜落葉染め。
部屋の中が、桜餅の葉っぱの、いい匂いになりますよ。



コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする