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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

あな

2018-09-21 16:49:44 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今日は、小学校での図書ボランティアの当番日でした。

ペアで、4年生のクラスへ行ってきました。
本日の「届ける絵本」はこちら。



今年度から入ってこられたペアさんが、読んでくれました。

カラフルで楽しい絵。
「どろぼう」という物騒なことばも気になりませんね。
子どもたちの後ろに座って、私自身も、楽しみました。

それにしても主人公のキリ・ママおじさん。
何度も何度も「どろぼう」に傘を奪われて、何度も何度も町に
買いに行くことになってしまったけど、(結果的に)傘のお店を開いて、
みんなに売ることができたからよかった!なんて、とってもポジティブ。

3回目くらいからは、誰が盗んだのか訝しんでもいいよね?なんて、
ひとりでつっこみ入れながら聴いているのも楽しかったです(笑)。



1冊目が10分近くかかる絵本だったので、私は5分以内で
終わるものをと探し、こちらに決めました。



もう何回くらい読んだかなーと、過去ログを探してみたのですが、
見当たらなかったので、自分で思ってるほどは、小学校では
読んでないのかもしれません。

穴から見える空の青さが印象的なので、「かさどろぼう」の「雨」に
対して「晴れ」というのが、私の中の裏テーマ。

途中、土の中からいもむしが現れるシーンがあるのですが、
前列に居た男子が、「みみず?」と、つぶやき声にしては大きな声で
訊いてきたので、何が起こった?!と、私の方が気になって周りを
見まわしてしまいました。
(彼は、わりと大きな声でつぶやく癖?があるみたいでした)


どちらの絵本も、4年生は集中して聴いてくれました。


***


「あな」の過去ログはこちら 
絵本の栞で、「あな」について書いたことがありました 



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彼岸の入り

2018-09-20 17:17:58 | 想うこと

予報通り、昼過ぎから雨が降り出しました。

今日は彼岸の入りなので、夫とふたりでお墓参りへ。

‥と言っても、クルマで行けば10分足らず、自転車でも
十分行くことができる距離にあるうちのお墓‥川口から
東京方面への電車に乗ると、荒川を渡るすこし手前に、
進行方向左手に見えてくるお寺にあります。

通路を2つ分奥に入ったところに、むかし働いていた会社の
同僚が、若くして入ってしまったお墓があり、お盆やら
お彼岸の際には、必ず寄るのですが。(もちろん本日も)

「入り」の今日、午後2時前。
Tちゃんの居るお墓は、美しいお花が飾られ、お線香も
長い姿のまま灰になっていました。
いつ来ても、お墓は整えられ、お線香は朝いちばんにお参りが
あったことを教えてくれます。
それを見るたびに、胸がしんと沈みます。
Tちゃんのお父様、お母様、今日も朝起きてすぐに来たのだろうなと。



私は自分の手に持ってたお線香をその上に重ね、傘をすこし
首の方へずらし、語りかけました。来たよ。

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バスにのって おおきくなりすぎたくま

2018-09-18 18:02:47 | ひらきよみ(読み聞かせ)

14日金曜日は、2学期最初の「読み聞かせ」当番でした。

6年生のクラス、届ける絵本は『おおきくなりすぎたくま』。
13分くらいの長い本なので、1冊でもよいかなーと思いましたが、
最初にこちらの絵本を読みました。



色がとってもきれいで、結局バスには乗らなかったのに
「バスにのって」というタイトルも大好きな絵本♡
短いけれど、独特なリズムというか雰囲気をわかり合えるのは
高学年かなーと思っています。


そしてメインの絵本へ。


(存在は知っていましたが、私自身にとってもお初の絵本。)


分厚くて持っている腕は若干疲れますが(笑)、場面ごとの区切りが
短くて、文章も読みやすい場所に配置されています。

物語の舞台は開拓時代すこし後のアメリカ西部でしょうか‥。
ジョニー君はまだ子供なのに、銃を持っていますものね。

今回はそういう背景はいっさい話さないで読み進めましたが、物語が
しっかりしているので、時代背景や環境が違っていても、6年生も
違和感なく受け入れてくれたように思いました。


大きな熊を一発で仕留めて、毛皮を納屋に貼りつけたいと思っていた
ジョニー君が森で出会ったのは、食いしん坊の子ぐま。
家の台所だけでは飽き足らず、近所の畑や納屋まで食い尽くしてしまったので、
とうとう森へ返すことに。
でも、いくら遠くまで行っても、くまはジョニー君の家に舞い戻ってきて
しまうのです。

最後の決断を迫られたジョニー君は「ぼくがやる」と、北へ向かって
くまと一緒に歩きだします‥。



試し読みの段階で、すごーくドキドキしました。
ジョニー君の心中を察するに余りあり‥。

教室でも、声には出さぬとも、6年生たちが成り行きをしっかり
見守っているのがよく伝わってきました。
空気がぴりっとして‥そして最後の急展開で、ふわっとゆるみました。

良い絵本だったねと、その日のお当番さんたち言い合いました。



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縫う、つなぐ−がまぐちづくり@らふと

2018-09-10 16:50:49 | 好きなもの・講座やワークショップ

昨日は、らふとのワークショップに参加しました。

縫う、つなぐ−がまぐちづくり

がまぐちといえば‥宮本佳緒里さん! 
前回の、ヒナタノオトさんでのワークショップでお会いしてから
4年もたっていました。



今回は、中がまぐちに挑戦です。

まずはたくさんの布の中から好きなものを選んでいきます。
6名のうち5名はすでにがまぐち作り経験者だったので、席に着くなり
布の入った籠をあさり始めました(笑)。

私は、縞がらがすぐに目に入ってきたので、しましまシリーズでいこうかあと
最初はこんな布つなぎを考えました。



で、実際に縫いはじめてみると‥こんなふうになりました。



ここまでくるのに1時間半ちょっとだったでしょうか‥黙々と、かなり集中して
縫いました。

今回は初めての中がまぐちだったので、裏側は、各自が選んだ布を
宮本先生が、ミシンで縫い合わせてくれるとのことで‥私は早々に、表面でも
ぜひ使おうと決めておいた印象的な赤い布(ラオスのものだと教えてもらいました)と
一瞬で、目に留まった動物柄を組み合わせました。



はい、こちらがその裏面です。かわいいですよね~。

そして、表面の完成はこちら。



下側をぎりぎりまで活かし、黒い布の面積を広くしたほうがよかったかなーとも
思いますが(そして右側の黄色い布をもう少し見せてもよかったかなーとも)、
まあ、満足の出来上がりです。





ワークショップが始まる前の14時過ぎのらふとのお庭。
縫い終わった夕暮れに外に出てみましたが、もうすっかり秋の空に変わって
いました。あと1ヵ月とすこしで、今年も「工房からの風」ですねー。

いつもは眠っている脳の部分が活性化されたようで笑、体の隅々にまで
気持ちのよい風が行き渡っていくようでした。

宮本先生、らふとの宇佐美さん。
このたびもどうもありがとうございました。楽しかったです♡

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誰も知らない世界のことわざ

2018-09-08 14:58:45 | 好きな本

ここ3年ばかり、夫からの誕生日プレゼントは本が続いています。

最初は欲しい、欲しいという声が(やっと)届いたのか‥(笑)


昨年は、絵も面白かったからと、こちらを。


そして今年はこの本を。


へえー面白そうだねえと、さっそく読み始めようと思い
ふと思いだしたのが、昨年の本を読了したのかどうか??ということ。
眠る前にすこしづつ読もうと思って、寝室の机の上に置いたきりに
なっていたのでは???

どこまで読んだのかさっぱり思いだせなくなったいたので、
なんとなくここかな、というページから読んでみたら、
なんかとてもするすると頭と気持ちに入っていき‥もう一度
最初から全部読みなおしました(笑)。
そして、面白かったです。

なかでも私が気にいったのは、こちらのページ。


ある日はハチミツ、ある日はタマネギ
英語で言うところの、You win some,you lose some.
(勝つときもあれば、負けるときもある)

アラビア語版では、それをハチミツとタマネギにたとえています。

人生(にしろ何にしろ)は、うまく行く時もあれば、行かないときも
ありますよね。

そして、ガーナの一部族の言語、ガー語のことわざ。


水を持ってきてくれる人は、そのいれものをこわす人でもある

遠くの井戸や川まで長い距離を歩いて水を汲みに行く人こそが、水を入れる
土器を最もこわしがちだということ‥。

何かを成し遂げようとして努力して、その最中にうっかりミスをしてしまうこと
誰にだってあるし、そういう人を周りの人は批判するべきではない、ということですよね。



この他にも、フィンランド語の ウサギになって旅をする  とか、
フランス語の、ザワークラウトの中で自転車をこぐ  とか、
スペイン語の、ガレージになかにいるタコのような気分 とか、楽しいことわざが
たくさん載っています。

ちなみに日本語のことわざで紹介されているのは、2つ。
サルも木から落ちる と、猫をかぶる でした。
日本人は、猫となるとちょっと夢中になってしまうようです。猫に関係した俗語が
たくさんあります、の後に「猫が茶を吹く」「猫がくるみを回すよう」「猫に傘」
「猫も杓子も」と続いていましたが、茶を吹くとくるみ回し、私は聞いたことも
読んだこともないように思うのですが‥一般的な言葉なのでしょうか‥?



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