昨日15日金曜日は、今年最後の小学校での
読み書きせ当番で、6年生のクラスへ行きました。
インフルエンザで休んでいる子が多いらしく、
男子は遅れてきた子を入れて6人で、通常の半分
と言ってました。そんな雑談から始まって‥
最初に読んだ絵本はこちら。
おざわとしお再話 赤羽末吉画の組み合わせは
前回の『かちかちやま』もそうでした。
『みるなのくら』もそうで、そっちは何度も読んだことが
ありましたが、『うまかたやまんば』は、私は初めて
読みました。(自分だったらまず選ばないような絵本に
出会えるのも、選書を統一しているメリットだなと
思いました)
突然現れた「やまんば」に、荷物はもちろん大切な馬
まで食べられたしまった「うまかた」。逃げた先は、文中には
なかったけれど、やまんばの家。途中で縦長の画面になって、
天井の梁から、カヤを1本抜いて、やまんばの甘酒やもちを
うまかたがこっそり食べてしまう場面が一番わたしにはツボ
でした。
特に‥
「おれのあまざけ のんだやつは、だれだ」とどなりました。
うまかたが、「ひのかみ ひのかみ」と ささやくと、
「ひのかみさんが のんだんじゃあ、しかたねえ。そんなら、
もちでもやいて くうか」
というやりとりの ひのかみ ひのかみ を読むのが
楽しかったです(笑)
2冊目はこちらの絵本。
こちらも選書で決まっていた絵本で、私は初めて
読みました。ボランティア仲間でよく読んでいた方が
居たので、最後まで読んだあとに、本を上下返して、
反対からまた読み始めるという仕掛け絵本であることは
知っていたのですが。
上下を持ち換えてまた読み始めたときに「おおっ」とか
「あー」とかの反応をちょっと期待していたのですが(笑)
私の行ったクラスでは、淡々と、まったく淡々と、静かに
聞いてくれていましたね。
一緒に笑ったり、声を出してこたえを言ってもらったり、は
楽しい時間ですが、静かにじっくり聞いてもらうのも、
それはそれで良い時間だったと思います。
本日は読み聞かせのお当番でした。
前回小学校に行ったのは11月17日だったので、
まだ1か月も経ってないのに、なんだか久しぶり感が
ありました。
3年生の教室で2冊読みました。
最初は、『かちかちやま』
2019年11月に、やはり3年生の教室で読んでました。
まあ悪いのは、豆をまいているおじいさんに最初に
ちょっかいを出したたぬきなんですが‥おじいさんも
たぬきを家に持ち帰らなければ、とか、おばあさんも
たぬきの口車に乗って、縄をほどきさえしなければ、とか
ついつい思ってしまいました(笑)。
おじいさんも、おばあさんとたぬきだけを置いて
出かけなければよかったのに‥とかも。
災いをもたらしそうなもの、悪い影響を受けそうな物事には
近づかないというか、避けて通るというか‥。
でもそんなに用心深かったら、この物語は始まっていかない
ので、私的考察はこのあたりにしますが(笑)。
今回、教室でいちばん笑いがおこったのは、たぬきが
おばあさんに化けておじいさんを待っているページ。
「ばあじる くったし、あわもち くった。ながしのしたの
ほねを みろ」
と さけぶと、もとの たぬきのすがたになって、やまへ
にげていきました。
絵は、ページ最後の文章↑ に合わせて、元の姿に戻った
たぬきが描かれているので、「ぜんぜんおばあさんに化けて
ないじゃん」と3年生。
私が好きなのは、うさぎのこのセリフ(3年生も二回目の繰り返し
の時には笑ってましたね)
「たぬきどんよ。うさぎだって ひといろじゃ ないんだぞ。
かややまのうさぎは かややまのうさぎ。どうがらしやまの
うさぎは どうがらしやまのうさぎ。そいつは おれじゃないさ」
2冊目は、こちらもあらかじめ選書で決まっていた
『なにのあしあとかな』
小学生と楽しむのには、ちょっと簡単すぎる?と
思いきや、これがなかなかどうして難しく、
何の足跡なのか、すぐにはわからないので、教室内は
だいぶ盛り上がりました(笑)。
わたしは、カバがいちばん難しいのでは?と思って
ましたが、クラスでなかなか当たらなかったのはヤギ
だったかな。