my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

postal bag (5月30日再追記しました)

2018-06-30 15:04:07 | 好きなもの・Tシャツ

糸コトさんとのコラボレーション、postal bag
販売期間を6月30日までとさせていただきます。

どうぞ最後までお読みいただき、この機会に、散歩のお供の
ラインナップに(Tシャツ共々)加えてください。



こぎん刺しを軸に「糸と針でつくる愉しいもの」がとても素敵な糸コトさんと、
オリジナルデザインでTシャツを作っている我が BOOTS&STICKS が、
何か一緒に作れればいいねえ、何か一緒に作りたいねえ、と言いながら、
構想から早2年?!

やっとやっと、コラボレーションのバッグが完成しました。




名づけて「postal bag ポスタルバッグ」です。






昨年10周年記念Tシャツとして、切手柄がTシャツフロント左下にプリントされたものを
作ったのですが、それを見て、糸コトさんが、きらめきのひらめきで、こんなかわいいバッグに
仕立ててくれました。

Tシャツと一緒に着てもよし。(上の写真ですねー)

もちろんお手持ちのお気に入りと合わせてもよし。
    

 


両A面タイプなので、切手柄を前にしても、封シール部分を前にしてもどちらでも♪
封筒の三角部分はポケットになっているので、メモやハンカチなどが入れられます。


バッグ本体は表裏ともに綿100%、表の生地は11号帆布ダンガリー
外寸 縦(深さ)31.5cm 横(幅)24.5cm  内ポケットなし
ショルダーストラップ 全長 120cm
ループにストラップを通して、お好きな長さに調節していただけます。
(マグネットもファスナーもついていませんが、深さがあるので、物を入れた時の重さで下がり
中は見えにくく、物が落ちるような心配はないと思われます)
 

 

 




封シール部分は、全部で4種類。どれも糸コトさんによるこぎん刺しです。
(台布 麻100% 刺し糸 綿100%)

①ミドリ


②ブラウン


③ピンク


④ブルー




切手柄も全部で4種類。

ピサの斜塔


エッフェル塔


自由の女神


ミシン


絵柄の色は、赤 青 緑 茶色 紺色など、お好きな色をお選びください。
また、消印のある、なし、も選べます。

*たとえば‥冒頭写真のバッグの場合‥
「封シールは④のブルー 切手柄はピサの斜塔 赤色プリント 消印あり」となります。


どの封シールを選んでも(切手柄を選んでも)、お値段は3800円(税込)です。

4種類ある封シール部分のこぎん模様は、画像にある現品各色1点づつです。

ご希望により、こぎん模様を刺して製作致しますが、手で作るものなので、
画像作品と「まったく同じもの」ではなく、「ほぼ同じもの」と
ご理解いただければと思います。(材質、柄、色は基本部分は同じです)
また、本体bagからの製作になった場合、お時間いただくことをご了承願います。


 
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好きなものにかこまれたい

2018-06-27 16:51:29 | 好きな本

先月、日本民藝館で、柚木さんの本を買った後で、
他の本も見てみたいと思い検索したところ、この本が見つかりました。



図書館で予約、予約♪ と思ったら、なんと地元川口市の図書館には
1冊もなく、近隣の図書館からの「お取り寄せ」となってしまい、
待つことおよそ1ヵ月。
(すごく厚くて持って帰れなかったどうしよう、なんて心配はいらなかった
フツーの本でした。川口市にもぜひ備えて欲しいなあと思います。)


2014年10月刊行とのことで、2013年の世田美術館で展示した作品が
「最新作」といった感じで載っています。
WORKSSTUDIOとともに、この本ではCOLLECTIONと題して、
柚木さんご自身が集めたものが、アトリエや家の様々な場所に飾ってある
のですが、それらがとても見応えがあり、とても楽しいのです。

たとえば、お菓子についていたリボン(リボンも袋も箱もきれいなものは
捨てられないとのこと)

たとえば、海外の蚤の市で買った車のおもちゃ(うちの店長が絶対に欲しがる)

たとえば、紙製品(封筒やノートなど)、タイル、粘土の人形、陶器、お面‥。



そして、柚木さんはこう言います。

「箱にしまうとわざわざ見なくなる。だからこうやって全部並べる。
毎日顔を合わせるでしょ、そうすると元気が出るんだ」

「すべては直感だよ。ものにも波長があるからね。自分と合うもの、
合わないものがある。好きなものに理屈はいらないよ」

ふむふむ。なるほど~そうですね。


コレクションの写真には、どれも含蓄のある柚木語録が添えられて
いるのですが、一番こころに刻みたいと思ったのはこの言葉です。

「ものを選ぶということは、自分に自信を持つことなんだ」



わたしが大切にしているものは何だろう。
わたしが慈しんでいるものは何だろう、好きなものは何だろう。

本にしても、服にしても、装身具にしても、音楽にしても、そこには
自分自身が映っているということですよね。

理詰めではなく、しなやかな直感を信じて選んだものに囲まれて
気持ちよく過ごしていかれるよう、ブログ開設記念日の今日、このログを
記します。



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本のある風景

2018-06-18 17:28:47 | 好きなもの・音楽や本

すこし前の、ことり文庫さんのインスタで知った
児童書(といういい方でよいのかな?)2冊、読んでみました。


最初に読んだのはこちら。表紙の絵がステキなので、なんか
お話もそんなようなのを期待してしまいますが、、、重いです。


妻を病気で亡くしたことから立ち直れず、殻に閉じこもって
レモンの研究書を書くことに没頭している父と、二人暮らしの
主人公カリプソ。
傷つかずに一人で生きていくために、人を信じすぎないように
「強い心を持たなくてはいけない」と父から言われ、自分だけの
図書室にこもり本を読むことだけに時間を費やす‥。

でも、本好きの友達とその家族の助けを借りて、最後には再生への
道が開かれていくので、胸をなでおろして本を閉じることはできたの
ですが‥それにしても、モンダイのある家族を支える子供たちのための
セラピーまであることを、この本を通して知りました。



もう1冊は、こちら。
『レモン~』に比べれば、こちらはもう少し下の学年からでも読める内容で‥
大人だったら一日かからずに読んでしまうけれど、考えさせられることが
いくつもありました。


ひとり親家庭の春菜は、自立支援センターの中にある「あけぼの住宅」へ
引っ越してきて、隣にある建物に足を踏み入れ、そこが「図書館」という
ものだと、小学5年生で初めて知ることに。

引っ越しを余儀なくされてきたので、掛け算の九九も満足に言えず、
国語もだいぶ遅れていて‥そのせいで、教室に座っていることも苦痛
だったけれど、図書館と、友だちの存在によって、本も勉強も好きに
なっていくというお話。



本が好きな人は、たくさんの本がある図書室や図書館が大好きで、
そこに流れる静かな気配と、本を読んで居るときの、「たったひとり」と
いう感覚も、きっと好きなのではないかと思うけど。
そこを出て、帰る場所があるという「安心」があってこそだよね、と
強く思いました。

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ふるやのもり おとうとは青がすき

2018-06-15 18:42:49 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今日は5年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。

本日5年生に「届ける絵本」を最初に読みました。


むかしからある定番中の定番。
田島征三さんのデビュー作だと知りちょっと驚きました。
当時は暗い色合いや土俗的な絵が子どもには向かないのでは?と
いう意見もあったらしいですが、私自身も幼稚園の時に先生に
読んでもらったような記憶がうっすら残っているくらいなので、
子どもには面白い絵本として受け入れられたのでしょう。
(細かいストーリーは忘れてしまっても「ふるやのもり」という
タイトルも印象に残っていました。)

そんな思い出がありつつも、娘にも読んだ記憶がなく、小学校の
教室で読むのも、今回が初めてでした。意識的に避けていたわけでは
ないですが、なんとなく‥。


じいさんとばあさんが飼っているいるこうまを狙っているのは
どろぼうとおおかみ。
老夫婦が住む家は古く、かぜふきゃ ふるう、あめふりゃ しみる。

二人は どろぼうよりも、おおかみよりも、ふるやのもりが、
いちばんこわい と言います。

それを聞いていたどろぼうとおおかみ。
「このよで、いちばん こわいという、ふるやのもりと いうもんは、
どんな ばけものだろう」と、きもが ふるえるほど こわくなって、
からだをちぢめておりました。

最初のこの部分がわからないと、話が進んでいっても面白くないと
思ったので、導入部をゆっくりと、丁寧に読んでいきました。

読み終わって、「ふるやのもり」の「もり」が、雨漏りのことだって
わかりましたか?と訊いてみたところ、うんうん、と頷いてくれました。




2冊目は、写真絵本を選びました。


だいぶ前に、どこかの学年で読んだような気がする‥と思って調べてみたら
2012年5月に、6年生のクラスで読んでいました。(ブログに記しておくとこういう
時にとても便利ですね~)

アフリカの色のお話、とサブタイトルにありますが、絵本の舞台となったのは
ナイジェリア。
今回のサッカーワールドカップの出場国の一つであり、そのユニフォームが
かっこいい
と話題になっているというマメ知識も披露してきました(笑)。



あらたまって机にむかって、教科書ひらいて、という「おべんきょう」ではなく、
こういう5.6分くらいの短い絵本からでも、世界の文化や習慣に興味を持って
くれたらなあ、なんて思って選びました。

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かえるぴょん ラチとらいおん あいさつってたのしい

2018-06-08 16:21:36 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今日は読み聞かせ当番の日。
ひとりで2年生のクラスへ行き、絵本を3冊読んできました。

2年生に「届ける絵本」は、『ラチとらいおん』。
7分~8分くらいかかるので、同じ長さのものをもう1冊選ぶか、
あるいは、短い絵本を2冊選んで、ラチとどう組み立てるか、で
迷いましたが‥後者を選び、3冊持っていきました。



最初に読んだのは、こちら。


昨年も今頃に、低学年のクラスで読んだのですが、
2分半くらいで読みおえてしまう、とても単純な内容なのに、
聞いている子たちは、けっこう楽しんでくれる本なのです。

池からぴょんと飛び出したかえるが、おやねてっとう
ぴょーんと飛び移り、次に雲まで飛んで、雲の上で「準備体操」。

 とぶよ とぶよお ヨーイ

と勢いつけて おつきさまに ぴょ~ん

さすがに届かず、最後は もとの いけに ぴょん


これだけのお話なんですけどね(笑)。



2冊目に本日のメイン。


もう何度、教室で読んだでしょうね~。

でも、今までは6年生のクラスで、3学期に読むことが多く、低学年のクラスで
読むのは、実は今回が初めてでした。

クラスの半分くらいの子も、「知ってる~」というおなじみの絵本。
6年生で読んだときよりも、さらにゆっくり読んでいきました。

今日のクラスの子たちがいちばん反応していたのは、最初の方‥ラチがとても
こわがりで、おまけに、ともだちさえ こわいのです。だから みんなは、
ラチを ばかにして、あそんでくれませんでした。 のところでした。

読み終わったあとに、「こんならいおん欲しい?」と訊いてみたところ、
意外にも、欲しい!と言った子は少数派でした。
「じゃあ、らいおんの代わりになるようなもの、持ってる?」と言ってみた
ところ、これといった声は聞こえてきませんでした。
(そうだよね、2年生だものね、そんなこと意識してなくていいんですよ。)


最後は、買ったばかりのこちらの絵本。


家で読むのなら、幼稚園にも行っていないくらいの、ほんとに
小さい子と楽しむのに、ちょうどよい内容だと思います。

「お・は・よ・う」

おはよう って いいながら くちを すぼめていたら‥

ことりに なっちゃった!


「いた・だき・ます」

いただきます って いいながら りょうてを あわせて いたら‥

りすに なっちゃった!


といった具合に、ページをめくると「動物」に変身していくのを
当ててもらいながら読んでいくのも、楽しいのではないかと思い、
選んでみました。


ぴょんぴょんはねていたら‥ と、簡単な挨拶もあれば、
あたまをさげていたら‥ と、当てるのが難しい挨拶というより
言葉も、ありました。

機会があったら、1年生のクラスでも読んでみたいと思います。



来週はまた高学年。届ける絵本は『ふるやのもり』と決まっているので、
練習しなければ。

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