日曜日に行った、絵封筒展。
無料招待券効果なのか、それとも、やっぱり手紙よね~と思う人が、世の中にはたくさん
居るということなのか…私の想像をはるかに越えて、たくさんの方々でにぎわっていました。
絵封筒は、簡単にいえば、手紙を出す封筒に自分で絵を描いたり、色を塗ったりしたもの。
絵てがみとどうちがうのかといえば、表面に住所を必ず書かなければいけないということと、
切手を貼らなければならないということ。
そういう制約があるがゆえのおもしろさが、どの封筒にも十分発揮されていました。
たとえば、切手の絵柄を何かに見立てたり…額縁に入った絵とか、絵柄の続きを自分で
描いたり…花だったら同じ花をいくつも描いてお花畑みたいにとか、切手の四角い形を利用して
凧に見立てたものもありました。それで、ひもの部分に細長く住所を記したりとか。
絵封筒展のサイトでも説明されていましたが、もともとこの絵封筒を始めたのは、絵本作家の
デビット・マッキー氏。そしてその試みを、イギリス在住の絵本作家、きたむらさとしさんが知り、
きたむらさんご自身も、たくさんの絵封筒を描くことに…。
マッキーさんから、きたむらさんに宛てた絵封筒の中に、短い文章が入っていて、ムムこれは…
と思ったきたむらさんが、その文章の続きを書いて、もちろん絵封筒に入れて、マッキーさんに
返送して、そしたらまたその続きが送られてきて…ひとつのお話絵本になったという作品も
展示してありました。
他にも、スーザン・バーレイや、サラ・ファネリ、日本の方なら、ささめやゆきさんや、
早川純子さんのも…。
封筒だけを目で追っていって、この絵はもしかして?とあとから作者名を見て、当たっていたときは
なんだか嬉しいです。
私は購入しなかったのですが…絵封筒の作品集もでていました。 efuto