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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

こころの窓

2005-07-01 14:59:47 | 好きな絵本

 谷川俊太郎さんの詩に、長新太さんの絵。
めの まど あけろ 福音館書店



 はじめてこの本を見たのは、たしか図書館の棚でした。
素敵なタイトルだなと思い、手に取ると、作者は谷川俊太郎さん‥。
やっぱり、と思いひとりでにやにやしました。

  めのまどあけろ
  おひさま まってるぞ


と始まり、服を着て、顔を洗って、おもちゃで遊んで‥と
1日の生活が過ぎていき、お風呂に入って、夜またおふとんに入るところまでを、
とてもリズミカルな詩で綴ってある本です。
 詩の印象が強かったせいか、最初のうちは長新太さんの絵を
まるで意識してませんでした。その頃自分が勝手に持っていた、
「長新太イメージ」とは異なる絵だったからかもしれませんが‥。

 でも、何度も何度も読んでいるうちに、「この絵」があってこその
「この本」なんだと実感するようになりました。
 どのページの絵も、色が鮮やかなことと、細く黒い線で縁取られている
イラストが、小さい子の目にははっきり映るからなのか、
2、3歳頃の娘のお気に入りの1冊でした。


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6 コメント

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Unknown (山猫編集長)
2005-07-01 22:32:07
「めのまど」・・谷川さんがそう口にした時、すでにこの絵本はできあがってしまったと言ってもいいかもしれませんね。(^^)

「目」って、「窓」だったんだ!

その発見!その感激!・・はは。絵本とはそういうものなのかもしれませんね。

不思議ですねぇ。。。

この絵本は、長さんはすごくまじめに描いてますよ。(^^)谷川さんの絵本の時は、少しまじめモードになっちゃう長新太さんデス。(^^*
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味わうほどに (ruca)
2005-07-04 13:27:01
ほんとにそうですね。「絵本のよろこび」?って

発見・感激・かみしめ・また発見の繰りかえし

ですね。



余談ですが、本の中ほどに出てくる「どろぼう」の腰がひけてるシルエットが、うちでは人気が

ありました。
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読んでみたい! (percy)
2005-07-16 23:56:06
ご無沙汰しています。

以前、長新太さんの「つきよのきゃべつくん」のときにコメントを書かせていただいたものです。

時折、拝見させていただいています。

いろいろな絵本を知る機会となっており、大変楽しんでおります。

そして、このなかでも、この「めのまどあけろ」という題名に私もひかれました。今度、図書館で探してきます!長新太さんの絵というのも、楽しみ!

また遊びに来ます!
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Unknown (ruca)
2005-07-17 18:00:06
percyさん、こんにちは。

私も時々遊びに行ってます。(今日はコメント残してきました)



percyさんのところは、お子様たちまだ小さくて…、時々うらやましくなります。うちの娘も保育園に行っていましたが、その頃は早く大きくなって、学校へ行ってくれないかなあと思っていたのに…。小学校へ行き始めると、なんだか加速度的に大きくなっていくようで…待って、待って、みたいな感じが時折します。まあ、親の身勝手な言い分なんですが。



‥‥「めのまどあけろ」18ページの たらこ かずのこ で始まるところは、ぜひラップ調で読んで下さいね(笑)
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TBさせていただきました (フラニー)
2006-02-09 15:12:23
コメント・TBありがとうございました。

この絵本は、今まさに1歳の次女のお気に入り本で、何度も読まされて、私もそらで言えるほどになりました。

最後まで文が読めるページは限られているのですが、たらこ かずのこはその一つです。

まさにラップ調で、節つけて読んでいますよ。とても楽しい・・・。

また立ち寄らせていただきますね。





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ありがとうございます (ruca)
2006-02-10 17:07:35
フラニ‐さん、こんにちは。



早速遊びに来てくれてとても嬉しいです。

ありがとうございます。(TBも)

1歳のお嬢さんがいるなんて、とってもうらやましいです。私ももう一度、それくらいの年頃の子と絵本を読んでみたいこの頃です。
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