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ドイツ語強化月間(笑)6

2008-10-18 19:48:52 | ドイツ語強化月間(笑)
これまでのところそんなに珍しい話は無かったと思いますが、この辺からだんだん「ドイツ語っぽい」(?)話になってきます(たぶん 笑)。
子音の続き、ちょっと注意が必要なモノ。

「R アール」

Rabe ラ'ーベ (大型のカラス)
Ritter リ'(ッ)ター (騎士)
Reue ロ'イエ (後悔)

カタカナで見ると「英語と同じじゃん?」と思うんですが、実は違います。
英語のRは舌の両脇を緊張させるようにして出しますが、ドイツ語のは
 ①「ルルル...」と巻き舌で出す
か、
 ②口の奥の方に響かせて出す 
かのどっちかです。

①については、原理的にはスペイン語とかイタリア語とかのRと同じ(あそこまで派手にはやりませんが)。口を軽く開け、舌を上顎に近づけて勢い良く息を出し、舌を震わせて出す音です。

②は舌を下の歯茎につけ、奥側を持ち上げる感じでノドを狭くして勢い良く息を出し、口蓋垂(のどちんこ)の辺りを震わせるようにして出す音です。後で出てくるGとかchとかの発音に近い音で、実際日本人の耳には、「ガ」とか「ハ」のように聞こえると思います。

...って説明されてもよく分かりませんよね(笑)
まあ、何か機会があったら、実際に聞いてみて下さい。
どちらにしてもポイントは「勢い良く息を出す」というところでしょうか。基本的にドイツ語は英語よりも(もちろん日本語よりも)強く息を使うとお考えいただいて良いかと思います。
ちょっと練習してみますか?

Rose ロ'ーゼ (バラ)
rot ロ'ート (赤い)

一発でできた方はスゴイです。私は、どっちのRもちゃんとは『できません』(笑)
まぁ、努力目標ってとこですかね。いざとなれば英語のRでも誤魔化せるので大丈夫です(何が 笑)


ところでRの発音について、前に(このシリーズ(?)の3話目で)もうひとつ書きました。
母音の後のRは「~ァ」と読む、って話です。

Tuer テュ'ーァ (扉) 《ueはuウムラウト》

この「~ァ」は、ものすごく単純化して言ってしまえば、「言いかけのR」。つまり、口の形はRで、ただし音を震わせない、こもった音です。
ドイツ語の「A ア」は大きく口を開け、舌を下げて発音する、澄んだ「ア」なので、それとは全然違います。(Rとも違いますが)
日本語ではどっちも「ア」ですし、慣例的にそう書くので私もそれにならってますが、カタカナだけを見て「ア」と発音するのは私はお勧めしません。むしろRを言うつもりで、あいまいにぼかすくらいがいいんじゃないかと思います。


さて、ドイツでレストラン(Restaurant レストラ'ーン ←外来語なので読みがちょっと特殊)に行ったら、まず飲み物(Getraenk ゲトレ'ンク、ae=aウムラウト)を注文ですね。たいていはビール(Bier ビ'ーァ)になると思いますが、昼間っからビールはちょっと...という方は、ラ'ードラー Radler(Rad ラ'ート=車輪状のもの。自転車で行く人、の意味。ビールのレモネード割りです)などいかがでしょう?
そうそう、最後のお支払いの時には勘定書き(Rechnung レ'ヒヌング)の確認をお忘れなく。ドイツはかなりクレジットカード(Kreditkarte クレディ'ートカルテ)が使える方だと思いますが、地元の人が多い食堂や居酒屋のようなとこでは使えないこともありますので、もし必要があれば、入る前にあらかじめ訊いた方がいいかもしれません。