Living with a season! ~季節のある暮らし Vol.1~

福岡県で、料理&テーブルコーディネートの教室「Coordinare」を主宰するLEAFが綴る、暮らしを楽しむコツ。

お話がおいしそう

2008-04-28 23:55:48 | 日々のこと
先日のレッスンで、何気なくお料理のお話をしていると、ある生徒さんが「すごくお話がおいしそうね」と仰った。
話の内容から、その料理のイメージが頭の中で膨らんで、すごくおいしそうな感じがするのだそう。
「お話がおいしそう」という表現、いいな。

2008年4月のレッスン 3

2008-04-28 23:06:52 | レッスン フラワーアレンジメント
今月のお花は「大人色」です。
ダリアの深い深紅色に合わせて、お花を選びました。
ミニダリア(同じく、深紅色)、八重咲きのガーベラも、大きなダリアと同じくらい、ゴージャスです。
同じ深紅色の百合も、珍しい。
フトイを折り曲げて使い、ちょっとモダンテイストに。

ダリアは、涼しい気候でないと、すぐに弱ってしまう。
ちょうどギリギリの気候でした。
無事でいてくれて、よかった。

2008年4月のレッスン 2

2008-04-28 23:02:58 | レッスン 料理
今月は、中華がテーマです。
上級クラスの内容を、ご紹介します

↓卵巻き蒸し
昔からある中華料理の前菜の、定番メニューですが、M師匠から教わったものは、現代風にアレンジされていておいしかったので、ご紹介しました。
薄焼き卵に、海老のペーストと、豚肉のペーストをのばして、巻いたもの。
辛子醤油で頂きます。
春は「滋養の卵」の季節ですので、春らしい1品です。色もキレイで、目にも楽しい一品です。



↓竹の子と鶏肉のサラダ
竹の子の季節ですが、サラダ仕立てで竹の子を頂く、ちょっと変わったメニューです。お醤油ベースのドレッシングで頂きます。木の芽もたくさんあしらって、春の香りのサラダです。


↓アサリと春雨のピリ辛煮
アサリのおいしい季節なので、中華風のアサリ料理をご紹介しました。
アサリのお出汁で、春雨を煮込んだもの。ピリッと唐辛子がきいています。
ご飯にも合う、1品です。


↓ジャガイモと大和芋のチヂミ風
これもM師匠の教わった1品。ジャガイモと大和芋をベースにした、チヂミのようなもの。中には、ホタテと、食感のジャガイモが入っています。
ししとうが、たっぷり入ったソースをかけて。


↓台湾風のさっぱり汁粉 紅白団子入り
日本のおぜんざいと違って、さらさらしています。甘さの控えめなので、食後にも頂きやすいですし、甘いものが苦手な方にも召し上がって頂けそうな一品。
白玉団子をミニサイズに作り、一つは白で、一つは食紅を加え、紅色に。
全体の色彩が、なんともキッチュで気に入っています。


以上6品が、今月のお料理でした。

2008年4月のレッスン 1

2008-04-28 22:50:37 | レッスン テーブルトップ
今月は、中華をイメージしたセッティングです
ややモダンに仕上げましたので、「モダンチャイニーズのディナー」と言ったところでしょうか。

中華風のセッティングを作る時には、以下の事を意識されると、より「中華風の食卓」を作ることができると思います
まず、食器を選ぶときは、青磁や金、銀器などを選ばれること。カトラリーには、象牙箸、漆箸、銀製のモノなどを選ばれること、リネンには絹や、刺繍入りのモノを選ばれること。そして、色彩としては、赤・金・黄・緑・青磁色などを取り入れること。
全てを叶えることは難しいと思いますので、手持ちの食器やリネンの中で、意識して選ばれると、よりイメージを表現しやすくなるのではないか、と思います

今回、私共がイメージした食卓を、ご説明しましょう。
シーンとしては、季節は4月頃で、お夕食のテーブルです。
食器は、青磁の貝のカタチのモノを選びました。これは和食器なのですが、貝の形は、中国でも縁起物のモチーフで、「繁栄と収穫」を意味するそう。黒の紫檀のお箸には、貝で模様が彫られています。同じく青磁のレンゲを、ナイフレストの代わりを兼ねて、セッティングしました。テーブルクロスには、茶系のやや光沢がある素材を選びましたが、この上にアジアンテイストのマットを敷きましたら、やや存在感が薄れますので、青磁のお皿とマットの間に、一枚グリーンの葉をはさみました。こうすることで、食器とマット、クロスとの間に、メリハリが生まれます。
葉っぱ一枚のことですが、結構と効果を発揮します
このグリーンと関連して、ナプキンは、濃いグリーンを選びました。
キャンドルスタンドは、ゴールドで、ステムの部分が唐草になっているモノを選びました。唐草文様は、西洋からシルクロードを渡ってアジアに入ってきたモチーフの一つで、大陸をイメージさせる文様の一つです。
キャンドルの色は、春ですので、春らしいカラーの、アップルグリーンを選び、テーブルを明るいイメージにしています。テーブルのお花も、同系色のアップルグリーン&ホワイトで、まとめています。
手前にある貫入の入った8角形のボール&お皿に、お料理を盛って、取り分けていただくスタイルに。ちなみに8角も、中国では非常に重要な数字とされていて、中国的モチーフの一つとして使われます。ボールの下のお皿は、本来はディナー皿なのですが、一枚布をはさんで、上にボールなどを置いて使用されたり、ミニ蒸篭を置いたりすると、また違った印象で使い回しできるのではないでしょうか。

手持ちの食器を、いかにイメージを変えて使い回すことができるか。
それが、家庭で行う「テーブルセッティング」で一番大切な事だと思っています。
洋食器・和食器の垣根に捉われることなく、自由な発想でコーディネートしてみてくださいね!