Living with a season! ~季節のある暮らし Vol.1~

福岡県で、料理&テーブルコーディネートの教室「Coordinare」を主宰するLEAFが綴る、暮らしを楽しむコツ。

2008年10月のレッスン 3

2008-10-31 23:57:51 | レッスン フラワーアレンジメント
とっても可愛いダリアに出会ったので、今月はこの子達がメイン。
コサージュにして歩きたいくらい、可愛らしいダリアたち。
風船トウワタと、黒胡椒の実を一緒に活けて。
ハロウィンっぽいカラーになりました。


ある日は、エンジっぽいカラーも加えて。
これまた印象が違って、かわいい。


クラスのよって、ちょっとずつ揃うお花が違うので、毎回少しずつ変化があります。でも、それを見るのも、また楽しい。
色あわせ、花あわせは、無限大。

2008年10月のレッスン 2

2008-10-31 23:56:19 | レッスン 料理
今月のテーマは、中華です。
上級クラスの内容を、ご紹介します。

↓里芋の中華風ポタージュ
今月M師匠に教わった和風の小芋のスープからヒントを得て、アレンジした1品。
チキンスープがベースで、手に入りやすい里芋を用いて。
胡椒をちょっと強めにきかせ、身体も温まる1品。
秋のこの時期に、里芋などの粘りがある食物を頂くと、胃に粘膜ができ、冬を迎えるにあたってよいのだとか。


↓棒棒鶏(進化版)
しっとりとした棒棒鶏にする方法を学んだので、ご紹介。
家庭料理なのに、結構プロの味に鶏肉が仕上がっています。


↓豚肉と梨の中華風シチュー
数年前に、M師匠の教わり、定番になっている1品。
30分位しか煮込まないのに、梨の効果で、びっくりするほど、お肉を柔らかく仕上がります。ご飯に合う1品。


↓アグネス・チャン ラーメン(進化版)
昔、アグネス・チャンが紹介していた、香港の家庭での醤油ラーメンの作り方。
我が家の定番です。スープに茹で汁を用い、簡単に本格的な醤油ラーメンができます。進化版になったのには、とろとろ煮卵を学んだので。
ちょっとしたコツで、家庭で簡単に、ラーメン屋さんのような「とろとろ煮卵」が作れます。びっくりするほど、皆さんに好評頂いた1品でした。



↓イチジクのジェロ
師匠の教わり、とってもおいしかったので。
ゼリーというより、ジャムのような感じかしら。酸味のあるカスタードクリームが大人のデザートに仕上げます。秋らしい、色のデザート。


以上5品が、今月のお料理でした。

2008年10月のレッスン 1

2008-10-31 23:51:45 | レッスン テーブルトップ
今月は、中華のセッティングで、重陽の節句を表現しています。

重陽の節句は、本来は9月9日なのですが、それは旧暦でのお話。
現在の暦では、10月半ば頃を指します。
現在の暦で、9月9日と申しましても、まだ残暑も厳しく、秋の気配が感じられないので、あえて今月、重陽の節句をテーマに選びました。

そもそも「重陽の節句とは何ぞや?」という事から、お話しましょう。
重陽の節句は、菊の節句とも言い、中国から伝わった節句の一つです。
中国では、陰陽道が重んじられます。全てのモノゴトには、陰と陽がある。
(例えば、太陽は陽、月は陰という風に)数字においては、奇数が「陽」で、偶数は「陰」。9と言う数字は、最大の陽数であり、9月9日は、9が重なるので、「重陽(陽が重なる)」といい、とってもおめでたい日とされているのです。
なぜ、重陽の日に「菊」の花を愛でるのか?
中国では、菊は不老長寿の花とされ、仙人が住むところにのみ咲く花とされていました。9月9日に、菊の花びらを酒に浮かべて飲み、長命を願う風習や、女性は、菊の花に綿をかぶせて香りを移したもので顔や体を清めると、若さと美貌が保たれる、という風習がありました。この風習が、平安時代に日本に伝わり、宮中行事となります。天皇・貴族が宮中に集まり、詩を読み、菊を愛で、菊酒を飲み、長寿を願ったのです。後に、江戸時代になり、この行事が5節句の一つとなり、現在に至ります。

随分と前置きが長くなりましたが、今回のテーブルの主旨をご説明しましょう。
秋も深まってきたので、クロスは暖色系の深みのある赤を選びます。
ちなみに、「シノワ」の雰囲気を演出しやすい色味には、「赤」「黄」「金」などが挙げられます。注意しながらテレビを見ていると、中国が登場する映像は、結構この3色が中心になっている事が多いです。
位置皿の8角形の貫入皿は、フランスのモラン社のモノなのですが、シノワのセッティングの時は、8角形のモノを取り入れると、「シノワっぽい」雰囲気を演出できます。黄色のお皿には、龍のモチーフが入っており、龍は中国では縁起のいいモチーフなので、これまたシノワの雰囲気を演出するのにいいアイテムです。
お皿の上に、お皿を重ねる時は、下のお皿を傷つけない配慮をした方がよいので、今回は茶系のコースターと、菊の葉っぱを1枚はさみます。
グラスで菊酒を味わった後は、中国茶を頂きたいので、蓋付きの白磁の湯のみを用意します。
お箸は、紫檀のモノを選び、お箸置きはガラスなのですが、竹の節をイメージさせるもので、シノワの雰囲気を演出。
テーブルフラワーは、菊を中心に、秋のお花を。ケイトウなどを活けています。
今回のフォーカルポイントは、菊のカタチをかたどった菓子器です。
器自慢になってしまうかもしれませんが、この器を楽しんで頂きたいので。
本来は菓子器ですが、今回はこの中に前菜を入れて、楽しんでもらいます。
和食の場合だったら、煮物などを入れてもよいでしょうね。

器は、用途に捉われず、自由な発想で使うべきだと思います。
家庭のテーブルセッティング&おもてなしでは、特に。
だって、収納からも、手持ちの食器の数は限られます。
それを、いかに使いまわし、いろんなシーンで楽しめるかが、大切です。

スノーボール

2008-10-30 23:38:32 | 日々のこと 食べもの&おつかいもの
鎌倉山の料理研究家・ホルトハウス房子先生のお店の「スノーボール」を、Rさんのお友達から、お土産に頂く。
「鎌倉山」の空気を届けてくださり、嬉しい。
ホロホロと崩れながら、なんとなくバーボンの香りが口中に残る。
洋酒の使い方などが、ホルト先生らしい気がする。
上質な、大人のお菓子。

今月のティールームのお菓子は、パンプキンパイだったそうで、それはそれは、絶品だったそう。いいなぁ。
去年私達が訪れた時は、アップルパイだったっけ。
あれから1年。懐かしい。
ホルト先生のお名前を聞くと、なんだかスッと背筋が伸びる感じがする。
いい意味での「緊張感」を、鎌倉山のティールームは教えてくれた。

Rさんのお友達は、とてもお料理上手&センス抜群の方で、いつも色々な事を教えて下さるのだけれど、その方が「ホルトハウスさんと、佐藤雅子さんの著書が、私のバイブルよ」とお話くださる。
Rさんの本棚にも並んでいる本で、昔ざっと目を通した本。
もう一度、しっかり読まねば。

三田屋のハム&ドレッシング

2008-10-30 23:24:16 | 日々のこと 食べもの&おつかいもの
神戸の三田屋のハム&ドレッシング。
先日お教室で、コチラのドレッシングがおいしい!と話題になったので、興味津々で頂く。

ハムを敷いた上に、オニオンスライスをたっぷりかけて頂くとのアドバイスどおり、やってみる。
ドレッシングは、人参ドレッシング。
ハムに、オニオンスライスを巻いて頂くのだそう。

ドレッシング、メチャウマです。びっくり。
こんなに「人参」たっぷりな感じなのに、そんなに匂いも強くなく、おいしい。
色もキレイ!
もうちょっと、ハムを薄く切るべきでしたね。

シンプルな頂き方なのに、止まらないおいしさでした。

Sugar

2008-10-29 20:27:11 | 日々のこと 食べもの&おつかいもの
この美しい蝶々は、実はお砂糖なのだ。
フランスのお土産のお裾分けを頂いた。
感動☆

こんなにエレガントで、美しくて、甘美なモノがあるなんて。
さすが、フランス!
眺めているだけでも、しあわせ。

外国のお料理は、お砂糖を使わないので、甘いものをたっぷり頂いたり、コーヒーにお砂糖をたっぷり入れたりする文化がある。
だけど、お砂糖一つで、こんなに遊べるなんて、素敵。
日本では、最近お砂糖を入れる方の方が少ないので、和三盆のように、かじりながら頂くといいよ、と、アドバイス頂く。

昔フランスに旅行に行った時、スプーンのカタチのチョコレートがあって、なんて遊び心があるんだろう!と感動して購入したのを思い出す。
箱が可愛くて、まだとってある。
箱を眺めるたびに、「うふふ」と幸せな気持ちになる。

しばらく、このお砂糖を眺めて、楽しもう。


感謝の日

2008-10-29 00:07:07 | 日々のこと
今日は、1年で、一番感謝をする日。
お誕生日に寄せて、友人達からの心温まるメッセージに、胸がキュンとなる。
それぞれが、それぞれの世界で忙しくしている中、一瞬でも私の事を思い出してくれた事が、本当に嬉しい。
たくさんの人に支えられて今があるんだなぁ、本当にいい友達に恵まれているんだなぁ、と痛感する。
離れていても、いつも見守ってくれる友人達。
ありがとう。
ありがとう。
何度言っても、足りないくらい。

大人になると、驚くほど、1年が早い。早すぎる。
毎日を、もっと大切にしなきゃ。
「予定に追われないようにする」
この1年の、目標です。
予定に追われると、どうしても気持ちに余裕がなくなり、せせこましい人間になってしまう気がして、悲しいものね。
心豊かに、生きたいものです。
色々な事を脳裏に思い浮かべながら、1日を過ごす・・・。


写真は、大切なお友達の1人から頂いた、チョコレート。
今日の日付が入っている、限定のお品。
珍しいモノを頂き、嬉しい。
デザインも、かわいい。
「お誕生日に食べてね!」の言葉をきちんと守り、今日開封し、しみじみ頂く。
本当に、ありがとう。











2008年10月のお菓子教室

2008-10-27 23:20:03 | お菓子教室 Plasire
今月、土曜日のお菓子教室。
今月のテーマは「ジェノワーズ」(スポンジ生地)。
基本中の基本なんだけれど、そういうモノこそ難しいので、しっかりとポイントを伺う。

↓カボチャとキャラメルのムース(師匠作)

ハロウィンを意識された、大人のお菓子。
一番下が、ジェノワーズ。
周囲のスポンジ生地は、ビスキュイジョコンドという、アーモンドプードルの入ったスポンジ生地。食べ比べると、ジェノワーズとは全然お味が違う。
こういう種類のスポンジ生地があること、はじめて知った。
モナリザのモデル、ジョコンド夫人が名前の由来なんだとか。
中が、カボチャのムースで、トップがキャラメルのムース。
キャラメルのビターな感じが、とても美味。
そして、何に感動したかというと、色合いのお話。
ジョコンドの生地の焼き色部分を表面にしてあるのには意味があって、上部のキャラメルムースとの色合いを合わせるためだとか。
ただ「組み合わせて、作る」だけでなく、こういう細部にまで神経を集中させることの大切さを、あらためて感じる。何事も、意識が大切なのね。

↓洋ナシのクランブル

生の洋ナシに、クランブルをたっぷりかけて、オーブンで焼くだけ。
アツアツに、アイスをのせて、頂く。
クランブルは、何度も教えてもらっているのに、いざ自分で作るとなると上手にできないので、しっかり学ばせて頂く。
洋ナシは、生で頂くと、かぐわしすぎて、香りに酔っ払ってしまい、4分の1切れが限界なのだけど、こうやって頂くと、ムシャムシャと食べてしまう。
美味なり。

今回も、心豊かな、幸せな時間でした。
来月も、楽しみ!

WINE PARTY IN HAKATA

2008-10-26 23:19:51 | 日々のこと
お世話になっているインテリアショップLivingWayさんの、博多のショールームPROPOSTAで開催されたワインパーティーに、お招き頂く。
デジカメを忘れてしまった自分を悔やむが、それはそれは素敵な空間でした。
http://www.proposta.net/index.html

築40年の建物をリフォームしたという説明を受けたが、とてもそうとは信じられないくらい、モダンな空間。
中庭のモミジの木が、2階まで伸び伸びと育ち、素敵。
そんな素敵な空間の中、MONDOさんのイタリア料理、ENOTECAさんセレクトのワイン、Le Point Fromagerieさんセレクトのチーズ、それとオーディオショップ47のスピーカーが奏でる心地よい音楽と、ギャラリーM.A.Pさんセレクトのアートを楽しむ。
お料理が、本当においしかった。
「全種類、食べてくださいね~」とのお言葉に甘え、かなり色々頂いてしまった。
サンマを使った前菜、サバを使った前菜が、かなり美味。
カポナータも、お茄子の味が濃く、美味。
トリッパを頂き損ねたのが悔やまれるが、ラビオリもおいしかったし、デザートのティラミス、マチェドニアも美味。
ぜひ今度は、しっかりと、味わいたいお料理だった。
普段はなかなか体感する機会がない、B&Bのソファに腰掛ながら、ワイン片手にお友達と楽しい会話を楽しむ。
高級な家具は、やっぱりいいのね、と痛感。(とても買えないお値段なのが、残念だったが・・・)
久々に、極上な時間を味わえて、幸せな一日だった。