A Day In The Life

日常のあれこれなどを・・・

ずっと昔のアイマール・インタビュー(2005年12月8日・マルカ)

2006年02月09日 03時14分21秒 | インタビュー(Entrevista)
オフィシャルの怪我レポートを見ると憂鬱になっちゃいますね。9人も名前が挙がって
いて、ビージャの他には、ダビ・ナバーロとカニサレスは昨日からですが、今日は
アルベルダまで・・・。ビージャもナバーロもアルベルダも全員右足大腿の
isqiotibialesのオーバーロードです。

さて、水曜日のニュースは夜書くことにして、去年12月にマルカに載ったアイマールの
インタビューなんですが、マルカ日本語版に載りましたっけ(見落としたかな)?
冬休みに訳してあったのですが、一月は騒動が多くて載せるタイミングがなく、
もう二月。せっかく苦労して訳したものなので載せておきますね。WSKのインタと
重なる部分があるように想像していますが、どうでしょう? まだ雑誌の注文を
ためらっている私、内容がだぶっていなければ、話題のDVDといっしょにアマゾンに注文
してみようかな。




-サビオラ、レキ、メッシ、リケルメが、アイマールはジダンよりも良い、少なくとも同じレベルだと言ったことがありますが、そのことについてどう思いますか?

彼らは、友人たちだ、チームメートか知人だよ。試合の時ににアルゼンチン人選手にアルゼンチン選手のことを聞いたら、僕らは普通良いことを言うよ。僕らは友人同士だから、いつも良く言うものなんだ。
はっきりしているのは、レアル・マドリーで今年疑問視されているけれど、ジダンには年齢は関係ないということ。誇張でもなんでもなく、ジダンのレベルは、大多数の選手よりも上だ。結果だけを求める人たちもいるけれど、美しさという意味ではジダンにボールが渡るところを見るために、試合に足を運ぶだけの価値がある。それだけではなく、マドリーの試合でジダンが方向を変えたりするのを見るために、テレビの前で90分を過ごす価値はある。以前のほうが良かったことは確かだけれどね。

-そしてアイマールは? 今どんな調子ですか? 2試合をベンチで過ごしたわけですが。

調子はいいよ。僕がいるチームは、選手たちがみんな同じぐらいの力を持っているんだ。僕らは28人いて、毎回10人は召集されない。召集リストに入るのは簡単なことではない。そしてときどきは自分の希望に反して、他の選手がプレーすることになる。できたら90分プレーしたいし、それが僕の希望だけれど、この2試合はスタメンでなかったし、必ずしもそれを悪く取る必要はない。外から助けようとすることが大切だ。

-高い資質を持ち、好調を維持してバルセロナに入ったメッシを羨ましいと思いますか?

偉大なチームでプレーを始めるという経験なら、僕もしたことがあるよ。17歳でリーベルでプレーを始めたけれど、リーベルをすべてを勝ち取ったチームだった。オルテガ、ガジャルド、フランチェスコリ、サラス・・・。一番良いのは、素晴らしいサッカーをしているチームに入ること。彼らは、ボールを渡してくれて、目立たせてくれるから。羨ましいという言葉は、大げさに聞こえるね、でも、メッシがスペクタクルだということは否定しないよ。

-もし別のチームにいて、別の試合スタイルだったとしたら、アイマールはもっと主役になれただろうと思いますか?

起こらなかったことを考える必要はない。僕はバレンシアに来たことに満足しているし、僕らが勝ち取ったタイトルに貢献したと信じている、それに、チームの一員だと深く感じているんだ。10年から15年ぐらい後には、チームと僕に対してもっと評価が高くなるだろうと確信している。

-あなたはチームの中で、疑問の余地のない存在ではないと思いますか?

それは良いことだよ。僕に対する要求が大きいことには感謝している。ただときどき、最後の15分に交代したり、一試合をベンチで過ごすこともできないかのように要求される。それは大した事ではないし、最初に考えなければいけないのは僕は僕だということ。90分プレーしたいことは確かだ。僕は自分なりの貢献をしているし、僕がやらなくてはいけないと信じていることをやってきた。

-質問は、あなたが、必要不可欠な選手ではないと感じているのでは?というものなんですが。

僕が万全で問題がないのにプレーしなかった試合というのは覚えていないよ。リーガに来て最初の年は、フィジカル的には良かったけれど何試合かプレーしなかった。でも多分良いサッカーはできていなかったんだ。その後、リーガ2年目とUEFAは、良い年だった。シーズンの前半はベストだった。それから怪我をした。38試合は出ていないけれど、30か25試合ぐらいは出場したよ。(リーガは25試合出場)

-バレンシアの監督では、誰が一番好きですか?

アントニオ・ロペス監督だね。短期間の監督だったけれど間違いなく。僕らは不調だった。彼が監督になったときは、僕らはとても良い調子で始められた。3~4試合はとても好調だったんだけれど、その後悪くなった。多分数試合の結果が良くなかったこととフィジカルが落ちたことが理由だと思う。
今年は、ゴールを決める方法を見つけるための年。ゴールを決めるのが特徴の選手もいるけれど、この点は僕が一番改善しなければならないところだ。もっとシュートをすること。シュートを打てば、ゴールをするチャンスも多くなる。僕が思うに、サッカーではどのような選択をするかが一番難しい。チームメートがいて、自分がシュートするときなど、自分でいいのか、傍にいるチームメートのほうが良いのか。数秒のうちに決めなければならないんだ。

-セルタ戦で後半あなたは出場しましたが、チームの2得点を喜んでいないような気がしました。

そんな風に言われたね。チームメートとゴールを喜ばないのは、欠点だと思うし、すごく悪いことだ。子どもたちを指導していたら、11人でゴールを祝うように言うだろう。チーム全体で喜ぶことは完璧だと思う。だから、そうしないのは短所だが、試合の短所というわけではない。僕が祝わなかったゴールは他にもある。デポル戦でのミゲルのゴラッソやビジャのPK。それは駄目なことだが、試合が駄目なわけではない

-ゴールを祝わないのは何か理由でも? それが気に入らないとか?

なぜなら、ゴールをした人がコーナーまで走って行ってしまって、自分は全力疾走をした後で、中盤まで戻るように言われていると、休むために立ち止まっていたりするから・・・。悪いことだね。たとえ死にそうに疲れていても、貴重なゴールをあげてくれたチームメートのためにゴールを祝わなければならない。

-サッカー選手がプレイできなくて動揺することについて、私たちはどんな風に考えればいいのでしょう?

それは、ものすごくよく理解できるよ。監督だったらどう反応するかは知らない。僕が使ってもらえなかったときは、腹が立った。自分がプレーできなかったときは、怒ったよ、なぜってサッカー選手は労働者で仕事ができないときは怒るものだから。僕らはみんな少しは自己中心的なんだ。監督が、どのように行動するのか、どう選手の反応を抑えるのか、チームメートにどんな影響があるのかといったことは知らない。
今のところ、僕やチーメメートがプレイしなかったときは、練習で悪かったか悪い態度だったかだということは言えるね。

-あなたのサッカースタイルは、直感、インテリジェンス、即興、魔法・・・?

僕が心がけているのは選択するということ。チームに今必要なことを知ることだね。ときどきは知ることができる。中にはリケルメのように常に何が必要かを知っている選手もいる。僕のサッカースタイルは、チームに必要なことを知ることだ。

-監督が来るたびに、その監督の考え方に適応する必要がありますね?

そうだね、でも、それは誰にとっても同じだよ。以前よりも日常的なことでさえある。最近では、2~3試合結果が良くないと、すぐに監督を替えるからね。新しい監督に適応して、その考え方を理解しようとしなければならない。僕らの監督は、たくさんの希望を持った監督だ。僕らはとても良いトレーニングをしていて、成長の途上にある。

-成長するための自由を必要としている個性ある選手にとって、監督というのは必要なものですか?

どんな監督のもとでも、僕らは自由を持っている。でもバレンシアは特色のあるクラブで、ここに来る監督はみんなその特徴に気付き、その特徴から長所を引き出すようにチームをプレイさせる。
僕には自由があり、また義務もある。その義務は、僕が知らないものではないし、僕にとって悪いものでもない。選手をマークしたり、ボールを取り返すために後方まで走らなければならないのなら、僕はそうする。他のみんながボールをトレイに乗せて僕に運んでくれるようなことは望んでいないよ。

-アイマールとビジャはとてもよく理解しあっているようですね。
彼は、フィジカル上だけでなくメンタル上でもとても素早い選手だ。この前は、反対サイドを見て、僕にゴールをくれた。素晴らしい才能を持った選手だね。この日のような試合をまたして、たくさんのゴール、たくさんの良いプレー、そしてもっと良く理解し合えるようになりたい。

-2009年の新しいメスタージャで、あなたのプレイを見ることができるでしょうか?

そうなれば最高だね。ここでプレーし、それからその新しいスタジアムでプレーできたら、嬉しいだろうね。メスタージャでプレーするのは、いつも素晴らしい。新しいスタジアムが、古いスタジアムの(雰囲気の?)一部を持っていればいいなと願っている。こんなに観客が近くにいるのは、本当に最高だよ。もちろん新しいのは何千倍も良いのだろうけれど、サッカーは少なくともフィールドの上で生きるものだから。

-これは、2007年に契約を終了してからも意志があるという宣言ですね。

サッカーでは、2年の間にいろいろなことが起こるものだよ。クラブが話し合いを望むなら、僕らは話し合いをするだろう。



「あなたは必要不可欠だと思いますか?」に対する答えの部分が、ちょっとわからな
かったです。Pero a veces me exigen como si no pudiera salir en los últimos
quince minutos o como si no pudiera ir un partido al banquillo. No pasa
nada・・・で、exigen(exigir)は英語のdemandですが、como以下と繋がりが悪いよう
な。接続法過去の意味わかっていないし・・・。

12月のインタなのですが、ジダンに誠実でグッド。そしてメスタージャについての言葉が
感動的です。原文を書いておきますね。
Me encanta jugar en Mestalla, espero que el campo nuevo tenga algo del
viejo. Que la gente esté tan cerca lo hace muy lindo. Por supuesto que
será mil veces mejor, pero se vive muy bien el fútbol al menos desde el
césped.


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