A Day In The Life

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前途多難

2009年10月16日 22時31分46秒 | アルゼンチン代表(Seleccion)
今朝CNNでマラドーナの記者会見を見ましたが、放送禁止用語だらけだったみたいで、ピープ音がたびたび鳴り響いていました・・・。 どうやらメディアを罵倒したようですね(汗)。 確かにメディアの報道は超どうしようもないことが多いんですけれど、この場合はどっちもどっちというか。一夜明けてもマラドーナは「誰にも謝ったりしない。メディアは反アルゼンチンだ。」と主張しているようです。Nacionは、「ウルグアイ戦の戦術も選手交代も大間違い。たまたま運良く当たっただけで、マラドーナが良かったわけじゃない。」と完全に切れた様子。NacionもOleもマラドーナを辞めさせることができないなら、ちゃんとした戦術を教えることのできるまっとうなアシスタントをつけるべき、と主張していますが、どうやらマラドーナはグロンドーナ会長が推薦するコーチを断っているようです。下手に結果を出してしまったために、マラドーナは「俺のやり方で正しいんじゃん。回りはつべこべ口出すな!」とすっかり勘違いしてしまったんですね。全くこんな人を監督にするから・・・。一応11月4日が契約更新の日なのでしょうか? 協会が辞めさせたいなら、契約を更新しなければいいだけなのに、何か別の問題があるのかな?

アルゼンチン代表の中でいろいろ問題があったのは、Oleの記事を読んでも感じられます。テベスのインタがあるんですけれど、「代表を去ろうと思ったことがあった。」と。「ヨーロッパから来る選手たちはお金をたくさん既に儲けているから、代表のために全てを注ごうとはしない。」といった批判があったことなどを話しています。(このようなこと、マラドーナも言っていませんでしたっけ?)
またベロンの長々としたインタビューでは、メッシについて触れていて、
「メッシのワールド・カップとなるだろう。この前のコパ・アメリカのときと比べれば、メッシとチームの関係はずいぶん良くなった。それでもまだ、我々は彼がバルセロナでのようにピッチで快適に感じることには成功していない。メッシは、ここでは居心地悪く感じるほどだ。それはチームの問題であり、監督が解決するべきことだ。なぜなら彼は我々に欠かすことのできない選手だから。」
コパのときは孤立気味だったのが、今はだいぶチームに馴染んだけれど、ピッチで成功するまでにはいたっていない、ということですね。

Serbenfiquistaで、スペイン人が「メッシはフェノメノンだ。でも典型的な2トップの一人ではないのだから、今の代表では活躍できないのは当たり前。もっとメッシに合わせた選手を起用するべき。」と書いているのに、アルゼンチン人(リーベル・ファンでアイマール・ファン)が反論していました。標準のアルゼンチン人のメッシに対する見方なのかな?と思ったので引用しておきます。:
「君の意見には同意できないな。メッシは確かにスペインではフェノメノンかもしれないが、代表では違う。ヨーロッパで示しているものの四分の一も示していない。クラブではとても良いレベルの選手の上に、素晴らしい監督がいることは確かだ。でも、選手がもしも世界一の選手ならば、いつまでもチームメートに頼っていていいわけがない。ペルー戦について言えば、アイマールがピッチを去ったとき、彼が試合を動かさなければならなかったのに、パレルモたちへのクロスを上げたのは彼ではなかった。パブリートとはとてもよく合っていたけれど、先生が横にいないときでもどのようにプレーしたらいいのか知っていなければならない。メッシは代表では、バルセロナでプレーするときの希望を持っていない、100%の力を注いでいないんだ。今までのところ、彼は何一つ示していない。たぶん2014年か2018年には彼は重要になるかもしれない、でも今は違う。」
うーん・・・。まあ戦術云々を置いても、22歳の選手に代表を背負わせるのが荷が重いんだと思います。どんなに才能があっても、それはやっぱり想像を絶する重荷ですよね。あと、ペルー戦でアイマールとプレーしたメッシを見て、メッシのアイドルは自分だったと言われてアイマールが恥ずかしく思うほどには、2人の間に差があるかな~と思ってしまいました。純粋にトップ下の選手としての才能を比べたら、アイマールのほうがメッシより上なんじゃ?!とすら思っちゃいましたよ~。もちろんそれはペルー戦限定のことであって、本来メッシの力は総合的にはそんなものではないはずですから、そのへんがアルゼンチン人が不満に感じるところなのでしょうね。

アイマールたちがまだリスボンに到着していないので、ついアルゼンチン関連の話を長々と書いてしまいました。アルゼンチン代表については肝心の監督も含め不透明なことが多すぎて、先が全然読めません。ともかく、パブロは代表のユニを着て一試合プレーする夢が叶ってよかった。もっとたくさん試合ができればいいけれど、こればかりはね・・・。マラドーナ解任となって、結局一から選手選考のやり直しということになりそうな気がします。

Correio da Manhaには、ベンフィカ側がアイマールについてのメディカル・レポートをアルゼンチン・サッカー協会に送り、過度に使わないように求めた、という記事が載っています。本当かなあ。大事にされているのはいいんですけれど、ここまでやると使えない選手だなと思われそうで、それもちょっと嫌です。試合に出ればいつもちゃんと活躍しているし調子は良さそうなのに、どこが悪いのかな。Correo da Manhaは「このためもあって、ウルグアイ戦はベンチだったのだろう。」としていますけれど、それはないですよね。(ポルトガルの人はアイマールが二戦目をプレーしなかったのが不思議でならないみたい。)



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2 Comments

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適材適所ではないですが (yui)
2009-10-17 01:15:34
アイマールがトップ下で使われてこそ輝くように、
メッシもバルサのあの位置でこそ輝くんだと思ってます。
「バルサと同じ輝きを見せろ」というなら同じ環境を整えてから叩くべきだと思いますね。
違うシステム違うポジションで「さぁやってみせろ」って言われてもね・・まぁそんだけ期待されてるんでしょうけど。
アイマールがSHやらSTをやらされて、どうにかもがいてるのに終わった選手みたいに言われてたのを思い出して嫌な気分になります(今は幸せですね
バルサは今季全部観てますが、メッシのやってることは(いいのか悪いのか)代表でも変わってないですよ。
ただ後方からの押し上げが少ないためボールをもらう位置が低いのとマークが分散されないため、バルサでは1人2人かわせばいいところを3人かわさなければいけないって感じで結局潰されちゃうんですよね。
持ちすぎなのはクラブでも同じ、あの中では1番球離れ悪いですし、ただ抜ききれる可能性とボールを渡せる距離に味方の人数がいるかの違いでしかないと思いました。
ペルー戦ではアイマールしかもらいにいってあげてなかったですもんね
普段と違う方法で使うなら、それは監督が細かく指示するべきですよ。恐ろしいことにサポートや連携、囮の動きなんかも全く練習してなさそうですよね
そうできないならキッパリ下げて他の2トップにあう選手出したほうがいいと思います。

正直メッシが傲慢な性格の選手なら擁護しないのですが、ブログ見てるとなんか応援したくなるってのもあすんですが
誰か1人に代表の責任を背負わせるのは間違いだと思います。
逆に誰か1人に頼らなければならない時点でチームとしておかしいと思います。
リケルメを封じられたら何も出来なかったコパ2007決勝で私はそう思いましたけどね(終盤アイマールをいれてちょっと良くなったけど)。
メッシはバルサの顔であっても、バルサはメッシだけのチームではなく、むしろ中心はチャビとイニエスタだと思いますし他にもタレントがいるからこそメッシが生きるんだと思います。


ところでペルー戦見直したら、アイマールもメッシもそんなに悪くないですね。
live観てた時は緊張しながらで、細かなミスパスだけで悪く見えちゃったんですが・・メッシに浮き球のスルーパスを出したのにはゾクっとしました。オフサイド(?)になっちゃいましたけど
前半だけ見ると、サイドの押し上げがうまいSBとバランスのとれるSHがいればアイマールももっとうまくメッシと形を作れるのではないですかね?
さすがに2人だけでどうにかしてこいってのは限界ありますよね。


ラツィオの噂、サラゴサの最後もありましたね。
当時は「ベンフィカやニューカッスルならラツィオにいってくれ
なんて思ってましたが、いつの間にかに今のベンフィカのサッカーが好きになってる自分に気づきました。
もう一度上のリーグに!て気持ちもまだ少しはありますが
アイマールが楽しくやれてて、自分も楽しく観れるのならベンフィカでいいのかなとも思います。
とりあえずは(ないようですが)ラツィオ反対(笑)

長文すみません
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yuiさん、 (しおん)
2009-10-18 01:11:40
バルセロナを見ている人はみんな同じ意見ですよね。
でも、アルゼンチン人は「どの選手もクラブと同じシステムでやっているわけじゃないんだし、世界一の選手ならどんなシステムでも、どんな選手とでももうちょっと活躍できなくちゃ駄目!」という見方のようです。ヨーロッパよりもアルゼンチン人のほうが、精神主義というか、やる気や根性を重視しているような。代表でのメッシのプレーぶりには魂が感じられないとか、そういう感じで。根本的に、外国のクラブよりもアルゼンチン代表のほうが上だと思っているのかもしれません。だから、「バルサでは~」という言葉にも「だから? ここは代表なんだからさ。」といつまでたっても話が噛みあわないんですよね。

そうそう、ペルー戦、ライブで見たときはすごくアイマールのパス・ミスが気になりましたが、リピートで見ると、チャンスをたくさん作っていて見るのが楽しいです。本人、かなり頭は真っ白だったに違いないと思いますが(笑)。でも、今でもなんで右サイドにルーチョじゃ駄目だったのかなあと。ペレスという人より絶対良さそうなのに。あと、後半の60分にアイマールがドリブルで持ち込んで右サイドのグティエレスにパスを出した場面、中で待っていたイグアインに折り返せれば1点だったのに、グティエレスが途中止まってから走り出したもので、ボールに追いつかなくて・・・。マキシだったら全力疾走で後ろから来るのになあととっても残念に思いました。

まあ、前の話に戻りますが、いくらなんでもアイマールにイニエスタとシャビ2人分の役割はできない、ということですよね。

私も去年の夏はベンフィカよりはラツィオがいいなと思っていました。でも、今は試合が見れないのは辛いですがベンフィカのほうがいいです。やっぱり監督ですね。問答無用にすごい選手は別でしょうけれど、選手のキャリアにとっての監督は大事だなあと思います。有能な監督に出会い、かつその監督が自分を気に入ってくれないと・・・。アイマールの転落は、バレンシアがベニテスを解雇したこと、ビエルサが代表監督を辞めてしまったことが全てだったんじゃないかとさえ思いますよ~。ジェスス監督がどれだけ優秀な監督かはまだまだわかりませんけれどね。
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