きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

東京女子大学 チャペル

2008-10-09 | アントニン・レーモンド
東京女子大のオープンキャンパスに出かけました。

受付で、学校案内の入った可愛らしい袋を頂きました。
資料の中に、コンパクトに歴史と施設、教育理念がぎゅっとつまった素敵な赤い表紙の小冊子が入っていました。
ページの中ほどに、施設の紹介が載っています。
「学内に一歩入ると、伝統が優しく語りかけてきます。」のロゴが目に飛び込んできました。写真も美しく、大切に保存したいと思います。

緑の多いキャンパスで、正面の門をくぐってすぐ右手に白い建物が見えます。
兼ねてから訪れたかった憬れの場所です。



ああ、やっと見ることができると喜び勇んで扉の中を覗いてびっくり。
客席と舞台がありました。
チャペルかとばかり思っていました。講堂が併設されていたことを、初めて知りました。

廊下を隔ててチャペルがあります。
パリの郊外にあるオーギュスト・ペレ設計の「ル・ランシー教会」の構造に影響を得ているそうです。



正面上部のステンドグラスに、十字架が浮かび上がっていました。





打ち放しコンクリートの柱の後ろに、モザイクのようなコンクリートブロックのステンドグラスが一面広がっています。
日差しは弱く、淡い色彩の世界。
24色あるのだそうです。






設計者レーモンドの見た光を見ることができ、感動しました。




◇東京女子大学 チャペル・講堂
竣工 1938年
設計 アントニン・レーモンド
所在 東京都杉並区善福寺2-6-1

2008.10.4



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mobili)
2008-10-10 06:31:25
素敵なステンドグラスですね。その光の中に私も佇んでみたいです。大学にはまだまだ古い建物が残っていて、ちゃんと使われていてうれしくなりますね。
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素敵な大学 (さくらの季節)
2008-10-10 07:08:00
私の友達も この東京女子大へ入学した人がいました。
こんなに素敵な大学で 4年間彼女は過ごしたのかと思うと羨ましいです。
ここのチャペルに入っただけで 心が洗われそうですね。
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チャペル (こりす工房)
2008-10-10 12:48:56
ステキな大学ですね。
チャペル、ステンドグラス、大好きです。
グラデーションが美しいステンドグラスですね。
憧れの建物に入れてよかったですね。

きゃおきゃおさん、私のブログのブックマークに入れさせていただいてもいいですか?
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mobiliさんへ (きゃおきゃお)
2008-10-10 22:22:34
消え行く建物(旧体育館)があるというので、あわせて見てきました。

オープンキャンパスは、特定の人(受験関係者)しか来ないので、静かに見学することができ、良かったです。

グラデーションの美しいステンドグラスで、優しい光に包まれて幸せな気持ちになれました。レーモンドの建物、大好きです。
横浜のお散歩は、一時中断しますね。
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さくらの季節さんへ (きゃおきゃお)
2008-10-10 22:31:13
なんだか、学生さんが羨ましかったです。実に贅沢な空間…。

大学施設内を開放してあって、不審者と思われずに見学できて ほっとしました。(笑!)



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こりす工房さんへ (きゃおきゃお)
2008-10-10 22:39:44
なかなか行けなくて、やっと念願がかないました。雑誌では、彩度を上げてもっときらびやかな色で載っていたので、上品な色合いに驚きました。雰囲気が伝われば良いなって思います。

ブックマーク、嬉しいですw!
こちらこそ、どうぞ宜しく☆
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荘厳で、新鮮 (CROKO)
2008-10-11 11:11:17
「学内に一歩入ると、伝統が優しく語りかけてきます。」

良いですね、こうして公開してもらえると、入学しなくても目の保養ができますね。
先日来、中学受験の息子のために、学校見学をしていたのですが、素敵な建物の学校なんてないことに不満だったのです。
かといって東京女子大には入れられませんが?

ところで、モザイクのようなブロック、素敵ですね。
実は先日泊まったホテルで似たようなインテリアを見かけて、写真を撮りました。 ↓
設計者とか、調べる事はしなかったのですが、素敵でした。
なんとか似たようなテイストですね、木材でした。
良かったら見てください。 ハイアット リージェンシー 京都です。

http://blog.goo.ne.jp/croko/e/0585032ceee28085095adf539db876e5
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CROKOさんへ (きゃおきゃお)
2008-10-11 13:59:25
オープンキャンパスで見学したら、私が勉強したくなりました。笑!

さっそく見させていただきました。
データがあまりないけど、1971年に開業した京都パークホテル(設計 菊竹清訓 ちょっとかわった建築物が多いです)を改装して、2006年ハイアット リージェンシー 京都として生まれ変わったようです。内装は、武蔵野美術大学教授 杉本貴志。とあります。
ああ、こういうの調べるの大好きなんです。
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さすが~ (CROKO)
2008-10-11 15:52:31
すごいです。
私はホテルのHPしか見つけられなかったのです。
すごいですね。
これから旅行したら、設計者の名前を探してしまいそうです。
息子を建築家にしたいと思うのですが。。。

オープンキャンパス、いいですね。
この際、勉強してみます?
専門家のなりそうな気がしますけど?
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CROKOさんへ (きゃおきゃお)
2008-10-11 18:07:48
誰が造った建物か、とても興味があってつい調べてしまいます。どちらかといえば、目的の建物があって見に行くことが多いです。
時のながれと、光と空間…ロマンを感じます。
建物を見ることが大好き。写真はその感動を記憶したいから撮っています。共感していただけてとっても嬉しいです。

オープンキャンパスは、9月までが大半です。秋は学祭が多いですよ。

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