江戸時代から農業を営み、米屋、不動産業を経て政界で活躍した、朝倉家。
その住まいは、その後大蔵省所管となり、渋谷会議所として使われていました。
良くあることですが、更地にして売却の話が湧き上がり、保存会設立。
署名運動が行われ、建物調査の結果重要文化財として登録されたため売却されず、
財務省から文化庁に移管され、渋谷区が管理団体となり
2008年夏から一般公開されました。
なんとなくUPしそこねていた旧朝倉家探訪の記録。
その理由は、写真をたくさん撮ったことと、選んだけどまた訪れて撮り直したい気持ちがあったこと。
2008年夏。「古い建物好き」のプチオフ会で、行ったのでした。
この日の天気は大荒れ。
はじめに駒場の前田侯爵邸を見学して、移動のため電車に乗ったとたん急に激しい雷と大雨にあってしまいました。
雨宿りしているうちに収まったので、予定通り朝倉家へと向かいました。
代官山駅から、徒歩5分とは思えない、閑静な住宅にたどりつきました。
木々のうっそうとした庭は、斜面を利用して回遊式庭園となっています。
雨上がりで、足元が悪く、そろそろと歩き回りました。
春夏秋冬、うつろう自然を家の中で楽しめる、本物の贅沢な暮らし方です。
玄関脇には洋室があり、当時流行った造りのようです。
周囲の建物の見えない広い庭に立っていると、時折電車の音が聞こえてきて、ここが都会の一角だということを思い出しました。
◇旧朝倉家住宅◇
竣工 1920年
所在 東京都渋谷区猿楽町29-20
2008年夏から一般公開
2008.7.12、7.19
新聞記事にもなり、話題になるかと思いきや、
ひっそりとしていていい感じですね。
真夏に行きましたが、風が抜けて心地良かったです。素足は建物を痛めるので、靴下は必携(安田邸のことを思い出します)です。
写真は、タイミング…難しいです。
待っていると とても長く感じます。
最近気にせず、人影ごと撮ってみたりします。
残念でしたね~。
私も最後の一枚のアングルで撮影したかったのですが建物の中で庭を見ながら休んでる人が移動しそうに無かったので断念しました
心地良い場所なのでしょうがないですね
管理が渋谷区なので、派手な宣伝もなくひっそりとして良い感じ。いつまでもこのままであって欲しいです。
訪れたのが初夏だったので、アジサイがさいていました。つつじやもみじがうりのようですよ。解説してくれるボランティアの方などいないので、自由に見学できるのが嬉しかったです。
田舎者なので、代官山には1度しか行ったことがありませんが、お洒落なお店が並んでいたので、そちらの方ばかり気を取られていたのかもしれませんね。
お庭の花も四季折々美しいのでしょうか?
是非行ってみたいですね。
敷地は、約5000㎡だそうです。
グループで見学すると、自分の感覚が正常だなって確認?できて楽しいです。
「わーっ!」とか「良いなあー!」とか、素直に言えるし、歩きながら建物の前で足をとめて見入ったり。
気がつかないことを教えてもらうこともあり、建物好きのつながり、大切にしています。
朝倉家も知らなかったのですが、このお屋敷は見てみたいですね。
四季折々が楽しめるのに、市街からそう離れていないなんて、よほど敷地が大きいのでしょうね。
「古い建物好き」のプチオフ会
楽しそうな会ですね!