きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

女子旅五島列島 3日目 江上天主堂

2016-12-23 | 教会・礼拝堂
朝からの雨は、どんどん強くなり
駐車場でワゴンタクシーを降りて
かっぱと折りたたみ傘を使って歩きましたが
洋服はずぶ濡れになりました。

木立の中から 天主堂が見えた時
その可愛らしさに 心躍りました。











リブヴォールト天井と、木目模様の列柱、そしてガラスに描かれた消えかかった花模様。
清楚な祈りの空間が広がっています。
木目模様と、窓ガラスに描かれている白と黄色い花は、手書きだそうです。

竣工 1918年
設計 鉄川与助
所在 長崎県五島市奈留町大串郷1131

奈留島から福江島に戻る船の中で
トンボロという自然現象が見えると
ガイドの方に教えてもらいました。

断崖絶壁の島々を観ながら船は進みます。
その厳しい土地に多くの潜伏キリシタンたちが
迫害を避けて五島に移ってきたそうです。
当初「五島へ五島へと皆行きたがる 五島はやさしや土地までも」と謡われましたが、
移住した先はほとんどが山間僻地のやせ地や、
漁業にも不便な海辺。
その移住先での過酷な生活のため、
「五島へ五島へと 皆行きたがる 五島極楽 来てみて地獄」
と俗謡が変化していったそうです。

キリシタン迫害は、明治になっても続いていたというのは
驚きでした。
1878年キリシタン禁制の高札が撤去され、やっと信仰の自由が認められたのです。

この日は雨のため、これといった写真は撮りませんでした。
福江港に着いて、帰りの飛行機の便まで約3時間。
また五島タクシーのKさんに、雨の日でも楽しめるところと伝え、
五島観光歴史資料館と明星院へ。
住職の奥様の丁寧な説明を受けて、またひとつ勉強になりました。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 女子旅五島列島 3日目 旧五... | トップ | 竹中大工道具館で匠の技を知る »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿