きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

黒田記念館

2008-06-13 | 近代建築



上野の森は、好きな場所です。
歴史と 新しいものと 混沌とした日常が背中合わせで
不思議なパワーに満ち溢れている。

黒田記念館は、中でも 好きな場所。

 入り口扉の郵便受け


建物に入ろうか悩んでいると、係りの方が
入り口の階段上の玄関内側から
訪れる人を待ち構えた執事のように
「いらしゃいませ」と声を掛けてくれる。

初めてここを訪れた人は、ここは何ですか?と
尋ねてしまう 不思議な空間。
お屋敷に迷い込んだような そんな気持ちになってしまう。




この階段の手すりと 赤い絨毯
私は 大好き。

地下から1階への絨毯のない
石の階段も 好き。


そこはかとない 夢の続きを見れるような
やわらかい光が階段室を包みこんでいる。






近代日本洋画家 黒田清輝の遺言により、美術奨励事業として建てられた建物で、黒田清輝の作品の展示室が設けられています。

◇黒田記念館
竣工 1928年
設計 岡田信一郎
所在 東京都台東区上野公園13-9

2008.6.7






コメント (2)
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