桒田三秀税理士

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突然の訪問者

2013-03-01 09:08:51 | 税と会計
 「今、税務署が来ました」

 お客様から突然電話があった。

 お客様の会社(仮にA社)の税務調査ではなかった。

 A社の取引先(仮にB社)が税金を滞納しているので、B社に支払う今月分の代金を差し押さえさせて欲しい、ということだ。

 B社のような場合は、通常、税務署管轄の源泉所得税、消費税、法人税だけでなく、県税や市税、社会保険料なども滞納しているケースが多い。

 最近、こうした税金の滞納で、公的年金事務所や税務署、市役所、県税事務所などが先を争って差押えに走っている。

 何年か前、市内のタクシー会社が破産したとき、翌朝一番にJFE福山工場に税務署が駆けつけたという。JFEが当月支払うタクシー代金を差し押さえに入ったのだ。

 破産の場合はともかく、B社のように活動中の会社は、差押えされると給料の支払いさえできなくなる。

 A社の社長は、B社のこうした事情を考慮し、税務署の申し出を拒否した。

 
  


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2 コメント

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Unknown (むらかみ たぬき)
2013-03-01 20:27:29
美人の女房を物品納税ってのはありなのですか??
差し押さえてくれるかな・・??
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Unknown (管理人)
2013-03-03 02:21:43
賞味期限の切れたものは物納できません。
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