昨年いっぱいでひとまず役目を終え、現在は僕のもとにあるKTM990アドベンチャー。
オドメーターは13万kmを目前に止まったままになっております。
これまでにトラブルと言ったら燃料供給の不調で、疑わしいパーツの単品入手ができず
やむを得ずスロットルボディーをアッセンブリーで交換したことと、
消耗品と考えていいウオーターポンプシールを3~4回交換したくらい。
勿論、タイヤにオイルその他一般的な消耗部品に関しては、適時適量を消費してきました、惜しみなく。
しかしエンジン動力部に関しては、使用に違和感がない限りそのまま使い続けよう(忙しさゆえ)と
オーナーが身内ならではの楽観的判断でここまで突っ走ってきました。
さすがにこんなに走行距離を重ねていると、よほどオーナーさんの暖かい愛情に恵まれるか旧車名車としてもてはやされるバイクとして「広く」認められることでもない限り
その姿形を維持されることは難しく、バラされてネットに乗って小分けに売られていくことになりがち。
バラす人は多くいらっしゃっても組み立てようとする人はそうは居ないでしょう。
たしかに、製造されたバイク全部がこんなに走った後も生き延びたとすると、
それはもうそこら中バイクだらけになって大変なことになるでしょうから、ある程度(ほとんどは)は消滅していくのが自然なのだと思います。
しかしこの990アドベンチャー
当店で僕以外二人のライダーが乗り継ぎましたが、これまでに一度も転倒していない(立ちゴケさえも)
僕が思うに縁起の良いバイク (^_^;)
14年間で13万キロメートルでこれはなかなかの事例でしょう。
しかも数年前、僕も娘を乗せタンデムで信州ツーリングを楽しんだ経験もあり
フルパニアでタンデムで雨で何も見えなかったビーナスラインでもっとも立ちゴケ確率の高い数日をしのいだ、深~い想い出。
倒れるとしたらあの時だったように思います (笑)
これはもうやるしかないので、僕にできるところまで掘り下げて、見届けて…
穏やかではないキャラクターに見合う刺激的な「余生」が送れるものになりますよう
損得抜きの無期限作業を進めていきます。
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