クロキライディング

いつだってバイク

スタンレー

2020年01月31日 00時12分24秒 | お知らせ


取引先の部品商の営業さんから進められて購入していたスタンレーのLEDライト

全く手をかけていない当方の軽トラックにやっとのことで換装。



暗いのはわかっていましたが、それよりも周りのクルマがすごく明るいので

後続車のライトで自分のクルマの影が目の前にできてしまうとは、なんとも取り残されたと言うか敗北感 (^_^;)



コレもう少し透き通ってないと本末点灯(転倒)



前回の車検の時はワックス掛けてしのいだけど、今度ばかりはまじめに磨きました。



新車から11年、18万Kmを越えてすらこれまで一度も切れることのなかったハロゲンバルブ



バイクよりもスペースありありで交換は簡単。



光が散乱して対向車に迷惑をかけることもなさそう(後付けのLEDにありがち)

光の色が白過ぎて雨の日がどうなのか心配でしたが

根本的な光量アップがなされているようなので差し引きしてもこちらのほうが明るいのは間違いないようです。



なにかと夜の移動が多いので今回はうまくいって良かった。

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2019タフツーリングー1

2020年01月28日 03時22分40秒 | ツーリング


随分と報告が遅れましたが、昨年秋10月に僕個人として同行した2019タフツーリング。

一昨年は鳥取でしたが今回は四国。

皆さん金曜日の仕事を終えてからでも十分に間に合う「小倉松山フェリー」



10月も下旬ともなると21:55出港の儀式は寒くて暗くて今イチ盛り上がりに欠けました (^_^;)



翌朝5:00には松山港に着くわけだし、フェリーもその設備も旧いものだから

ここは割り切って、船旅を楽しむというよりできるだけ睡眠をとることに徹するだけ。

皆さんは自宅で入浴まで済ませているようですけど僕はギリギリまで作業を続けていたので船内の風呂に浸かってさっさと就寝。



我々4台以外にもバイクが数台

僕の前にはヤマハMT-25 お若い女性ライダーおひとり様…

このような動き始めをされるとはなかなか頼もしいですね

なにはともあれ良い旅を (^^)/



松山港で周南からご参加で、防予フェリーで四国入りしてきたメンバーお一人と予定通り合流し

挨拶もそこそこに松山市街を暗いうちに脱出。

天気予報より実際には雲は厚く、3年前の四国タフツーリングの時ほど冷え込んでいませんが、

これから石鎚山のほうに昇り始めるので、コンビニで軽い腹ごしらえとウエアの調整。



石鎚スカイラインに入ってもそれほどの冷え込みはありませんが、どうやら昨夜に結構な雨が降っているようで

おまけに風も吹いたのか路上の濡れ落ち葉が路面コンディションを悪くしているものだから

僕も片手で彼らを追う余裕なんて全く無く…



画像には残せませんでしたが、かなり難易度の高いワインディングを延々と走ることになりました。







石鎚スカイラインも終わり、石鎚神社のところでヘルメットを脱がない小休止

さすがに冷え込んできましたが、空模様もよろしくない。

この先のUFOラインを登りつめるまでに雲が取れることはないでしょう。



予報よりもお天気の回復が遅れたみたいですね。





今回参加メンバーの一人を除いて4人は3年前、ここで晴天の下

標高1300m~1700mの尾根沿いを縫うように走るUFO(雄峰)ラインの絶景を拝むことができたのですが

ここまで来ていながらそれを見ることができない残念さ…



僕とアドベンチャーはこの夏にも晴れた空から昇り始めてここに来たと言うのに

登りつめてみると雲の中で何も見えなかったという悔しい思いを引きずってこの機会を待ったわけですから

もう完全に肩を落としてしまいましたよ。



下のほうから次々に雲が上がってきてこの尾根を越えていきますが

ここでねばったところでそれには際限がありそうもないので、またいつかやって来ましょう。(四国は近ことだし…)



多分、スマホで画像検索してここから見える景色を想像しているいるはずの

初めてココに来たメンバー一人に、慰めの言葉をかけながらこの場を後にしました。



そのまま瓶ヶ森線を下りR194へ、そして長い長い寒風山トンネルを抜けて

一旦、瀬戸内海側の西条へ。




R11をしばらく走って新居浜から再び昇り始めます。



夏に走って満足度の非常に高かった別子銅山

前回の四国タフツーリングとはまた違ったルートにするため、今夜の宿への到着時間と

見るべき景色と参加メンバーの走行力を考えあわせて少々思い切ったようです。



休憩は最小限、走行ペースはメリハリよくそして行儀よく。

ツーリングのあり方は様々で、どれが良いとか良くないとかはわかりませんが、

皆さんストイックにそしてミス無く走りますね~



僕は終始最後尾なのですが、片手を離すと皆さん遠ざかってしまうので

少しだけ敢えて前に出て、写させてもらいました。











天空コーナーリングの連続に続いて別子ダムと富郷ダムのダム湖周辺などを存分に楽しんで



再び瀬戸内海側、突然視界が開けて下界の四国中央市。



豪快な山岳ワインディングから急に景色が変わること…四国には多いように思います(感動します)





「三島川之江IC」から松山自動車道、川之江ジャンクションで高知自動車道に移り、すぐに徳島自動車道に進んで「井川池田IC」

27Kmほど高速移動を経て本日のランチへ向かいます。



讃岐うどんと言えば香川県ですが、さすがにさぬきのど真ん中まで東に進んでしまっては

この後のルートが厳しくなってしまうので、あと少しのところで香川県に入ってはいませんが讃岐うどんのお店をみつけていたようです。



僕は「たらいうどん」使い放題のうどんツユに、すくい上げたうどんの下端から沈めようとすると

うどんが長くて長くて、食べるたびに立ち上がらないといけない (^_^;)



でもそんなことやっているのは小さな子供と僕くらいのもの。

地元の人はたらいからツユの器に横移しで上手に食べていました。




これは「肉ぶっかけ」

いや、どれも美味しかった。



注文方法がわからずキョロキョロしている僕とは違って

ごった返す地元民は、自分で取る天ぷらやおでんなどなど手際よくさっさと取り込んで

平然と勢いよくうどんをすすり込む…さすがうどん県まであと数Kmのエリア。



大満足のうどんを終え、吉野川に沿って祖谷方面に山のほうに進み始めるころ

ようやく今日本来の空模様になってきました。



僕とアドベンチャー以外のメンバーにとっては初めてのエリアを進んでいるわけですから

いくつか観光名所もルートに取り入れているとのこと。



山の中のクネクネ道の途中、路上駐車がたくさん停まっているところに僕たちもバイクを停めて

小便小僧を観賞。



谷底まで200mの高さ、像のある岩のあたりで小便をして度胸だめしをしたという伝えがありますが

次から次とひっきりなしに人がやって来ますから、もうそんなことはできるはずもありません。当たり前ですけど。



続いて西祖谷から少し足を延ばして「かずら橋」



せっかくだから渡っておこうと…


若者一人とあとは皆おじさん、バイクツーリングだとはしゃいでしまいますね (*^^*)





その後、間もなく徳島県から高知県の県境を越え、

R439(ヨサク)の吉野川沿いを南下し。



そのままR439からR194というツーリングマップルお勧めルートで高知市街へ向かうという手もありますが



より難易度高くて距離も短縮、つまり濃度の濃いワインディングをタフに走って走って。









山を越えて越えて突然現れる高知市街。



予定通り、まだまだ明るさを十分に残した市街地に下りてきました。



この日は土曜日、我々より早くチェックインされていたピカピカバイクのグループは北九州ナンバー。

対して僕たちのバイクはかなり汚れていますが、これでも昨日まではピカピカだったんですよ (笑)



無事到着の祝いを皆さんも一緒に。



大浴場の入浴と着替えを速攻で済ませ、そしてそして「ひろめ市場」

肉厚なカツオの塩タタキをしこたま食べて、初めて来たメンバーにも当然好評価。



ちょうどこの日はハロウイン直前の週末と言うことで、この後市場内でハロウインのイベントがあるらしく

仮装した人達が街中にあふれていました。



よさこいの披露もされていたし仮装している人もたくさん… 

土佐高知の人は熱いですね。



当然、明日の朝も早いので深く呑むことはせず

前回の四国タフで食べてからもう一度行きたかった屋台「安兵衛」



ラーメンと餃子で〆

明日もタフになること間違いなし。



















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85

2020年01月27日 05時08分30秒 | バイク


お客さんよりご指名で用意させていただいたトライアンフ

ストリートトリプル85。

もともとご指名の範囲はもう少し広くて、675のストリートトリプルのモデルの中でいくつかの候補をあげていただき

その中でタイミングよくご縁があった車両でということでした。



こちらもはじめからグリップヒーターとUSB電源コネクターとETCの装着。

スペースに余裕のないところにリレー回路を介して装着するのは苦労しますが

バイクもお店もご指名いただいていますから作業は優先、そして装着方法もできるだけスマートに。





勿論、時間の経っているタイヤは交換。



ご注文のリムストライプも貼ってみるとまるでイタリアンバイクみたいな赤 (^_^;)





今日は予報が大きく外れてくれたので予定外に試乗時間を十分にとって試運転できました。



これまで小排気量車を乗り継がれてきた(多分)オーナーさん

早朝ツーリングではかなりのシフト回数をかさねていらっしゃったでしょうけど

これからは少しシフト回数が減りますね。

最大出力85PSのストリートトリプル85は少し早めにレブリミッターが効いてしまいますが

そこまでの気持ちのいい回転域がじつに幅広いので、得意のシフトチェンジでいろんな領域で楽しんでください

スタートのクラッチミートから心地いいですもんね (^^)/

良いご指名をいただきましてありがとうございました。



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巨漢

2020年01月24日 03時39分48秒 | メンテナンス


昨年末より(いやもっと前)店内のお預かり車両の台数を調整しながら日程を立てて引取ってきたゴールドウイング

この店にGL1800が2台と言うのはちょっとシュールな光景です (^_^;)



どちらかと言うと大型車のご来店が多いわりにGL1800のタイヤ交換は恥ずかしながら、なんと初めて

180/60-16と、専用タイヤはそれでなくても骨格が強靭(硬い)なのに

その上20年近く経過していて恐ろしく硬化てしまったリヤタイヤをホイールから外すのは大変でした。

加熱と潤滑を加えるのはもちろんでタイヤチェンジャーに人力も最大限に発揮してなんとか…



走らせることについては安全だけど、整備作業は危険の多い巨漢です。



作業依頼のメインはヘッドライトの片側が点灯しないということ。

HIDシステムのパーツの不具合化と思いきや、防水コネクターからの配線抜け…

何らかの理由でコードを強烈に引っ張ってしまいコネクター内の端子が抜けないようにするための「返し」が欠けてしまった

のでしょう。



勿論、カプラーだけで純正部品の設定なんて有るわけないし、かと言ってそれを含む部品の単位と全交換を考えると

とても大きな作業になってしまうので、何とか同じモノを別に調達して悪いところだけを交換。



顔(フロントカウリング)を脱着するだけでも相当な作業

同じ作業を繰り返せば時間は短縮されるに違いありませんが、同じ作業は繰り返しやっては来ません (^_^;)



タイミング悪いことにここのところ冬の梅雨空、他店様同様に困っています。



試乗点検のご依頼もいただいていますからなおさら。




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ご指名

2020年01月22日 20時31分27秒 | お客様


古くからの常連さんが乗り換えて以来、このイエローが映えるF800Sを見ることはありませんでしたが…

この度、このF800Sをご指名でオーダーいただきました。



勿論、ハンドル周りもスタンダードの内外ともにコンディションの良い別の車両です。

消耗が見られなくても、時間の経ったタイヤは当然交換

エアーボックスを取り払ってのFシリーズならではの点検とETCとUSB電源ソケットの取付け。





試運転にしっかりと時間をかけて、走行距離が極少だったことを手放しに喜んでいいことを確認。

乗られていなかったが故に不調を抱えている場合もありますから。



スタンダードのセパレートハンドルのポジションでここまで走らせたのは初めて、

新品のミシュランのパイロットパワー2CTと軽快でリズミカルな360度クランクのパラレルツイン

試運転にもかかわらず、痛快な走りに至るまで時間はかかりませんね。





輸入車だからと構える必要ないけれどもやっぱり個性的

360度クランクのスポーツツインなんて今や珍しいんです。

良いところをご指名いただきましてありがとうございました。



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節電

2020年01月21日 03時02分04秒 | メンテナンス


一旦は復活を遂げたかに見えたR80でしたが

またしてもスターターが回らないということで三度目の入庫です。



もともとこの2バルブボクサーはオルタネーターの発電量が十分ではないため、走行の環境と消費電力のバランスが少々偏ってしまうと

バッテリーの蓄電量が徐々に減少してきて、遂には始動時にセルフスターターが回りきれなくて始動不可と言うことになるようで

それは対策品として発電&充電系の装置一式が社外品で用意されているくらい知られているものです。

測定の数値的にはこのR80も確かにそうではありますが、かといって故障でもないようです。

それに最近まで長期休眠していたとは言え、それまではもう20年以上にわたって

正常なバッテリーがあがってしまうなんてことは一切無かったわけです。



一方、当方のR100GSでもそれは同じことで

僕はいつものようにスマホと電熱ウエアそしてグリップヒーターまで使っているのに

そのような症状は現れません。

両車、発電&充電系は共通のはずなのにどうしてR100GSでできることがR80ではできないのか

良く壊れると言われるパーツはもうとっくに点検済みですがそこは異常なし。

そんな思いで故障探求の根気作業… あまり知的ではないけれど、もうなりふり構わずR100GSをドナーとして電装部品の移植と測定の繰り返し繰り返し…



もう診るところと移すモノがが無くなったと言っていいくらい。



そして最後に両車に装着されているSP2のパワーアンプ……やっと目先が変わりました。

故障探求で悩んだ時の悪い癖、アタマ固くなりすぎ (^_^;)



OHV2バルブボクサースタンダードの点火系の消費電力よりもSP2のほうが点火エネルギーが大きいのに消費電力は少なくなるものです。

しかしこのR80はツインプラグ化しているのでその点ではやや電力を消費気味。

一方、以前の使用状況ではツーリングメインでしたのでエンジンもよく回っているし、昼間にヘッドライトを点灯したままにしていることはなかった。

それらの差し引きで、結果的にバッテリーに電気は蓄えられる環境だったと言えるのでしょう。

だけど、使用を再開されてからここのところ先ずは通勤メインでゴー&ストップと信号待ちが多い上に

安全意識が高まっていらっしゃって常時ライトON(LED化で省電力化されていますが)そして電熱ウエアも導入

これらの変化で仕事に行けば行くほど電気は減っていくことになったのでしょう。



そこでこのパワーアンプ。

外観は同じですがR100GSに装着しているほうが世代が新しくて内容がバージョンアップ(常に)されているのです

R80のアンプも節電効果はありますがR100GSのほうはさらに節電、そして今回購入した新品はさらにさらにでしょう。

だからアンプを入れ替えるとそれまで数値を見てはアタマを抱えていたものが全て願う方向に変化しました。

どうせだったらオルタネーターキットを社外品に交換してしまえば…と言ったやり方もごもっともですが

たとえわずかでもプラスに振れればバッテリーに電気は蓄えられますから、しばらくこれで試してみましょう。


同じタイミングでセルモーターが機械的に壊れてしまうものだから

いっそう迷いましたよね (^_^;)


電気は見えないから苦手と言われますが僕も同感

しかし、数字通りに動くんでしょうからバイクならではの、感覚で評価される部位よりは良し悪しハッキリしていますね…







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キャブレターオーバーホール

2020年01月18日 20時05分08秒 | メンテナンス


今やキャブレターの車両も随分と減ってはきましたが、修理やメンテナンスで持ち込まれる件数は相変わらず堅調(?)です。

しばらく動かしていなかったのでスパークプラグがくすぶっているみたです…といったご依頼でも

キャブレター車だというだけで, もうそれなりに旧いバイクと言うことになるので、

いろいろと観察しながら分解を進めていくと、思った以上に手を入れておきたい範囲は広がりますね。



まずはキャブレター本体を傷めないように全バラにするのですが、これは結構な難関

バイク屋なんだからキャブくらいバラせて当然でしょうけど、未だに緊張する作業です。



洗浄と研磨などを終えて、消耗部品とガスケット類の交換

もう当分の間開けなくてもいいように、なんであの時やっといてくれなかったの…?

と、後々オーナーさんに突っ込まれないように作業範囲を考えて追加作業も提案。



モノによってはかなり高価な部品もあるので、何でもかんでも交換とはいきませんが

詰まりが無く、中にも外にも燃料漏れの心配がない状態に仕上がりました。







スロットルケーブルやキャブレター前後のホルダーなどもこれを機に交換。



始動後しばらくは、劣化したガソリンの燃焼異臭と多量のスモークで火災報知器をにらみながらの運転ですが

だんだんと排気ガスもクリーンになっていきます。

でもそれはキャブ車なりのことで、現行のFI車なんて全然排気ガス臭くなくて

部屋の中でエンジンがアイドリングしていてもずっと平気でいられるくらいですから

現行車の排ガス対策の出来は凄いですね。



最後にバキュームバランスを同調させればアイドリングはさらに安定し、メカノイズも少なくなっていきます。



そして試運転、これをやらないと想像力だけでは結果を判定できませんからね

スロットルで正常にパワーをコントロールできること以外に、

クラッチの滑りの有無と切れの良し悪し、ブレーキにサスペンションにハンドリングに、なにがしかの歪などなど、ライディングの妨げになるようなものが無いかどうか体感で判定できます。 

カスタマイズなパーツが必要かどうかはオーナーさん次第ですから、こちらからはとくにお勧めしていませんが

マメに乗って楽しんでもらい、コンディションの維持にはつなげていただきたいものです。

一度詰まらせてしまったキャブレターは、それ以降

動かさなくてもコンディションを悪くさせないでいられる(許される)時間が短くなるようなので

くれぐれもご注意ください。


旧車は維持が大変なんて言いますけど、あまり旧すぎるのはあれですけど

一度ベースができてしまえばあとはしょっちゅう走らせていれば良いコンディションを維持できる……と思います。

絶版車ゼファー1100、基本性能に不足はありません。

これからも大切にしてください。










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2020新春四国ツーリングー2

2020年01月16日 03時37分37秒 | ツーリング


今回のツーリングでは四国ならではの天空回廊へは季節柄近付くことはできないので

これまでに何度も訪れているのに向かうことのなかった「室戸岬」へ行ってみようと言うことから

目的地が決まったようなものです。

高知市内から室戸岬までは片道85Kmほど、ルートの選択肢は限られますから単純に往復で170Km

そして後半に四国を離れる時間を見据えておかないと、夜になる前にツーリングを終えてメインスタンドを立てることができません。

それならば出発時間は遅くても午前5時。

フェリーの便が1本違うだけで大きな時間ロスになることが分かっている緊張感から

早朝の目覚めはバッチリでした。

高知東部自動車道の無料区間に始まり、お正月三日のまだ真っ暗な海沿いの国道を

良いペースで、そして信号待ちからの猛ダッシュを繰り返しはするものの、遠く感じた85Km。

予定通り日の出前の「室戸岬」に到着。



到着前、最後のコンビニで買っておいたサンドイッチで朝食

周りにはカメラを構えていらっしゃる人達がポツポツと

これが元旦だったらもの凄いことになっていたに違いない…




奇岩が乱立する海岸から、太平洋に現れる美しい日の出を拝むことができました。











桂浜の坂本龍馬像と同じように太平洋を望む「中岡慎太郎像」



弘法大師が修行をしたとされる御厨人窟(みくろど)

ジオパークの自然で南国さながらの雰囲気に歴史とパワースポットから成る見どころたくさんの室戸岬。

「岬」滞在時間の少ない僕でさえもう少し時間をかけて見て回りたいと思いました。



ここからは急いで折り返しますが、まったく同じルートで戻るのはあんまりまので…

かと言ってあまり北上しすぎて高いところに昇り過ぎてしまっては道路の状況も分からないので、せめて「室戸スカイライン」だけはと

海を背にして、わずかながらの距離ではありましたけど高いところのワインディングをメリハリよく走っておきました。





四国の右下(地図で)のこのエリアはバイクをはじめオフロード走行が楽しめる装備で巡るのが

いいんだろうなと思っていたので、990アドベンチャーはともかくゴールドウイングの僕は潔く海沿いの国道に戻るしかないのです。





行きは暗くて見えなかった海を左手に眺めながら戻りはかなりのペースダウン (^_^;)





それでも追い越し可のセンターラインは見過ごすことなく活用し

ドライバーさんに不快な思いをさせないように配慮しながら短時間で追い越しを終える

こんな時、スタンダードエキゾーストの静かな排気音はいいですね

人に聞かせる必要がないのなら、自分で聞くにはこの音量で十分です僕には。



高知東部自動車道まで戻ってくると今度は高知自動車道に移って高知市街をパス。



須崎ICで高速道路を降りてからは、昨日の四万十川沿いよりも一つ北側のルート。



昨日よりも明らかに高いところを西に向かって走っているし、途中右に曲がれば四国カルストに行ける岐路が何度もやってきます。

雲も出てきていますからやっぱりこれ以上高いところに昇るのはやめておきます、と言うかそんな余裕はありません。



この後は初日同様に九四国道フェリーで九州に渡ることにしていて、当初の予定では14:30の便を予約済み

さすがにそれでは何処でツーリングを終えるにしてもそれは夜になります。

しかしここまで走ってきていると、ひょっとしたら1便前の1:30に間に合うかもしれないと欲が出て

予約の変更が可能かどうかをアドベンチャーが電話で問い合わせ。

が、しかし…予約が取れるのは前日の23時まで(実はこの時知りました)

現時点でその便の予約は1台入っているのみ、と言うことはそれ以外の先着4台目までに入れれば暗くなる前にツーリングを終えることができることになります。

とは言え、我々は以前にフェリーの出航前には滑り込み到着したにもかかわらず、当時の定員先着8台に入れず

出港して行くフェリーを見送った経験があります。

だから1:30の便に乗るならできるだけ余裕をもって早い時間に三崎港に到着していなくてはいけない。

そうとなればゆっくりしているわけにはいかないのでありまして、これまでのペースと気持ちを維持。

そして、同じ方向に進むバイクがいらっしゃるとしたならば、それが2台までならよしとしても

それ以上なら、それとなくなんとなく…前に出ないといけない。

幸いなことに我々のルート上に先行するバイクは見えず、先へ先へと進んでいったのですが、

ちょうど佐田岬として地形が細くなり始める頃の信号待ちで、はるか前方に左折で我々と同じルートに乗り込んでこられた3台の大型バイク。

だからと言ってこちらの方たちがフェリーに乗るために先細りの岬を西に向かっているとは限らないわけで、

三崎港を通り過ぎ、佐田岬の突端までツーリングを楽しんでいらっしゃるだけかもしれません。




だからこのお三台様を追い抜くのにはすごく苦労しました。

この一本道は追い越し可能なエリアがそれほど多くないし彼らと我々の間には多くのクルマもいますから

小さなチャンスを逃さず少しづつ間を詰めて行き、そして最後はできるだけ自然に自然に…



3台のハーレーを追い抜いて、そのあとも積極的に前に出て

彼らに大きく水をあけることができました。



結局、三崎港へは我々が一番乗り

予約の人はまだ到着してないみたいですね。



乗船券を購入して一安心、出港までは40分以上ありますから軽く腹ごしらえ

フェリーを降りてからもまだまだ走ります。



じゃこ天とサザエごはん、室戸岬を出発して以来の息抜き(ゴールドウイングは走りながらでも息抜きできますが)



乗船時間がせまりバイクに戻ってみると我々の後に4台ほど…皆さんお仲間なら全員一緒の乗船はできませんね

我々がペースアップしたばっかりにすみません。

結局、予約の1台もお見えで無いようでしたので乗船したバイクは我々の2台のみ。

3台までならギリギリ到着で運よく乗れる状況でもあったわけですね。

それにしても予約なしの九四国道フェリーチャレンジはリスクデカい

変更無き予約をお勧めしますよホント (^_^;)



そしてあの3台のハーレーは現れず、やっぱり佐田岬ツーリングだったようです。



クルマより先に乗船できるバイクは客室にも一番乗り。



走って行ったことはありませんが、遠ざかっていく佐田岬そして灯台。

あそこまではバイクを置いて少し歩かないと行き着けないみたいですね。



佐賀関の再スタートはまだ3時前、まだまだ時間はあります。



アドベンチャーが言ってましたけど、我々が走っているのは国道197号

そして四国の三崎港までの道も国道197号

そうか、だから国道フェリーなのか!

国道197号線の海上区間を成すフェリーと言うことなんですね、知らなかった。



グーグルマップ上でも繋がってましたね197号線。



ここからは下関に帰っても熊本市内に行っても同じような距離です

せっかくこれだけの好天に恵まれているのだからもう少し良い景色を眺めたいので、熊本市内を目指すことにします。

重宝したのが国道57号線(中九州道)

西は竹田市まで伸びているのですね。

竹田市内に下りた時はさっきまで佐賀関に居たのが不思議なくらいの短時間移動。



竹田から先は数あるルートの中から最短、絶景、がら空きのルートを最大公約数的につないで

熊本県人によるルーティングで大分県と熊本県を横断。



四国と九州、景色の違いを感じながら東から西へ。



阿蘇山も見えてきて南阿蘇経由で熊本市内へ向かうつもりらしい。









陽も傾いてきて夕日に染まり始める時間にこんなところに居られるのはそうそうありませんから

明日、Uターンラッシュと同じ方向に下関まで変えることをものともしない判断は正しかった。



これまでの道に交差して根子岳を正面に見ながら進む新しい道路が出来ていくようで

今度ツーリングでこのエリアを走るときはルートの組み立てを凝ってみたくなりますね。



南阿蘇の道の駅「阿蘇望の郷」





今朝、四国の室戸岬で日の出を拝み

そして熊本の西原村で走りながら見た日没。

朝夕で東から西への大移動となりました。





長男の社宅にバイクを置き、速攻で熊本の繁華街。



昨夜の高知カツオの塩タタキに続いて熊本の馬刺し…

燃え尽きました。





翌日はややゆっくりの出発で益城方面へ、

人気のホットドック屋さんをチラリと見て空港下を潜って菊池グリーンロード方面へ



年明けから今まで、どこへ行ってもお天気つづき。



菊池から上津江、そしてスカイファームロードの途中から日田市内へ







親子ともども愛聴しているラジオ番組でやっているうどんの限定メニューを食べて日田で解散。



ラジオの渋滞情報により渋滞の長さが合計数十Kmになる九州道に乗ることはせず、

日田から玖珠方面に農道を進み、飛ばせるあのルートで山国町。

やっぱり英彦山「野峠」越えはやめておいて、耶馬渓から京築アグリロード。

遠くに見える東九州道のクルマの流れをみて頃合いとなったみやこ豊津ICから高速道路に上がり



渋滞の影響を受けることもなく関門橋を渡りました。

お正月、飲みすぎることなく機会を待てば

何処でもとはいきませんがある程度のロングツーリングを楽しむことは可能なようです。

ツーリングにはいきたいけど時間がね~  と仰る人の長い正月休みのご参考になればいいなと思います。







































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2020新春四国ツーリング-1

2020年01月12日 03時27分44秒 | ライディング


今回の四国入りは「国道九四フェリー」の始発7:00を狙います…なんて言うけれど

二輪車の乗船予約ができるようになっていて、前日の23時までにインターネットで予約しておけば乗船権が確保できることと

現地で先着8台までだったところが、前日までの予約も含めて5台に枠が減っていると言った変更をアドベンチャーに聞かされるまで僕は全く知りませんでした。

朝の4時に下関を発って東九州道をひた走って、フェリーの行く手が薄っすらと白み始めた大分の佐賀関港に到着。



ターミナルの建物も新しくなっていましたが、働いていらっしゃる人達はお変わりないようですね (^_^;)



バイクの乗船は我々含めて4台、さすがにお正月の二日の早朝から始動するライダーは多くはないようですね。



フェリーの中でコンビニで買っておいたサンドイッチで朝食を済ませ

渡航時間70分間でアドベンチャー提案のルートを確認しいざ出発の佐田岬の「三崎港」



西へ尖った佐田岬をメロディーラインで四国へズブズブと進入

ゴールドウイングはその車重とタイヤによるのかロードノイズを拾いやすいので

アスファルトに仕組んである「みかんの花咲く丘」のメロディーが際立ってよく聞こえました

全国に28ヶ所あるメロディーもこれまでにいくつか聞きましたが普通のバイクでは今ひとつ聞こえがよろしくないので

今回は鼻歌まじりでツーリングスタートの高揚感を楽しめました。



四国と言えば、いつの間にか急上昇し高いところを走ることが多いのですが、この時期では冬季閉鎖のルートも有るし

実際に凍結している可能性もあるので、あまり山深いエリアには入り込まないほうがいいでしょう。



八幡浜から宇和島まで素直に海に近いルートで南下。

初日の目的地は高知市内でいいわけですから時間的には余裕アリ

これまでにこのエリアで走ったことのない興味深い県道を気持ちの良い独壇場にできました。




朝一のまだ暗い東九州道はさすがに冷えましたが、四国を南下し川幅広いのに曲がりくねった四万十川沿いに快走するころには

もう寒さなんてどこへやら、電熱ウエアの電源もOFFにしたくなる陽気。









途中、公衆トイレを求めて

本ルートから少し外れたところにきれいなカフェを偶然に発見。

我々が走るルート上、1月も3日ならともかくさすがに2日では、街中でもない限り営業しているところはないだろうと

充実のランチは期待していなかった(夜の部がありますからね)のですが…



入口の飾りもさることながら、店内には薪ストーブ。

炎の遠赤外線で体の中のほうから暖まる心地よさと



僕の日常の食事パターンから大きく逸脱した年末年始のご馳走ではなくごく普通の定食、今一番食べたいメニューがそこにあるという、なんというミラクルな状況。



お店の人には我々が今朝下関発で、まだお昼前の時間にここに居ることを驚かれましたけど、僕もここでおいしく食事ができたことに驚いてます (^_^;)







午後からはさらに気温も上昇し、さらに身軽になって

次々に現れる沈下橋を見下ろしながら四万十川沿いを気持ちよく走って行きます。



高知自動車道「四万十中央IC」から高速道路で[高知IC」まで高速道路(半分は無料区間)



冬場でなければ山を越えて豪快なワインディングから見下ろしながらやってくる高知市内

今回は高速道路から眺めることになります。



午後4時には無事ホテルに到着。



このホテルは2度目のチェックインになりますが、駐輪場が屋内にあることと大浴場があること

いずれの条件も満たしています。

我々以外には大阪ナンバーのハーレーが1台のみ

前回の高知市街は週末でしたのでこのホテルはもちろん、街中のホテルのエントランスには他県ナンバーのバイクが多くみられましたが

さすがにお正月もまだ二日、ロングツーリングをやっている人は多くないようです。



この後、入浴を済ませたらすぐに外出してアルコールを注入するのにこれはこれで無事到着の儀式、

早朝よりアクティブに動いていいるので、年末よりだらだらと飲み続けている飲み物とはまるで違って見えますね。



晴天のまま暮れていく高知市街を徒歩で



穏やかで美しい街並みを眺めながら、目指すは「ひろめ市場」



こういった施設の利用者と言うのは観光客が多くて地元の人たちはどうなんだろう…と思うのですが

周りのお客さんの話声には土佐弁が多くきこえてくるので、地元民も多く利用されていると言うことなのか

それともただ高知県民が評判通り酒飲みなのか…わかりませんけどとにかくもの凄い賑わい (>_<)



もうカツオの塩タタキしか食べなくていいくらい楽しみにしておりました。



ここ高知以外でも炙り系の居酒屋でカツオのタタキを見つけると必ずたべるのですがやっぱりここは格別。

食べながら「今度はいつ来れるのだろう…」と心配してしまうというのはどうしたものか (^_^;)



やっぱり一軒では終われず二軒目

こちらでは高知伝統のタレ「ぬた」を見つけて早速オーダー

この地域ではブリの刺身にはこの「ぬた」が定番ですが、今までカツオに目が眩んでいたため強く意識していなかったけど初めて食べることができました。

にんにくの葉、味噌、酢を混ぜて作った土佐伝統の不思議な緑のソース。

今度来れたらまた食べたいもののひとつになりました。




カツオとぬた、地域性を堪能したところで明日の朝も早い。






















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営業開始

2020年01月07日 00時06分18秒 | お知らせ
新年あけましておめでとうございます。

本年もクロキライディングをどうぞよろしくお願いいたします。



こちらは1月3日の日の出

運よく「室戸岬」で拝むことができました。



お正月三が日の間にに宿泊ツーリングを実行するのは簡単ではないと思っていますが、ここまでお天気が良いと何とかしたくなるものでありまして…

天気予報が直前に変動したということもあって、出発の決定が12月31日の夜…



明けて二日の朝に下関発、そして熊本着の一泊二日

終わってみれば二日間で1000Km越えのなかなかタフな南国(四国)ツーリングとなりました。

お天気が悪ければ店にこもって仕事をしてたかもしれないと思うと

こうして何年も穏やかな(雨が降らない)年明けが続いていて、それをさせてくれないことはとてもありがたいことです。





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