クロキライディング

いつだってバイク

極楽(^_^)v

2014年06月30日 02時50分21秒 | メンテナンス

只今 当店所有の 「FORZA Z」

ここ最近 勝手がよくて何度か乗っていたおかげで

車両コンディションも十分に解りました。

Cimg9880
普通に走らせる分には何の問題も無いのですが ある状況下で加速不良がありまして 

前オーナー様は感じていらっしゃらなかったようですが 販売車両とするには

当然NG

外からは ほとんど何もできない ビッグスクーターですから

予め いろいろと情報を集め作業内容を検討してから 外装を外していきます。

取扱の頻度が少ないので 手際よく…とはいかないのですけど。

Cimg9882
交換してみるには ちょっと勇気の要るパーツですが、やるしかないのです。

そして次は ステアリングヘッドのステムベアリング

普通には まだ気付かれるレベルではないのですが 動きが僅かに重い

先々 この症状が進むと、そのライディングフォームが物語るように 「脱力ライディング」が可能なビッグスクーターの魅力が台無しです

スポーツバイクでスポーツライディングを楽しむためにやっていることを

ビッグスクーターでは 寝転がったままやってる…みたいな
そんな極楽な乗り物ですからね (笑)

Cimg9881
走行距離はまだ 3000kmに満たない車両ですから

新車の組み立て不良ではないかと思われます

ここは マニュアルに従って ではなく 独自の基準で組み立てます。


ビッグスクーターがよく売れるタイプのショップではないのですが

もう後へは引けなくなりましたね 

一つ前のモデルということになりますが 基本性能はしっかりとしたものでなくてはいけません。



一般ユーザーさんが求めるところと 私が重視するところ

いつでもかなりの温度差がありまして…

カスタムなんてことには目が向かないので お客さんも極僅か


「スクーター」 そんな 語るものではないのかな (^_^;)

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2014-06-29 01:02:20

2014年06月29日 01時02分20秒 | ライディング

ZX-10Rの試運転
Cimg9856
ETCも付いてることですし ちょっと試してみたくて「高速道路」

下関IC~小月ICまでの 1区間を走ってみました。

やっぱりと言うか 加速レーンで後悔したのが ウエア

いつもの作業服に ジャケットはゴールドウインの「NEO EURO」

上はともかく 下は軽装過ぎました。

全開で迎える 最大出力発生回転数

はたして できていたのかどうかわかりません

少なくとも このキツイ前傾姿勢を強いられるライディングポジション以外には考えられないことは確かです。

Cimg9857
2速では試せても 3速のスピードになると もうクルマが多すぎて…

あまり よくは知りませんが ここまでのハイパフォーマンスモデルともなると

あまり低いギヤポジションでは 出力に制御がかかってしまい

全域でパワーが出ていないかもしれないので 

できるだけ上のギヤで試してみたかったのですが…

この北米仕様よりも さらに20PSが上乗せされた仕様があることなんて

とても想像できないという 情けない結果に終わってしまいました。

それでもこの 猛烈だけどフラットな加速感は 1000ccならでは

先日 ちょっとだけ乗った 600ccクラスのほうが難しいかも

Cimg9858
これまでの最短時間で下関~小月を移動したあとは

もちろん下道で戻ります。

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いろんなものが 脳ミソから溢れ出したみたいで のどかな田園地で一息入れたくなりましたね (^_^;)

Cimg9867
こんなにパワーはなくてもいいけれど

コレでなくっちゃ味わえない感覚ってのも やっぱりあるんですよね 困ったことに…

いや もっと時間をかけて 走りこまないとわからないことだらけ

たいてい その使い切れそうも無い猛烈なパワーと 耐えられない前傾姿勢で片付けられてしまうことの多い スーパースポーツ

サスペンションのセッティング変更や 乗り手のメンタル(ライディングテクニックよりも)を

もっと追求してみたい なんてことを思いました。

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エア抜き 水抜き

2014年06月28日 00時55分20秒 | メンテナンス

販売車両とするため 各部のチェックとメンテナンスを進めている CB1300SFCimg9832

「PROJECT BIG-1」と言うコンセプト 大きいバイクのイメージが 見た目はもちろん 走らせても…

良くも悪くもすごく実現されている そんなバイクですね

さてコチラ 休眠期間が長いと やはり細かいところまで見ていかないといけません

Cimg9826
FUELタンクの裏に よくある ホースの取り出し口

Cimg9827
行き先のホースのところで目詰まりを発見

どこで詰まるかわかりません ただ今回は昆虫ではありませんでした (笑)

Cimg9829
このままだと右の穴から排出される 洗車や雨の水が抜けないわけですから

知らずにキャップを開けてしまうと 周辺の水が ドサツっとタンクのインサイドへ落下 ガソリンより比重の重い「水」はいろんな所でわるさをします。

ここで発見できてヨカッタ

因みに右(バイクの進行方向ではたいてい左)の穴が排水

そして左が 閉まったタンクキャップ経由で 空気の出入り口

ここが詰まるとガソリンが より低いところへ降りていけなくなり

知らずに走り続けると ガス欠の症状が現れます。 


タンクキャップのタイプによって構造は異なるのですが

タンク内に水を浸入させないことと 大気を出入りさせるために

どのバイクも なんらかの手を打ってあります

雨にさらすことの無い ホースでバンバン水をかけて洗車することも無かった ご自分のバイクがどうなっているのか そして通路は確保されているのか

知っておくといいですよ

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地味な確認作業ですが これひとつで走れなくなってしまいますもんね

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サイドカー

2014年06月27日 00時16分52秒 | お客様

基本的にサイドカーをお取扱いできるものではない(店舗の広さ 設備 それから知識の不足のため恐れ多くて…)のですが

バイク側の整備や その他ちょっとしたことならば 条件次第で対応できることがあったりするもので たまに目の保養をさせていただいております。

Cimg9839
バイクは BMW K1200RS

縦置き4気筒は重心も低く サイドカーに向いているのでしょう

サイズも大きくて重量もあるので K1200RSの出力特性との相性もいいようです

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片持ちハブステアのこの部分だけ見ても もの凄く凝った造りですよ

シングルディスクにダブルキャリパーそしてインテグラルABS…

ブレーキフルードの交換は かなり難易度高し

サイドカービルダーさんの実力 スゴイ!

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リチウムイオンバッテリー

2014年06月26日 03時30分49秒 | パーツ

まだまだ販売実績の少ない 2輪用「リチウムイオンバッテリー」

ちょうど寿命を迎えた BROSのバッテリーに使ってみます

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ほんとに中身が入っているのか疑ってしまうほどの軽さです

商品案内によりますと 取り付け車両の充電電圧が13.5V以上、14.8V以下というやや厳しい制限はありますが 

始動性能、寿命 共に鉛バッテリーを上回ると謳っています。


その中で興味深いのは 「寒冷環境でエンジンが始動できない場合」

ヘッドライト、ウインカー等を点灯させ そのままで4~5分間放置した後

再度エンジンスタートを行ってください… と

これまでのバッテリーではあり得ないハナシ

Cimg9683

まあ どちらにしてもそう言った状況になるのはずっと先のことです

寿命がくるまで使ってみましょう

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雑用

2014年06月25日 01時52分47秒 | 日々のこと

 

今日の午前中 日差しはあるけど風は爽やか

予約の作業を2件済ませたところで ちょっと外出したくなったので

雑用を片付けに行くという名目で出かけました。

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日差しと風のバランスが とてもよいカンジ

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下関市の環境センターに書類を提出するだけのことですが

産業廃棄物の処理に関する報告など 正しく整備工場を営むには

いろいろと義務が伴います。


やっぱり出てしまうともうダメ 

久しぶりに 「大正庵」を目指します 
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「そば弁当」 冷たいそば2段とミニ丼の3段重ね

あぁ やっぱり写真がダメ… おいしそうなカンジが伝わってませんね (-_-;)

これだけやれば 気も済んで あとはまっすぐ帰還

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スクーターでも シートを介して体重をしっかりとあずけ 

ブレーキング時の減速Gを 足でも受け止めると

バイクと一体感を得るのも楽チン

この 「FORZA」 ハンドリングも優秀で キビキビ走らせてもネガティブな部分は感じられません

トランスミッションのマニュアルモードも駆使すると バイクの動きもある程度 先取りできて 走りを楽しむことができます。

雑用を速やかにこなす こんな使い方もできる只今当店所有の 「FORZA Z」 

いかがですか?

 

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シリンダーヘッド

2014年06月24日 02時05分51秒 | メンテナンス

DUCATI 900MHRのシリンダーヘッド
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そういえば この「デスモドローミック機構」を分解するのは 久しぶりなので

工具のことやら サービスデータなど いろいろ調べたり探したり問い合わせしたりと スローペースにしか作業は進みません。

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デスモドローミックですから バルブを開くロッカーアームはもちろん

閉じるためのロッカーアームもあり シリンダーヘッド内は ちょっと複雑

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測定しながら分解してみると さすがに数値は基準値を大きく越えていて

おまけに バルブシートは有鉛ガソリン仕様

これはもうフルコースの内燃機加工となります。

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「そしてこれが仕上がり…」 ではなく これから外注へ向かうところ

燃焼室のカーボン除去だけでも たっぷりと時間がかかります


やっぱり エンジンオーバーホール

そのほとんどが 掃除みたいなものですね。

 

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COPEN

2014年06月23日 02時46分33秒 | クルマ

発売されたばかりの 新型「COPEN」

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ディーラーさんに出向き 早速試乗を済ませた帰りにご来店の

クルマに厳しい そのお客さんの評価はとても高かったようです。


もともと うちの店内にあったカタログを見ただけで アレコレ意見していたときよりも 試乗した後のほうが褒めていたので 

クルマの評価なんてできない私でも これは気になりますね。


そんな話しも終わり 作業再開はしましたが 

昨日より 飲み会のために帰省していた長男とその話しがブリ返してしまい

「ちょっと見に行ってみるか」 ってことになり

軽トラで3分ほどの 最寄のディーラーさんに急行しました

「なんだかんだ言っても 結局 乗って遊ぶひまなんて無いよなぁ」なんて

最後に必ずのセリフに至ったところで ディーラーに到着

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ありましたありました 一番目立つところに

まず電動ルーフの動作を見せてもらい ちょっとシートに着座でもしてみようかな

ってところで ケータイが鳴って 速攻で戻らないといけないことに…

そう やっぱり使う時間はないのダ ということ…です


そして長男も帰り いつものように作業をつづけて夜をむかえるころ

なんと店の前に現れたのがコチラ

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なじみのお客さん ダイハツのディーラーの店長さん

只今 この新型COPENの紹介に奔走中で こんなボクにも見せにきてくれました!

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バイクもクルマも運転に長けている 彼の運転で近場をひとっ走り

さすが店長 各部の説明をしながら夜の市街地をよいペースで走ってくれて…

おまけに 1回の信号待ち時間内でルーフの動作が完了するところも実演して見せてくれる そつの無さ

当然 ボクもちょっとだけ運転させてもらいました

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自分に クルマを正しく評価するチカラはありませんが

この 「オープンカー」というスタイル

バイク(ちょっとだけサイドカーも)を知る自分にとって 同じものとできない開放感とキモチよさがどれほどのものなのか とてもきになるところです。


たまの休みに フラリとオープンカーで出かける

そのくせ街中でははずかしくて そそくさとルーフを閉める(信号待ちの間に)



そんな気の小さい自分をちょっとだけ想像させてもらえて…楽しかったです 

わざわざ 「小月店」から営業に来ていただき ありがとうございました。



 

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BAJA

2014年06月22日 01時01分52秒 | メンテナンス

朝一番で修理車の引き取り
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昨夜 コンビニに寄った後 再始動できずに やむを得ず店員さんにおことわりして置いて帰られたそうです。

セルモーターでクランキングできなくなって久しいバッテリー搭載のまま

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ここまで 始動はキックスターターで凌いでこられたそうなのですが…

小排気量 オフロード 2サイクル車などに採用されている 「CDI」点火方式

そのほとんどは 電源をバッテリーに頼っておらず

もうバッテリー 付いてなくても キックでエンジン始動できて走れるのですが

コチラのように 元の電源をバッテリーに頼る「DC CDI」では

バッテリーの状態が 完全でなくてもいいのですが 

最小限の蓄えられた電気は必要なんです。

このように「バッテリー上がりでも キックがあるから大丈夫」といつまでも言ってはいられないバイクもありますね。

キッククランクだけで 必要な電気をまかなえる脚力があれば 話しは別ですけど それはムリ

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潔く交換させていただきました 

バッテリーの突然死は成り行きが面倒な事になりがちなので

信頼のブランドを使用し 十分な初期充電と制御電圧の点検は欠かせません。

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始動後 軽くブリッピングしてみると あぁ~心地よい

久しぶりに触らせてもらいました

持ってる人 大切にしてください 


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バイク違い

2014年06月21日 02時01分31秒 | 日々のこと

初めてのお客様から修理のご依頼

車両は ビッグスクーターの 「FORZA」 
カスタムの以来でなければ大丈夫です

先方はお忙しいらしく ご本人不在のまま バイクだけを積んで帰ることにします

お住まいの集合住宅に到着し 奥様から「スマートカードキー」をお預かりして

到着直後に所在を確認しておいた 黒いFORZAのもとへ
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しかし 駐輪場にハンドルロックで停めてあるFORZAは コチラの操作にまったく反応してくれない スマートカードキーの認証がとれればメインスイッチノブの周辺が蒼く光るはずですが…

このように電気的に反応してくれなければ何も始まりません

数日前まで正常にロック解除できていたと仰るオーナーさんとケータイで通話しながら あーでもないこーでもないって言いながら なんとか持ち帰られるように 手を尽くしていると 

どうも現場の状況とオーナーさんが仰ることとが一致しないことに気がつきます

そう 同じ敷地内の まったく無関係の「FORZA」に一生懸命にアクセスしようとしていたのですね… お恥ずかしい

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本来 持ち帰るべき車両は 建物を挟んで反対側にひっそりと置かれてました (>_<)

なんだかんだゴソゴソやっている時に バイク違いのオーナーさんにでも目撃されようものなら 大変なことになるところでしたよ

コメント (2)
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