クロキライディング

いつだってバイク

ステアリングダンパー

2023年12月29日 19時55分30秒 | 日々のこと

先日、オーナーさん了解のもとBMWのステアリングダンパーを外しました。

 

もちろん外した状態で当方でも走らせて、

強い加速と減速状態で、路面状態のあまり良くないところでバンクさせてみたりして

僕が過去に経験してきたような場面に遭遇しても

不安を感じることがないかどうか試してもみた上でのことです。

 

ダンパーを外すことでこれによりさらにステアリングの回転起動トルクを感じやすくなり、

結果少しベアリングの押し付け具合を弱めることになりました。

これで操舵の抵抗になるものを限りなく取り除くことができたのではないかと思われます。

もともとタイヤさえ摩耗していなければ不満の無かったハンドリングもさらに良い感じ(良い感じって言うのがですね。。。)

になりました。

 

その後、全く手を付けることができていなくて、

永いこと店頭にてジャッキアップされたままのR100RSのフロント周り作業にたまたま復帰 (^_^;)

 

 

当店にやってきてすぐの試運転では発生しませんでしたが、

ステアリングが左右に振れて暴れる(ハンドルのブレ)ことが良くあると言われていた過去。

R100RSの当時はそんなものだと僕も先輩ライダーさん達から申し送りされていましたが、

今ではそんなふうに決めつけなくてもいいことになったのはタイヤ(バイアス)の進化の恩恵が大きいと思っています。

そうは言ってもステアリングヘッドのコンディションがそこに影響することには違いありませんから、

確認しておく必要はあります。

 

 

 

ベアリングのコンディションはもちろんだけど、

グリスの状態と組み立てトルクからの影響も大きいので、

そこをはっきりとさせるために中古車整備はさらに長期化します。

 

ココの構造によってはステムベアリングの動きを下のナットで探っても、

上のロックナットを締め付けるとそこが変わってしまうので、

たとえ数値化されていてもそれは無視して結果を得るために何度も組みなおし。

もう作業を受け入れて車両を預かると年を越えてしまいますから

最終日前日に受け入れストップとなったので期せずして在庫車両の作業が進みました。

ココまでやったのだからフロントフォークも。。。またしても追加決定。

 

今年も一年クロキライディングをご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。

これまで以上に作業のご依頼にお応えできずお役に立てなかったことも多かったように思います。

バイクに乗る人が増えて売買も多く取り交わされているようで、

不調をなんとかされたい初見のお方からの問い合わせが激増しています。

しかしながら僕の作業ペースが今以上に速くなることもお店のスペースが広くなることもなく、

なかにはお気を悪くされたお方もいらっしゃったみたいですが

無気力や怠慢でないことだけは確かですからどうかご容赦ください。

店内のバイクを外に出して小掃除も終了。

本日をもって今年の営業終了です。

新年は1月6日より営業スタート

皆様良いお年をお迎えください。

 

 

 

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四国タフツーリングー2

2023年12月24日 22時25分53秒 | ツーリング

 

昨日より軽度なトラブルで僕をハラハラさせてくれているR80 

これまで全くと言っていいほど起こっていなかったキャブレターからのオーバーフローによるガソリン漏れ。。。

一時的にフロートのバルブの密着が悪かったこととFUELコックを閉めていなかったことが重なって

一晩かけて少しずつ駐車場の床を湿らせてしまったみたい。

これも大したことではなく始動後しばらくは吹けが悪いことはあってもすぐに回復するはずなので

慌てることはありません。

 

さすがに今回は全員揃ってホテルの朝ごはんを食べて予定通りに高知市街を発ちました。

 

今回は四国一泊二日の行程ですから今日はもう帰る方向。

なのに、スタート後間もなく乗った「高知自動車道」を30km弱走ったところで降り、

一路東側、吉野川方面に向かう模様。

そう言えばこの高知自動車道、去年の正月(今から2年ほど前)の朝

高知から瀬戸内海側まで走ったことを思い出しました(いや忘れもしない)

あの時はまだ夜明け前の氷点下だったし路面が大丈夫なのか…このまま高速道路に規制がかかっていないことを信じていていいのか…

高所でトンネルが連続する黒く不気味なアスファルトを身も心も冷や冷やしながら走ったものです。

 

大豊ICで高速道路を降り、吉野川沿い。

まだ時間も早くて交通量も少なくて、

オレンジのセンターラインにしては素晴らしき快走。

何時もオレンジのセンターラインを踏んで追い越しすることは絶対にありませんから

地元のドライバーさんが早々に道を譲ってくださったからこそ。

 

 

 

 

大歩危峡の手前で吉野川を離れ、

先行のドライバーさん達に次々に先を譲って(偶然)いただけて祖谷渓方面に急上昇。

先頭車間距離には気を付けるように申し合わせながら走りますが、

ハザード点灯されたのなら速やかに抜かせていただかないと

電車で席を譲ったのに遠慮されたのと同じような思いをドライバーさんにさせてしまいますからね (^_^;)

 

 

 

 

 

朝から走り通しで初めての休憩、皆さんそれぞれ順番を入れ替えながら

先頭から最後尾まで付かず離れずであっという間に「かずら橋」の近く。

 

この休憩の後、たまたま僕は3番手。

前走2台の2バルブボクサーと言ったらもう、先の見通しが効かないなどの

良くない条件ほど走りに活気が見えています。

ギヤレシオとエンジン形態からくる1速へのシフトダウンはまさにピンポイントの場所とタイミング。

エンジンブレーキを制していなければ、

こんなにもことも無げにタイトコーナーに消えていくことはないでしょう。

なんらかのパーツの装着でエンジンブレーキを弱める理屈は少なくとも彼等には有りません。

 

 

 

 

後ろを走っているとガソリンの燃える匂いが高年式のバイクとは違っていて

操作にシンクロしたタイミングで、排気管よりスモークを放ちながら良い加速で離れていきます。

どちらのエンジンもメンテナンスを担当させてもらっていますけど、

そんなに回しませんよ僕なんかは (^_^;)

 

祖谷渓の小便小僧はてっきり観光プロモーションなのかと思いきや、

1968年から立っているらしいのでその遊び心を考えると十分に歴史的だと思えます。

 

 

こうしてわざわざ香川県にまで食い込んでの讃岐うどん。

 

僕はこちら「山内うどん」は2回目ですけど

メニューに拘るほどの好みは無く、「ひやあつ」と言った言葉の響きが良かったのでそれを注文。

冷たいうどんに熱いダシをかけてある…どっちがどうなのか食べ始めて知るくらいのものです (^_^;)

噛まずに飲み込むくらい素早く食さないと「ひやあつ」が双方の熱交換で「ぬるぬる」になってしまうのだと

途中のゲソ天の歯ごたえに時間をかけたことに少し後悔。

讃岐うどんのためにはみ出したルート

行きは新しくできたトンネルで直線的に直行しましたが

戻りは旧道で山越えの超快走ワインディング。

 

 

新道と旧道の良し悪しはところによりますが、ココは新道のおかげで交通量が皆無

でも時間が経つと路面コンディションが劣化するでしょうから

たぶん旧道になって間もないこのルート、凄く良い時に走れたのだと思います。

 

 

 

讃岐うどんも食べたことだし、あとは一気に帰るだけ。

徳島自動車道「井川池田IC」より高速道路で西へ西へ。

途中のジャンクションで高知自動車道に移り

 

 

 

 

そして高松自動車道「三島川之江IC」でまたしても高速道路を途中下車。

 

 

四国中央市の街を下界に置き去る長い上り勾配で先頭に担ぎ出され、

それをバックに写真撮影の役 (笑)

 

 

 

 

ノールックシャッターをきりながら、全員に次々と抜いてもらって僕は最後尾で

別子銅山へ駆け上がり新居浜へかけての長尺のワインディング。

 

 

場所や高さによって違いはありますが紅葉も見ごろ。

ただペースが速い。

景色は見ると言うより「感じる」ことしかできませんでした (^_^;)

 

 

 

 

 

ワインディングも後半、「天空のコーナー」のどれかで停まってみたりするのだろうと思っていたけど、この快走はは停めてはいけないとRTが判断して

先頭のR100のほうのRTに言わなかったのだと思います。

 

 

「マイントピア別子」に到着したところで

いったいどこまで続くのだろうと思わせるワインディング走行も終了。

転倒するような人はいませんが、バイクを壊す人もいなくてよかった。

ココまでのルートのハナシで盛り上がりながらの人目の気にならないソフトクリーム

いい歳のオジサンだけど全く躊躇なし。

初日に劣らぬ充足感で今度はホントに帰ります。

新居浜ICから高速道路に上がり

本隊は松山港、RTは途中離脱で広島へと向かいますが、

まだ走り足りない人がひとり。。。

逆方向に進んで「瀬戸中央自動車道」瀬戸大橋で船に乗らない方法で下関へ帰るとのこと。

協調性という点ではここまででもう十分だと思いますけど

さらに遠回りで走って帰るというココロとカラダのほうに感心します (^_^;)

 

本隊は時間通りに松山港へ到着。

最年長と2番目の僕にはこのフェリーは恰好の休息場所

船を降りてからの日没後の高速道路に備えて爆睡するつもり。

いつものことですけど、夕暮れ時の波穏やかな瀬戸内海はじつに美しくて。。。

 

結局、おちおち寝てもいられずに

ツーリングを振り返ることになるのです。

高速道路上で途中流れ解散で

到着間近の美東SA。

 

いつもの顔ぶれ3人で「美東チャンポン」

我々3人のツーリングが終わって現実に切り替わるのはココですね。

今回の四国タフツーリング

冬では走れない夏ルート。

山深い四国らしい高低差を楽しめる素晴らしいルートでした。

 

後日判明、遠回りのR100RTは本隊が船に乗っている間に追い越して

我々より随分早く帰宅したそうで

まるで「ウサギとカメ」物語りのよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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足元

2023年12月18日 00時20分52秒 | メンテナンス

スポークホイールを美しく保つと言うのは簡単ではないのは僕にとっても同じことです。

ひとたびサビてしまうとそのうちにまとめてしっかりと磨いてやろうと思っていてもそれはもう手遅れ。

根本的にリフレッシュするには張り替えると言う方法しか僕は知りません。

 

分解して単体となって、接触を妨げるスポークが無くなったリムとハブを思い通りに掃除できるのはこの時だけの快感ですから、

日頃から愛車のスポークホイールを複雑な指の動作で磨いていらっしゃるオーナーさん達にも味合わせてあげたい感覚。

 

ドカティ スポーツクラシックモデル

極太サイズの純正スポークは既に販売終了になっていたので特注でスポークを制作してもらいました。

 

スポークの素材は最大でも4.0mmまでだから

純正よりちょっとだけ細くなるけど見た目重視の「なんでも極太が良いんじゃないか的な価値感」に拘っていらっしゃらないのであれば実質十分な強度でしょう。

 

 

久しぶりにホイールの自家ペイントでリフレッシュした奥のほうのR100RSのホイールは

車両に装着する時間がなくて4カ月も放置。

足元を仕上げてしまうとなんだか安心してしまうのはよくありません。

作業待ちのお客さんたちにお許しいただいてこの冬もう少し進めたいのですが。。。

 

 

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四国ツーリングー1 

2023年12月13日 18時22分52秒 | ツーリング

いつもツーリングは企画する側ですから、僕が「ツーリングに来ませんか?」と誘われることは

全くと言っていいほどにありません。

がしかし。。。

このほど広島県人主導で「タフツーリング」的な行事を企画中とのことで

開催直近になって応急修理の道具など持って参加しないかとのオファー。

出先でバイクにトラブルが発生したとしても現地で対処できることは多くないので

「たいして役には立たんよ」とは言うものの、

路上でトラブルが発生した時「絶対に無理、もうバイクをおいて帰るしかない」との最終判断ができるだけでも意味があるとのことなので

少々の道具を積んで、本当は一番心配かもしれない走行13万キロメートルを大きく超えた990アドベンチャーで

同行することになりました。

 

僕の心が大きく動いたのが、前日広島入りで

お好み焼きで軽く一杯のスケジュール (^_^;)

 

 

あれこれつまんで飲みながらお好みが焼けるのを待つ時間、広島に来ていることを心身ともに感じるのです (笑)

 

そしてこれがあまり呑み過ぎてはいけないと言う不完全燃焼は

明朝の出発時刻をRTが発表したから。。。

 

ビジネスホテルにしては珍しく5人がベッドを並べて泊まれる広さの部屋。

予想通り予定就寝時間を大きく超えて起床。

翌朝全員のスマートフォンのけたたましいアラーム音が一斉に鳴るまで睡眠とアルコールの分解に努めましょう。

 

翌朝は午前4時に出発。

別時間で広島入りしていたメンバー1人と、周南から駆け付けた1人と途中合流し総勢7名で

まだ真っ暗な山陽自動車道でしまなみ海道を目指します。

 

 

いくつも現れる巨大な橋を渡る頃には明るくなってきていて、

これから四国に上陸する機運もにわかに高まってまいりました。

 

 

 

 

こんな時刻に四国を目指しているのも、朝一の「UFOライン」

あの山の尾根を走るルートに立ちたいと言う思いからではありますが

そちらの方向、雲がかかっているではありませんか。

それでも天気予報では晴れることになっているので、到達するころには晴れ上がっているものと

希望をもって山に登りましょう。

 

 

いよ小松北ICで高速道路を降り、すぐさま給油したあとR194から

そろそろ彼ららしい走り方で気持ちの良いペースになってきたころ

後方でなにやらトラブルが発生したようなことをインカムが伝えるので緊急停止。

まさかこんなに早く事が起こるとは。。。

今回は7台中2台がBMWの2バルブボクサーでしかもその2台は

躊躇なく遠慮なく高回転リミットまでエンジンを回していることを僕はよ~く知っているので

僕はもうその旧車の救護ために来ていると言ってもいいくらいではないでしょうか。

 

覚悟を決めてR80を見てみると、なんとテールランプがダラ~ンと

これはネジが緩んだと言ったことではなくてテールランプを取り付けているテールカウリング下側の

プラスチックのステー部分が断裂したことによる(えっ!そんなことあるの)もの。

よかった、これなら何とかなります (笑)

これまでにもメーターとテールランプは良く動きますねと周囲から指摘されながらも

まあこんなものですから気になさらないで下さいと切りかえしておりましたが、

今回はまた特に激しく動いていると言われていたのはこのトラブルの兆候だったと言うこと。

 

 

僕だけではなく他のメンバーが携行していた材料も持ち寄って

とにかく縛りに縛る。

短時間で修理を終え、再スタートでこのあとの急上昇に向かいます。

 

そしてやって来ました標高1700メートルUFOラインの絶景ポイント。

僕とRTはこれまでココに5回くらい訪れているのだけれど

その景色に感動できたのは約1.5回くらい(1回の快晴と1回の薄曇りであとは霧で何も見えてない)なのです。

数日前からの天気予報で、今回はイケルだろうと心躍らせていただけに非常に残念。。。

まあここは潔くあきらめてまた来ることにしましょう、ココはもう近いのだから。

 

 

 

まだ時間も早く、石鎚スカイラインを登ってくる対向車は有れども

降りているのは我々だけのようです。

オレンジのセンターラインが終わるまで先行車に追いつくことも無く

ワインディングを駆け下りていくにつれ空は晴れていく無情さに

落ち込んでいるのか喜んでいるのかわからない複雑な気持ちで四国カルストを目指します。

 

 

 

 

ルートの難易度を高めるため敢えて天狗高原側からの四国カルストエリア入り。

やっぱりこれまで通りUFOラインにガスがかかっていてもこちらは晴れてる

ここはこれまでのツーリングでは晴れ予報なら全て晴れていましたからよほどUFOラインの天気が変わりやすいと言うことなのでしょう。

 

 

 

 

絶景を眺める我々の背面にある「星降るヴィレッジTENGU」のレストラン開店を待ってランチ。

 

今夜は当然「カツオの塩タタキ」ですから

ココでは軽めにと言うことですが

暗いうちから走り続けているので腹は減ります。

 

 

普段からほとんど昼ご飯を食べない僕も、皆さんと同じく茶色い食事で高カロリー補給でしかも大盛り。

調子に乗ってオーダーしておいて食べきれないことをわかっていて加勢に来てくれたRTに

あとを任せて気になる外(四国カルスト)の空模様を見たくて早々にお店をあとにしました。

ツーリング中のランチはどうしても正しい選択ができないな。

 

 

 

あーやっぱり四国カルストはイイ。

地元山口県のカルストとはまた違った雰囲気。

 

 

大人になってからだと秋吉台よりもこちらに来る頻度のほうが高くなっていることは間違いないですね (^_^;)

 

僕がココに呼ばれた理由のひとつ「デジカメ撮影」

ドラレコ動画で見るより蘇るらしいのです、あとで。

 

 

カルストエリアのベストポイントで営業されているキッチンカー的なカフェ

 

 

斜面に設置されたチェアーに腰かけて食後のコーヒー。

なんて贅沢なんでしょう。

 

 

気温も随分と高く、土曜日に午後ここに訪れる人々はみんな笑顔。。。そりゃそうなりますよね。

 

 

こんなに高いところなのに自転車もたくさん。

このお二人のどちらかでしょうか? 彼らのYouTube動画に我々の浮かれ果てた姿が写っているのを

後日メンバーの一人が見つけて皆でシェア。

逃げられませんな~ でもよく見つけたね。

天狗高原に五段高原と四国カルストだけは一気に走り抜けてはもったいないので東西横断を一往復。

よほどでなければやらない同じ道を2度…ゆっくりと走っております。

 

天狗高原側から高地を下り、R439で仁淀川沿いにどこまでも良いペースが続き

毎回一度は渡ってみるどこかの沈下橋へ。

 

 

仁淀川にかかるそれ、今回は初めて訪れる(らしい)

「浅尾沈下橋」過去にはもういくつも沈下橋を渡っていますが、川幅が同じくらいなら橋の幅も同じようなもので

いったいどれがどの橋だったのか覚えてないけど川面はどれもいい色してますね。

 

映画「竜とそばかすの姫」の舞台モデルとなった沈下橋だそうで、巡礼なんだろうなと思われるライダーさんが

何度も何度も撮影の構図を探っていましたので、そうでもない我々は少し離れて記念撮影。

再度R439に乗り、宿泊地の高知市街に向けて本日最後の山越え。

 

すでにもう景色は堪能できたので、この終盤のステージの視線はライディングのためだけに注がれるもの。

全員インカムの通信が途切れることなく、長時間のワインディング走行を堪能。

 

 

途中、R80氏より

FUELコックをリザーブのポジションに切り替えたのだけど

このまま走り続けて大丈夫?と問われましたけど、ココで燃費を抑えた走り方になるのももったいないし

イザとなればガソリンシェア用のポンプも持って来ているので「遠慮なくどうぞ~」とだけお伝えして楽しんでいただきました。

 

2バルブボクサーのFUELタンクはたしか22Lもあり、

これまでのツーリングではタンク容量が少なくて(脚がみじかい)バイクがいると自己判断で給油を1回スキップすることが多く

今回も一つ手前の給油で高知市内までの距離からして大丈夫と踏んでいて、

そんな判断は同じバイクに30年以上乗っていらっしゃるオーナーさんがこれまで一度も外すことは無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

あともう一息で眼下に高知の街が見下ろせると言うところでとうとうR80がガス欠で停止。。。

これまでと同じようにガソリンの残量と目的地までの距離の計算は合っていたのだけど、

ここにきてなぜ今? となったのはこの移動にそれだけ計算が狂うほどの燃料を大量に費やしたと言うことなんでしょう (^_^;)

同じタンクでさっきのガソリンスタンドで念のため給油していたR100RTから(ガソリンを抜きやすいから)

拝借したガソリンはほんの少しだけ。

この先の視界が途切れてからすぐのところにガソリンスタンドがあることを先行のメンバーが見つけていましたからね (笑)

 

 

 

 

 

道の曲がり方に集中し凝視していた目が、陽が傾き始めた街に向けられるとスポーツライディングも終了

 

無事に高知市街にやって来ました。

 

 

チェックイン後、部屋に着いたらまずは何はともあれ。

そこから速攻で入浴を済ませ夜の繁華街。

 

 

一応ひろめ市場に入ってみましたが、ものすごい人人人。

 

 

コロナも落ち着いて、もうこの時間から7人分の席を確保するのはほぼ不可能とみて

ココは場の雰囲気を感じるだけにして素通り。

 

そして一行はRTが事前に予約していたらしい居酒屋へ。

いや-、連れてきてもらってよかった。

塩タタキのクオリティー高し!

ひろめ市場の豪快なタタキもいいけど、こうしてきれいにお皿に盛り付けてこられると

ありがたさ倍増。

 

 

今回初の塩タタキと仰るメンバーも

僕があれだけ絶賛なのはホントだったんだねとご満悦。

 

僕も「土佐巻き」は初めて。

これはますます高知に通わなくては (^_^;)

 

RTと僕のお決まりになっている塩タタキからの屋台。

 

 

餃子と醤油ラーメンで〆て徒歩でホテルに帰りました。

明日も多分、容赦のない一日になるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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忙しすぎ

2023年12月08日 21時21分10秒 | お客様

 

ツーリングとレースとそれぞれ楽しんでいらっしゃるお得意様。

このたび2台目のサーキット専用車を入手したとのことで

またアレコレお願いしますねと随分前に予告されていたのですけど

お互いに忙しくて連絡が行き届いておらず、気が付けばレース1週間前にそれぞれの尻に火が付くことになってしまいまして

他にお待たせしているお客様の手前、律儀に営業時間外の作業となりました。

180/60ZR-17なんてレースに疎い僕としては初めて見るサイズですけど

そのプロファイルが使用目的を物語っていますね~疎いから詳しくありませんけど (^_^;)

 

お仕事柄、超多忙なオーナーさん。。。なのに遊びはかなりアグレッシブ

聞けばほぼぶっつけ本番のレースになるようですが

この真夜中に失敗が許されない僕のほうのプレッシャーもかなりのものデス。

フォークスプリングが変更されていることはわかりましたけど

それ以外は標準のセッティングでいくべきでしょう、というかそれしかできない状況。

 

恐ろしく効いていたステアリングダンパーは

とりあえず取り回しで障害にならない程度に弛めてお渡し。

あとは走りながら「必要なら」強めてください。

走り方とタイヤの能力との相談ですかね。

 

後日、無事にチェッカーを受けたとの報告がありました。

忙しくて時間のない人ほど激しく遊んでいらっしゃいますね (^_^;)

 

 

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サザエ

2023年12月07日 21時34分42秒 | ツーリング

数日前から降水確率が上下していたのですが、幸いにも悪い方向に進むことはなく開催することに。

予定通りに集まったのは10台。

 

スタートの時、路面は少し濡れていましたが、そのうち乾くだろうと楽観していましたけど

豊田湖付近ではさらに追加のパラパラ雨。。。

 

 

レインウエアを着るほどではなかったのと気温が低くないのには救われましたけど、

この日どうやら我々のほうが好んで湿ったワインディングルートを選んでしまったようですね。

 

 

道の駅「さんさん三見」

海側に出るまで時折の霧雨は続きこれが朝だけの早朝ツーリングだったら

ただバイクを汚すだけの残念なツーリングになったのかもしれません。

 

 

トイレ休憩のためだけの入場だったので申し訳なかったのですけど

スナックコーナーで「ライダーさん達に」と提供してくれた暖かいお茶をいただいて再スタート。

 

その後も海沿い断崖ルートをクネクネ走って萩を目指します。

 

 

 

覚えている限り恥ずかしながらこれまでバイクで乗り入れることのなかった萩の三角州

初めて橋で渡りました (^_^;)

 

 

 

朝のうちだから大丈夫だろうと通過した水の都「萩」の街

朝市では大勢のお客さんで賑わっていて、ただ通り過ぎただけですけど

それだけでも良い観光気分になりました。

 

 

 

 

だからというわけではありませんが、少し止まって見物した「明神池」

 

せっかく笠山にやって来たのだから皆さんをご案内するつもりが。。。

ココがどう言った場所でこの池に何が生息しているのかなんてこと

僕以外のご参加の人達のほうがよくご存じなのでありまして

ルートと景色と食べることと給油とトイレのことしか考えていないことを恥じました (^_^;)

 

それならばこの際、笠山の端っこまで行っておきましょうと

行けるところまで行ってみました。

 

 

椿の群生林が名所となるのは年が明けてからの2月~3月ですが

これを見るとその頃来てみたいと思わせるもの。

 

 

世界最小の火山(それも知らなかったけど…)の噴火口

こうしてみると見どころたくさん。

 

展望台2階の室内展望室は暖房完備。

 

 

 

そして1階にはカフェも。

 

 

当然ランチも笠山でとることにしておりました。

 

全部食べられるかどうか自信はありませんでしたけど、今年の夏に食べた記憶の無い

サザエのつぼ焼きが付いた定食にします。

 

 

 

アマダイの煮つけ 

これが出てきて以降は無言で取り組む「小骨」

 

 

 

運悪く時化のためイカがあがらなかったとのことで

活き造りは望めませんでしたが、地域柄どれも美味しい。

 

ランチを終え、笠山をあとにするとそこからさらに北上。

ようやくお天気も安定してきて、路面もドライ。

早朝ツーリングでは到達できないエリアをパワフルなクルージング環境に

やっぱりツーリングは今日でよかったのだと少し安心したひと時。

 

 

気温もそこそこ上昇していて、場所によって違いのある紅葉のおかげで秋の終わりと冬の始まりの

両方を感じることができた県北の内陸部。

最高到達点から下関へ向けて折り返す時(ルートが重なることは決してありませんが)

帰還の時刻を考えるとココまでなのか…と

後ろ髪を引かれる思いで「南向き」の快走ルートに移りました。

 

その後もところによってはまだ路面が乾いていないところもあると言う

何とも変化に富んだいつもの早朝ツーリングエリア。

 

 

 

 

 

 

 

 

しっかり走るのは今年これが最後になるかもしれないと、周南からお越しのメンバーはここで離脱。

小郡萩道路から上がってそのまま周南までクルーズコントロールで晴れた午後の陽気を楽しむのでしょう。

 

 

本隊はその後もいつものペースで走って道の駅「蛍街道西の市」

僕がご挨拶をして解散したのが午後3時過ぎ。

福岡県内よりお越しのメンバーも明るいうちに帰還されることでしょう。

今年もクロキライディングの早朝ツーリングをご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。

また来シーズンも楽しく気持ちよくライディングできるよう、

さまざまなタイガー800氏ルートでご案内させていただきます (笑)

 

僕もこのあと仕事はせずに後片付けだけをして帰りましたので、

今年まだ見た覚えのない「サザエさん」をビール片手に見ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最終開催

2023年12月02日 21時42分52秒 | お知らせ

明日のお天気はまずまずのようです。

明け方に少しパラつくところもあるようですが、なんと言ってもスタートが早朝ではない早朝ツーリングですからね。

 

ツーリング前日と言うのに、作業に躓いてしまってすっかり遅くなってしまいました (^_^;)

でも明日は距離も走りませんし寒いからスピードも出しませんから気楽に行きましょう!(ランチは萩の海鮮)

そうは言ってもこの時期のツーリングですからご参加の皆さんは防寒対策をしっかりと…お願いいたします。

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