クロキライディング

いつだってバイク

猛烈かつ安全

2020年08月17日 01時37分19秒 | バイク


旧くからお馴染みのお客さんが購入された新しいバイク

KTM1290スーパーアドベンチャー。

購入前は同カテゴリーのライバル車と乗り比べたそうですけど

無難なほうより刺激的なほうに(やっぱり)されたのですね。



最近のアドベンチャーモデルはどの顔もご家庭のお子様や奥様にはカッコよく映りにくいようで

虫みたいとか鳥みたいとかで、お父さんとは意見が分かれるようです。

とは言え、ここにはLEDのHI&LOWビームとコーナーリングライトまで備わっているのだから

夜間走行では頼りになるハズです。



やっぱり有ったホイール脱着の時便利なチェーンハンガー。



このチェーンスライダーの窪みはスライダーの摩耗限度を知らせるもの。

こんなKTMのちょっとしたおもしろくてありがたいところが

これから付き合っていくとさらに見つけられるかもしれませんね。



さすがに今時、電子制御とアジャスト機能たくさん。







まだ慣らし運転実施中でしたが途中でオイル交換をしたところで少しだけ乗らせていただきました。

1290はスーパーデュークRとスーパーデュークGTに続いて3モデル目

お店の周辺だけ低荷重のコーナーリングのみですが、大きさなど全く問題にならない軽快さで良く曲がる。

回してないけど高回転では強烈に加減速できるのでしょうけど

今日のところの低中速域ではとてもマイルド。

回転域によってエンジンブレーキも制御している様子で、あまり必要でない域でのレスポンスも穏やか。

高回転での変化も感じてみたいところでありまして、

電子スロットルとジャイロセンサーで、バイクの運動能力と安全性は凄く高いところで両立されることになってきていると思われます。

あまり最新のモデルに触れる機会が多くないので良い機会を与えてくれてありがとうございます。



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2020北海道ツーリングー4 ネイチャー

2020年08月14日 01時22分14秒 | ツーリング


亀裂の入ってしまったエキゾーストパイプ。

そのままにしておくと損傷がどんどん進んで行くので、とにかく外から縛り上げて患部付近を固定し、

少しでもその進行を遅らせることしかできません。



まさかこんな環境でエキゾーストパイプを取り外すことなんてできませんから、

狭いところに手を突っ込んでの苦しい作業。

排気漏れもまだそれほど酷くはないのでこれで様子を見ることにします。



作業時間をとられてしまったので、アドベンチャーがルートの変更や省略をして少し遅い出発。



今日は大幅に移動して道東方面に踏み込むことになります。



網走湖の南側を通り、オホーツク海の海沿いよりもひとつ内陸側に並行する広域農道をひたすらに東へ。

途中、見えるはずだった広大なひまわり畑はやっぱりコロナウイルス感染防止に向け、植え付けをされていなかったようでとても残念。

後日訪れる予定の富良野ラベンダーは大丈夫なんだろうかと少し心配です。





北海道ももう3日目ともなると長い長い直線道路を見ても感動し騒ぐことも少なくなってきますね。



多分あれが「知床連山」

天気予報はまずまずの良い天気のようですが、北海道の中でもいつもお天気不安定で

気候が優しくないイメージの道東地方ですから行ってみないとわかりません。



オホーツク海を知床半島に沿う知床国道を真っ直ぐに進んで行くと「天まで続く道」を眺めることのできる展望台に昇りつきます。



そこで振り返ってみると、なるほど…と

斜里町では市街地ながらとにかく道は真っ直ぐでレーダーパトカーもはり込んでいたくらい。

延々と続いた直線道路が上り坂になってからも真っ直ぐでしたからココで振り返るとこれまで走って来た道が陸と空の境界まで続いている様子がみえるわけです。

でも本当はそれまでの直線道路の国道は途中で左にそれているのですが、脇道としてそのまま直線を維持しながら

坂道で上昇してきていると言うものなんですね。

狙ってそうしたのかどうかはわかりませんが、見事な「ど直線」でした。



Uターンで坂を下って右折して戻った知床国道を海沿いに…

今回、北海道滞在中では最も穏やかだったオホーツク海。



知床八景と日本の滝百選に数えられる「オシンコシンの滝」

後になってから知りましたけど、この滝あのリポビタンDのコマーシャル「ファイト~一発」の滝編のロケ地だったそう。



これほど海のそばでしかも道路からすぐのところにこれほど大きな滝があり

真冬には完全凍結するようですしすぐそばの海には流氷が接岸するという、暖かい土地での生活しか知らない僕には見たこともない光景のハズ。

夏にバイクで訪れるより真冬にバスで観光する方が感動は大きいんでしょうね。



もうすっかり知床半島に踏み込んでいます。

ココは世界的に見てもヒグマが高い密度で生息している場所らしいので、もしかしたらその姿を見ることができるんじゃないか…

なんて期待しながら「でもバイクだし…」

道路から見える限りの森の方をキョロキョロ見ながら、アドベンチャーに大きく遅れながら進んで行きますが、

結局、クマの姿なんてどこにも見えず「知床自然センター」に到着。



知床五胡散策路の高架木道の上で、生憎見えていなかった知床連山に向かいながら朝ごはん「セイコーマートのおにぎり」



舗装路で知床半島を先端方向に向かうにはココまで。

あともう少し未舗装路を走ることができれば「カムイワッカ湯の滝」に行くことができます。

今は通行規制期間ではないので自ら走って行ける。



11Kmのダート、990アドベンチャーは当然としても

このためにかり出されたDL1000ですから、この先をすすむのは当然。





ツーリングマップルには「クマ避け対策必須」とあったのでさらに期待しましたが、やっぱりクマには逢えず

なにか居る…と思ったらそれはほとんどシカ。



DL1000もフロント21インチだったら良かったのに…淡々とダート走行でもうバイクは泥だらけ。



ココはもう全部脱いでハーフパンツにサンダル姿になるトコロ。

酸っぱくて(強い酸性)温かい流れを登って行きます。





滝周辺はいつヒグマが出没してもおかしくない場所らしい、

それに平日の午前中ここに居る人間は多くないので、本当に現れたらどうしようかと

ちょっと緊張する静けさ。






強酸性の川なので魚は棲んでおらず、岩の表面に苔も生えていないようで

けっこうな斜面でも足を滑らせることは無くしっかりと踏み出すことができます。


普通にバイクではこれ以上進むことができないところまで行き着いたのですが、この先は知床観光船に乗って

海側から知床岬に行くのが正しい(海沿いに徒歩で到達する人もいるらしいけど…)ようです。

それやっていればヒグマを見られたんじゃないでしょうか。

でも徒歩は無理 (^_^;)




再び11Kmのダートを戻って「知床横断道路」

タイヤをアスファルトに押し付けてグリップまかせにワインディングをパワー走行

往復22KmのダートはDL1000では僕にとって走れるけど楽しくて仕方ないほどではなかったから (笑)



そんなワインディングも曲がりがどんどんタイトになってくると

霧がかってきてもう周りはどうなっているものやら全く見えません。



この地域は天候がいつも不安定な上に、湿った暖かい空気が冷たい海水で冷やされることで発生する海霧なども発生しやすいらしいので

ここから北方領土を望むことは叶いませんでした。



知床峠を下り、羅臼町から標津町にかけ根室海峡を左手に海沿いを良いペースで走るのですが

海沿いまで降りてきているのにさっきまでと変わらず寒い。

この蕎麦屋さんはもともと行く予定ではなかったけれど

とにかく温かいものをすすりたかったから。





出汁の効いた温かい蕎麦がカラダに染みわたります、夏だと言うのに。



今回、北海道ツーリングとなるまではその名前さえ知らなかった「野付半島」

北海道の知床半島と根室半島のあいだに位置する、全長約26kmの日本最大の砂の半島は

左右に水辺が迫る一本道はその道幅は狭いところでなんと50メートル!

厳しくて特異な環境から成る一度往復したくらいでは何も語れないくらい日本とは思えない景色。

北海道・道東エリアが日本離れした印象を与えるのには、この半島の自然が大きく貢献していると思いました。





道路が行き止まりになる手前にあったネイチャーセンターに立ち寄りいろいろな展示物を見ましたが、

ココは何度もやって来て、季節ごとのネイチャーツアーなどに参加してみないと

本当に訪れたことにはならないんじゃないかと思うくらいです。

知床に野付半島、一応来てはみましたが

満喫にはほど遠い。






それでもネイチャーセンターの駐車場から遠くに見えていた「国後島」



野付半島は、全体が地盤沈下を起こしており、やがてはなくなってしまう土地といわれています。

海水に浸食された森が立ち枯れ、トドマツがそのまま残るスポット「トドワラにナラワラ」

野付半島に抱かれるようにして広がる野付湾

走りながらでも幻想的風景が広がり、このまま先へ進むのがもったいないくらいでした。



ため息交じりで野付半島を後にして、やや内陸側の広域農道で「ヤウシュベツ川湿原」を遠くに見ながら

根室半島を目指します。

今日も曲がらない道路を長いこと走り続けているので、気分転換にバイクチェンジ。

アドベンチャーの排気音、徐々に大きくなってきています。



電熱ウエアとグリップヒーターを最高出力で宿に到着。

早くお風呂に入って温まりたい (^_^;)



人通りも無く静かな根室市街で居酒屋



お通しで出てきた「芝エビ」が美しい赤色で美味しかったこと。

これはかなり期待できそうです。



ちょうど解禁になったばかりだと言う「花咲ガニ」



美味しい汁がこぼれてはいけないからと裏返しでの登場。

僕はカニを食べるの得意だから食べ方は僕主導で、それほど執着していないと言うアドベンチャーにも少し殻を外してやりました (^^)/



一方、ホヤ貝大好きなアドベンチャーはこちらを見つけて即注文。

去年、気仙沼で食べて以来の人生2回目、良い素材に当たったようです。



予定のアルコール摂取量を大幅に超えてしまいます、主に日本酒の冷や。



根室でこれが食べられたのは良い思い出になって残るでしょう。



帰り際、ファンヒーターが稼働しているのにはびっくり!

それで寒くなかったのか…



〆はホテルまでの帰り道のカフェで「エスカロップ」

カツレツがバターライスの上にのせられ、上にデミグラスソースがかかった洋食で、地元の人たちにとってはなじみのある根室のB級グルメ。

本日の走行は380Km、明日は最東端の岬から始まります。

















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夏コース

2020年08月10日 01時57分05秒 | ツーリング


昨日は所々でにわか雨が降ったようで、そんな名残が見られます。



今回の参加は6名…少ないですね~ (^_^;)

ならばすでにお盆休みに入っていらっしゃる人もいることだし、いつも通りの時間に走り終えて帰宅しないといけない人もいなかったので

今回はプラス2時間でさらに遠くまで行きましょう。



今回の先頭は僕ではなくてR1200ST

豊田湖手前から石柱渓方面、タイトで複雑な路面状況の峠を越え長門三隅

タイトで見通しも路面コンディションもあまり良くないけど、時折きれいな海が見下ろせる海岸路。

三見ICから山陰自動車道無料区間で萩市内へ。





6:00出発の時期でなければ来ていない「陶芸の村広場展望台」で休憩の後



海沿いの国道走行をしばらく我慢してもらってさらに北上したところから山口県北部の内陸側に多く見られるの高速コース。

ウインドプロテクション無しでは風圧が辛くなるほどの風を浴びながら

灼熱となった日差しの下、涼しいとは言えないけれど暑さを忘れかけるくらいにはなった快走。



島根県との県境近くで国道9号線に降りてきて、さらに大原湖

島根県に踏み込まないようにしながらの仁保まで加速と減速の連続。

いつもの早朝ツーリングの域を大きく超えた300Kmほどの立派なツーリングになりました。



食事はしない(お店には入らない)のでお昼前に解散。

半日でしたけど、走り足りないと思った人

そうは居ないと思います。

僕も今日は片手運転はほんの少ししかできませんでしたから走りのイメージがうまく伝わる画像もナシ (*_*)



先日、2週間もツーリング生活をしていた僕のことはともかく

バイクに乗れなくてストレスを溜めていたメンバーは良い解消になったのではないでしょうか。

ご参加の皆さん風圧お疲れさまでした。

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早朝ツーリング

2020年08月08日 18時01分13秒 | ツーリング
明日8月9日は第2日曜日、早い人はお盆休みに入っていらっしゃるようですね。

ここのところ不安定でしたが、午前中はお天気も良さそうなので予定通り早朝ツーリングを開催します。

クロキライディングを6:00 菊川セブンイレブンを6:30出発です。

なかなか遠くまで足を延ばせるような状況ではなくなってきましたので、いつもレベルのルートでご案内いたします。



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2020北海道ツーリングー3 白い道

2020年08月07日 03時15分09秒 | ツーリング


今回のツーリングもキャンプは一切無し、日中はとにかく走りながら景勝地や美しい道を楽しんで長距離を走るので

夜はベッドで寝ないと、ツーリングを続けながら体調も良くなっていくと言うことには僕の場合なりませんからね。

そして利用可能であれば朝風呂も入ったほうが調子いい。



今日も午前4時過ぎに出発。



先ずはホテルを出てすぐのところにある北海道遺産「稚内北防波堤ドーム」

かつては多くのツーリングライダーがここにテントを張ってキャンプしたそうですが現在は禁止だそうです。



日本国内の最北端にある鉄道駅 JR宗谷本線「稚内駅」

そういえば以前に鹿児島県薩摩半島のJR日本最南端の駅である、指宿枕崎線 「西大山駅」で黄色いポストとひまわり畑を見に行ったことがあるので

最北端と最南端を訪れたことになるわけです。





しかし数日後、最東端の駅となる根室本線「東根室駅」の僅か数百メートルそばを走っているのに、

日本最東端の納沙布岬を訪れたことで灌漑に浸るあまりまったくもって意識していなかったのです (^_^;)



北海道のコンビニエンスストアと言えば「セイコーマート」セブンもローソンもファミマもあるけどセイコーマート圧倒的に多数。

フェリーの中で聞いた今回のツーリングプランにこの名前が頻繁に出てきた(朝食はほぼこちらで購入と言うこと)のですが

そんなことまったく知らなくて、アドベンチャーが呆れてしまうと言う恥ずかしい話。



朝食購入の後、そのまま海沿いを走ってももよかったし普通はそうしながら宗谷湾を二字曲線的に北上しながら日本最北端の地を目指すところなんでしょうけど、

一旦内陸側に入り「宗谷広陵」と言われる地域を抜けて広大な牧草地に低い樹木、牛の放牧に巨大な風車。



どこまでも見渡せる「周氷河地形」の日本最北の丘陵地帯は、ただの牧草地帯ではない初めて見る風景。



そのまま「宗谷岬」へ向かうことはせず、途中からわき道に折れ

しばらく進むと今日の天気予報のとおりに晴れてきましたね。




近年人気が急騰した「シェルロード」



北海道のホタテ貝の貝殻を砕いて未舗装路に敷き詰めた、いかにも見栄えの良い絶景ロード。



我々が到着したのはまだ早朝、タイミングよく空も晴れて

青い海と空に白い道に周囲の緑。



これはツーリングマップルの表紙を飾るハズですわ。



やっぱり真似てみるアドベンチャー

一番写りのいいヤツは本人のスマホ待ち受けに決定。



朝の出発後一発目の絶景ポイントで朝食

今日はこの場所で。



再び丘陵にもどり、いよいよ北の果てに向かいます。



なだらかな斜面を惜しみながらゆっくりと時間をかけて下って、いよいよ陸地も終わりそう。



呆気なく草原が終わりとうとうやって来ました「宗谷岬」

このモニュメントは多くのネット画像で見ていましたが、

実際に訪れてみると手前で繰り広げられた絶景と美しい道と到着までの快適さがとてもいい。

来てみると意外と残念…と思った名所も無いわけではありませんが、コチラはどれをとっても素晴らしかった。

一度きりになるかもしれない北海道

先ずは第一に行っておこうと思ったのは間違いではありませんでした。



北海道の頂点を過ぎ時計回りに進むのですが、宗谷岬からそのままオホーツク海を海沿いに進むのももったいないくらいに

宗谷丘陵を気に入ったので今度は逆走で反対側の風景も楽しんでからのオホーツク海側。

牧草地を貫く直線道路が地平線に向かって延びる「エサヌカ線」

どこまで続くのか思わず立ち上がってしまいます。



視界の続く限り延びている直線道路、道路わきの草木の高さと幅に要注意。

野生の鹿がどこにでも居て容赦なく飛び出してきますから、このツーリングではズバ抜けて危険な存在です。

広大さに見とれて至近距離の鹿に気付かないなんてことになりますからね。



農耕機はどれも超巨大

このまま舗装路をはずれてそのまま農地に飛び込む姿何度も見たけどカッコイイ。



飽きるほど(今日も)直線道路を走り終えて

クローバーの丘から見る「クッチャロ湖」

この先いくつも訪れた湖や湿原はどれも大きすぎて、少し離れた高いところから見ないと全貌らしきものがわからないのです。



直線道路はもう十分に楽しんだので中頓別から枝幸、そして名寄まで

と言っても聞いたことが無い地名ではないが北海道のどのあたりかなんて、まったく見当がつかない内陸側をつないでコーナーリング。

これがなかなかどうして、走り応えのあるワインディングでありまして、

北海道とはいってもその気になれば人知れずスポーツライディングが可能な場所はあるものだと、この先も何度も実感したものであります。

但し、スピードの出し過ぎと鹿には要注意ですよ (^_^;)



数えきれないくらい追い越した「草刈車」

こうでもしないと路肩の雑草刈りきれませんよ距離が長いから。



北海道と言えばスープカレーです…と

アドベンチャー主導でカレーショップ。



北海道入りして以降、予想以上の気温の低さに持って来たウエアと装備のやりくりに苦労しているのですが

この後ようやく我々にとって夏らしいと言える暑さ到来。

でも結局その後数時間の夕方までの一時的なものだったから、あれはこのスープカレーのスパイスのせいだったのかもしれない。



ツーリングの疲れが溜まってくることと、その後このバイク生活に慣れてくるところのハザマ。

直線道路ならともかく、そこそこのワインディングでもさすがに延々と続くと眠くなるものですから

眠気に耐えられなくなったほうから申請して数分間の仮眠。

適当な場所が見つかるまで待てず(無いところではいつまでも無い)木陰を見つけて路上で仮眠

クルマなんて走ってませんから大丈夫でした。



平日の昼間、内陸の山間の田舎道

牧場もないしツーリングライダーさん達の姿もありません。

のどかだけどハイペース、走行距離はどんどん延びていきます。



滝上町の道の駅、シバザクラでピンクに染まるのは6月まで

ピンクのソフトクリームはシバザクラ味だそう(桜餅みたい)



今夜の宿は「北見」あのカーリングが盛んな…なんてことを考えながら走っていると

なにやらアドベンチャーの排気音にアフターファイヤーが多くなってきたとの訴え。

いやいや、もともとアフターファイヤーの少なくない排気音だから何をいまさらとあまり気にせず先を進んでいましたが…





北見市内に入る前に市内を見下ろせる標高460メートル展望台に上がってから揚々と降り立とうと

駐車場に乗り入れた時、アドベンチャーの排気音を聞いて、これはただ事ではないと確信。



とりあえずホテルに入る前にホームセンターに寄って、考えられる材料を購入。

チェックイン後まずは無事を称える乾杯。

本日の走行は520kmほどでした。



これまで魚が続いたので今日は肉を食べようということになり

ジンギスカンが食べられる焼き肉店へ。



ここらでチカラをつけて疲労回復し短時間長距離移動に拍車をかけるべく

結局最後は牛肉で〆ました やっぱり牛肉旨し (*^^*)



ところでアドベンチャーの容態は…

リヤバンクのエキゾーストパイプに割れが生じております。

錆や腐食があったのなら不用心だとも言えるけど、突然亀裂の入ったステンレスのエキゾーストパイプ

シリンダーヘッドから一旦下方に延びてから180度曲がって反転し後方上部のサイレンサーに繋がっていくタイトな形状。

だからと言って、そして12万kmも走っているからと言って、どうして今ココでなんでしょうか。

まだこれから4000~5000kmは走ろうかと言うのに、この部分がこの後どうなっていくのか

想像するのは簡単で恐ろしいこと。

本日の走行は520kmほど、今日は早く寝て、明日の朝なんとか手を打ちましょう。















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2020北海道ツーリングー2 贅沢バフンウニ

2020年08月03日 02時17分36秒 | ツーリング


長かった船旅を終え21時前に初の北海道上陸。

これから3時間ほどでこのフェリーは次の乗客を迎えるため車両甲板と客室その他全てをリセットするのだから

最も忙しい時間帯を迎えることでしょう。



勇んで走り始めますがまずは一泊。

ホテルは小樽運河のすぐそば。



客室から運河が見下ろせる立地良好なホテルにチェックイン

感染予防対策が随所に見られますね。





日曜日の夜10時、灯りはあっても人通りはほとんどありませんし

いつも通りTシャツとハーフパンツで移動するにはちょっと肌寒く、僕たち以外にそんな人はいませんでした (^_^;)



本格的にスタートを切る明日の朝は飛び切り早起きの予定なので、今日のところは軽くいこうと言うことで

屋台村的なエリアでお寿司でも食べようと向かいましたが、「シャリ」の都合で

お刺身だけになりました。

ロングツーリング恒例の刺身&醤油のチェック

語るほど舌は肥えていませんが、どれも美味しくて

この先食べながら北海道を進むのがたのしみです。



普段から呑まない日は無いくらいですけど、ロングツーリングでは調子に乗って飲みすぎることが無いように

セーブするよう心がけるのですが北海道でそれは簡単ではなさそう。





初日の行程はかなりタフ、日の出時刻が午前4時過ぎなので3時台から空は明るくなりますから

それに合わせて出発は4時頃。



下関を出発した時はメッシュパンツでしたがここではありえない空気。

風を通さないそしてシート上で滑らず疲れを軽減してくれるクシタニ「エクスプローラージーンズ」がぴったりの状況

でもジャケットはメッシュしか用意していないのでウインドブレーカーなどを重ね着することでまずはスタート。



海沿いを走るのは要所だけにして、内陸側で少しでもワインディングがあればそちらを進もうと

いつも通りの方針でルートをとっていると、なんといきなりの雨

レインウエア着用でダム沿いの豪快な高速ワインディングがふたつ続きましたが間もなく雨も上がり…と言うか僕らがそこを離れたという感じ

よほどお天気が安定して晴れていない限り、ハイスピードで移動を続けるとお天気もコロコロ変わること、この先何度もありました。



かつて「日本一早い最終列車が出る終着駅」だったJR札沼線の終着駅である新十津川駅

平成28年のダイヤ改正により、新十津川駅から発車する列車本数は日本で最も少ない1日1本でした(日本一早い最終列車でもあります)が

本来なら2020年5月7日をもって廃線となるはずっだったらしいのですが、

新型コロナウイルス感染拡大防止のためゴールデンウイーク前の4月25日に最終運行を前倒しされたそうです。

鉄道ファンにはなんとも残念なことでしたね。









思い出の写真や利用者からの感謝の手紙などが展示されていた誰もいない(来ない)駅舎内でコンビニで買ったおにぎりで朝ごはん。


駅を後にしてしばらく北上すると日本一のひまわり畑「ひまわりの里」で100万本のひまわりに逢えるはずだったのに、

こちらも新型コロナウイルス対策のため植え付けを見送られていて、一面のひまわりはどこにもありませんでした。





さらに北上して「萌の丘」

NHK連続テレビ小説「すずらん」にて(一話も見てないけど…)主人公のが訪れていた場所。

山と田園ときれいな空を一緒に眺める事ができる北海道屈指の絶景ですがお天気がいまいち。

しかしこの先、「○○の丘」と名のある丘からの絶景をたっぷりと眺めることができました。



さらに北上してお天気も随分と回復の「とままえベアーロード」



見通しの良い絶好のワインディングを交通量ナシのハイペース

目的地の先は行き止まりのようなものですからね。



快走の先にあったのは「三毛別熊事件の復元地」

大正4年、クマの獣害としては日本史上最悪の被害を出した事件。

巨大化し過ぎて冬眠できなかったエゾヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負ったその現場の復元地

現場はもっと山奥だそうですが…





もうここだけで十分にヒグマ現れるんじゃないかと、その雰囲気に怖がりの僕は長く居られなかった。



ベアーロードを後戻り、苫前町でようやく海沿いに出ます、晴れてます。



店主が漁師で、ウニ丼が食べられるお店に向かいましたが、本日不漁で空振り。




小さくて目立たなくて知らなかったけど天売島と焼尻島へ渡る羽幌沿海フェリーターミナル内の食堂で

立派なウニ丼が食べられるのをアドベンチャーが見つけてダメもとで急行。



残り3食に間に合ってバフンウニ奮発!

ウニは勿論、真子の煮つけとあら汁の美味しかったこと。



ここまで来たんだったら食べておかないと…と言った出会い

この先何度もありました (^_^;)



「日本海オロロンライン」我々が選ぶルートもかなり真っ直ぐになってきました。



遠別町では日本最北の水田「日本水稲北限地」見物がてら再び内陸ワインディング。



ワインディングはここらで見切りをつけて、天塩町から日本海沿いを北上。

一直線に28基の風力発電プロペラが並ぶ「オトンルイ風力発電所」





折角ですから道を外れて砂利ダートをプロペラに沿って走ってみました。

この先に広大な「サロベツ原野」が拡がります。



利尻礼文サロベツ国立公園に属するサロベツ原生花園に立ち寄りました。



湿原内には外周約1kmの木道と、20〜30分程度の内周約0.8kmの木道が整備されているので、季節ごとに開花する湿原性のかわいらしい花々を観察することができます。

少し滞在して歩いたくらいではその広大さも実感できそうもないくらい。



一旦、内陸部に入り込み「大規模草地放牧場」を通る広域農道を抜けると

あきれるほどの広大な牧草地。



九州や東北地方でも見たこと無いような牧草地をこれから何度も見ることになります。

写真じゃ絶対に伝わりませんねこれは。



少し高い場所から眺めてみようと展望台へ。



さっきまでの海沿い直線道路はこのサロベツ原野のはるか向こう側、右手に薄っすらと「利尻島」が見えていました。

こうして久しぶりに画像でこの湿原を見直してみても、あの時この目で見て感じた広さは伝わりそうもありません。



再びその海沿い直線道路にもどって近付く利尻富士を眺めながらゆっくりと北上。





少し雲に隠れて幻想的な利尻富士の向こうには「礼文島」も見えています。

僕の日常には全く縁のなかった風景

利尻と礼文、本当にあるんだな。



利尻富士が遠ざかるといよいよペースアップ

本日の目的地「稚内」まで夕日が落ちていく日本海が終わるところまで海沿いを超絶快走。



日没前に「ノシャップ岬」に到着

北海道にはノシャップ岬とノサップ岬があるのですが

これからはもう間違えることはありません。



このイルカのモニュメントがあるほうが「ノシャップ」

後日訪れた「ノサップ」は味気なかったですからね (^_^;)



まだ明るいうちにホテルにチェックイン

初日の走行は600Kmほど、高速道路無しですからよく走りました。



急いで入浴を済ませて外へ。



ここ数年で北陸、東北と進んできた刺身と醤油チェックもとうとう北限までやって来ました。

刺身もだけど「宗谷もずく」が美味

地元で買っている沖縄産のものとは違いましたね。





本日の走行は570Km、明日はいよいよ最北端「宗谷岬」

























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2020北海道ツーリングー1 高速の道と船

2020年08月01日 03時45分52秒 | ツーリング


出発の前日に仕事を終え、土砂降りの中を熊本よりスタートを切った990アドベンチャー。

これからの2週間の走行距離を考えるとエンジンオイルの交換は必須。

無交換で走り通すにはかなりの距離になりますが、オイルの消費も多いエンジンなので

きちんと補充していけば(多分1リットル以上は必要)ある程度フレッシュなエンジンオイルに入れ替わっていくことになりますから大丈夫と踏んでいます。



今夜出港の新日本海フェリー 舞鶴~小樽航路のフェリーには23:30出港の1時間前までに到着すればよいのだから

高速道路600Kmの道のりを考えても午後からの出発で十分間に合うはず、これまでのロングツーリングの出発前ギリギリまで

仕事をしているようなものでもなくわりと余裕で準備完了。





ソバの生産量の大多数を占める土地に行くのだから、当然何度か蕎麦も食べることにはなるでしょうから

その前に地元行きつけの蕎麦の味を確認したうえで上がって行きましょう。



お天気はありがたいことに予報に反し曇り空で路面はドライ。

梅雨前線より少しでも上を行くよう山陽道ではなく中国自動車道で一気に京都を目指します。



途中、雨に降られることを覚悟していましたが降りそうで降らないがら空きの中国道、

バランサーウエイトを必要としない90度Vツインエンジンは高速道路を連続して走っても不快なバイブレーションを体に蓄積させることは無く、

意外にウインドプロテクションも優れていて快適。

KTMのように弾けるようなパワー感はありませんが中低速の粘りがよくてスタート時のクラッチミートもスイートスポットが大きく、

大きな音を出さずとも静かにスタートダッシュも可能な頼れる実用性(僕は評価します)

給油以外ほとんど休憩もすることなく、お尻も痛くなることなく

眠くならないくらいのペースで先行車を行儀よく追い越し続けていると、あれよあれよで舞鶴若狭自動車道へ分岐。



結局、レインウエアを着用することなく日没後間もなく舞鶴ICにて高速道路を降り、ほど近い舞鶴港付近に到着。



フェリー出港時のレストランの営業は無いようなので、乗船の列に並ぶ前に舞鶴港周辺の飲食店を見つけて

本州最後の食事…北の大地を前にするまでもなく気持ちは高ぶっていますから何につけても大げさ (^_^;)





味噌汁もうどんも普段食べているものと地域性に大きな違いは無く

走りっぱなしの空腹を満たしてくれました。



そして我々もついにやって来ました「舞鶴港フェリーターミナル」

これまでに北海道ツーリングに行かれたお客さんの多くからお話を聞きましたが、これに乗ればあとはもう北の大地に降り立つだけ。



乗船口に並ぶ他のバイクにならって2台を並べ、この喜ばしい状況を雨によってスポルされなかったことを心から喜んでこのひと時を噛み締めました。



何方も北海道ツーリングに相応しいバイクと積載でしたが、その中で最も目を引いたのがコチラのYZF-R1(リヤは工夫を尽くした荷物の山)

ライダーさんはすでにTシャツとハーフパンツのスタイル。

かなり北海道ツーリング慣れしていらっしゃるようにお見受けしましたが、バイクがスーパースポーツだと言うこともその一つなのか?



バイクの乗船は20台に満たないくらいで、よく利用する九州と関西を結ぶ阪九フェリーより多いと思いましたが

これが実はかなり少台数だったことは帰りのフェリーで知ることになります。

それにしても皆さん乗船と客室に移動するまでの手際がいいこと。



事前のツーリングプランのすべてを担当してくれたアドベンチャーが用意したのは個室のツイン。

21時間の船旅ですからプライバシーを維持できるに越したことはないのですが身に余る環境。





恒例の出航を祝う乾杯…ですがもう12時に近い深夜ですから

なんだか盛り上がりに欠ける…

やっぱり夕暮れ時のほうが旅情に浸れますね。



直前の予約状況から見ても混雑はないだろうなと思っていましたが、ソーシャルディスタンスの確保は容易いようで…



朝になって明るいところで外に出てみると、さすがに速い。

約30ノットですから時速55Kmくらいでこれは大型フェリーでは日本一速いそうです。



朝食はどんなものか興味もあり、初めてレストランを利用。



必然か偶然なのか、テーブルの間隔も十分ですね。



団体客が全く見えませんのでフェリーの中はがら空き。



出発前日までとうとう予習する時間が無かった北海道のツーリングプランをアドベンチャーから説明してもらうに十分な21時間の船旅

それでも結局はゴロゴロしながら過ごしてしまうのでした…普段できないから。



男鹿半島沖で同社下りのフェリーをすれ違うことになります。

僕もいずれはあの方向に…と未だ行ってもいないのにその時の我が心境を案ずるのであります。



夕方ともなると「奥尻島」が見えていますから既に北海道のラインに達しています。

もうこのあたりに来るとココロもソワソワ。





梅雨前線からさらに遠ざかったのでしょう、出発前の下関も含めて随分と久しぶりの夕日…

あと1時間と少しで小樽港に着きます、これからの12日間どんなことになるのでしょう。





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