クロキライディング

いつだってバイク

通路

2018年01月31日 01時21分07秒 | メンテナンス


いつものキャブレターオーバーホール

そう言えばFUELインジェクション化が進むにつれて作業依頼は減少傾向です。



詰まりを掃除し、消耗品を交換し、動作の確認と調整をするだけなのですが

たまに強烈に通路が塞がっている穴がありますね

燃料が変質したものならば必ず除去できるのですが

長期間水分が居座ったものでは腐食した金属の盛り上がりで通路が塞がってしまうのか

洗浄やケミカルや高圧エアーでは歯が立ちません。

3日間粘っても開通しなかったので最後の手段。





キャブレターの通路に個体を通すのはあまりやりたくないところですが、もう何年も前から水分が原因(たぶん)で塞がっているんだったら

しかたありません。しかもドリル…(T_T)



FUELタンクに水が浸入することから始まる様々なトラブル

キャップの鍵穴が健康であることも勿論ですが

給油口のたいてい左側にある、キャップ周辺の水抜き穴

ちょっと旧いバイクをお持ちなら点検しておいたほうがいいのではないかと思います。

できれば自車のタンクの空気の出入りと雨水や洗車の水の処理の仕組みを知っておくともっといいかもしれません。

とにかく水はいけません、ガソリンより比重が大きいだけに大変なことになります。




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CBR250RR

2018年01月30日 00時01分37秒 | バイク


ああ やっとのことでウチにもありました新車の入荷

別にバックオーダーで永いこと待ち続けていたわけではないのですが…

初のオーダーをいただいたということデス。



振り返るとナント半年ぶりの新車ではありませんか

色も鮮やかヴィクトリーレッドで縁起のいいコト (^_^;)



CBR250RRには僕もすごく興味と期待がありまして

キャラクターに見合うタイヤサイズ(ライバル他車たちと同じ)のラインナップが充実してきていること。



スロットルバイワイヤにより3つのライディングモードを選べることと

それが250ccツインエンジンのパワーにどれだけ活きるのか。



そして吸気レイアウトがどうやらラムエアシステムになっているらしいこと

2ストロークや超高回転型4気筒をこの先望むことはできませんが

250ccスーパースポーツならではと言えるような 良いバランスの乗り物であってほしい。




前車からすると4分の1サイズ

こんなのもアリでしょうと、車歴の豊富なお客さんからの粋なオーダー



パワーあり過ぎないので、いろいろ「工夫」してライディングする楽しみが広がりますね。
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2ストロークマシーン (^.^)

2018年01月26日 00時37分37秒 | バイク


さすがに触れる機会の無くなった2ストローク

NSRならばまだしも、TZRとなるともう軽く10年以上はご無沙汰でした。



じつは昨年の夏くらいからご相談はいただいていたのですが、初めはオーナーさんだけご来店。

次にバイクも一緒、そしてこれまでの経緯と現状のお困りごとを細かく細かく聞き取らせていただいて(うんざりされるかも)

そして今回ようやくのお預かりです。


先ずは走らせてみて、聞き取った内容と症状を運転方法を変えながらしっかりと感じ取ることからデス。



各メーカーの熾烈な2ストローク技術開発競争により、80年代から90年代を跨ぐ数年間で大きく性能向上を果たした2ストロークマシーンたちは

カウリングを取り外すとかなり複雑

ある程度マトを絞らなければ診るべきところ多すぎます (~_~;)





安易にバラさずにとにかく観察し、これまでのコトをできる限り読まないと… 

ホース1本折れ曲がっているだけでも不調に繋がることだってありますし、それにもう25年以上前のバイクですからね。





自分が歳をとったせいでしょう

ついこの前のバイクだったように思うのですが (^_^;)




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B+COM SB4X

2018年01月23日 00時19分09秒 | グッズ


ツーリングではSB5Xを使っているのですが

普段の試運転ではこちらSB4Xを使っています。

もともとペアユニットで使い始めたのですが一つが壊れてしまい、当時の新型5Xが発売になっていたこともあり

そちらに乗り換えたので壊れていないほうを仕事用にして、まあ頻繁に使うので何時壊れてもいいかな…くらいのつもりでいましたが

これがけっこう長持ちしてくれました。

試運転中にお店にかかってきた電話にでる(それと音楽とラジオ)には必需品

走りながら通話するのはしょっちゅうです (^_^;)

それでもここにきてとうとう充電ができなくなってしまい、もうダメかなと思いつつも

一応、修理依頼だけはしてみようと宅急便で送ったら

翌日早速先方から連絡があり、さらに翌日には修理完了で戻ってきました。



USBケーブルの交換だけで済んだからにせよ、この対応は速かったですね


これまでにもクレーム交換も含めて何台か使ってきましたが、B+COM(インカム)はデリケートな機械

こうして修理ができる(可否と費用はそれぞれ)ことと、送れば故障を調べてくれる体制であること

そしてある程度の旧モデルについてもプログラムのアップデートがなされるのはたすかります。


今では新型SB6X

出ていますが今のところSB5Xの機能で事足りてますし数回にわたるアップデートで動作も安定しているので

新型は気になるけどまだまだ使います。




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クラッチの滑り

2018年01月21日 01時27分29秒 | メンテナンス


昨年の夏、修理でお預かりした時に

本来の修理依頼とは別にクラッチレバーの遊びが無いことが気になって

オーナーさんにはコレについてもいろいろと伺ったうえで、調整だけはしておきましたが

久しぶりに別件でご来店でしたので、本用件を伺いながらレバーを引いてみると

また遊びが減少しています。


前回の当方の作業以来、他で作業をされていないとのことですからバイクの状態が勝手に変化したということ

コレはもうクラッチのフリクションディスクの表面が剥離しているに違いありません

裏の駐車場で少し走らせてみるとけっこう派手に滑っています (*_*;





ココまで傷んでしまうともうさすがに…


それでも症状も軽くて滑り始めたばかりのクラッチというのは、なかなか判定ができないものでありまして

ほぼその一台にしか乗らないオーナーさんにとってはバイクの変化に都度慣れてしまって

ご自分で気付くには症状もだいぶ進んでからということになりがちですね。





厳密に知りたいなら「シャシダイナモ」に載せて然るべきテストなんですが

ウチには無いので実走テスト

1速から始めてピークパワーでクラッチを切らずにシフトアップしていき、車速とエンジン回転数のズレが出ないかを感じ取ります

全てのギヤを試す必要は無く、ピーク域で下から上へポジションを上げることと全力加速であること

そしてクラッチは操作しないこと。



試運転の時、必要ならばやっています

車種にもよりますが、けっこうギリギリなこと多いように思います。
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故障探求

2018年01月20日 00時39分56秒 | メンテナンス


オレンジ色の目立つバイクを見て「息子さん帰っていらっしゃるんですか~」とよく言われていますが

いえいえバイクだけです。

じつは昨年の秋よりやや不調が続いていまして

かといって走れないほどではないし、それがもとでぶっ壊れる系統のトラブルでもないようなので

そのうち診ましょうということで年明け以来の滞在です。



アイドリングが高すぎる… ただそれだけなんですけど

オーバーヒートの心配はもとより

コーナリングにも影響するので軽視することはできません。



最近のモデルは広く電子スロットル化が進んできていますが

このくらいの年代では1スロットルボディあたり上下2段にバタフライバルブを備えていて

下をライダーがスロットルグリップで、上をプログラムによりサーボモーターが動作させ

アイドリングの回転数でさえアイドルコントロールモーターが決めているという

それでももう十分に電脳化されていると言っていいシステムですから

たとえアイドリングだけが不調といっても、キャブレターのように「見当」をつけることが難しいので

この先の難儀が予測されるわけです。





スロットルリンク周りの引っかかりや、気密不良によるモノでないことを十分に確認

本体のECUにエラーを残すようなタイプの故障ではないことも確かめたのでいまのところネタ切れ (~_~;)





完成車状態では何もできないかつてのパリダカマシン (^_^;)



FUELタンクの右半分を外したまましばらく乗り続けて

見て聞いて感じて考えます。
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作業進展

2018年01月19日 03時08分46秒 | メンテナンス


なかなか進まないGSのトランスミッションなのですが

特注で揃えたシムでベアリング支持のクリアランスをピッタリと合わせて



いよいよ閉じることができます。



オイルシールも全て交換ですが

サイズが大きいほど押し込む作業は難しくなります。

作業の感触がイマイチだと、先を案じて落ち込むことはわかっているので潔くやり直してシールも再交換

ちなみに1個失敗しました (^_^;)





仕上がりはいつになることやら、ぼんやりGSを眺めるしかなかったのだけれど

意外と早く組みあがりました。
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予報では

2018年01月16日 01時12分26秒 | 日々のこと


今日は朝から晴れの予報でしたが、朝一は雨が降っていて

晴れ間が広がったのは午後にずれ込んでしまいました。

ツーリングの日にこんな予報ハズレがあるとすごく困りますね~


それでも久しぶりに気温も上昇して作業完了のF650GSの試運転も爽快



次期Fシリーズも外車全般に言えることですが排気量アップされるようです

パラレルツインの爆発間隔も不等になるのだとか

そして排ガスと騒音の基準に適合しながらパワーアップ ということになるのでしょうけど

左右のピストンを同時に上下させながらバランサーで振動をここまで感じさせずに

超スムーズな等間隔爆発。


新型も良いものになるでしょうけど、360度クランクでなくなるのは残念

不等間隔から等間隔に変更になる傾向は今のところありませんから (*_*;
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積雪

2018年01月13日 23時39分37秒 | 日々のこと


この数日間、今期一番の冷え込みで各地の積雪情報や道路情報をラジオで聞いていると

今日は積もるか今日は積もるか… と構えているのですけど下関の市街はまったくです。



凍るか凍らないかくらい冷え込んでいるとき

ウインドプロテクションの十分でない空冷ツインで走るのはオツなものです

カフェスタイルならなおさらで、大きなエンジンを抱えて極寒の空気を切り裂いていくのは

気持ちイイですね 短時間なら (^_^;)


人が乗らないような時に乗って気持ちイイ思いをしたのだと思うと

なんだか優越感みたいなおかしな気持ちになるのでオススメします。





モトグッチのV7

際立つスペックではないけれど

こうして走らせていくと、心地よいところが随所にあって

寒いのわかっていても乗りたくなるタイプ。



僕なら「独り」で楽しみたいバイク。



スムーズにシフトできるトランスミッションは6速でレシオは体感的にけっこうワイドな感じ

表情を変えるエンジンを幅広い回転域で楽しめそう。


グッチをここまで身近にしてくれたバイクなんだからもっと注目されてもいいのではないかと思います。


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ソウルフード

2018年01月12日 00時11分45秒 | グルメ


いつも作業の都合とかで外に食事に出るタイミングを逸してばかりですが

これほど冷え込んで雪なんかもチラつくと、バイクに乗ってお見えになるお客さんもほぼいらっしゃらないので

北九州に出かけたついでに行ってきました。

下関の人からすると「なんで北九州に桃太郎?」となるんですが

僕と同じく「桃太郎」を若~い頃から愛する高校の同級生から

このたびJR門司駅前にオープンすることを聞いていたので

オープンの今日 大安で縁起もよろしいのであやかりに (^.^)



あ~コレコレ、薄くてパリツと揚がった天ぷら

大手のうどんチェーン店よりもずっと前から、下関の人にはお馴染みのソウルフード(友達に言われてたしかにそうだな…と)と言っていいでしょう。

地元を離れた人どうし、世代が違っていても共通の話題ににもなったりして (^_^)


じつは「氷メニュー」がまたいいんですけど、そちらはもう少し寒くないときにします。

ここまで歳を重ねてくると、子供の頃からず~っと変わらない味ってそうそう無いから

これからも永く続くのはうれしいです。










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