お正月にロングツーリングに行けるかどうかは天気次第なのですが、ここ数年はこのタイミングに合わせたように穏やかなお正月
その上 天気予報も手前からあまり揺るがなくてもう年末から出かけることを決めていられますね。
今回は事前に熊本入りをしていて1月2日の早朝
まだ暗いうちに市内を出発。
写真で見るよりまだまだ暗いのでピンボケていますが
ロービームがHID(純正)のデュアルに加えてフォグランプまで点灯させるともの凄く目立っていて安全性高そう。
グリップヒーターにハンドルカバーにシートヒーターに電熱ウエアにこの最大級のウインドプロテクションですから
この程度の寒さはほとんど気になりません…と言うか「ここまで揃っているのだからあたりまえだろ!」と叱られそうな十分すぎる装備。
だから部分的に手薄なところがあったとしたらほんの少しでもそこが気になる(普通なら全然許容範囲でも)くらいです。
大型スクリーン車にありがちな超高速で背中を押される感じはありませんが後頭部の後ろあたりで走行風が渦巻いているようで
ヘルメットの後下端とジャケットの襟の隙間のところが寒風で疼くというのがそれに当たるというなんとも贅沢な訴え (^_^;)
九州道の八代から南九州道に進み続いて無料区間を経て「津奈木IC」まで
早朝の国道3号から鹿児島入りのあと「北薩オレンジロード」などでツルの渡来地「出水ツル観察センター」で最初の休憩。
観察センターだけでなくても広い出水平野のいたるところにツルが舞っていて世界一の渡来数だそうです。
ツルの盛大な鳴き声を後に川薩グリーンロードでがら空きの快走路を飛ばして行きますが
一月二日の朝、神社仏閣でもない限り他にクルマなんて走っているわけもなく
我々2台の貸切状態ですから移動のペースは高くなります。
いちき串木野までの好ましいルートの途中には「川内原子力発電所」があるのでひと目見て行こうとアドベンチャーの先導で展示館へ
そこから遠くに見える発電所の巨大な建屋
そこから先も選べば延々と続く快走ルートを繋ぎいちき串木野~伊集院
そしてこれまでに走ったことのない薩摩半島の西岸をなぞって
いよいよ野間半島方面へ。
薩摩半島でも鹿児島市内のま反対で民家も少ない果ての地みたいな雰囲気に感じるのは
予報どうりに晴れていないせいでしょう。
海沿いにこんなに豪快に走れるのだからこれに碧く輝く東シナ海が揃っていればさらにさらによかったのに (~_~;)
そんな静かな野間半島の根元に突然のホテル「 笠沙恵比寿」
海の見えるレストランで海鮮丼
落ち着いた店内は意外と空いていて海鮮も美味しく正月気分も想像できたので、直前に検索して選んだにしてはたいへん満足させていただきました。
ここからは「枕崎」へ向けてさらに南下
ワインディングもこれまでより曲がりがきつくなってきて時間を忘れて走るにはちょうどいい具合。
しばらく行くと「007撮影記念碑」
そんなところがあるなんて僕は知らなかったけど全然世代違いのアドベンチャーに促されて立ち寄りました。
そうか確かボンドガールに日本人が選ばれたあの作品ですよね
これはまた鑑賞しないといけない (^.^)
薩摩半島の南西岸を快走しているとそろそろ枕崎
できればこの枕崎でカツオの何かを食べておきたいと考えていたのですが
お正月の午後ですから営業されているお店もほとんど無いことでしょうし
無難なところで「枕崎お魚センター」
入ってみると無難どころかおいしいものが食べられそうな期待感
しかし2階のレストランは順番待ちで長い列
本日の宿泊地の鹿児島市内には早めに到着したかったので
ここは残念ながら見送りました。
薩摩半島の南岸をこのまま進めば指宿
指宿はもうここ数年で何度も訪れているので
これまでに泊まったことのない鹿児島市内へ向け徐々に内陸側へルートを上向きに
すると遠くに「開聞岳」
カタチがととのった開聞岳は翌日の対岸の大隅半島からでもすぐに見つけられる存在感で美しい山ですね いつ見ても。
そうしてルートをさらに北に進み指宿スカイラインの途中に突き当たり
そのままスカイラインを楽しみながら鹿児島市内へ
今回も交通量は少なく、前を走るクルマはすぐさま道を譲ってくれるし
高いところを気持ち良くハイスピードクルージングなどを楽しませていただきました。
ゴールドウイングのバンク角はそれほど深くなく
寝かし込んでいくと右も左も正確にステップ裏側のバンクセンサー役のネジのアタマを摺ります。
バンク角が少ないことを嘆いても仕方ないので電動でアジャストできるプリロードを最大にセットして車高を上げたら
あとはもうそれ以上にバンクに頼ることはせずにバンクスピードを上げることとバックトルク
そして加速と減速に時間をかけないこと。
重心はかなり低いので軽々とバンクはできる反面、寝かしたからと言って希望するほどには曲がらない低重心車のネガティブところもありますから
とにかくコーナーリングのアプローチで失敗しないようにスピードコントロールに徹します。
重心の高いバイクのようなコーナーリング中のリカバリーのマージンはそれほど多くないことを
自分に言い聞かせながら先の見えないコーナーを楽しむことにします。
指宿スカイラインも北上してくると右側にチラチラと眼下に鹿児島市内と桜島が樹木の切れ間から見ることができ
鹿児島に来たことを強く感じる時です。
そして4時過ぎには市内のビジネスホテルに到着
お正月に居酒屋などで一杯やるならやっぱり都会でなければお店を選べないでしょうというアドベンチャーの提案に
素直に従ったのは正解 (^_^;)
枕崎で諦めたタタキ的な料理が可能でありそうなお店を予約して勇んで街へ
カツオと黒豚とさつま揚げとそれから焼酎
賑わう繁華街をハシゴ
そして「白熊」
さすがに本場の人気店
ボリュームもさることながら最後まで味と食感に変化なく完食しました ふたりで。
どのテーブルも何人かでこの大きな白熊を囲んでいましたよ。
呑み会の〆に郷土スイーツがあるなんていいですね (^.^)
〆たはずなのにその後調子に乗ってラーメンも…
明日も相当走るので今日はこのくらいにしておいて早めにホテルに戻って休みました。
ゴールドウイング疲れ感じず。