クロキライディング

いつだってバイク

動物よけ警笛

2021年01月31日 00時52分00秒 | グッズ


もうずっと前から、速さよりも気持ち良さとかきれいに走ることを大切にしているつもりなので

バイクに乗っていて自分から危険を冒すなんてことは無くなってきてはいるのですが、

そんな僕がここにきてますます警戒を強めている野生動物。

そこで以前から気になっていた「鹿笛」を購入してみました。



2個でセットになっていてそれぞれが違う周波数の音を出し、それは人間には聞こえないけど動物には響くのだそう。

これにより本能にまかせて道路を横切る野生動物たちが嫌がって遠ざかっていくわけではなく

なんだか気になる音が聞こえて「立ち止まる」くらいのものらしいのです。

実際のところどうなのか、たぶん使いながらでもその効果を実感できることはないでしょう。

路肩の茂みで見えていない動物に働きかけるわけですから、実感できるとしたら不幸にも衝突してしまって効果が無かったほうの結果 (^_^;)



それでも、去年の北海道で間一髪を経験した僕は付けずにはいられません。

それまではフルブレーキングでなんとか…なんて高をくくっていましたが、それは無理だと悟りましたからね、あの時。

北海道のレンタカーへの装着率が非常に高いらしいこのお守り…さて、どのバイクに付けましょう…

先ずは最もキケンな、早朝ツーリング(動物遭遇率高い)のブロスからではないでしょうか。

数は多くていいみたいなので、タイガー800にもモチロン付けていただきましょう。
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SV650

2021年01月22日 02時27分26秒 | バイク


年明け早々、久しぶりに新車の大型バイクを販売できることになりました。

初期型の登場が1999年のはずですからもう20年も経ってるのですね。

初めて乗った時は僕のブロスと比べても高回転域のパワーが絶大で、ミドルクラスのツインがここまで走ることにひとしきり喜んだものです。

だからと言うわけではありませんが、それ以来何らかのカタチで歴代モデルのお客さんたちにお越しいただいてきました。



しかし現行モデルになってからは、これまで全く触れることも無くすっかり疎遠になっておりましたが、

過去にはキャブレターモデルの初期型に乗っていらっしゃったこともある旧知のお客さんが、現行SV650はイイらしいとのことで

このたび有難いご注文をいただきました。



歴代のどのモデルよりも明らかにスリムでコンパクト。

僕もオーナーさんも最高出力を数字で意識することはありませんがそれが「76PS」と聞くと

排ガス規制の影響で出力が抑えられるどころか初期型70PSよりもさらに上乗せされているのだと言うことに期待を抱かずにはいられません。



同型式のパワーユニットを搭載するVストロームのようにトラクションコントロールなどは備わっていないようですが、ローRPMアシストやツインプラグ化による効果なのでしょう

低回転域のぶ厚さが、静かで素早いスタートダッシュを可能にしていることなど、動かし始めてすぐに感じる優位性がまる見え。




オーナーさんも僕もよく知っているVTR250と大差ないサイズ

それでいてこのパワーと信頼感。

フロント120にリヤ160とタイヤサイズもいいですね。

オーナーさんお勤めのメーカー以外のタイヤも出来る事なら試してみたいとおしゃるのはよくわかります (^_^;)

素材(バイク)とタイヤとライダー、それだけ揃えば楽しいこと間違いナシ…ですね。

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バッテリーチェッカー

2021年01月20日 04時29分56秒 | グッズ


専用アプリをダウンロードしたスマホで自車のバッテリーの状態を確認することができるチェッカー。

結果としてバッテリーがあがってしまう原因はいくつもありますけど、たまに原因が特定できないこともありまして、

関連パートの機能不良が常時ではなく偶発的に発症している場合、それが故障探求中に怒らないが故に

修理にもの凄く時間を要することがあります。

だからサーキットテスターをFUELタンクに縛り付けて、長時間の試走をすることもあったりして、

かと言って故障探求に迷う全ての車両に後付けボルトメーターを装着するのもいかがなものかと…

で、発売直後のこの商品が目にとまり、いつか試してみようと昨年購入しておりました。

そしてここしばらくの間、忘れたころに始動不良でご相談にいらっしゃるお客さんが

次に始動不良に見舞われたら、これを使ってバッテリーの状態をモニタリングしながらバイクを使ってもらいたいなと思っていたら…

その日の朝、スターターモーターが回りきれなかったお客さんご本人から、こんなものを見つけたので試してみたいとの申し出があり、

「在庫あります」と…渡りに船とはまさにこのこと (^_^;)



これまで同様、補充電をすれば正常に満充電になるバッテリーを充電し

バッテリーチェッカーを装着。



これにより、バイクに乗っていないときでも電気は消費するのですが、

その量とバッテリー容量とオーナーさんの乗る頻度からして問題の無いレベル。



正しく数値を表示してくれているのなら、これでバッテリーの制御電圧を常時見張っていられるので、

長い走行時間中に作動不良が発生するようなことがあれば、機能回復のために何をするべきか判断する近道となるでしょう。



電圧計は常時必要ではないけれど、気になった時にチェックしたい人とか、

僕みたいに年中あらゆる故障探求に悩み続けている人には良いですね (笑)

さすがスマホアプリ、一年間または一日の電圧の推移を表示することもできて

バッテリーの交換時期もタイムリーに決断できる…かも。
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アタッチメント

2021年01月17日 22時18分24秒 | グッズ


去年の夏から使っているヘルメット、J-CruiseⅡですが、

インカム「SENA」との専用コミニュケーションシステムとのことで

それ以外のメーカーのインカムでは取り付けられないことは無いけれど、少々無理やりな感があり

ぴったりとフィットしないけど我慢して使っていました。



これまで使っているのがB+comでしたので、そちらから何か良いアタッチメントでも発売されるんじゃないかと思っていたら

昨年の秋に発売されましたので、即購入しました。



大切なのは運転(ライディング)への意識が薄れないよう節度ある使い方だと思いますが、

僕は営業中にバイクに乗る試運転の時間が長いほうだと思うので走りながら電話を受けることができるのが何より助かります。



当方のツーリングを楽しんでいらっしゃるライダーさんの中にはたとえお休み中であっても、

電話の連絡には必ず応対しないといけない職種のかたもいらっしゃいまして、それでもインカムで通話が可能になることにより、

それなりにバイクで出かけられる範囲が拡がったと言う点でも、インカムの存在とその高性能化は歓迎されるものではないでしょうか。



専用スマホアプリとの連動によるペアリングの容易さと復旧の早さはもちろん、ヘルメットを着用したままで出来ること等々…この程度で完結することはないはず、

まだまだ拡大してくれなくては…



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大雪のとき

2021年01月16日 05時00分19秒 | メンテナンス


2カ月ほど前から手付かずで格納していたKTM950SM-R

しばらくお休みしていました車両なので、コンディション良く呼び起こすにはそれなりに時間を要するだろうと思っていて

パーツの発注はしたものの現在お受けしている作業依頼のことを考えるといつになったら手を付けられるのやらで、

まだ当分は見て見ぬふりをすることになるのだろうなと思っていたら…



先日の大雪の3日間、バイクを表に出せないために店内の入れ替えができず、

たまたまなんとか作業できる位置にあった950SM-Rに手を付けることができましたと言うかそれしかできなかった (^_^;)



もはや950のLC-8エンジンのモデルなど、あまり注目されるどころか関心を持たれることもそうは無いと思いますが…



この後FI車となった990は、よりパワフルで高性能なのですが、950はこのエアーボックスの中にすっぽりと納まるキャブレターならではの

刺激的な中にも程好い馴染みやすさがあって、いい塩梅の過激さとなっています。



二晩続きで深夜に新雪が積もったおかげで(アイスバーンではない)軽トラでも走行できるのをいいことに

結局いつも通りの没頭の3日間となりまして、予定外に進んだ950SM-R

活き残り間違いないことになりました。







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想い出

2021年01月10日 01時39分18秒 | メンテナンス


北海道で十日間にわたり手当てをされながら走り続けた990アドベンチャー。

帰還後そのまま修理のためお店にとどまり、ライダーは公共交通機関で帰宅。




排気ガスの熱と言うのはすごいもので、患部から少し距離はあるように見えたチェーンスライダーも最後まで気を揉みましたけど

こんなことになっていました。



本国の夏休みの事情と新型コロナウイルスの影響とで2ヵ月以上待ちに待ったエキゾーストパイプの輝きと言ったら…

それは装着後、エンジンを始動すると間もなく焼け色に変化し鮮やかに色付いたかと思うと、その美しさは恒久ではなく、そのうちに徐々に鮮やかさを失っていき

焼けてくすんだ外観に変化していくものだから、まだ火入れされていない無垢な輝きは、ひときわはかなく美しく見えます。



早々と入荷し、エキゾーストパイプが加わるのを待っていた周辺パーツも合わせて、

遂にあの日々の苦労をいい思い出にできる日が来ました (笑)



Vツインでしかもサイレンサー高いところから2本出しのエキゾーストは、脱着に手間を要するのはよくあることですが

そんなことは構うことはありません。

なにがなんでも本来のあの整ったエキゾーストノートを再び聞きたいと、半ば意地になって長期間狭い店内でこの大型バイクを格納していたのですから。





高温にさらされたドライブチェーンもシールリングのことが気になるので、同時に交換で作業完了。



取り外したエキゾーストパイプはこのとおり。

補修としては恥ずかしくて人に見せられるものではありませんが、あの時はこうするしかなかった。



ワイヤーとアルミプレートを解くとパイプは崩壊。

絶景と美しいワインディングに常に付きまとった爆音には参りましたけど、

パーツを路上に落下させず、駆動系に巻き込むことも無く

長距離を持ちこたえられただけでも良かった。



グルグル巻き作業は途中全やり直しをしたので2ラップこなしていますから材料はこの2倍 (^_^;)



作業を終えた990アドベンチャーはとても静かで、全体的に劣化の見られた排気系ガスケット類も全て交換しているので

以前よりも隙間なく雑音の無い排気音。

この先どうなる990アドベンチャー。









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シート高

2021年01月09日 02時22分47秒 | パーツ


R1200RTのシートは勿論日本向けの仕様ですから、当然のことながらメーカーが提供するシートの中では最もシート高を低く抑えられたもの。

次期オーナーは高身長なのでローシートである必要はないとしても、それなんだったら足付きに余裕があればあるほどいいんじゃないかと思われるかもしれませんが

万一に備えてプロテクション能力の高いプロテクターを膝にも常に装着している足長ライダーは、膝の曲がりがキツイ状態で

長時間のライディングは疲れるだろうと言うことで、高いシートを望みました。

もともとR1200RTはライダー用シートをセットする位置を上下2段階で選べる構造になっていて、当然高いほうの位置にセットしてはいるのですが、

それでも足りないと言うのだから、あとはシートをメーカー本国仕様の高いものにすることになるのだろうと、

お世話になっているディーラーさんのパーツ担当さん(めちゃくちゃ詳しい)に相対的にどの程度高くすることができるのかを問い合わせると、

オーナーの希望する高さに及ばないようだったので、本人の希望により外注でシートを加工することになりました。



オーナーの希望に従って、依頼したのはアールズギア「ワイバンコンフォート」

シンボルマルマークの刺繍はともかく、シートヒーターを活かしたうえでの内部ウレタンにも拘った加工は新しくシートを購入できるほどの価格。

これをやってしまうと、後々シートの付け替えだけで日本仕様スタンダードに戻せないと言うことになるわけで、

将来このRTを手放すときにはどうかすると不利(シートが高すぎて)になるかもしれませんが

オーナーがこの先、永い時間尻からバイクの情報を得るのは、たとえシートがふたつあっても高いほうのシートに限られることはわかっていますから

自分が少しでも快適にライディングすることを優先するのなら、その選択でいいのだと思います。



足長ライダーさんならともかく、僕はそちらではないのでこの高さでは足付き性に余裕はありません。

それにスタンダードのシートであっても、膝の曲がりがキツイことも無いわけですけど、

足付き性のことは置いといて、着座位置が高くなることにより様々な要因はありますが、いざ走らせてみると結果的にハンドリングがかなり変化することに目を見張ることになります。

バイクってほんとデリケート、よほど身近でライディングの楽しみを共有しているでもない限り

他の人に細かなところを伝え合うなんて無理…僕には。



とかく乗り物の「重心」が低いことは歓迎されるものですけど、いろんな状態のいろんなバイクに乗るとそればかりとは言えないなと思うことがよくあるので

メリットとデメリットはいろんな方向から見詰めていきたいものであります。



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寒波

2021年01月07日 21時58分10秒 | 日々のこと


昨年末の寒波では中国山地の高いところは積雪当然としても、地元下関はやはりさほどでもない降雪に終わりました。

けれど今回の寒波はかなり強烈で、ここ下関で温暖ボケしている僕にも何らかの影響があることは必至。

昼過ぎに軽トラで出かけようとしたら荷台に薄っすらと積雪で、今夜からの冷え込みが尋常でない予感。



こんな日に洗車する人なんてほぼいないと思いますが、僕は違います…仕事ですから (^_^;)

店主でありながら、未だバイク屋で働く小僧さんと何ら変わりないので、

バイクを洗ったり磨いたりする、いわゆる「下仕事」に費やしてきた時間の長さだけは、この業界においてかなり高い位置にランクされていることは自負していいと思います。



それにしても今夜の冷え込みは相当なもの…

左側を洗って続いて右側に移ってみると、洗車の水が凍って氷柱になってる。

シャワーでかけた水が凍りついてしまうと洗剤が効かないので、洗浄エリアを移動するたびにしばらく水をかけて氷を溶かしてから洗剤を吹き付けると言う、

なんとも効率の上がらない洗車。

構造とレイアウトを考慮したうえでほぼどこにでも水を掛けることと高圧洗車機を使わないスタイルでやって来ていますから仕方ありませんね。



洗車を終え、エアーブローで凍る前の水を吹き飛ばし、

それでも凍り付いてしまった水を、エンジンを始動し自熱で溶かそうにも、

メインスイッチのシャッターが凍り付いてしまってキーが刺せない。

ヒーターガンで温めてなんとかエンジン始動。

日頃から、冬の間はバイクに乗れない寒い地域のライダーさんのことを思うと、

一年中バイクに乗れる地域の僕たちはいいよな~ なんて喜んでいましたけど

氷点下ライダーさん達は外で洗車もできないのだなぁ…と

ちぎれそうな手で洗車しながら同情してしまいました。





凍り付いて回せなくなった水栓をなんとか溶かして後片付け。



いい加減にしておかないと、閉店のバイク格納で足を滑らせてしまいそう。

車道にも新しい雪の積雪が増して、クルマが走るロードノイズが消えて外も静かになって来たので、

僕も店を閉めないとヤバい状態。

明日の朝は道路が凍って車の走行音もバリバリ音になっているはず、明朝お車の運転はお気を付けください。

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謹賀新年

2021年01月06日 21時01分43秒 | 日々のこと


この年末年始、とにかく人の居ないところに居ました。

全てはお天気次第だと、何のプランも無くお休みに入りましたが、

今回も近年同様で年末荒れて年明け穏やかであるような予報でしたので、年の暮れは中国山地で雪道の日帰りドライブ。

こう見えても、4WDのスタッドレスで雪道を自ら求めるのは人生初めてのこと (^_^;)

積雪のコンディションも良かったこともありますが、スタッドレスタイヤの実力を今更ながらに体感できてその驚き(雪上では軽トラの普通タイヤしか知らなかった)のまま年は暮れていきました。



明けて一転、天気は穏やかでしかも太平洋。

さすがに高いところで美しいワインディングを拝む贅沢はできませんでしたが、たまには海沿いのルートをよいペースで走るのも気持ち良くて、

防風と電熱のチカラを享受できる準備ができていれば、おせち料理にも負けることの無い喜びが湧き上がってくることだってあるのだなと、

ここ数年のお正月で実感しているところではあります。

行先とそこでの行動については、密にならぬよう十分に検討しながら動きましたので、行先はどこもほぼ貸切。





DL1000の冷却水漏れも完全に止まり、今使っているミシュランパイロットロード5トレイルのフィーリングはとても良くて、

路肩に雪が残るウエットな路面や塩化カルシウム融雪剤がぶちまけられている白っぽいアスファルトにもほぼコーナーリングラインを乱されることも無く、

欲求を満たすには十分な真冬のツーリングとなりました。

ただ一つあるとすれば、右手のひらの薬指の付け根にマメができたくらいでしょうか。

自粛傾向が続いているのでスロットル操作をする手のひらの皮も薄くなっていると言うことですね。



久しぶりのお休み… 人とは逢わずでしたが、正月らしく過ごしてまいりました。

本日より無事営業開始。

皆様、本年もよろしくお願いいたします。


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