島根一泊ツーリングを終えてゆっくりと休む間もなく
翌日は午前4時の壇ノ浦SA出発に間に合うよう活動開始。
以前にお店で居合わせたときに長男アドベンチャーと話が盛り上がった2人と地元熊本の圏内を
かなりタフに走ってみようということになっていたそうで
そこに僕も誘ってもらいました。
3日~4日のツーリングは先頭にいましたが、一転してこれからの2日間は最後尾…
出発からいきなりバイクの取替えが始まり、言われるまま僕はR1200STでのスタート。
ゴールデンウイーク中とは言えこの時間帯ですから東九州道の交通量は少なく
所々にある追い越し可能な2車線エリアを無駄なく活かしてひたすらに走り続けて途中の別府湾SA
他の3台はともかくこのブロスはよくぞこのペースでいられるものだと持ち主ながら感心します。
機械に感情などあるわけ無いけど「悲鳴」あげてるかも (^_^;)
「津久見IC」で高速道路を降りて給油のあと、高速道路に沿う県道で佐伯~蒲江と容赦の無い走りで
僕も走りながらの撮影は控えながらの宮崎県入り。
延岡から「日豊グリーンライン」そして日向から「尾鈴サンロード」と
東九州道や国道10号からそれほど遠ざかることなく素晴しいルートを先頭R1200ST(持ち主)と長男アドベンチャーが
繋ぎに繋げて宮崎県もあっと言う間に中ほどに来たところ
コンビニで軽く食事をとりながら上昇してきた気温に合わせて装備の変更。
この地点でAM8時過ぎ、津久見で高速道路を降りていることを考えるとなかなかのペースではないでしょうか。
途中に通過した「西都原古墳群」は日本最大級の古墳群
誰も止まろうとは言い出すはずも無く広大で古代の雰囲気が演出された史跡公園を遠くまで見渡しながら通過。
高速道路沿いを南に下るのはこのあたりまで、ここからは小林市の綾南ダムに向け渓谷に沿ってこれまで以上にクネクネ道を進んでいきます。
下から見上げる「綾の照葉大吊り橋」
一旦は通り過ぎるものの、随分遠くの入り込んだところまで来たんだしせっかくだから見て行こうと言うことに。
九重夢大吊り橋に次ぐ第二位の高さだそうですが入口だけ見たらもうOK
先を急ぎましょう。
吊り橋を過ぎると道路は道幅が明らかに狭くなり、路面状態も一転し難易度の高いダム湖(小野湖)まで
集中力を絶やすことのできないルートが続きます。
本日のランチは小野湖の西側の畔の「勝美館」でうなぎなど
ゴールデンウイークで混み合うようなので先頭は開店前の11時を目指していたようですが
15分くらい前には到着しましたから、ココまでの距離と多彩に変化するルートを経ていることを考えると
ルート選択にもライディングにもミスが無くお見事と言うほかありません。
コチラのお奨めはやっぱり「うなぎ」のようですから
これまで自分のお金で食べた記憶が無い僕も初めてオーダーしました 特上うなぎ定食 (^_^)
疲れに麻痺して気の抜けない難しいワインディングを走り続けてはるばるやってきたのですからそれはハメを外すでしょう。
他のお客さんが次々に来店される頃、我々はお店を後にしてさらに南下で山越えしえびのスカイラインを目指します。
でも、見下ろす景色の美しさにさすがに止まって見入ってしまうこのルートのほうがはるかに「スカイライン」でしたね。
えびのスカイラインに出てすぐに道の駅「ゆ~ぱるのじり」
気温もさらにさらに上昇してもうメッシュジャケットになりたいくらい。
朝の暗いうちの高速道路からこのソフトクリーム(ごぼうソフト)に至るまでまで
コンディションの変化は幅広いのでウエアの能力は重要ですね。
この先ずっと国道でそのままえびのを目指すなんてことはありえないので、今年の年明けツーリングで走った、地図では繋ぐことの難しい
快走農免道路を右に左に折れて「えびのIC」付近までストレスなく進み
「人吉IC」までの1区間、九州自動車道を利用
人吉で給油を済ませてこの後の秘境ルートに備えます。
フルーティロードの途中から五家荘方面に大規模林道が存在しているらしくて
そこにチャレンジしてみるというアドベンチャーのプランに一同したがってR1200STを先頭にまったく交通量の無い
乗用車やツーリングライダーが走る理由が見当たらないクネクネ道にひたすらアプローチを繰り返し。
通行止め看板もその意味を考えるけど、このような林道には枝道や分かれ道も多くて
その通行止めが自分達が進もうとしている方向なのかどうなのか…
表示が不親切でどうしてもわからない場合、よかろうよかろうでずるずると深入りした先に全面通行止めをくらうとなると
引き返す距離と時間のロスは相当なもの。
今回は諦めずに進んでしまいましたが結局のところ全面通行止め…
目論見どおり南阿蘇に抜けるのは諦めて引き返しつつ別ルートに移って五木村に下りることに。
勿論ルートはさらに険しくなるけど通れるだけまだマシか (^_^)
そうして各自それなりにタフなライディングを存分に楽しんで道の駅「子守唄の郷五木」
いつの間にか時間も夕方に近付いてきていて道の駅も静か
いい具合に空いていたしタイミングよく先行車が道を譲ってくれたこともあり
これまでの超タイトなライディングを忘れ去ることができた県道25号
僕も走りながらメンバーの「後姿」を撮影することがほぼできない集中力でバイクを走らせて追従しました。
陽が傾いてきた緑美しい山々を感じながら心身ともスカッと走れて楽しかった。
そして国道3号に出た所で最後の給油(脚の短いブロスだけ)を済ませ九州道「宇城氷川IC」から「益城熊本IC」で熊本市内へ
熊本市内は都市高速も無くてとにかく混み合うそうなので
KTMは水温とクーリングファンの作動状況を見ながらなるべくヒートさせないように要注意
そして今夜の宿は長男アドベンチャーの独り者には広すぎる社宅にご厄介になります。
食事は僕もお気に入りのホテルの中の居酒屋
居酒屋を利用すれば大浴場も使ってよろしいと…なんとも下調べにぬかり無しではありませんか。
もうあちこち飲み歩くチカラは残っていないので
刺身に馬刺しに辛子レンコン…とそれからお風呂も
一店で完結できるいいお店 (^_^)
明日の朝も恐ろしい時間に出発するような話を
酔っ払ってかすかに聞いていますがはたして目覚めるのでしょうか?