車検で預かった車だけど
10万キロ超えになると
やはりラックエンドにガタが出るね。
この車は、左側だけだったけど!
ムーブはサクっと交換して
お疲れラックエンドがコレ
ラックピニオン側の取付部を持つと
摩耗でボールジョイント部にクリアランスが
できてしまっているので
バーの部分がおじぎをします。
新品はクリアランスが狭いので
おじぎはしませんよ。
さて、タイロットエンドを組んで
あとはトー調整
調整が終わったら、ロードテスト
ステアリングから手を離して
真っすぐ走るのでOKです。
これ車の最低ラインの基本です。
あとはコーナー進入時の感覚も察知して
問題ありません。
あとはピットに戻って、増し締め確認をして
ラックエンド交換、終了で~す。
ここで一つ点検の注意
この頃の軽自動車の足回りは
リフトアップすると、
フロントストラット上部のアッパーに
隙間ができ、その状態でタイヤを振ると
ラックエンドのガタにそっくりな振れ方をするので
気を付けましょう。誤診しないようにね!
少しリフトを降ろし、タイヤを軽く接地させて
ストラットアッパーの遊びがなくなったところで
点検しないと、ラックエンドのガタは
確認できないので!
判断の難しい車は、ターニングラジアスゲージに
フロントタイヤを乗せて
ガタを確認しましょう。
ちょっと、専門用語が出てきちゃったけど
この頃、10万キロ超えの車検が
多いので、ボールジョイント類のガタ点検は慎重に!
もしボールジョイントが破損すると
車は操舵不能になってしまう、重要な部分なので。