只今、黒70のところに入院中です。
といっても、たいしたことはなく、
オーナーさんがLSDの効きに違和感を持っていたので
LSDをオーバーホールをすることに

まあ、LSDのオーバーホールはデフが下りてしまえば
そんなに難しいことではないので
サクサク行きましょう!

ドライブシャフト、プロペラシャフトを外して
デフを下します!
ミッションジャッキからデフを下すのは
黒70オヤジだともしかすると腰がもたないので
若いスタッフに・・・(笑)
デフが下りました。

あとは、サイドフランジを外し、これチョットテクニックがいりますが

無事、外れました!あとはカバーを外せば
LSD本体が見えてきます。

そして外します。

ここまでは良かったんですが
リングギヤを外し、デフキャリアを持ち上げた時
悪夢がおきました。
まさか圧入してあるサイドベアリングが・・・
外れた~!
有りえない、今までの黒70の知識から分析
この80スープラ号、実際は何馬力出ているんだ~
サイドベアリングが生きているのに
圧入されているインナーレースが回るなんて
一般的には考えられない~!
でも現実におきているということは
このデフケースの強度不足、となると
新品のこのLSDを入れても、同じ結果になるよな~!
となると、もっと強度のあるLSDを入れなければ
オーナーさんに連絡です。
オーナーさんからは、黒70さんにお任せしますと~一言!
これ、逆にプレッシャーかかるよな~
強度があるLSDとなると、職人が作っているLSDしかない!
となると・・・・白101さんも入れている、あのLSDです。
注文して受注生産なのですぐには来ないけど
発注しました。
そして、来ました。ニューLSDが

う~ん、美しい!なんだかワクワクしてしまいます。
そして比べてみると

さすが職人が作ったLSD、美しさが違います。

ダキョウを許さないキレイサ~

実は、黒70が気に入っているこのLSD
LSDケースまで鍛造品、
強度は抜群です!そしてリングギヤの取り付け面の
ぶ厚さ、さすが職人の技ですね
さらに・・・を説明してしまうと
とっても長くなるので
さてこれからが、大変なんだよな~
オーバーホールならLSDケース内のプレートを入れ替えればOKなんだけど
LSDAssy交換になると
ピ二オンギヤとリングギヤの
歯あたりとサイドベアリングのプレロード、
そしてバックラッシュと、この3つを
正確に調整しないといけないし
これがとっても難しい、2/100mmの世界です。
でもガンバリます。