"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

『つるとかめLive~虫鳴く宵に民の謡』写真をたっぷりと

2009年09月16日 13時26分56秒 | 主催する催し

 旧七月二十八日。お彼岸も近くなり、深紅の彼岸花を見かけるようになりました。時折金木犀の香りも漂って来て、秋の風情一杯のこの頃です。普段埃っぽい上海で暮らしているせいか、東京の青空が吸い込まれるほど美しく感じられます。
 たくさんの皆さんにご来場頂き、9月12日土曜日に開催したイベント『つるとかめLive~虫鳴く宵に民の謡』。いつも写真を撮ってくれて、お手伝いをしてくれているminoru-mさんに送って頂いた写真を中心にご覧頂きます。minoru-mさんのblog“ハナウタの唄い方”と、木津茂理さんのホームページにあるdiaryにも当日の模様がアップされています。ぜひご覧ください。
0916tk2shot_3  お馴染み“つるとかめ”のお二人、木津茂理さん(太鼓・唄)、澤田勝秋師匠(津軽三味線・唄)。今回は第二部で会場の灯りを少し暗くしてやってみました。お二人の色違いで揃いの着物がとても映えます。背後には鶴亀をパターン化したデザインの手拭を左右に、真ん中は秋の味覚を描いた手拭を飾りました。
 今回はリクエスト・コーナーを大きくしてみました(写真左上)。
事前にメールでリクエストとコメントを頂き、お二人に選んで頂いて披露して頂く、という趣向です0916tkparts。お応え出来るのは2曲くらいにしようかな、と思っていましたが、6曲も聴かせて頂きました。リクエストを頂いた皆様、引き出しの豊富さを見せてくれたつるとかめのお二人に感謝です。そしてお客様の飛び入り参加も(写真右下)。民謡を習っているというお二人が贅沢な伴奏で宮崎県の「シャンシャン馬道中唄」を聴かせて下さいました。そして木津茂理社中のメンバー、田中志穂さんも舞台に呼ばれて、唄で「佐渡おけさ」と津軽三味線(写真右上・左下)で「津軽じょんがら節曲弾き」を披露してくれました。皆さま、ありがとうございました。

0916tkkanpai  ライヴのあとは恒例の酒宴。澤田師匠のご発声で乾杯をしてスタートです(写真右)。
 この夜、居酒屋ニュー信州からのお振る舞い。
0916tkfurumai_3お酒は北海道・大雪山系の源流で獲った渓流魚、天然のオショロコマを贅沢にも越の寒梅で骨酒にして(写真下)。季節の味覚はみちのく岩手の北上山地で採れたなら茸を天ぷら(写真上)でご用意しました。 珍しいなら茸は天然ものとあって香りも風味も抜群です。美味しい秋の始まりといった感じな宴の幕開けでした。

 秋の夜長はどんどんふけて宴もたけなわ。 茂理さんも澤田師匠も皆さんのテーブルを回って、あちこちから笑い声が湧きます。
0916tklast翌日は大和市の由緒ある神社、公所浅間神社の例大祭で民謡まつり(昨年の模様はこちら)を控えているお二人は、名残惜しく皆さんより一足早く座敷を立たれました。最後も唄で締めます。おしぼりをマイクに見立てた澤田師匠のご機嫌ぶりが印象的です。唄あり・笑いあり・酒あり・肴ありの贅沢で夢心地な宵でありました。来年もまたやりましょう。皆さんお楽しみに。

◆◆つるとかめ関連情報◆◆
11/19(木)『中央アジア公演帰国記念~つるとかめLive』

     19:00開演 料金=3500円 場所=Eats and Meets Cay
     出演
     つるとかめ
     澤田勝秋社中=澤田勝仁、澤田勝司、澤田勝成、澤田勝春、澤田成十朗
     opening act=木津茂理社中
     ご予約・お問合せ=EATS and MEETS Cay tel : 03-3498-5790)

木津茂理ソロ・ミニアルバム発売決定!!
『Japanese Voice / Kitsu Shigeri』
(11/25発売・2000円・TEOREMA)
     ゲスト・プレーヤー=横川理彦(ギター/プログラミング他)、渡邊香澄(箏)
     「竹田の子守唄」「大島あんこ節」「五木の子守唄」など6曲収録

詳しくは『つるとかめ』ホームページをご覧ください。