自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

2024年釣り始め・・はスリリング

2024年01月22日 20時24分08秒 | 沖釣り日記

1月20日、釣り仲間6人で船を仕立てて2024年の初釣行に行ってきました。
場所は南房総乙浜港です。
釣り物はクロムツ→ヤリイカの深場リレー釣りです。

夜中の2時に自宅を出発し、アクアラインを渡って館山自動車道経由で乙浜港まで途中休憩も挟んで3時間足らずの道のりで5時少し前に乙浜港に到着。
5時20分頃には6人全員集合完了。
天気は曇りで夕方まで雨は降らない予報で、一安心。
ところが北東の風が結構強くて沖は時化が予想される生憎のコンディションです。
仕立て専門の船という事で全長10m、幅2m程の小型船なので余計に心配になりましたが、この心配は見事に的中します。

船長到着と同時にくじ引きで釣り座を決めて、荷物を積み込み乗船名簿を書いて、まだ暗い中を6時出港です。
出港して直ぐに心配が現実のものになりました。
沖はウネリと波が2mくらいの時化です。
小型船なので小さな操舵室以外にはキャビンも無く、木の葉のように大きく揺れる船上で波しぶきを浴びながら、先ずはクロムツのポイントへ向います。
「こりゃ大変な釣りになるぞ」ということを6人全員が覚悟しました。

30分程でクロムツのポイントへ到着。
水深280mくらいで300m巻いたPEが残り僅かです。
仕掛けはフラッシャーサビキの4本針、餌なしです。
200号のオモリが着底したら、ゆっくりと2mくらい巻き上げて、ゆるーく誘います。
勿論、激しい揺れで危なくて立ってなんかいられないので、ずっと座ったままです。
暫く誘っているとアタリがあって、巻き上げると先ずは30cmサイズの1尾目ゲット。
2投目はアタリを感じて巻き上げるも、空振り。
3投目はオモリ着底後直ぐにアタリがあり、ゆっくりと巻いていくと2尾目、更に巻くと3尾目が掛かり、もの凄い重さになり、7:3の竿が5:5くらいに曲がります。
上がってきたのは予想通り3尾の一荷。
船長もビックリで早速写真に収まりました。
しかし・・・このアタリで仕掛けがグチャグチャになってしまい、解こうとすると一気に船酔いが襲ってきます。
30cmサイズのクロムツを4尾ゲットできたので、仕掛けは諦めて、クロムツ釣りはお終い・・・後はひたすら酔い醒ましです。
因みに、30年前に釣りを始めて以来、こういう本格的な船酔いは2度目です。

1時間余りでクロムツは終了し、ヤリイカのポイント(クロムツより岸寄り)へ移動しました。
揺れまくる船の上で時々強烈な吐き気に襲われながらも、なんとかイカの仕掛けを準備しました。
14cmのブランコ7本針仕掛けで、中オモリ20号、オモリ150号です。
何度かポイントを移動しましたが、水深は230~250mくらいで、完全に底狙いです。
先ずは20cmサイズを1尾ゲットしました。
次に追い乗りを狙って、狙い通り3尾ゲット。
このうち2尾は40cm、30cmオーバーの良型で、ズッシリと重い手応えを堪能できました。
最後は1尾の単独でした。
ヤリイカ釣りを始めてからは船酔いも一層本格化して、自家製コマセを海に撒く合間に釣りをしているような感じになってました。
6人のうち4人は同じような状況です。
そんなこんなで11時半に納竿となり、再度時化の海を木の葉のように揺られながら何とか無事に帰港しました。

丘に上がってしまえばこっちのもんで、6人とも酔いもすっかり醒めて、元気満々。🤗
腹が減ったということで、ラーメンで昼食。
港から車で10分程の所にある「房州ラーメン」で名物の「あさりラーメン」を頂きました。
凄く美味しかったです。😋
房州らーめん | 南房総 ラーメン 伊勢海老で採った芳醇スープ (bousyuu-net.com)

その後、地元のスーパーで夕食(つまり宴会)の食材とお酒を買い出しして、民宿(千倉町の「しんや」)で素泊まりで一泊。
暖かい風呂でゆっくりと身体を解した後、6人で思いっきり酒盛り。😃🎉
勿論釣りたてのヤリイカと地元スーパーで仕入れた新鮮な刺し身、今日の釣果談義で大盛り上がり。
正直な所、皆さん「早く丘に上がりたかった、無事に帰れて良かったぁ」が本音だったみたいです。
旨い魚と旨い酒・・・お勝手談義で盛り上がって本当に楽しい一夜でした。
翌日は8:30に現地解散して、11:00に帰宅できました。

初釣行はとってもスリリングな一日でした。
(コンディション最悪・・😂)

翌日の我が家の夕食です。
クロムツとヤリイカのお刺し身です。
次の日はヤリイカの干物の炙りと同じくヤリイカの沖漬けで堪能しました。

クロムツの残りは後日煮付けで頂きます。

【データ】
天気 :曇り
潮  :長潮、澄み
風  :北東強
波  :2m
ロッド:バトルスティック船ビシ180cm、80~150号
リール:シマノプレミオ3000
仕掛け:<クロムツ>
    フラッシャーサビキ
    幹糸8号、ハリス6号、針ムツ16号
    全長4.5m、4本針
    オモリ200号
    <ヤリイカ>
    ブランコ14cm7本針
    幹糸6号、ハリス5号、全長9.6m
    水中ライト無し
    中オモリ20号、オモリ150号

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10 コメント

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Unknown (みず)
2024-01-23 10:07:06
「自家製コマセ」、釣りのことは分かりませんが察しはつきました。ご無事で何よりです。新鮮なイカ、羨ましい!
お疲れでした(^^) (黒猫2号)
2024-01-23 15:09:48
こんにちは、クラキン様
2024年初釣行、お疲れさまでした(^^)
釣果もしっかりあったようで何よりです。

今回は、後泊されたのですね
民宿での宴、見るからにおいしそうなお刺身の皿々が(^^;
ミニトマトのパックが有るのは、どなたか健康を気遣っておられるという事でしょうか?

>自家製コマセを海に撒く<
ウ~ン、こっちまで胃液が上がってきそうな(笑)
ワタシも一人用艇に乗って出るので、実体験として荒れた海の波の恐ろしさはよく判ります💦
この恐怖感は慣れることが有りません、コワイコワイ...。
Re:Unknown (クラキン)
2024-01-23 16:17:52
みずさん、いらっしゃいませ。
普通なら出船しないような最悪のコンディションの中で波の恐怖と波しぶきと船酔いと闘いながら、何とか最低限の釣果を得ることができました。
30年余りの釣り人生の中で2度目の経験です。
クロムツもイカも凄く旨かったですよ。
特にヤリイカはスルメとは違った旨さです。
Re:お疲れでした(^^) (クラキン)
2024-01-23 16:28:11
黒猫2号さん、いらっしゃいませ。
今回は大型の遊漁船でも出船しないようなコンディションで、無事に帰港できたのがラッキーでした。
時々襲ってくる2mを超えるかと思うような大波の恐怖と波しぶきと船酔いと闘いながらの釣りで本当に疲れましたが、何とか最低限の釣果は確保できたのが救いです。
今回は本当は翌日に鋸南町の鋸山へハイキングに行く計画だったので後泊にしたのですが、生憎翌日は土砂降りの雨でハイキングは中止になりました。
でも、旨い魚とお酒と釣り談義等々で大いに盛り上がりました。
ミニトマトは「野菜が無いといけないですね」ということで手摑みで食べられる野菜という事で選ばれました。 大正解でした。
自家製コマセ・・・船酔いでこれを撒いたのは25年振りくらいです。
でも陸に上がるとケロッと治りましたので良かったです。
あんな時化の中での釣りは懲り懲りです。
Unknown (hisota)
2024-01-23 21:26:20
クラキンさん、お疲れさまでした。
以前、輪島の船で酔った時、キャビンの中で急に吐きそうになり、外に飛び出すまで我慢できずに帽子のなかに‥、その帽子はもちろん捨てずに海水で洗って持ち帰ったスッパイ思い出が蘇りました。汚い話ですみません。
揺れるとタナのキープも困難で釣り難いのにさすがですね。
3000番で300mということはPE6号でしょうか。電動リールはかなり太めをセットするんですね。まだ電動の感覚に慣れなくて。
早く初釣行に行きたくなりました。来月にでも。
Re:Unknown (クラキン)
2024-01-24 07:36:14
hisotaさん、いらっしゃいませ。
船釣りをされる方は大抵そういう経験をお持ちですね。😅
想い出の帽子ですね。
これだけ本格的に酔ったのは25年振りくらいでした。
クロムツもヤリイカも両方とも底から5~7m以内で食ってくるのでタナキープに神経を使うことはありませんでした。
今回は魚の活性は良かったようで、時化でなければもっと釣れていたと思います。
PEは4号です。
水深250m以上となると電動は必須ですね。
お疲れ様でした (hajime)
2024-01-25 19:16:16
自家製コマセを巻きながらも釣り上げる、その執念はまさに釣りバカ(失礼)のど根性。感服いたします。
そんな状況で釣り上げた獲物は格別の味ですね。

昔、伊豆でイサキ、タカベ釣りをした時に体調が良くなかったせいか、大した揺れでもないので自家製コマセを巻きながら釣った覚えがあります。

あとは学生時代に磯釣りをするために嵐のなか、神津島から式根島へ漁船での強行移動時、降りかかる波に濡れながら吐きまくった壮絶な思い出があります。
酔いながらの釣りって、釣り人あるあるですね。
Re:お疲れ様でした (クラキン)
2024-01-26 07:14:21
hajimeさん、いらっしゃいませ。
本当に疲れました。時化の海はもう懲り懲りです。
自家製コマセを撒きながらも、酔いが少し収まった間隙を突いて果敢に釣る❗・・・この根性が釣果に・・・何とか恰好は付きました。😅😂
クロムツもヤリイカも凄く旨かったですよ。
少し時化気味の時に軽い酔いは何度かありますが、ここまで本格的に船酔いしたのは30年余りの釣り人生の中で2度目です。
確かに釣り人のあるあるですね。
Unknown (あきみず)
2024-01-27 20:06:52
海に慣れておられるのに酔われるのは、凄い時化
だったようで、うまく天候に恵まれないと
いけません。うんを天に任せないといけないです。
釣果はまずまずだった?無事に帰れて良かったです。
Re:Unknown (クラキン)
2024-01-27 20:20:18
あきみずさん、いらっしゃいませ。
今回は釣果こそ、そこそこで結果オーライでしたが、実際には結構危なかったです。
200回以上海に出ていますが、今回はワースト3に入ります。
こういう釣りはしてはいけないと反省しています。
本当に6人全員が無事に帰れて良かったです。

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