自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

河口湖自動車博物館・飛行館

2022年08月11日 13時17分02秒 | ブログ

1981年に開館して今年で41年目(私達夫婦と同じです)を迎える「河口湖自動車博物館・飛行館」へ行ってきました。

私がこの博物館を知ったのは10年程前(記憶は定かではありません)ですが、当時は8月だけの開館ということを知らず、8月以外に行って「なんだやっていないのか」と思って諦めた憶えがあります。
それ以来、しばらく興味を無くしていましたが2018年の6月にもう一度立ち寄り、この時に初めて8月だけの開館ということを知りました。
以来、何とか8月に行こうとチャンスを伺っていたところ、今回ようやく実現できました。
実に10年越しの念願成就です。

良く見るとHPの冒頭にちゃんと「当館は8月のみ開館しています」と書いてあるんですよね。
ここのオーナーである原田信雄氏は元レーサーでHRC(ハラダ・レーシング・カンパニー)を率いて1980年代に中島悟をドライバーにし全日本F2選手権で活躍されてたそうです。
河口湖自動車博物館・飛行舘 (car-airmuseum.com)

場所は中央自動車道の河口湖ICから車で10分足らずの富士山裾野の森の中にあります。

駐車場に入るといきなりこれが目に飛び込んで来ます。
博物館は自動車と飛行機の二つに分かれていて、自動車の方は鉄筋コンクリートの立派な建物です。
屋上にTF104が乗っかっています。
このオッサン誰や・・・🤣
飛行機の方は格納庫のような鉄骨造りの建物です。
入り口に古いいすゞのボンネットバスが見えます。

先ずは飛行機の方から観ました。
飛行機館の前に古いトヨペットクラウンといすゞベレットが置いてあって、ナント値札が付いています。
どうやら実働車のようで売り物なんでしょうね。
入館料1500円を払って入るといきなり隼の1型と2型が出迎えてくれます。
2型は無塗装ですが、1型は加藤戦闘隊長機の塗装です。
2型は機銃の弾倉が開いていました。
一式陸攻の胴体部分です。
隣に復元前のエンジン部分が展示されていました。
零戦は21型と52型が展示されています。
21型は赤城搭載機です。
因みに東京靖国神社の遊就館に展示されている52型も原田氏によって復元されたものだそうです。
九三式中間練習機です。
他にも復元前のエンジンや部品などが多数展示されており、見応え十分です。
(桜花も展示されていましたが、写真は割愛いたします。)

次に自動車館を観ました。
ここは展示スペースが大きく2つに分かれていて、年代別の展示になっています。

世界初の自動車、1886年製のベンツ1号車です。 三輪車です。
単気筒980ccのガソリンエンジンで時速15km出たそうです。
上の1号車の10年後にベンツから初めて市販された自動車で、単気筒1050ccで時速20kmに進歩しています。
この後、どんどん自動車が進化していく有様が克明に展示されています。

バイクも展示されています。
これはアメリカの1925年製インディアン・スカウトでマン島TTレースで優勝しました。
展示台数があまりにも多くて全部紹介するのは無理ですが、本当に「よくこれだけ集めたなぁ」と驚愕するくらい充実の展示ですし、1台1台がよく手入れされていて美しいのも驚きです。
小さい写真をクリックすると大きくなります。


飛行機館と自動車館の両方を観て3時間程でした。
入館料は両館合わせて2500円掛かりますが、それだけの見応えは十分にあると思います。
お盆休み前の平日だったので行き帰りの道路も空いていましたし、人出も少なく、プチ避暑も兼ねて快適でした。

これだけの展示物を収集、メンテナンスして維持管理するための人的、経済的な裏付けがどうなっているのか全く判らないのですが、今後も末永く維持継続されることを祈るばかりです。
もしかすると既に仕組みがあるのかも知れませんが、自動車や航空機産業に関わる企業が出資して基金を創設し、人的な面も含めた支援体制が確立されていると良いなと思います。
正しくメセナですね。

<オマケ>

その1
今回、博物館の売店で買ったお土産です。
1/32で1個1000円でした。 ナント!チョロQになっています。

その2
かつて大垂水峠の走り屋(ローリング族とも言います)のメッカだった「なかがみ屋」。
随分前に廃業し、廃墟になっていましたが、最近目出度く「バイカーズベーカリー」として復活しました。
四輪車お断りの看板が泣かせます。
今や走り屋さん達は全く居なくてひっそりとしています。

コメント (8)
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