とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

もういちど横浜放浪記 ~東山田町の赤提灯へ

2013年05月11日 | 横浜市都筑区
    『なつかしの店と家並みに、想いを馳せる。
     ポケットの小銭あつめて、あの街へ…


  今年の目標「横浜市18区再訪計画」6区目となる都筑区です。夜勤明けで一息入れ、夕方近くなって出かけます。中原会館バス停へ行くと、7日に発生したタワープレイス前での倒木により、バス運行に支障が生じた貼り紙が残ってました。

  

  翌8日付の朝日新聞神奈川版には写真入りで掲載され、ビル反対側の歩道まで完全にふさがれたよう。18時過ぎという帰宅時間帯に1時間半近くも通行止めとなり、立往生した人も多かったのではないでしょうか。ケガ人が出なかったのは奇蹟でしょう。

  あそこはビル風が強烈なことで有名で、嫁はんの勤め先の宅配ピザ店でも配達組が通る際には注意するよう言っているらしい。隣の社宅跡にまたまた∞タワーマンションを建てるにも、これでは近隣の反対運動に拍車をかけるのではないかな。それに家を出た途端に木が倒れてくるかもしれないでは、おちおち住んでもいられないだろうし、買うにも躊躇するのではないだろうか。伐採以外の対策を望みます。

(閑話休題)
  東急バス杉06系統で妙法寺下下車、進行方向から左へ曲がり2分ほどの場所にある「松の湯」でひと浴びしてから目的地へと向かいます。ここはまだ川崎市高津区です。

  

  「松の湯」外観

  温泉というわけではなく、片隅に檜の浴槽やジャグジーやらがあるだけの一般的な銭湯です。それでも車で訪れる人も少なくないようで、年配の人や家族連れなどで程よい賑わいです。広いお風呂も久しぶりで、ゆっくり汗を流しました。

  出た後はようやく今日の本題、雨の中を道中坂下方向へ6~7分ほど歩き、都筑区に入った徳持バス停前にある小さな居酒屋の暖簾をくぐります。(冒頭写真

  

  店の前は地図調査時代から何度もバスや自転車で通りかかっているものの入るのはもちろん初めて。斯様なところに1軒の居酒屋というのが不思議でした。まさに場末感満載でしかもネット検索しても何の情報もない。意を決してとは大袈裟なれどいつか来てみたいと思ってました。休みでなかったのは幸いです。

  店内はカウンターと小テーブルが3つ。共に靴を脱いで入ります。17時半過ぎに先客は年配の男性がひとり、キープしていたボトルを開けているよう。還暦を過ぎたママさんがひとりで切り盛りしています。

  ビールはどちらも神奈川県内広域麦酒企業団(笑)であり、シークワーサーサワー(400円)を。湯上りの体に柑橘の酸味が沁み渡ります。

  鮮魚は無く煮物や焼き物、揚げ物がメインのよう。ただし串焼きはありませんでした。

  「お通しは蕗なんだけど食べられる?」と聞かれますが好物です。揚げボールと煮た素朴な一品なり。サワーをおかわりして、おススメのホワイトボードの中から餃子にモツ野菜炒めを。けっこうボリュームがありお腹にたまってくる。カラオケセットもあり、ご常連の中には好きな人もいるらしい。先客さんやママさんと歓談して1時間半ほどで退出。料理をもっといろいろ頼みたかったけれど独りでは食べ切れそうにありませんでした。残念

  店名はママさんの出身地にちなむらしく、壁には観光ポスターがいろいろ貼られてました。でも郷土料理はなかったような。というか郷土料理は何がある?ラーメン?いやいや

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