とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

哀歌第10部 ~横浜市営バス95系統

2006年11月24日 | 横浜市青葉区


  夜のうちに雨が上がってスカッ晴れ(この表現も久々)になりました。市ヶ尾町や大場町は宅地化が進行しています。写真は2年ほど前に分譲された大場町の宅地内提供公園から撮った森です。ここも宅地開発予定の看板が立てられ、じきに姿を変えるのでしょう。

  鶴見川の周囲は畑が広がってますが、やはり暑い夏に一服の涼を与えてくれる森は貴重です。

  さて、夕方は事務所へ向かうべく、市が尾駅から横浜市の市バス切捨て政策により来春で廃止が決定している95系統第三京浜経由横浜駅西口行きに乗ります。学生時代から愛用していた路線だけに残念でなりません。全長約16.3㎞。JRの国電区間なら290円、東急でも240円、市営地下鉄なら320円区間に相当する距離を210円なのですから相当安い。そのため利用者は決して少なくありません。(市バス最長路線は5系統の横浜駅西口~若葉台中央で17.4㎞)

  15時14分発の便に乗客は7名。4分前に新横浜駅行きの市03系統(東急バス)が出たばかりにしては、よく乗っています。市が尾駅周辺は路上駐車が多く、一般車とのすれ違いに難儀することも。駐車監視員はどこへ行ったのでしょうか。取締りが一時のブームでは困ります。横浜上麻生道路の旧道を入って、しばらくは乗ったり降りたりの繰り返し。建設中の地下鉄緑線をくぐって川和町へ。横浜上麻生道路は広い新道が開通したとはいえ、旧道にも大型車が多く通り、すれ違いには苦労することも。

  その新道と池辺で合流して、梅田橋で左折し産業道路に入ります。ここも10年ほど前までは片側1車線しかなく渋滞の名所でした。東急の市03系統(市バス3系統)はここを直進して川向町から岸根方面へ進みます。

  右にIKEA港北、正面にスーパー銭湯港北の湯を見て新開橋を右折し、港北インターから第三京浜へ。座席はほぼ埋まり、まるで廃止対象路線とは思えない盛況ぶりです。すれ違う市が尾駅行きには立ち客の姿も。ETCレーンを無停車で通過。今日は走行車線を大人しく走ります。遅れが大きいといきなり右車線に入って一般車を捲し立てることもありますから。それでも80㌔以上は出ているでしょうか。

  快適なドライブで三ツ沢公園から浅間下への“下山道路”も混雑なくすいすいと。以前は鶴屋町3丁目経由でしたが、今は楠町で右折して閉鎖が決まったハマボウルの裏を通ります。

  これだけ賑わって廃止とは解せないところですが、来春で担当する港北ニュータウン営業所が閉鎖となるため、そのあおりを食う形なのでしょう。やはり市が尾駅と横浜駅西口を六角橋経由で結ぶ3系統は経過措置として1時間に1本へ減便され、同じく来春に東急バスへ全面移管のうえ新横浜駅打切りとなります。
  しかし日頃から利用が多い路線ですし、第三京浜通過客には加算運賃でもいいから存続してほしいものです。通行料は150円なので、ひとり10円でも充分でしょう。地下鉄緑線は開業延期が囁かれ、加えて95系統廃止で沿線は乗換え+所要時間増+負担増のトリプルパンチです。できれば東急バスが引き継いでくださるよう願ってやみません。

  約50分で横浜駅西口第2バスターミナルに到着。折返しとなる乗り場には長い行列ができていた。


【今日の昼食】
丘のレストラン青葉(市ケ尾町31-4 青葉区総合庁舎内)
 ☆Aランチ 550円
   今日は豚肉とゴボウのとじ煮。ここもたいそうな名前の食堂ですが、5百円台の日替りランチにプラスチックの食器、固いご飯と、役所食堂の3拍子が揃っているところはアイデンティティーなのかどうか。

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