とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

並行在来線転換の不合理

2011年02月18日 | 新聞×読み
  北陸行新幹線開業後の並行在来線について、長野~妙高高原間を「しなの鉄道」が運営するという。(今日付「信濃毎日新聞」

  記事を読み進めると、『しなの鉄道は現在の篠ノ井-軽井沢間と、長野-妙高高原間を一体的に運営するとした』とある。篠ノ井~長野を国鉄から分捕るのは諦めたらしいことは分かる一方、長野~豊野間はまた押し付けられる格好になる。

  つまり長野から飯山線方面へ行くには、しなの鉄道の運賃と国鉄との合算となり、区間によっては大幅な値上がりとなる。盛岡の花輪線と同じケースがまた生じるわけだ。

  東横線の横浜~桜木町廃止→みみ線転換で思いを強くしたけれど、次から次へと鉄道会社を設立して利用者に少なからぬ負担を押し付けるやり方には疑問を抱きます。それでいて高速道路の割引に異議を唱えるなど片腹痛い。

  地下鉄の目黒~白金高輪のような“二重戸籍”(トーチカが第一種、東京都が第二種事業者)の活用で解消できないこともないと思うのですが。