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御坊市観光協会  誘客促進や地域活性化へ体験事業 キャンプ場で大ブームの焚き火 〈2021年10月10日〉

2021年10月10日 08時30分00秒 | 記事


みーやちゃんと焚き火体験楽しもう


 御坊市観光協会(高垣太郎会長)が、野口オートキャンプ場を活用し、全国的に大きなブームになっている「焚き火」にスポットをあてた「『火』の国わかやま 焚き火体験事業」を実施する。地域住民を中心に焚き火の魅力にふれる機会をつくることで、キャンプ場の新たな利用者獲得、市内観光関連産業の活性化、わが町の魅力発信に努めようと、焚き火体験イベントや焚き火道具の無料(期間限定)貸し出しを行う。
 
 全国的なアウトドアブームを背景にキャンプ場などでの焚き火が大ブームになっており、ネットでは焚き火スポットや最新グッズなどが人気を集めている。フラットで広い河川敷に整備した野口オートキャンプ場は焚き火と相性が良く、サイト内では地元産の薪販売コーナーも常設し、特にこれから冬場はキャンプ客の多くが焚き火を楽しんでいる。
 和歌山は「木の国」と言われるように林業が盛んな県で、日高川の河口に位置する御坊市も木材集積地として栄えた歴史があり、現在も製材業が営まれていることから地元事業者と協力しながら大ブームの焚き火にスポットを当て、地域住民を中心に焚き火の魅力と、キャンプ場を中心とした豊かな自然にふれてもらう機会を設けようと、日高振興局の地域・ひと・まちづくり補助事業を活用して焚き火体験事業を行う。
 第1弾として12月5日午後3時から7時までキャンプ場で焚き火体験イベントを行う。市公認PRキャラクター、協会観光PR大使の「みーやちゃん」が参加して薪割り体験、火吹き竹づくり体験、火起こし体験、焚き火を囲んでの夕食(アヒージョ、パスタなど)づくりと食事、市役所職員2人でつくる音楽ユニット「MARUCHANS」のミニコンサートを楽しんでもらう。
 参加無料。定員5組(1組2~5人)。家族、カップル、グループなど誰でも参加できる。未成年者は保護者同伴。応募多数時は抽選。申し込みは11月5日まで協会事務局(電話23・5531)で受け付けている。
 第2弾としてキャンプ場で年明けから3月末までの期間限定で協会が購入した焚き火道具(焚き火台、焚き火テーブル)10セットを無料で貸し出し、地域内外からの利用拡大をめざす。
 協会事務局は「地元の人たちに焚き火の魅力を知ってもらい、焚き火と交流という新たな要素を加えてキャンプ場の付加価値を高め、利用促進につなげるとともに、年間1万人以上が利用するキャンプ場を地域観光拠点として積極的に活用することで地域産業の活性化につなげたい」としている。


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