「純ちゃんの応援歌」のロケ風景写真を展示してＰＲ。樹木は山口智子さんが植えた乙女ツツジ
昭和６３年秋から平成元年春にかけて放映された山口智子さん主演のＮＨＫ連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」が、先月２７日から３０年ぶりに再放送が始まり、舞台となった日高川町ではロケ風景など当時の記録写真展を開催するなど誘客に向けた取り組みが始まった。旧美山、中津村境に建てられていた看板もリニューアルし、山口さんが美山の里森林公園の藤棚で記念植樹した「乙女ツバキ」が再注目され、フジの開花と同じ頃に咲くツバキをＰＲして誘客を図る。
「純ちゃんの応援歌」は、
日高川町寒川地内などを舞台に、昭和６３年１０月から翌年４月１日まで全１５１回放送され、平均視聴率３８％以上、最高視聴率４４％を記録するなど大ブームとなった。女優デビュー作となった山口智子さん主演で、夫・唐沢寿明さんと初共演。ドラマで夫役の髙嶋政宏さんや友人役の笑福亭鶴瓶さん、桂枝雀さん、白川由美さんらも出演し、美山村を訪れてロケを行った。
同番組がアンコール放送として、先月２７日から午後４時２０分～４時５０分に１日２話ずつＮＨＫ総合テレビで放送開始。放送後から舞台となった茅ぶきの寒川邸周辺などに訪れる人も増えているという。当時、美山村では専門部署を役場内に組織するなど村を挙げての撮影が行われたほか、１１月に開かれていた旧産業まつりで山口さんが１日村長を務める様子など約１２０枚が写真に残されている。
町では、再放送をきっかけにロケの舞台となった寒川など美山地区への誘客を図ろうと、１４日から川原河の山開センターロビーで記録写真展を開始。３０年前に建てられ老朽化していた村境付近の看板もリニューアルして「純ちゃんの里」をＰＲしている。日本一長い藤棚があるリフレッシュエリアみやまの山頂付近には山口さんが記念植樹したピンク色の花が咲く「乙女ツツジ」が大切に育てられており、地元ではフジが満開の時期に開花するのを楽しみにしている。
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