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ゆら早生の選果始まる 〈2021年10月6日〉

2021年10月06日 08時30分00秒 | 記事


ゆら早生の選果が始まる


 JA紀州の人気ブランド、極早生ミカン「ゆら早生」の選果が5日、同JAゆら柑橘選果場でスタートした。今年は、糖度と酸味のバランスが良く、食味の良い仕上がりに。出荷は17日ごろをピークに、11月初旬ごろまで続く。東京、大阪を中心に5つの市場に出荷される。

 ゆら早生は、1985年に由良町で発見された「宮川早生」の枝変わり品種。見た目は青いが中身は熟しジューシー、外皮も薄く、しっかりとした甘みがあり、味のバランスが取れ、飽きが来ない。ゆら早生の栽培面積は由良、日高両町で13ヘクタール、生産者数は約90件。
 JAによると、今年は、8月の長雨の影響で糖度が低い傾向だったが、9月に天候が回復し、糖度が例年並に戻ってきた。酸もきれいに下がり、バランスが良い。玉は小ぶりだが、ここ数日で夜間の気温が下がったことから色つきも十分。
 出荷目標は昨年並みの340トンを見込んでいる。大きさはSサイズが中心で、糖度9度以上の極早生、10度以上のゆら早生のほか、糖度11度以上はブランドミカン「ゆらっ子」は全体の約4割前後を占めそう。
 川口拓洋・由良選果場運営委員長は「味のバランスがいいので食べやすいミカンになっている。多くの人に食べてもらいたい」と話している。


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