Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジンの大きさを調整

2019-09-25 21:12:25 | Golden Arrow 1929
本日、定休日2日目です。
山陰は穏やかな天気でしたね〜
風もあり屋外での作業も気になりません。
明日は予定通りならFerrari348Zagatoの車検の為に大阪からKさんがいらっしゃる予定です。
今回の車検3年間の最後に少し充電をしておこうと思いましてね・・・車をガレージの外に出しまして掃除をしました。
そして朝の内に近くの山佐ダムまでひとっ走り・・・帰りは少し回り道をして帰りました。
車の状態を確認しながらゆっくりと走ります・・・決して前の車と車間を詰めたりはしませんよ(笑)
普通なら不具合のある部分を全部直して・・・って希望したら一体いくらかかるのでしょうね??それに当分帰って来なくなってしまいそう・・・(笑)

お昼ご飯を食べてからは家内の頼まれ物を・・・
消費税が10%になるのでメニューの表示を変更しておきます。
これがね〜結構面倒なんですよ。
材料費も上がってきますのでそれを考えながら原価計算をして価格改定をしています
まあ余り値上げはしたくないんですけどね。

終わったと思っていましたがメニューの表紙に消費税8%の内税表示と書かれていましたのでここも修正をしておきましょう。

さて今日からはゴールデンアローですね
Lさんに送って頂いたレジン製のネイピアエンジンですがどうやってもエンジンルームに収まらないのです。
小さくする為に切って削ってを繰り返しました
送って頂いた物を切った訳では無いですよ・・・さすがにそれはね〜
何個か使ってやってみましたが・・・どうもうまくいかないのです。
まあこんなに大きいのですからね・・・(未加工のエンジンです)

仕方が無いので元々合わせていたエンジンを使いますがそのままではディティールが乏しいのです。
問題なのはV型のバンク角とシリンダーの幅そしてシリンダーヘッドの幅と補機類の形状ですね。

最初に積んでいたパンドラモデルのエンジンはなんとか収まっていましたので・・・
そちらをベースにしようと言うことにしました。
と言ってもディティールが乏しいのでディティールはレジン製のものを移植することにしました
まずは組み立てていたエンジンをアセトンに浸けて分解いたします

そしてフライスを使いましてエンジンの前側にあるモールドを全て削ってしまいます・・・
もう元には戻れませんね〜。

後ろ側のモールドも削ってしまいます
削るのは簡単ですけどね・・・元に戻すのは大変なんですよね

さて・・・当初はシリンダーヘッドだけ移植しようかと思っていたのですがシリンダーが太すぎましてシリンダーヘッドのサイズとのバランスが良くないのです
・・・う〜ん困りましたね

シリンダーの大きさがこんなに違うんですよね
やっぱりシリンダーも交換しないとダメみたいですね。

中央のシリンダーをフライスで削ってみました
あ〜もう元には戻れないですね〜
今回はコピーしてないので・・・絶対絶命ですね。

フライスモーターを斜めに固定しまして
左右のシリンダーも削ってしまいました
バイスに固定する場合に基準になる部分を決めて固定してやると左右とも同じ角度で削ることができますね

加工が終わったもはこんな具合です
ただのメタルの塊になってしまう様な・・・

中央のシリンダーとヘッドを仮止めしまして車体に積んでみます
なんとなく収まっている感じがしますね

カバーを取り付けてみますとやっと収まった感じですね
良かった・・・
明日は左右のシリンダーをなんとかしましょう


と言うことで明日もゴールデンアローになりますね。

センターロックの作り直しと車高の確認

2019-09-24 20:35:54 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰はまずまずの天気だったかな〜
台風はもう何処に?って感じですね
被害もなかった山陰ですからね〜過疎ではありますが・・・被害も少なかったです。
それでもゼロじゃあないですけどね。
午前中はいつもの様にオクラとイチジクの収穫・・・少ししかないけど。
その後はCafeの業務用換気扇を家内が掃除していたのでお手伝いですね・・・
ここの所が家内平和に貢献する部分ですね(笑)
換気扇のフィルター部分の掃除を担当しておきました。
綺麗になりましたよ

午後からもバラ園の草を取りました
なかなか忙しいのですよ(笑)
下の画像は夕方の中庭ですね
もうすでに暗くなっています


さて仕事ですね〜
忙しい中でも時間を見つけて仕事を進めますよ!!
今日はフロントのロックナットの作り直しの部分からですね・・・
これくらいの物は図面など書かずに頭の中で思い描いて作れます・・・複雑なものは図面を書きますけどね。
作り直したのが下側の物、上側の物は昨日の物でロックナットのワッシャー部分の奥側にレジン製のホイールディスクの厚みをクリアーする為の太い部分があるのがわかるでしょう。
このディスクの部分はタメオキットからの流用なので穴の大きさがすでに決まっていますからこの部分できっちりと位置を決める必要があるのです。

きちんとサイズが出ていますので取り付けはこの様に全く昨日の物と変わりませんが位置はかっちりと決めることができます。
本当は接着剤で位置を決めれば昨日の物でも使えないことはないのですが今度はホイールのセンターとロックナットのセンターがズレてしまうと見た目が非常に良くないのです。
それに無理やり接着しても接着強度に問題が出ても困りますからね。

現行のままホイールタイヤを取り付けてみました
やっと4輪で着陸することが出来ましたよ
まだまだ先は長いですけどね・・・

少し前のめりですが・・・
後ろが少し高い感じがしますが・・・

そのままノーズをつけてみます
前から見た印象はなかなか良さそうなんですけどね

車体が水平になる様にボディの下に木片を挟んで見ました
その結果エンジンの取り付けが少し曲がっていましたのでネジを緩めて調整しています

リアタイヤの位置もサスペンションのアームがありますのでこれ以上内側には入れられないのです
もう少しだけいれたいのですがこのキットの設計上難しいですね。

修正した状態で真横から見てみましょう
やはり少し前のめりですが・・・
車高も比較的最近のF-1と比べてみますとかなり高いですがこの時期のF-1はグランドエフェクトを全く考えていないので車高は比較的高めだったのです。
またサスペンションのストロークも必要だったのである程度車高が高くないとシャーシが地面と干渉してしまうのです。
走行中にそれがおきますと急激にタイヤのグリップがなくなりますのでその操縦はかなり難しくなります。

と・・・ここで実車の写真を見てみます
走行中の写真は車体の傾き等がありますからあまり参考にはなりません、あくまでも静止状態の写真を参考にしますよ。
車高は結構高め・・・やっぱり前のめりになっていますね〜。
ボディサイドの後端の高さはリアホイールの下側くらいの高さがあることがわかりますね。
そう思ってみますとこの仮組み状態でもそんなに高すぎることはないと思われます


ここまで進めておきますと明日はゴールデンアローに戻れますね。

Fホイールの制作とセンターロックナットの仕上げ

2019-09-23 20:19:30 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は・・・
台風が去ってしまいました・・・
夜中・・・多分2時半頃かな〜
目が覚めた時には風も無く雨も降っていなかった・・・不気味な程静かな夜でした。
目が覚めてしまったのでトイレに行って30分程眠れず布団の中にいましたが風の音は全く無く静かでしたね〜
再び寝てしまった様で1時間くらい経過したら風の音でうっすら目が覚めました・・・
どうやら2時半前後には台風の目に近い所だったのかな??
そして通り過ぎて風が出て来たと言う感じでしょうか・・・!?
自宅もお店も台風の被害は全く無くて良かったです、九州も停電とか有って大変だったみたいですが・・・山陰はやっぱり山の陰なんでしょうかね〜。
出勤してから少し雨が降って来ていますがシトシト程度ですね。
雨の止み間でオクラを収穫しましたが風があった様で随分倒れてしまいましたね〜ぺしゃんこになる程では無いですが、斜め45度くらいになっています(笑)


さて本日も312Tを進めます
昨日途中になっておりましたセンターロックを作ります。
このセンターロックですがキットのままですとアップライトからメタルのシャフトが出ていましてそれに六角ナット風の物を接着するだけとなっていました、まあ1989年のこのキットが設計された時には十分だったかもしれませんが・・・今では十分では無いのです。
特にハンドメイドという事になりますと・・・キットを素組で・・・と言われてもちょっと役不足は否めないです。
今日はリアのセンターロックからですね
今回の場合ホイールの留め方がフロントとリアで違いますのでロックナットも替えなければなりません。
リアはホイールの内側で大体の位置決めをするのは昨日ご紹介した通りですが1.0mmの洋白線もせっかく通していますのでこれも使って強固な固定としたいと思っています。
まずは昨日1.5mmのエンドミルで掘った中央部分に1.0mmの洋白線が通る様に穴を開けます。
と書きますと簡単に思われるかもしれませんが・・・
実際にこの作業をする為には0.5mmのセンタードリルで中央に当りを付けておいてから1.0mmのドリルに交換して穴を開けるという作業を予備の1個を含めて3回繰り返します。
センタードリルを付けて3つの加工物の方を替えて加工すれば簡単に思えるかもしれませんが旋盤のチャックを一度緩めますとセンターがほんの僅かに狂ってしまうのです
ですからセンタードリルでアタリをとったら出来るだけ旋盤側のチャックは外さずドリルの方を変更して穴を開ける手順です。
ドリル側のチャックには誤差はないのか?と思われる方も有ると思います・・・私の使っている旋盤の癖(誤差)が有りましてドリルの方を交換して一連の作業をした方が誤差が少ないのです。

六角ナットのフランジの部分を作ります
フランジ部分の厚みは0.2mmホイールの中心の穴の内径1.5mmに合わせて削っています
この部分はホイールの穴の内径値ピッタリ揃えます
刃物を0.5mm横に移動してホイールの中心の穴の深さ0.5mmに合わせて突っ切ります
こうする事でホイールの穴の内径とピッタリしたセンターロックが作れます。

やっと突っ切り開始ですね〜
これが切れますと部品が完成致しますが・・・旋盤のチャックのしたはもうキリコだらけになっておりましてね・・・
落としてしまうとゴミなのか部品なのかよくわからなくなってしまいますので・・・最後の瞬間に紙コップを使って受ける様にしております。でも皆さんは危ないので無闇に手を出されません様に・・・真似される方はいらっしゃるかもしれませんが自己責任でお願い致します。

と言う事でやっと完成したのがこちらです・・・
予備を含めて3つ有りますので1個無くしても大丈夫でしょう・・・まあこんな準備の良い時に限って無くさないんですよね〜。

六角のナットを乗せてみます
途中で何度も確認しましたので何ら問題は無いですよね・・・
ちなみに爪楊枝を隣りに置いてみました
こんな大きさなんんですよね〜写真で見ますと大きさがわかり難いですが・・・こうやって隣りに他の物を置いてみますとその大きさがよくわかりますね・・・
断っておきますがこの爪楊枝は普通の大きさの物です・・・大きな爪楊枝を僕が作った訳では無いですからね・・・(笑)

ホイールに取付けると・・・まだ載せただけですけどね・・・。
まずまずですね〜これでホイールの位置がピタッと決まってくれると嬉しいですね。


続いてフロントを作りましょう・・・。
すっかり忘れていましたが、フロントホイールはまだ完成していませんでした。
ホイールのディスクの部分が無かったですね〜
シリコン型までは作っていましたので早速レジンを流しています。
レジンのキャストも外注する事は無いのです
自分の所に真空注型装置が有りますから・・・外注さんの都合で自分の仕事が遅れる事は有りません。
とは言っても出来ない事もまだまだ有りますけどね・・・。

真空にしてキャストしています・・・
デジタル表示が-97.0を越えますと一応真空です。

こちらがファーストキャスト・・・
残念ながら小さな気泡が噛んでしまいました。

ファーストキャストを見てシリコン型の癖を見抜いて次のキャストに生かせば気泡の無い綺麗な物が出来ます

予備を含めて10個くらい作って置きました・・・ホイールのリムからピアスボルトの部分まで作らないといけませんから欲しい方はいないと思いますので自分のキットの箱にいれておきます(笑)
ホイールのリムに合わせて組立ててみました・・・

ピアスボルトの付くプレートも仮組です
レジンの部品に仮組する場合は接着剤をゴム系の物に変更しておきますよ・・・後でアセトンに浸けたら全部解けてしまいますからね。

これがまた問題なんですよね〜
フロントのホイールの固定もこんなメタルのシャフトが出ていてホイールを填めて六角ナットを接着する構造なんですが・・・
この構造ですとロックナットのセンターの部分はパイプ状になっていますのでそれが再現出来ないのです・・・
やっぱりこれもカットですね〜

根元を少し残してカットしました
ペーパーで磨いて表面を真っすぐに整えます
なぜ根元からカットせずに残したのか・・・シャフトの位置がわからなくなると困るからなのです・・・。
センターが狂いますと穴の位置も狂ってしまいますからね〜

ピンバイスを使って穴を開けます
が・・・その前にニードルを使ってセンターに印を付けておきましょう
出来るだけ正確に穴の位置を決めたいのです。
そしていきなり1.2mmの穴を開けるのでは無く0.5mm位から始めて少しずつ大きくしてゆきます、最終的には1.2mm程度が無難でしょうか・・・。

1.2mmの穴が空きました。
まずまずセンターに決まりましたね・・・。
ハンドパワーだけでも結構良い位置に決まりました(笑)

センターロックを切り出しました・・・
フロントはピンを差し込むタイプにしています
センターのピンは1.2mm長さは2.0mmですね〜。

穴の深さも確認します
根元までピッタリと入りました・・・

センターロックが完成〜!!
と言いたい所ですが一つミスが有りまして
フロントホイールのディスクをサンドイッチしないといけなかったのですが・・・その厚みをクリアー出来る部分を作り忘れていました・・・
あ〜また最初からやり直しですね。

トレッドの変更とセンターロックナット

2019-09-22 20:05:45 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は嵐の前の静けさという感じで午前中は雨も止んで風も無く・・・
空は曇っていますが・・・不気味な感じです

午後からは雨がシトシト降ったり止んだりを繰り返しておりました。
風は少し出ましたが、そんなに強くはなく・・・荒れた感じは無いですね。
でも今夜はほぼ確実に荒れるんじゃないかな〜と思っています。
こんな事で終われば台風は怖くないのですが・・・世の中そんなに甘くはないと思っています。
午前中の雨の止み間を縫ってオクラを収穫しておきました。
イチジクも収穫したのですが雨に叩かれていて余り良さそうな物が無かったですね〜、まあ仕方が無いかな。

さて本日は朝から雨なので仕事を始めましょう。
今日はタイヤを削ります
木工の簡易旋盤に固定しておきまして削っております。
このフジヤさんのタイヤは削り易く削った表面の荒さも丁度良い感じです。
もし荒過ぎると感じる方は水ペーパーを使って削ると良いですね。
中性洗剤を水で溶いた物を付けて削りますとスムースな面が得られます。
どれ位が良いかは水ペーパーの目の粗さで調整して下さい。

次はホイールの準備です
ホイールの内側はキットオリジナルではこんな感じになっています

中央には少し大きな穴が有りますがこれはキットオリジナルのアップライトから出たシャフトを固定する穴ですが今回の製作では車高を出すのが簡単になる様に1.0mmの洋白線を使っていますのでこの穴にスペーサーを入れる事になります。
先日削り出しておきましたので入れてみました・・・

ホイールの準備ができましたのでタイヤを填めて車体に組み込みます・・・!?
???と思ったのは余りにもトレッドが広過ぎますね。
ボディサイド新倉もタイヤがかかっていない感じです・・・シャフトを変更してスペーサーを付けたと言う事も有るのでしょうけど・・・元々広過ぎるんじゃないかと・・・。
まあキットは制作のベースなので少々の事が有っても気にしません

では実車ではどうなのか??
正面中央からの写真ではタイヤの位置関係がわからないのでボディサイドの部分を正面から写した物を選んでみました。
タイヤの幅の1/3くらいはボディにかかっていますね〜。

ホイールの内側になる部分を大きく削っております
アップライトに干渉してしまうのでスペーサーを外した位ではホイールが奥に入らないのです。

ホイールを固定する穴の半分位を削って取りましたがこれ以上削りますとホイールを固定する事が出来そうにないので取り敢えず半分くらいですね1mmくらいですかね〜。
削ったホイールを取付けますと・・・
少し奥には入りました。
ホイールは固定していないのでブラブラしていますので位置が左右で違いますが御勘弁下さい・・・(笑)

次はホイールのセンターロックの制作をしなければタイヤを固定する事が出来ません
ホイールのセンターロックの部分を良く見ますと六角なナットのベースの部分に丸いフランジがついている様に見えます
六角ナットの一番出っ張った部分を測りますと3.0mm有りますので洋白の丸棒をフランジの部分の基礎になる3.0mmで削り出します。
これは簡単ですよね〜ノギスで測りながら旋盤の送りハンドルの目盛りを読みながら刃物を送ってやれば難しい物ではない筈です

3.0mmの洋白の丸棒の上に六角ナットを乗せてみますとこんな感じです。
フランジはこれくらい出っ張らせますよ・・・ほんの僅かなんです。

次に六角ナットの内径に合わせて外周を削ります
六角ナットの内径は1.8mm、厚みは0.8mmなのでこの細くなった部分は長さが1.0mmでこの細い部分の外径が1.8mmになる様にしております

一応きちんと嵌るかどうかやってみました・・・
きつければもう少し削りますし、ゆるければもう一度最初からやり直しですね。
今回は丁度良かったので刃物の位置を動かさない様にして同じ物を6個作って置きます
4輪しか無いのになぜ6個なのかって?
予備ですよ・・・加工途中でミスが有ったり落としてしまって行方不明になったりと色々有りますからね。
転ばぬ先の杖ですね。

Ferrari312Tシリーズのセンターロックの部分ですが中央のボルトの部分は肉薄のパイプになっております。
軽量化の為と思いますがどうでしょうかね〜
ちなみにこの時期のFerrariのロックナットはそれ以降の物と比べますととてつもなく大きいのです、何故か・・・。
まあ強度の事は当然有ると思いますがネジ部分の面積を大きくして摩擦に依る緩みが発生しない様にと言う事だったのではないかと思います。色々な試みをしながらF-1マシンは進化して行くんですね。
肉薄のパイプ状にする為に中央をエンドミルの1.5mmで深さ1.0mm程さらっておきました。
本来、リアはもっと深い様ですが・・・物理的にそれが不可能なので出来る範囲でと言う事にしました。

一つの作業が進みますと必ず仮組をします
何か問題が有った時にすぐにわかる様にね・・・
面倒かもしれませんが気が付いた時にはもう取り返しがつかない事になっていた・・・などと言う事が無い様にね。

次はロックナットの内側になる部分を加工しましょう
リアホイールの中央の穴を見ますと厚みが余り無いみたいですね・・・
計測してみますと0.5mm程しか無いみたいですね。
普通リアシャフトを固定するにはもう少し無いと固定出来ないんだけど・・・と思っていました。

所がちょっと違うんですよ
アップライトの先の部分に一段細くなった部分が有りますがここをホイールの固定する様になっているみたいですね〜
なので1.0mmの洋白線の部分は必要ないかもしれません・・・
でもまあせっかくですから生かします(笑)

アップライトの部分で固定されているのでタイヤで車体を支えていてもセンターの1.0mmのシャフトは穴の中央で遊んでいますね(笑)
これを見て閃きました(笑)
まあそんなたいした事じゃないのですけどね、いくらこの1.0mmのシャフトで車高出しをしても意味が無いと言う事です。
危なくダミータイヤまで削ろうとしていましたよ・・・(爆笑!)


さて明日は312Tが一段落するんじゃないかと思いますね。
そして台風も・・・

エキゾーストの仮組

2019-09-21 17:15:18 | ミニカー修理
本日の山陰は雨でした。
昨夜から降っていまして、強くは降っていませんが長くシトシト降る感じですね。
台風の影響はまだ無いのか風はありません。
嵐の前の静けさ・・・と言う感じでしょうかね。
本日のアトリエの窓から見た景色ですね〜
鉛色の雲に覆われています。

こんな天気なんですが出勤してすぐに畑に出ています。
オクラとイチジクは収穫しなければなりませんからね〜
特にオクラは結構元気でしてね、沢山のオクラを収穫しましたよ・・・雨が降って水をもらって元気が良くなった感じですね。
気温は低いのですけどね・・・。

でも雨が降っていますので早々にアトリエに引き上げました。
昨日の続きでエキゾーストを仮組みします・・・
大変厄介な事にこのエキゾーストですが部品のエンジンに差し込まなければならない部分が一体にキャストされていましてゴム型が板んで居たのかな?と思わせるには十分な部品でして・・・
ナイフやハサミを使って切ってから整形しなければなりませんでした。
またエンジン側の差し込みの部分ですが穴が浅かったので差し込んで仮組をするには不十分だったのです。
そこで1.1mmの穴を開けましてエキゾーストが貫通する様にして仮組をします。
これなら固定も出来易いですからね。

とくに左側のエキゾーストはバリも多いし変形も酷くてやり難かったですね〜
今までこんな事は余り無かったのですが・・・ハズレの部品だったのでしょうか?(笑)
こんな部品だとアマチュアの方は組立てが難しくなりますね。

F−1モデリングの実車写真でエキゾーストの後部の写真を確認して・・・

左右のエキゾーストをエンジンの固定致しました。
如何に複雑な形状かわかりますね
まあキットを作られる方も大変でしょうね・・・

次はエキゾーストのエンドパイプですね
キットにはこの様な真鍮の挽き物の部品が同梱されています
長いのが2本、短いのが2本有りますね〜、どちらがどちらに付くかわかりますか?
このフェラーリのエンジンは水平対向の12気筒なので片側6気筒は直列に並んでいるのはわかりますよね。
前3気筒は1本のエキゾーストにまとめられて後まで引き回されます。
後の3気筒も1本にまとめられて後に出されますが相対的に前の方の3気筒分はエキゾーストが長くなりますし後側の3気筒分は短くなりますよね。
それを調整する為に前側の3気筒には短いエンドパイプを後側の3気筒の方には長いエンドパイプを取付けます。
排気系は全ての長さを揃えると言うのが当時の考え方ですからね・・・こんな構造になっていたのです。

実車の写真でもよくご覧頂きますとわかりますがエンドパイプが長い物と短い物と有るのがわかりますね。

この挽き物の部品ですが・・・
さすがメイクアップだと思わせる所が有ります・・・
排気管の一番エンドの部分には耐久性をあげる為の丸めた部分まで再現されております
普通はこの部分が省略されていまして後で金属パイプを接着して再現したり致しますが今回は少し楽をさせて頂きました。

しかしながら・・・
一難去ってまた一難な事態になろうとは。
エキゾーストの2本のエンドパイプはブレーキキャリパーから延びたステーで支えられています・・・こんな感じね。

キットの部品を付けてみますと・・・
ステーが少々短くてエキゾーストの位置が悪くなってしまうのです
この位置にエキゾーストのエンドパイプを付けますと右側のパイプはダンパーに当たりますしステー自身もキャリパーに当たってしまうのです・・・。
このままでは取付け様が無いのです

キャリパーの位置はキャリパーに付いたピン(キット純正です)の方で決まっていますから動かす訳にはゆきません。
なのでステーを真鍮線に置き換えて少し伸ばします。
小さな部品に2ヶ所ハンダ付けをするのはなかなか大変なんですけどね・・・うかうかしていますと先に付けた方が溶けてしまってバラバラになってしまいます。

ハンダ付けでつないだ部品を取付けてみました・・・
エキゾーストの位置は丁度良いですね・・・
まあ角度の方の問題も有りますが・・・ほんの僅か短かったステーのお陰で大変な回り道でした(笑)

そしてこれで終わりでは有りません
と言うのも・・・もう一方のステーの方も同じ事をして寸法を合わせなければなりません・・・これが結構大変なんですよね。
やっと左右完成です。


明日はタイヤを付けて車高の確認が出来れば一応のキリが付きます
明後日にはゴールデンアローが進められるかな・・・??