Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ホイールの目処がつきました

2019-09-14 21:20:37 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰もとても良い天気でして
ご覧の通り青い空がのぞいていましたよ
本日もオクラとイチジクの収穫を行いました、もう毎日のルーティーンですね〜。
おまけと言っては何ですが・・・
昨日最後のブルーベリーを収穫しましたから今日は「お礼肥」として化学肥料を少しやっておきました。
後日発酵鶏糞等をやろうかと思っています。

ちょうど見積もりを始めようかと思っていました
と言うのも先日は4人の方の見積もりをしました早い方は了解のご連絡をいただきましたので早速修理をしなければなりませんが・・・
当方にはまだまだ頭を悩ませる修理があります
このバーネットさんの過去作の修理とボシカの375MMの修理はどうしたものかと・・・
もう一度作り直しが必要になりそうなんですよね〜
近日中に見積もりを送りますので今しばらくお待ちをいただきたいですね。

今日は早めに中に入って仕事をしようと思っていましたら広島県からI澤さまがご来店です
何も連絡がなかったので・・・まさかと思いましたが・・・少々驚きました。
午後からも隣の鳥取県から初めてのお客様が一人、いつもの常連さんが1人・・・閉店時間までアトリエは結構賑やかでしたね。

ホイールのピアスボルトの部分を作っていますが・・・
どうもうまくいかないのです
下の画像をご覧になりますとわかりますが穴の位置と外周(内周)の部分がズレてしまいましてこれでは使えないのです。

せっかくうまく行ったと思いましたが・・・
ホイールの内径が少し小さすぎましてゴールドのスポーク部分の見える量が少なくなってしまいました
このピアスボルトのフランジ部分の幅が問題ですね〜

仕方がないのでせっかく作ったホイールリムの内径を0.5mm広げます
こんなチャッキングで果たして削ることができますでしょうか??

それでもなんとか削りました・・・
それにしても冷や汗の出るような作業です

広がったホイールの内径に合わせて3度目のピアスボルトの部分を作っています
この部品も良く見ますと誤差がひどくて使えませんでした
う〜んどうしたら精度よく作れるのかな???

実はこの真鍮の丸棒に0.2mmの洋白板をハンダ付けしておきまして内側・外側の寸法を出して削ります
ですが・・・旋盤の刃物やドリルのテイクに負けてしまってハンダが外れてしまいます
もう一度付け直せば良いようなものですが・・・2度と同じ場所にはつかないのです
ここで失敗しましたらもう一度やり直しですね

何度やり直してもやっぱり少しづつズレてしまいます
この方の腕はどうもよろしくないですね〜。

と言うことでつくり方を変えました
洋白の丸棒に12箇所穴を開けます
なぜ12箇所かって?
それは実車がそうだからです。
理由は簡単でしょ!?
そしてチャッキングしたままこの旋盤のチャックを旋盤に戻します
つまりチャックに脱着するときに誤差が出ましてセンターが狂ってしまうのでしょう。
そしてセンターに穴を開け外周を削ってあわせますとピアスボルトのフランジが完成ですね

この洋白板を刃を新しくした突っ切りバイトで0.2mmの厚みに切り離します
厚みを0.2mmに切断できるかどうかは旋盤の精度次第なんですが
・・・なんとか完成ですね

そして
ホイールのセンターの部品を複製いたします
2枚あわせた部品を複製してみます
強度は十分なのかよくわからないですが・・・まず作ってみましょう。


明日は透明な部品のキャスティングをしてみようかと思っています
そしてホイールのセンターの部品も出来たら嬉しいかな〜