Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ホイールベースの変更

2019-09-16 20:26:30 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は晴れ時々曇りでした。
途中少しだけ雨がパラついた様ですが・・・Yahooのメールで大雨の予想が着ましたが少なくとも私の目の前では降っていませんね〜

今日は午前10時から安来市文化協会の「現代郷土作家展」の会場の当番でした。

会場の様子はこんな感じです・・・
前期の同作家展は油絵と版画そしてデザインの展示です
趣味で書かれている者も有りますしプロを目指している方もいらっしゃいます。
色々な作品が有りますが・・・
今回、油絵やデザインは抽象的な作品が多いので僕には良くわかりません、題と絵を見比べるのですが・・・全然わからず。
やはり僕は写実主義なんでしょうね〜(笑)
僕の作る模型もきっとそうなんでしょう・・・。

良いとか悪いとかもわからないので何も言えませんが・・・
欲しいか?と言われますと・・・買わないかな。
僕の家にはこんな大きな絵をかけておく所が無いのです・・・。

安来市文化協会に所属していていつも思うのはこう言う展示の場合大きな絵を描かれる方が非常に多いです。
何か「大きな絵」=「偉そう」にしか見えないのは僕だけでしょうか?
「どうだ!凄いだろう!!」という作家さんからの一方的な無言の圧力しか感じないのですけどね。
小さな絵でも圧倒的な力を感じる物は沢山有ります。
私のアトリエにも小さな水彩画がかけてありますがこれも私が圧倒的な力を感じで唯一買い求めた物です、絵は大きさじゃないと感じた作品の一つなんですよね。

大きな絵は確かに迫力を感じます、確かに描くのも大変だとは思いますが大きな絵を見る場合は小さな絵よりも離れてみる事が多くて繊細な筆の運びとかタッチが見えなくなってしまう様な気がします。
程よい大きさの作品を程良い距離で見るのが一番だと思うのですがね〜
そしてもう一つは・・・準備や片付けの問題です。
展示をしている作家さん誰も準備や片付けには来られません(役員の方は別ですけどね)自分の作品が展示されるのですから準備と片付けには来られるべきでしょう。
しかも休日なのに誰も在廊されてません・・・お客様が見に来られますからねチャンスなので出来れば直接説明をするべきだと思いますが・・・如何でしょう?
プロを目指したりするのであれば当然の事ではないかと思うのですが・・・だんだん腹が立ってきました(笑)
会場の当番をしていた3時間半の間こんな事を考えていました。

前置きが長くなっちゃいました・・・
さて本業です・・・
リアサスペンションにかかろうかと思うのですけど・・・ここでちょっと問題が出てきました
ミッションのドライブシャフトが付く位置が決まりましたのでタイヤを置いて雰囲気を確認しました
この位置に添ってサスペンションアームを作らなければなりませんから大事な所なんですよ。

真横から見ますと・・・問題点がわかりますか?

もうちょっとカメラを寄せてみましょう。
わかりますか??

ちなみに実車の写真はこうです・・・

タイヤの前側に注目して下さい
タイヤからボディまでの距離が短いですよね。
キットのそのままではホイールベースが長過ぎますね。
恐らくエンジンが大きいのでしょうね。
タメオのインダクションボックスを持って来た時にエンジンがかなり長いことがわかりましたがその影響がこんな所に出てきます。
これでは一般の方が組立てられてもうまくいかない筈です(笑)

仕方が無いのでエンジンの一番前側のパネルを削りました・・・
しかしながらこのパネルを削っても100%解決出来ませんでした
このパネルを削っても1.0mm削るのが精一杯なんです

仕方なくエンジン側も0.5mm削ります
余り削りますとインダクションボックスの大きさに問題が出てしまいますからね

これだけ削ってやっとアッパーカウルの位置がこの位置になりました
と言うのもアッパーカウルの後端の位置はこの位置が正解なのです
その後に覗いていますのがリアのスタビライザーのマウントでしてこのマウントはカウルよりも後側なんですね(つまり隠れていないのです)

こちらが実車の写真です
見えますよね〜

リアのドライブシャフトを貫通の構造に変更してみました
この方が位置決めが簡単なのです

では他の方法で解決する方法は無いのか・・・
シャーシのエンジンが付く部分を1.5mm程前にずらすというのも検討してみましたが
ボディカウルの筋彫りの位置が狂ってしまうので得策では無い事が判明しました
あくまでもエンジン前側からドライブシャフトまでの位置を変更するのが良いみたいですね。