Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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トランスミッションの制作

2019-09-28 20:39:23 | Golden Arrow 1929
本日の山陰は朝からほとんど雨の天気でしたね〜
強く降る事は無かったですが・・・長く降る、まるで梅雨の様な雨でした。
この雨でたまにはキノコが沢山生えるかもしれませんね・・・松茸も!!?

広島は松茸の産地でしたね
私がトヨタオート広島の営業だった22歳の頃・・・
同僚の自宅に焼き肉するから食べに来たら?って誘われまして
行った事が有ります、当時は安芸郡瀬野川町だったと思いますが・・・
今でも元気かな〜??
コメを入れる紙袋の中は商品にならない松茸でいっぱいだった・・・
焼き肉と言いつつも焼き松茸だったな〜。
裏山からお父さんが取って来られたと聞いていますが・・・
松茸を食べると今でも思い出しますよ・・・
と言いつつ昨日食べたのは娘が発見して買って来てくれたカナダ産の松茸(半額品!!・・・笑)
それでも当時の事を思い出すには十分の香りだったですね。

午後からは少し回復しまして曇りでしたね
途中少しパラパラ降りましたが、まあ雨が降ったとは言えないくらいでしたね


本日の制作はゴールデンアローのミッションですが・・・
このミッションは全く自動車用のミッションの様な円筒形の物では有りません。
四角い箱の様な物なのでレジンの角材(自家製です・・・どこにも売っていません・・・笑)からフライスで削り出して行きます
まずは大きさを確認する様にフライスで削って見ました。

ミッションを搭載する部分にシャーシのアルミ板を留めるステーが有りますのでその凸部分をクリアーしてそのステーを隠す様にしたいのでミッションケースの前側を部分的に1.0mm程削っています

留めネジも中央に有りますのでそれを回避する為に中央部分だけ削ります
ここはネジが来ますから少し余分目に削っておかないと干渉する恐れが有りますね、と言う事で少し多めに。

これで一応所定の位置に鎮座する事が出来る様になりましたね
こんな感じでビスの部分は少し大きめなクリアランスがわかりますね・・・
これで問題が出るようだったら中央の部分だけリューターで掘って解消します。

ミッションについてはそれ単体の写真は全く出てきません
唯一の資料はこの絵だけですね・・・
中央部に写っている丸い円盤がクラッチその右側の小さな円筒形がジョイントその右の四角な箱がトランスミッションです
トランスミッションの上に有る凹凸はステアリングギアボックスですね。
ステアリングギアボックスから右に延びるシャフトはドライブシャフトではなくステアリングシャフトです。
あくまでも絵なので不自然な部分も多々有りますがこれしか資料が無いので仕方が無いですね。

絵から大きさを割り出して上部のフランジ(ミッションケースの上側の蓋になる部分)を削り出してみました。
このミッションケースの後側両サイドにステアリングギアボックスからシャフトが出てステアリング形のアームを操作する様になっていますがこのままの形状ですとそのシャフトが出て来る部分が無いのです・・・

仕方が無いのでミッションケースの角の部分をシャフトに合わせて丸く欠いてゆきましょう。
その場合フランジは邪魔になるので一旦切りはずしておきました。

中央は後の角を少しえぐったミッションケースです
その上側には切り取ったフランジの部分が見えますね
この部分は後で接着にて一体化します

次は絵でも不鮮明な部分なのですがこのトランスミッションの後側には左右のデファレンシャルギアにつながる2本のプロペラシャフトに動力を分ける為のギアボックスが有るのですがミッションケースに直接付いているのか何かジョイントを介しているのかよくわかりません・・・
でも私の作ったフレーム(これでも写真を見て実物通りに作ったけど写真なので寸法や位置は不正確です)には左右を結ぶフレームが有りますのでジョイント有りという事にしておきましてこのジョイントでフレームを回避させましょう・・・
後側のジョイントはちょっと細くしておきましてフレームを回避する構造にしておきます。

ミッション部分ですが作っただけではどのように収まるのかよくわかりませんよね〜
と言う事で車体に仮組です
フレームの部分はちょっと見え難いですが回避出来ていますね。

またレジンの角材を切っています
今回は厚さが4.0mmになる様にしたいので5.0mmくらいでカットしています

片面を0.5mmずつフライスで削れば4.0mm厚のレジンの板が完成ですね・・・
これで一体何を作るのか??

2本のプロペラシャフトに動力を分ける為のギアボックスですね
行き当たりばったりではシャーシに収まるか微妙な寸法なのでこの様にケガキを入れます・・・
と言ってもマジックでザックリですけどね(笑)
実車の写真を見てもこの様に大きな中央の丸の部分と両サイドの小さな丸の部分は重なっているのでまあ良いでしょう。
ちょっと重なりが大きい様な気もしますが・・・これしか寸法が無いのです

この状態で車体に積みますと・・・
左右はフレームの中で一杯一杯ですね。
これからまだこの後側を作ってゆきまして細かなモールドは全体がきちんと収まってからに致しましょう。
でないと細かなモールドを作ってしまってから収まらない・・・などと言う事になりましてね・・・全部やり直しになってしまうとさすがに厳しいですからね。

ゴールデンアローは今まで少しお休みしていましたが・・・その素材選定とか形状の考察はしておりましたのでそれでもスムースに制作が進みますね。
もうちょっと進めますよ、ゴールデンアロー!。