Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エキゾーストの仮組

2019-09-21 17:15:18 | ミニカー修理
本日の山陰は雨でした。
昨夜から降っていまして、強くは降っていませんが長くシトシト降る感じですね。
台風の影響はまだ無いのか風はありません。
嵐の前の静けさ・・・と言う感じでしょうかね。
本日のアトリエの窓から見た景色ですね〜
鉛色の雲に覆われています。

こんな天気なんですが出勤してすぐに畑に出ています。
オクラとイチジクは収穫しなければなりませんからね〜
特にオクラは結構元気でしてね、沢山のオクラを収穫しましたよ・・・雨が降って水をもらって元気が良くなった感じですね。
気温は低いのですけどね・・・。

でも雨が降っていますので早々にアトリエに引き上げました。
昨日の続きでエキゾーストを仮組みします・・・
大変厄介な事にこのエキゾーストですが部品のエンジンに差し込まなければならない部分が一体にキャストされていましてゴム型が板んで居たのかな?と思わせるには十分な部品でして・・・
ナイフやハサミを使って切ってから整形しなければなりませんでした。
またエンジン側の差し込みの部分ですが穴が浅かったので差し込んで仮組をするには不十分だったのです。
そこで1.1mmの穴を開けましてエキゾーストが貫通する様にして仮組をします。
これなら固定も出来易いですからね。

とくに左側のエキゾーストはバリも多いし変形も酷くてやり難かったですね〜
今までこんな事は余り無かったのですが・・・ハズレの部品だったのでしょうか?(笑)
こんな部品だとアマチュアの方は組立てが難しくなりますね。

F−1モデリングの実車写真でエキゾーストの後部の写真を確認して・・・

左右のエキゾーストをエンジンの固定致しました。
如何に複雑な形状かわかりますね
まあキットを作られる方も大変でしょうね・・・

次はエキゾーストのエンドパイプですね
キットにはこの様な真鍮の挽き物の部品が同梱されています
長いのが2本、短いのが2本有りますね〜、どちらがどちらに付くかわかりますか?
このフェラーリのエンジンは水平対向の12気筒なので片側6気筒は直列に並んでいるのはわかりますよね。
前3気筒は1本のエキゾーストにまとめられて後まで引き回されます。
後の3気筒も1本にまとめられて後に出されますが相対的に前の方の3気筒分はエキゾーストが長くなりますし後側の3気筒分は短くなりますよね。
それを調整する為に前側の3気筒には短いエンドパイプを後側の3気筒の方には長いエンドパイプを取付けます。
排気系は全ての長さを揃えると言うのが当時の考え方ですからね・・・こんな構造になっていたのです。

実車の写真でもよくご覧頂きますとわかりますがエンドパイプが長い物と短い物と有るのがわかりますね。

この挽き物の部品ですが・・・
さすがメイクアップだと思わせる所が有ります・・・
排気管の一番エンドの部分には耐久性をあげる為の丸めた部分まで再現されております
普通はこの部分が省略されていまして後で金属パイプを接着して再現したり致しますが今回は少し楽をさせて頂きました。

しかしながら・・・
一難去ってまた一難な事態になろうとは。
エキゾーストの2本のエンドパイプはブレーキキャリパーから延びたステーで支えられています・・・こんな感じね。

キットの部品を付けてみますと・・・
ステーが少々短くてエキゾーストの位置が悪くなってしまうのです
この位置にエキゾーストのエンドパイプを付けますと右側のパイプはダンパーに当たりますしステー自身もキャリパーに当たってしまうのです・・・。
このままでは取付け様が無いのです

キャリパーの位置はキャリパーに付いたピン(キット純正です)の方で決まっていますから動かす訳にはゆきません。
なのでステーを真鍮線に置き換えて少し伸ばします。
小さな部品に2ヶ所ハンダ付けをするのはなかなか大変なんですけどね・・・うかうかしていますと先に付けた方が溶けてしまってバラバラになってしまいます。

ハンダ付けでつないだ部品を取付けてみました・・・
エキゾーストの位置は丁度良いですね・・・
まあ角度の方の問題も有りますが・・・ほんの僅か短かったステーのお陰で大変な回り道でした(笑)

そしてこれで終わりでは有りません
と言うのも・・・もう一方のステーの方も同じ事をして寸法を合わせなければなりません・・・これが結構大変なんですよね。
やっと左右完成です。


明日はタイヤを付けて車高の確認が出来れば一応のキリが付きます
明後日にはゴールデンアローが進められるかな・・・??