瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん20

2012年01月28日 17時10分17秒 | 漫画&アニメ
遂に富士山爆発か!?――なぞと焦った早朝。
地震、津波、人災、とどめの富士山爆発までしちゃったら、日本のライフは0になるんじゃねーかっつう…国家安康、じゃなくて国家安全祈願、日本が何時までも平和でありますように。
不安はさて置き前回の続きで御座います。

・第20回「響子さんイライラ!?帰らない五代君の謎」 脚本:金春智子 絵コンテ:小島多美子 演出:関田修 作画監督:服部圭子

…前回と似たり寄ったりのテンポの悪さ。
しかし前回は作画の頑張りで救われたところ、今回は作画的救いが無かったのは辛い。
構図については若干今回の方が工夫見られたけど…。

今回も視聴者が原作を読んでる事を前提で作ってる様に見受けられた。
原作では里帰りした五代君が、母校でラグビー部の後輩と親善試合するという説明コマが有るのだけど、アニメでは何故かその部分を飛ばして試合から始めてしまってる。
推して考えれば解るとはいえ、アニメを観てるのは原作ファンだけに限らない。
原作ファンの方ばかり向いて制作してるのは如何かと思うのだ。
今回の場合削るならタイトルコール前の前置き、「正月明けても五代が戻って来ない」と住人達が話してるけど、この部分は話中に出て来て重なるから要らない。
例えば、五代が試合中に怪我するまでを前置きとし、後は戻れない彼の事情と寂しがる彼女の情景を交差させる、なんて演出も考えられたんじゃね?
んで四谷氏の帰館を中盤に持って来て、息抜きのギャグにしても良かったんではと――五代さんが帰って来た!?――残念、四谷でした~!――みたいな。
今回ひたすら寂しがる響子さんばっかで、観ていて重苦しく単調に感じてしまったんだわ。
演出以上に、脚本に工夫が見られなかった。
演出的には、予定日に五代が帰って来るんじゃないかと思い、早足で一刻館に戻った響子さんが、玄関に並ぶ靴を確認しがっかりするシーン、感じ篭ってて良かったです。
一方で原作では、こずえちゃんの「寂しいなぁ…」という台詞が、響子さんの口を通して出た様に描いてあり、「巧い!」と唸らせられたものだけど、アニメでは特にそんな演出の工夫は無くて残念。
唯一のギャグは五代の婆ちゃんの「管理人さぁぁぁ~~ん!!!」で、しかも何度も繰返すもんだからぶっちゃけダレる。
2人笑い合っての〆もなぁ、綺麗に終らせましょうと、誤魔化したようにしか思えん。
あそこで笑えるくらいなら、五代すぐに帰って来れただろうに。

余談になるが作者の高橋先生はラグビー好きなんじゃなかろうか?
うる星でも読み切りでも、何度か描いてるんで。
逆にサッカーにはあんま興味無いように感じられる。
キャラがサッカーしてる描写、殆ど観た事無いような…?
プロ野球が好きで、阪神の熱狂的ファンというのは有名だけどね。
以前、虎番スポーツ新聞に、阪神グッズ身に付けたラムちゃんや、犬夜叉のキャラ達のイラストを寄稿してたのを記憶している。

話を戻そう――作画は響子さんのアップは可愛い、がロングになると粗が目立った。
てゆーか響子さんに比べ、他キャラの描き込みがぞんざいで可哀想。(五代やこずえちゃん等)

しかし三鷹さんは良いキャラだ、原作者もここまで良キャラに育つとは、当初考えていなかったに違いない。(笑)

(個人的評価) 脚本△ 演出△ 作画△ …話中で流れた歌は、映画うる星2「ビューティフルドリーマー」でも使用してたよな~と懐かしくなった…著作権発動せず使い易いんだろうか?


コメント
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