瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん13

2011年12月11日 15時46分12秒 | 漫画&アニメ
アマからプロまで嬉々として天体観測に勤しんだであろう昨夜、自分は月が完全に隠れるまで外で頑張ってました。
その後は寒さに負けて家に戻ったけど、肉眼でもぼんやり怪しい赤い月を確認できて満足。
一夜の内に段々と欠けてく月は、理由を知ってても不思議だ。
昔の人はそりゃあ驚き恐れた事だろうなぁ。
晴れていたおかげで始まりから終りまで世紀の天文ショーをくっきり楽しめた。
次に国内の天文ファンが待ち望む大イベントは来年5/21、7時32分頃に起るという金環日食か、東京では江戸時代以来の観測になるそうで、昨夜みたく晴れてくれれば良いなぁ。
ちなみに全然関係無いけど今年のミス・メリー出現期間は12/21~1/1です。
お楽しみに~って言って良いものだろうか…?

それではそろそろ前回の続きで、本題に参りましょう。(汗)

▲第13回「モテモテ五代くん?桃色電話にご用心!」 脚本:武上純希 コンテ・演出:吉永尚之 作画:河南正昭

…響子さんの「何よあの――色餓鬼!!!!」なる衝撃的台詞でファンには有名な回。(笑)
動きと声が付く分アニメでは更に迫力、野球エースばりに見事な投球フォームだった。

大学に入学して交流が盛んになった五代君。
こずえちゃんとの付き合いも始まり、これが噂のモテ期というものか!?
常に女性の熱視線を感じる~なんて浮かれてたら、暇人という事で人形劇のサークルに勧誘されてしまった。
サークル会員は逞しい風貌の部長以外、若い女ばかり(当り前か)。
入会して以来、一刻館管理人室には、若い女からの五代君ご指名電話が、ひっきり無く鳴るようになり、響子さんは苛々してしまう――というのがこの回の粗筋で御座います。

携帯電話が無い時代だからこそのラブコメ展開、友人や恋人からの電話を家族が受けて、プライバシーを侵害された記憶も今は昔。
こうして考えると私生活は護られる様になった反面、携帯は人間関係を急速に希薄させた道具なのだなと。
正に現代を現代たらしめる魔術的アイテムと呼べよう。
しかし放送当時、既に親機子機に分かれる電話が普及してたように記憶してる…当時から既に原作世界は古風なものだったという事で、高橋先生の青春時代の憧れを描いてたわけだから然もありなん。

原作で傑作と評されたエピソードを、原作に忠実に作ってた良回でした。
繋ぎのオリジナルシーンも今回は浮いてなかった。
黒木さんは声優の演技力も加わり、原作以上に妖気を醸していた。(島津さん流石!)
男トイレの個室に侵入しての張り込みはやり過ぎな気もするけど笑った。
咥えてたのは禁煙パイプ?
坂本と五代との会話も何時もより活きてたなぁと。
剥いてる林檎が途中から実の部分に変る描写(しかし最後まで剥いてって、あんな形にはならんだろう)、モップが倒れる間、響子さんが編み棒をカチャカチャ喧嘩させる描写等々、地味だけど生活のリアリティに溢れてて印象に残った。
やはり吉永さんの演出カラーは「めぞん」という作風に合ってる。

作画も大分落ち着いたものに変って来てる様な…しかしまだまだ「うる星」カラーを引き摺っておるなぁ。
可愛いんだけどさ、響子さん。

(個人的評価) 脚本○ 演出○ 作画△ …島本さんの鈴の鳴るよな美声で凄まれると尚恐い。(笑)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする