瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

ハロウィーンに、いざ鎌倉

2009年10月31日 23時26分26秒 | 旅の覚書
――行って来たんですよ、予告無く。

切っ掛けは歌手か○○○○○りの熱狂的ファンである友人Nが、彼女の鎌倉コンサートに行くって言い出し、そこに鎌倉の熱狂的ファンである友人Tが乗っかったっつう話で。
んでこっちにも「行かねぇ~?」って誘いが来た訳っすが、最初自分は断ってたんすよ。

今仕事がテンパッてるから行きたくねーよ、と。
土日祝は魂抜けてるから寝かせてくれよ、と。
11月中旬になったら少し暇が出来る予定だから、またその時話が出たら付き合うよ、と。

そんな訳でついでに言っちゃうと、11月中旬までは休日以外、此処のブログも更新出来そうにないんすよ。
連載の続きを書くのも11月中旬までは無理そう…でも忘れちゃいないのよ、ちゃんと書きますよ~って事で。(汗)

なんて忙しさを前面に出しといて、説得力無いと言われそうっすが…11/7~11/9迄また那須に行って来ます。(汗)
いや忙しいとさ~、かえって無理してでも休んで何処かに逃亡したくなるじゃないすか?
なるでしょう?なるに違いない?それは貴方の脳が出してる警告の赤サイレン。
無視して無理したら危険なの、駄目よ我慢しちゃ、さあ流れに身を任せて愛の逃避行。

…済みません、疲れてちょっとテンションがハイです。
脳細胞が灰です、謎と美食は私の心の栄養です。
どうやら人違いのようだ、失礼、マドモアゼル。

取り止めが無くなりそうなんで話を鎌倉に戻します。(汗)
最初は行く気無くって友人からの誘いを断ってたんすが、忙しさのあまり急激に気が変わって「私も鎌倉に連れてって!」って参加を表明したんすよ。(大迷惑)
「コンサートは付き合う積りないけど(か○○○○○りの歌は好きだけど)、江ノ電乗って海を観に行きたいの、私」つって。

辛い時悲しい時、人は海を観に行きたくなるものよ。
という事は海の漢は憂いを含んでる、海の女は何処かセンチメンタルなんですね?
という事は逆説的に、安らかで嬉しい時は山を観に行きたくなるのでしょうか?

駄目だ、疲れてる上に憑かれてる。(汗)
死霊や悪鬼が彷徨うハロウィーンだからなぁ。

――とにかく行ったんですよ、鎌倉に!(無理矢理軌道修正)

友人Nはあくまでコンサート目的だったんで後参加。
友人Tと自分は朝早くから湘南新宿ライナー乗って鎌倉観光しに行ったのです。



↑鎌倉で江ノ電1日乗り降り自由切符「のりおりくん(580円)」買って、江ノ電途中下車旅を楽しんで来ました。
色々なカラーリング有る中で、これはTDSの某電車に似ている風に思った。



↑ちなみにこの写真は稲村ヶ崎駅で撮影しました。

鎌倉から江ノ電乗った所で何処行くか友人に訊かれた自分。
しかし申し訳無いが自分は鎌倉についての興味が非常に薄い。(汗)
この日突発的に行きたくなっただけで、事前にガイドブックなんぞも見て来なかったのです。
だから何処でも良いよっつったものの、前にTVで紹介された甘味処が気になった。
ぼんやり観てた番組なんで、店名は控えてない。
江ノ電の線路側に建ってて、まるで庭に電車が入って来る様に思えた、名物は豆カンらしい…それくらいの情報しか持ってなかった。
情報が不足し過ぎてモンタージュも作れない、と諦めの心境にならなくもなかったけど、友人から借りたガイドの紹介文から、和田塚に在る「無心庵」ではないかと見当を付けたのです。

――推理、当たりました。



↑此処がその「無心庵」、TVで見た通り、線路脇に建ってる小じんまりした甘味処でした。
和田塚で途中下車、線路を横切って、門を潜ります。
懐かしい古民家の玄関に入ると、下駄箱から「いらっしゃいませ♪」の自動音声がかかって面食らった。
雰囲気が非常に良かったんで、これはちょっと残念に感じたけど、不法侵入者避けの為仕方ないのかも…。
それくらいオープンな店なんで。



↑懐かしい囲炉裏の切られた造り。
書棚には店を紹介している雑誌がさり気無く置かれていた。
この囲炉裏のコーナーは待合席らしく、飲食スペースは別の間です。



↑案内されたのは和の庭園を眺める窓際の席。
簾や赤い傘が庭園に良く馴染んでますな。
座布団の上に座って寛いでたら、江ノ電が走って来て店が揺れた。
窓から観ると本当に庭を電車が突っ切って見えるんだ。
知らなかったら一瞬焦るに違いない。



↑で、これが名物の豆カン(とお茶のセット)。
赤インゲンを2日煮詰めて作るそうで、塩が効いててすんごく美味しかった!
急須に入った黒蜜をかけて食べると絶品です。
上に載っかった求肥餅も、他店で食べたのより、噛み応え有る感じ。
寄って良かった、此処はまた是非行きたい。
なによりゆっくり寛げる雰囲気なのです。

続いて長谷駅に途中下車。



↑鎌倉に来たからには、大仏様を拝まなければ(とは友人の弁)。
土曜日って事でか、江ノ電は凄まじく混んでました。
で、長谷駅でどーっと降りる。
やっぱり鎌倉一の観光スポットは此処らしい。
寺まで続く道には意外とヤング向きのお洒落な店が建ち並んでました。
アンティークなグッズを売ってる一方で、ソフトクリームやクレープの店が続いてたり。



↑中学の頃一度拝見してはいるんですけどね。
傍で見た大仏様は物凄い迫力、群がる参拝客を見下ろしてる威圧感有り有りです。

此処まで観光した所で時間は13時半過ぎ、いいかげんお腹が減ったんで友人が勧める店に行く事にした。
降りた駅は稲村ヶ崎。



↑駅を降り、坂を下って、海の前に建っている「稲村ヶ崎食堂」と言う店が、友人推薦の店。
実は友人寄った事無く勧めてたのは、後で判った事実。
ガイドで絶賛されてたんで、気になってたらしい。
小さい庶民的な食堂兼バーなんですけどね。
成る程有名らしく、行列が出来ていた。
店の前に名前を書き込む紙が吊り下げられていて、その横の欄には「二階席?席には拘らない?選んで○せよ」っつう風に記載されている。
折角此処まで来たのだし、2階席選んで頑張って並ぶ事にする。
それは並んでた人全員の総意だったらしく、誰も「拘らない」に○しては居らず…。



↑大分時間かかりそうだね~って事で、海岸に下りて写真撮ってました。
11月だってのにギンギラギンの陽気、行列するには暑いのなんの。
でも海の傍に居ると少しは涼しく感じられる。
ざんぶざんぶと繰り返される白波が絵の様に美しかった。
日頃海を見ないから、浮立つ気持ちを抑えられない。
タオル持って行きゃ良かったと後悔、したら靴脱いで靴下も脱いで、波に足を浸せたのに。
季節外れの陽気のせいで、サーフィンやヨットに興じる人が多かった。



↑で、14時過ぎに漸く昼食。(汗)
私と友人が選んだ「ムラ定」は、評判通りの絶品で御座いました。
茹でたシラス丼と本日の刺身と漬物煮物お吸い物のセット。
刺身の生シラスは摩り下ろした生姜とポン酢で頂きます。
新鮮その物で磯の臭味が全く感じられない。
窓際席で陽が燦々と射し込み、反射して良く写ってないけど(汗)、生卵と茹でシラスと海苔と御飯と山葵とポン酢を、箸でグシャグシャに掻き混ぜて食べると美味い!
お吸い物にもシラスが入ってます。
店員さんも気さくで親切で、人気が高いのも頷けますよ。
夕刻に寄って、海に沈む黄金色の夕陽を眺めるのにもナイススポット。
但し平日は15時で閉めちゃうらしい。

その後鎌倉戻って、鳩サブレー本店で友人Nと合流。
和喫茶で喋った後、2人と別れ、独り自分は江ノ電往復しました。
車窓から眺めた夕陽は綺麗だった。(写真撮ってないけど)

そんな感じの、今年の私のハロウィーン。(ハロウィーン全然関係無いですがな)
コメント
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