瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

06年、ハウステンボスでのクリスマスその36

2007年01月21日 16時56分20秒 | ハウステンボス冬の旅行記
今度こそホテルの中庭通り抜けて門を出ます。

行きと違い、帰りは高速船。
予約した時間は17時だから、後約3時間。
残り時間の内の約1時間は、ビネンスタッド商店街をうろついて廻ろうと、頭の中で計画を立てる。

先ず寄ったのは、パサージュ内に新しく出来たと言う『ラ・ロゼ』。(↑記事上の写真がそう)
薔薇をモチーフにした雑貨類を売る期間限定の店…だったんですが、ぐらさん記事によると、御好評により継続して営業する積りらしい。(笑)
薔薇のクリームとか薔薇の化粧水とか、店内薔薇尽くし薔薇が咲乱れてベルサイユの世界です。(薔薇は薔薇は♪)
香水はどちらかと言うと苦手な方なのですが(御免)、女性に人気が出そうなお洒落な店じゃないかと。
蔦と薔薇の形した石鹸のセット売りなんて好いなvと感じた。(や、赤と緑の色合いが綺麗だなって)
ハウステンボスには薔薇園が在る…相乗効果も期待出来るので、常設にして欲しいですね~。

同じくパサージュ内に在るステンドグラス店、『ギャラリーハウス・ビス』にも寄りました。



↑店内はさながら美術館。(ギャラリーハウスって名前にしてるくらいなんで)
薄暗い中ほんのり灯る色取り取りの照明…何処と無く神秘的な雰囲気が漂っています。
大きなステンドグラスランプから、小さなステンドグラスアクセサリーまで、大小サイズも種類も様々ですよ。
ステンドグラスの製作体験も出来まする。(有料、予約優先)

ショッピングアーケード『パサージュ』を総合インフォメーション側に抜けると、『デザイナーズストリート』と呼ばれる区画に出ます。



↑これが『デザイナーズストリート』。
ハウステンボスが誇る(?)3ブランド…『ボー・ベンディクセン』、『トラベルマン』、『エッシャー』を主題にした雑貨を売る3店舗で構成されています。



↑エッシャーグッズを売る店、『メタモルフォーゼ』のウィンドウに飾られてたクリスマスデコ。
シャープでシュールなデザインが如何にもエッシャー的で合ってるんじゃないかと。(笑)

デザイナーズストリートとは反対側にパサージュを抜けると、今度は『タンテ・アニー』等が建ち並ぶ食品街、『フード・ストリート』へと出る。

そのフード・ストリートを『タンテ・アニー』迄進んだ所で、テント市場『ワールドバザール』方面に折れ曲ると見えて来る店――



↑『グラスアート びーどろ』。
「やっぱ長崎土産っつったら硝子細工を忘れちゃいけませんねv」…と言いたい所ですが、長崎での硝子工芸の歴史はそんな古いものでもないらしい。
長崎に入って来はしたけれど、その後伝統技術として根付かなかったらしく、最近になって復興計画が敷かれる様なったそうな。



↑クリスマスシーズンに合せて店内には硝子で作られたミニチュアサンタさんが沢山居ましたv

フロア続きで『ヘールリックマグ』と言う、マグカップ&和雑貨を売るスペースも併設されてました。(過去形)



↑最近はマグカップより和雑貨のが多く売られてるような。(笑)
縮緬で出来たクリスマスツリーが可愛いv
以前パサージュ内に在った和雑貨店、『』を懐かしく思い出す…。

(↑なんて書いたら07年3月より『島』復活!…場所はビネンスタッド地区硝子雑貨屋『ビードロ』の横…元『ヘールリックマグ』だったフロアです、…そうか、此処数年、少しづつ和雑貨に侵食されてたのは、店が戻る伏線だったのか…!)(笑)


ビネンスタッド地区は個性的な店が多く、観て廻っていてとても楽しいです♪
今回時間があまし無かったんでちょっとしか寄れなかったのは残念。
3泊もして時間が無いっつうのもおかしな話ですが……何してたんでしょうねぇ…?(汗)
散歩してる内に何時の間にか時が過ぎてましたっつか…ハウステンボスではよく有る事なんです。(苦笑)

ビネンスタッド各店舗の紹介は春以降に予定…取敢えず先へ進みましょう。(汗)

15時の鐘が鳴った所で場内最後のお茶しに、ホテル・アムステルダム裏道通って『ホテル・ヨーロッパ』に向いました。
通ってる間、ホテル1階から賑やかな音が響いて来る。
ホテルの方振向いたら、窓硝子越しに高校生男子と目が合いました。
修学旅行の団体様が到着したらしい………ニアミスか、運が良かった。(笑)
有難~い収益をもたらしてくれる団体客ですが、個人客側としては一緒に泊りたくないもの。(苦笑)
奴等猿並に喧しいんだもん…イベント盛上げ役としては貴重なんですけどね。(全国高校生の皆さん、気を悪くしましたら済みません)(笑)

ビネンスタッド~港街『スパーケンブルグ』に入ります。



↑『ホテル・ヨーロッパ』の重厚な玄関前に到着。
クリスマスリースも他ホテルと比較して一際でかい。
玄関真ん中には回転扉が在るが、安全の為か閉鎖したまま…どうやら飾りらしい。(笑)

子供の頃、回転扉が好きで好きで堪らなかった。(今も好き)
丁度回転扉ブーム来てた頃で、大きなビルには大抵設置されてました。
遊びに行く度見付けては、まるでハムスターの様に、入ってクルクル回転させてたのですよ。(恥笑)
或る日勢い付け過ぎ、出られなくなっちゃいまして…焦って出した手を挟んでしまいましてな~。
あれは痛かった……以来、回転扉を潜る際は妙に緊張するようなったという。(←潜るのを止めはしなかったらしい)(笑)
最近回転扉がビルから消えてって、ちょっと寂しいです。

……閑話休題。(汗)

ホテル入って正面、『アンカーズラウンジ』で優雅にケーキ&紅茶を戴きましょうと注文したら――



↑『アンカーズラウンジ』前に飾られたクリスマス・デコ…雪だるまサンタが可愛いv

――「済みません、ケーキは本日終了致しました」と言われてしまいました。(涙)

「え~そんな~、未だお茶タイムじゃ~ん」と思ったけど、無い物は仕方ないので替りにフランベセットを注文する。
此処数年、このラウンジでケーキ食べられた例が無いなぁ。(何時も15時以降に行くからだけど…)
場内ホテルの中でも、このラウンジが1番ケーキ無くなるの早い気が致します。
確実にゲットしたいなら13時頃に行った方が良いかも。(それでも無くなってたら御免)
1番捌けるの遅いのは『オークラウンジ』でしょうね、やっぱ。



↑案内された席は窓際中央席…ポンツーンで林檎泥棒するサンタさんの真後ろで御座いました。
此処の砂糖は小石の様にコロコロしてます。

ロビーではチェックインする客を迎えるよう、ヴァイオリンの生演奏が始まってました。
窓からホテルクルーザーの行き帰りを眺めつつ待ちます。



↑寛ぎ聴いてる間に紅茶が運ばれ、1杯目を淹れて貰いました。



↑此処の紅茶用ミルクは泡立てて出される。
きめ細かい拘りですv

スタッフの女性がフランベ用のコンロ台をカラカラと引き摺り近寄って来る。



↑先ずグラニュー糖をフライパンで熱して茶色くキャラメリゼ。

…リキュール瓶に付けられた洋梨の飾りが可愛いv
元からの飾りか?見分けられるよう後から付けた物か?

バターを加えて溶かし、フォークでレモンを刺して絞り汁を入れる。
更にコンポートしておいた洋梨のシロップ、キャラメルソースも加えて熱する。
出来たソースの中に洋梨を入れ、絡めて炒める。

…スタッフのお姉さんの手捌きが速い速い速い!流石はプロ!
撮影が追い付きません。(苦笑)



↑グラスに入れた洋梨のリキュールを炙ります。

…さあ…此処からが見せ場です…!

次の瞬間、一気に燃上る炎が――


――撮影出来ませんでした…バッテリー切れです!!(涙)


…………俺に恨みでも有るのか、このカメラ。(泣)


え~……まぁ……ぼおおっと勢い良く燃上る炎でフランベしたのですよ、洋梨を。(汗)

『フランベ』っつうのは、洋酒(主にリキュールやブランデー)を振りかけ、火を点けてアルコール分のみ飛ばし、風味付けする調理法です。
此処のラウンジの名物デザートとして人気が高い。
フランベされる果物は季節によって違う…私が行った時は洋梨でしたが、春にはが登場します。
長崎の苺は美味いよ~v
客の目の前で調理する訳ですから、熟練の腕が必要。
そいった理由からか、あまし一般的に見掛けられんのではと。
ケーキの替りに注文しといて言うのも何ですが(汗)、此処に来たからには御賞味あれ♪

フランベし終りお皿に盛る用意。
皿にクッキーを砕いた粉を敷き、その上に洋梨を盛ります。
横にはマロンアイスクリームを添えて…

――しかし此処で困った事態がスタッフのお姉さんを襲う!!

アイスが掬ったスプーンから中々離れてくれず、お姉さん焦る!!焦る!!焦る!!
頑張れお姉さん!!負けるなお姉さん!!
見ているこちらまで手に汗握ってしまいます!!
でもお姉さん流石はプロです!!
心中相当焦ってるだろうに、おくびにも顔に出さない!!
あ!!今…!!今、何とか離れたもようです…!!
スプーンから無事離れて――やりましたお姉さん!!頑張りました!!
きっと心の底でガッツポーズ!!私も嬉しい!!
最後はアイスの上にミントを飾って…



↑…ああっ!!しかしズレている!!葉っぱがズリ落ちている!!(笑)



↑拡大。(笑)

…「綺麗に飾れなくて済みません」と、お姉さん小さく謝って下さいました。(笑)
別に味に変り有るでなし、こちらとしてはちっとも気にならなかったのですが…
ネタにして御免なさい、お姉さん。(苦笑)

コンロ台を片付けられてる時、「春にもフランベ注文されましたよね?」と訊かれてドキリとした…はい、その通りで御座います~。(汗)
流石はホテルスタッフ…記憶力が尋常でない。(汗々)

甘苦いキャラメルソースはちょっと固め、それが洋梨に良く馴染んでいましたv
マロンアイスと一緒に召し上がれば尚美味ですことよv
真面目な話、此処のホテルのアイスは絶品です。

気付けばロビーで2度目の演奏が始まってました。
ポットに入ってた紅茶は2杯と半分。

フランベは調理するのに時間が掛かる。
注文する時は時間に余裕を持ってお願いしましょう。

支払は残しておいたホテルクーポン券1,000円分と合せて。
1,732円-1,000円=残金732円分、現金で払いました。



…次回、漸くラスト!…の予定。(汗)
コメント (6)
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