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瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その8

2018年12月28日 23時28分26秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今年も、もう直終わり…振り返れば色んな事が有ったわねー。
地震に台風に大雨にと、国内のみに限っても、災いだらけの一年だったわ。
毎年恒例「今年の世相を表す漢字一文字」が発表されたけど、全体の10%を超える得票率で「災」が選ばれたそうよ。
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第八夜目の今回…今年の災いを来年に持ち越さない為に、「災」には「厄」漫画でもって対抗よ!
秋田書店が発行する少女漫画雑誌「月刊プリンセス」にて、1976年4月~1977年11月迄連載された、吾妻ひでお氏著作「おしゃべりラブ」より、単行本2巻に収録されてる――「メタモルフォシス伝の巻」!

12月24日はクリスマス・イブ!
オンボロアパート「猿すべり荘」で、一人暮らしをしている女子中学生、「白詰草ラブ」ちゃんは、何時も以上に御機嫌だった。
普段と変わり無く昼間から惰眠を貪ってた隣人、「ねむの木」君の部屋に押し掛けたラブちゃんは、彼を叩き起こしハイテンションで捲したてたの。
「クリスマスよ!クリスマス!!」
「ハハァ、キリスト様のお生まれになった日ですね」
「そーよ!キリストちゃんがおウマに乗って、お金をバラ撒きに来る日よ!!」
「また始まった、ラブちゃんの珍説!」
…何だか激しくクリスマスを誤解してるラブちゃんね。
もっとも彼女としては正しいか間違ってるかは問題じゃなく、景気良く騒げる理由付けになれば良いって感じ。
ラブちゃんは「今夜、アタシの部屋でクリスマス・パーティーを開くから、参加したいならアタシへのクリスマス・プレゼントを絶対に忘れないように!」って釘を刺したの。
疾うに用意してあるクリスマスツリーから、ラブちゃんの今夜に懸ける意気込みが伝わって来て怖いわ。
盗んだ電柱をツリーに仕立てて、キラキラモールをグルグル巻いた上に、願いを書いた短冊がズラズラ吊り下げられてるの。
「オトコ~!」、「恋人ください」、「ゼニ~!」……ラブちゃん、願いを書いた短冊を吊り下げるイベントは七夕よ、あと電柱盗んだら駄目、絶対。

『パーティーでタダ飯食べられるのは有り難いけど、その為にプレゼントを用意しなきゃいけないのは悩ましい…』
困ったねむの木君は、自分と同じラブちゃんを狙うライバルにして、彼女のクラスメイトである不良中学生「吾妻」君に相談しに行ったの。
ラブちゃんの側に居て、彼女の人となりを良く知る吾妻君は、「何か持ってかにゃタタリが有るな」と言って、適当なプレゼントを見繕う事にしたわ。
と言って吾妻君も、ねむの木君も、その日暮らしの貧乏人だから、碌な物持ってないし…。
ねむの木君は自分が着古した継ぎ接ぎ入りサルマタパンツ、彼のペット犬「ポコ」は蛙、吾妻君は近所のポリバケツ漁って手に入れた残飯をプレゼントに――ってまともな物ゼロ!!適当にも程が有るわ!!(汗)
このまま行けばクリスマス・イブに血の雨が降る事必至、けれどラブちゃんの爆弾発言が、事態を予期せぬ方向へと向かわせたの。

「ステキなプレゼントをくれた人には、アタシのキスをあげちゃうv」

ラブちゃんにぞっこんの吾妻君、ねむの木君、そしてポコは、これを聞いて発奮、レッツ本気モード!!
各自、ビッグなクリスマスプレゼントを用意して、彼女からキスを戴く為の戦略を練ったの。

恋のバトルが予想されるクリスマス・イブ、ラブちゃんの部屋では二人と一匹の到着を待たずに、クリスマス・パーティーが始められてた。
ところが他に呼んだ友人達四人はカップルな為、自分のパートナーとプレゼントを交換してお終い、ラブちゃんには誰もプレゼントを渡さないの。
て言うか何故カップルな友人呼んじゃったのよラブちゃん?
「アタシもプレゼント欲しい!!」と喚くラブちゃん、そこへ待ちに待ってた二人と一匹のナイトが到着。
吾妻君は、天井に着きそうなくらい巨大な、手作りクリスマスケーキを持参して来たわ。
やるじゃない吾妻君!それにしても貧乏な彼が、一体どうやって材料を調達出来たのかしら?
メチャクチャ喜んだラブちゃんが、ケーキにかぶりつこうとした瞬間、中から便器やら何やら不衛生な物が、たっくさん飛び出して来たの――オエエッ…!!!こんな異物混入ケーキ食べられるわけないわ!!
勿論、吾妻君はラブちゃんに雷落とされ、ハイ失格!――次、ねむの木君どうぞ~!
アパートの隣人だけあって、ねむの木君はラブちゃんが何を欲しがってるか理解してるようね。
彼は、縄でグルグル巻きに縛って猿轡噛ませたイケメンを、ラブちゃんに献上したの。
…どう見ても、どっかから拉致って来たように見えるけど、渡しちゃって大丈夫なのかしら?(汗)
でもイケメン貰ったラブちゃんは大満足みたい。
嬉々としてイケメンの拘束を解き、煮るなり焼くなり好きにしようとしたところが、何とイケメンの正体は町内パトロール中の警官だったらしく、激怒した彼は所持する拳銃を連続発砲!!
パーティー会場に血の雨が降ったの。

「二人とも、ろくなものくれないんだから…!」、ガッカリするラブちゃんの前に、しんがりのポコがクリスマス・プレゼントを差し出した。
それは、とっても可愛い仔猫――「こういうプレゼントが欲しかったのよ~~!」と感激したラブちゃんは、ポコの頬に熱烈キスをしたの。
どうやら恋のプレゼント勝負の優勝者はポコのようね!
ところがポコからのプレゼントの仔猫は、元々ポコに懐いて追って来た捨て猫だったの。
お腹を空かせてた仔猫は、パーティーの御馳走に手を出すわ、人に噛み付くわの、やりたい放題。
それに怒ったラブちゃんが参加客に八つ当たりして、もうシッチャカメッチャカ!!
この罰当たりな騒ぎを見て、キリスト様がお怒りになられたのか、クリスマスツリー(電柱)が倒れてラブちゃんの頭に激突!!
白眼を剥いて動かなくなるラブちゃん………まさか…死んだの?
固唾を飲んで見詰める周囲の中――不死鳥の如く甦るラブちゃん!!

「私こそ神の遣い、イエス・キリストである」

――と思ったらラブちゃんでなく違う人が甦ったァァァ!!?

神の奇跡か悪戯か、キリストの魂が憑依した(らしい)ラブちゃんは、クリスマス・イブに浮かれる町内を夜回り、粛清と称してイチャつくカップルを退治してった。
違う…イエス・キリストはこんな事しない!(多分)

普段以上に頭がイッてしまったラブちゃんは、教会の鐘に惹かれてミサに乱入、居並ぶ信徒達の前で「キリストは私だ!!」と宣言したの。
これを聞いた神父は、神への冒涜であると怒り、彼女の頭を聖書で殴った――聖書で殴るのも充分神への冒涜に感じるけど――殴られた衝撃でラブちゃん二度目の覚醒、次に憑依したのは闘魂レスラー、アントニオ猪木の魂!!
襲いかかる信徒の群れに正義(?)の卍固めが炸裂!
聖なる教会で繰り広げられる聖戦!最早何だか解らない!!

その頃ポコは、ラブちゃんにプレゼントを気に入って貰えなかった事にガッカリして、仔猫を元の捨てられてた場所へ戻してた。
その際、骨を置いてったのは、せめてもの優しさからの、クリスマス・プレゼントだったのかしら…?

話が破綻して終わるのは、70~80年代のギャグ漫画によく見られた特徴ね。
作者の吾妻ひでお先生は、ロリコン漫画界の立役者としても有名。
美少女と変態が繰り広げる狂った世界は、現代のアリス・イン・ワンダーランドと称しても過言でないわ。(?)
少女漫画雑誌に、こんな狂気渦巻く作品を掲載した編集部は、良い意味で頭がイッちゃってたと思うわ。
流石はアンタッチャブル少年誌「少年チャンピオン」を出してる秋田書店さんね!

ここで第8曲目のクリスマス・ソングを紹介、日本では賛美歌第二編172番「世界に告げよ」と言う題で知られる――「Go tell it on the mountain」!
元は19世紀頃から歌われてるゴスペルで、キリスト誕生を歌う内容から
、クリスマス・ソングとしても人気を伸ばしてったの。
どんな歌か知りたい人は、こちらを参考にして!
今夜はここまで、また明日、一緒に楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【Go Tell It On The Mountain(世界に告げよ)】




Go tell it on the mountain♪
Over the hills and everywhere♪
Go tell it on the mountain♪
That Jesus Christ is born♪

Go tell it on the mountain♪
Over the hills and everywhere♪
Go tell it on the mountain♪
That Jesus Christ is born♪

Shepherds kept their watch♪
O'er silent flocks by night♪
Behold throughout the heavens♪
There shown a holy light♪


Go tell it on the mountain♪
Over the hills and everywhere♪
Go tell it on the mountain♪
That Jesus Christ is born♪

Down the lonely manger♪
The humble Christ was born♪
God sent salvation♪
That blessed Christmas morn♪


Go tell it on the mountain♪
Over the hills and everywhere♪
Go tell it on the mountain♪
That Jesus Christ is born♪

Go tell it on the mountain♪
Over the hills and everywhere♪
Go tell it on the mountain♪
That Jesus Christ is born♪

That Jesus Christ is born♪



【訳】

山の頂にて告げよ
丘の上でも、何処でも
山の頂にて告げよ
救い主キリストが誕生した

山の頂にて告げよ
丘の上でも、何処でも
山の頂にて告げよ
救い主キリストが誕生した

夜、群れを静める羊飼いは
あまねく天を見よ
そこに聖なる光が示される

山の頂にて告げよ
丘の上でも、何処でも
山の頂にて告げよ
救い主キリストが誕生した

謙虚なキリストが、飼い葉桶に独り生まれた
クリスマスの朝を祝福し、神は救いを贈られたのだ

山の頂にて告げよ
丘の上でも、何処でも
山の頂にて告げよ
救い主キリストが誕生した

山の頂にて告げよ
丘の上でも、何処でも
山の頂にて告げよ
救い主キリストが誕生した

救い主キリストが誕生した



…こんばんは、びょりです。
高校生の頃、学校の近くにレトロな喫茶店が有って、友人との待ち合わせに使ってたんすが、その店の本棚に吾妻先生の単行本が、ズラーッと並んでた事が印象に残ってます。
「浮浪雲」とか「美味しんぼ」とかなら一般的でまあ解る。
だけど吾妻ひでおって……なんてマニアックなセレクト。
あの頃は特に何も思わず読んでたけど、当時に戻れるならマスターと話がしてみたい…。

ちなみに高橋留美子先生や竹本泉先生らも、吾妻先生のファンで影響受けたとか。
留美子先生の「めぞん一刻」で、アパートの壁に隣室を覗く大きな穴が開いてるっていうネタが登場するけど、あれはもしかしたら吾妻先生の「おしゃべりラブ」からインスパイアされたものだったりして。(ラブちゃんとねむの木君の部屋は、大きな覗き穴によって繋がっており、辛うじて紙で塞がれている)

写真は今年の我が家のクリスマス・ケーキ。
今年もSuicaペンギンケーキを注文しました。

  
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2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その7

2018年12月27日 21時48分42秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本ではクリスマスを終了して、正月の準備にまっしぐらね!
早くも福袋を販売してるお店が有ったり…最近は福袋を年末から売るのが一般的なのかしら?

ところで貴方は「東方の三賢者」って知ってる?
「東方の三博士」、「東方の三賢王」、「東方の三賢人」とも呼ばれるけど…新約聖書に登場する、神の御子なるイエス・キリスト誕生を祝福する為、一際明るく輝く星に導かれ、遙か東方から贈り物を持って馳せ参ずる、メルキオール、バルタザール、カスパールの三賢者の事を指すの。(三人の名前は地域によって違うわ)

「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第七夜目に紹介するのは、この「東方の三賢者」に準えて描かれたろう作品――渡辺多恵子女史著作、「深夜道中―迷子の夢―」よ!
掲載されたのは別冊少女コミック1988年9月号、単行本には「はじめちゃんが一番!」4巻に収録されてるわ。

蒸し暑い夏…現在浪人中の青年、宮畑ジュンは、深夜1時半に近所のコンビニへ夜食を買いに出掛け、レジ前でやけに態度が悪い女性と遭遇するの。
女性は眼鏡をかけていて、ポニーテールという髪型、恐らくはジュン青年より年上の様子。
ジュン青年より先に並び、少女漫画誌を読んでいた彼女は、レジ店員を前にするや「やっぱ買わない!」と言って、手にしていた雑誌を突っ返したの。
信じられない態度の悪さね~、でも他人にどう思われようが自分の要求を貫く彼女の姿勢は、気の弱いジュン青年の目に憧れとして映ったみたい。
「俺もあんな風に強気で生きていければな~」とか考えつつ、購入した夜食を片手に店の外へ出たジュン青年の元へ、先程彼より前に出てったあの態度の悪い女が、顔を蒼白に染め戻って来たの。
「深夜だってのに、道路を小さな子供が独りで歩いてるの…!!」
まさか幽霊!?と怯える彼女が言う通り、車も人も通らない道路を3~4歳位の男の子が歩いてた。
ジュン青年にもはっきり見えるから、幽霊の線は薄いんじゃないかしら?
狼狽えるジュン青年と眼鏡女性の声が聞こえたのか、男の子は人懐っこい笑顔で寄って来ると、2人に道を尋ねたの。
男の子の話によると、「住んでる家からキラキラ光るクリスマスツリーが見えたので、そこにきっとサンタさんの家が有るんだ」って思い、パパとママに内緒で探しに来たそうなの。
どうやら幽霊なんかでなく、ちゃんと生きてる子供みたいで、メリー安心したわ!
だけどこんな幼い子が、お家の人に黙って、深夜に遠足気分で歩いて居るのは見過ごせないわよね。
眼鏡の女性も同じ様に考えたらしく、「それならお姉ちゃん達が一緒に探してあげるvだから君のお名前と住所と電話番号教えてくれるかな?」と言葉巧みに聴取し、透かさず電話ボックスへ走ってった。
男の子は騙されたと解り、すご~~~く怒ったわ。
ピュアな童心を利用し、騙すのは良くないわよね。
ジュン青年も「子供との約束を破るのは良くない。クリスマスツリーを一緒に探してあげると言ったからには、その言葉を守るべき」って、男の子側に立ったの。
『どーして自分が悪者の立場に立たされるのよ!?』ってカチンと来たのかしらね?
眼鏡の女性は自身の行動の正当性を大いに主張したわ。
「学生さんには解んないでしょうけどね!
 社会人には社会人としての義務が有んの!
 大人が一緒だって伝えるだけで、親御さんだって安心するでしょ!?
 その上でサンタさんに会いに行く!
 社会生活におけるメルヘンの追い方には、ルールってもんが有るんだから!!」
…随分、弁が立つ女の人ねェ、一体何のお仕事されてるのかしら?
ひょっとしてフリーライターとか?
対するジュン青年の意見は、「先に一緒に探す約束をしたのだから、そちらを優先すべき」…つまり約束した通り、男の子の目的を叶えてあげてから、家に送ったげる方が筋が通るって言いたいのね。
二人は暫く言い争ってたけど、折れたのは眼鏡の女性の方だった。
「知らない大人が突然電話を掛けて来たら、誘拐犯かと思うだろうしね…」
その心配は確かに有るわ、でもそれなら警察に連絡して、保護をお願いする手も有るように思うけど。
…こうしてる間も男の子のパパママが、「起きたら我が子が消えてた!」って110番してないかしら?(汗)
この男の子のパパママが、眠ったら梃子でも起きない、熟睡体質な事をメリー祈るわ…

ともあれジュン青年、眼鏡の女性、男の子の3人は、即席のパーティーを組み、クリスマスツリーを探す旅に出たの。
男の子の名前は「ヒカル」、年齢は4歳、お家は高い所に有るそうだから、マンションかアパートに住んでるんでしょうね。
眼鏡の女性は「手塚温子」って姓名で、職業は売れない少女漫画家ですって。
コンビニで少女漫画誌を突っ返したのは、同期の作家の漫画が連載決定な一方、自分の漫画は人気が無くて打ち切られたとか?
只今浪人中のジュン青年同様、彼女も人生苦労しているのねェ~。
まだ若いのに白髪が生えてる…って、髪の所々が白いのは、ホワイト絵の具が付着したからなのね、失礼したわ。(汗)

でも温子さんが、売れなくても漫画家な事を知って、ジュン青年は羨ましく思ったみたい。
「人生に目標が有るだけマシ、自分なんか周りの皆が行くからって、漠然と大学を目指してるだけ」って。
ジュン青年のこの言葉に、温子さんは猛然と抗議したわ。
「載らない漫画家なんて、ただのフーテンだ!!」って…何だかジブリみを感じる台詞ね。(笑)
ジュン青年も温子さんも、ヒカル君とおんなじで、行きたい場所が有るのに、辿り着けないで居るんだわ。
年齢も性別も違う他人同士なのに、奇妙な縁を感じる3人ね。

『どうしても、どうしても、行きたい場所が有った
 或る時は山の天辺、或る時は絵本の中の風景
 また或る時は、ほんの膝程の、柵の向こうだった』

浪人とフーテンと不良幼児は、キラキラ光るクリスマスツリーを目指して歩いて行く。
ビルの上で瞬くそれは、近くに見えるのに、ちっとも辿り着けない。
3人はコンビニで買った夜食に、ヒカル君がリュックに詰めて持って来た飲み物とお菓子で腹を満たし、真夜中の冒険を続けたの。

濃紺だった空の色が薄まる頃、漸くクリスマスツリーが間近に見えた!
期待に昂る心が3人の足を速くする…ところがビルの谷間に入り込んだ所で、クリスマスツリーを見失ってしまったの!
「ぼくのクリスマスツリーなくなっちゃった!」と言ってヒカル君は大泣き!
ジュン青年は取り敢えず近くのビルに上る事を提案、上から探せば見付かるかもって考えたのね。
今の時代に比べ、セキュリティが厳しいビル少なかったのは、幸いしたわ。
階段でビルの屋上まで上る3人、年上のせいか途中で息切れした温子さんを追い越し、一番に上り着いたジュン青年を、眩しい朝日が照らした。
…とうとう夜が明けちゃったのねー。

『無駄になんかしたくない
 信じていたい
 迷子になっても
 回り道をしても
 歩いた道は全て、夢の場所へ通じていたのだと――』

探していたクリスマスツリーは、3人が上ったビルの隣に立っていたわ。
男の子が言った様にキラキラ光ってはいなかったけど。
「不思議…下からはまるで見えなかったのに」
「もう、ひかってないね」
「光ってるけど、朝日の方がもっと光ってるってだけよ」
ヒカル君は昇った太陽を指差して、「こんどは、あそこへいきたい!」と、新たな目的地を定めた。
それを聞いたジュン青年と温子さん、「勘弁して!!」と同時に悲鳴を上げたわ。(笑)

『どうしても、どうしても、行きたい場所が有った
 今そこに辿り着いたら、世界は広がって、もっと行きたい場所が見えた』

…3人が見たクリスマスツリーは、結局何処かのお店の広告オブジェだったのかしら?
季節が夏な事を考えるとクリスマスツリーではないのかもしれない…でもそこを簿かしてはっきり描かず、読者の想像に任せたのは粋ね。
行き先に悩んでる人、読んだら共感せずに居られないんじゃないかしら?

さてここで第7曲目のクリスマスソングを紹介するわ、日本の賛美歌第二編52番に当たる――「我らは来たりぬ」!
原題は「We Three Kings Of Orient Are(東方の三博士)」で、1857年、アメリカで牧師を務めていたジョン・ヘンリー・ホプキンズが作詞・作曲したと云われてるわ。
どんな歌か知りたい人は、こちらを参考にしてね!(※時々音が小さくなったり大きくなったりします)
今夜はここまで、また明日、楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【我らは来たりぬ】




我らは来たりぬ♪ 遙けき国より♪
星に導かれ♪ 野山越えて♪

ああー♪ 奇しく輝く♪ 星の光よ♪
我らを導け♪ 御子の御許に♪


我が持ち来たれる♪ 貴き黄金を♪
メシヤの冠の♪ 飾りとなさん♪

ああー♪ 奇しく輝く♪ 星の光よ♪
我らを導け♪ 御子の御許に♪


我が持ち来たれる♪ 乳香捧げて♪
いと高き御神♪ 共に讃えん♪

ああー♪ 奇しく輝く♪ 星の光よ♪
我らを導け♪ 御子の御許に♪


我が持ち来たれる♪ 没薬捧げて♪
御苦しみの日に♪ 備え祀らん♪

ああー♪ 奇しく輝く♪ 星の光よ♪
我らを導け♪ 御子の御許に♪


万を統べます♪ メシヤは生まれぬ♪
ハレルヤ♪ ハレルヤ♪ 讃え祀らん♪

ああー♪ 奇しく輝く♪ 星の光よ♪
我らを導け♪ 御子の御許に♪


※英語バージョンはこちら


…こんばんは、びょりです。
この作品は何処で知ったのか…忘れましたが何となく心に残りました。
この作品を描いていた時の作者は、創作で悩みを抱えていたのでしょうか?

福袋、今年はミスドで売り出し初日に並んで買いました。
並んで買うなんて自分にしては珍しいのです。
今年のミスド福袋はポケモンデザインだったので、初日から売り切れる程の人気沸騰振りでした。
写真は後日アップします。

今回は横浜行った時に撮ったクリスマス関連の物を纏めて…記事の一番上の写真は、横浜赤レンガ恒例クリスマス・マーケットの大クリスマスツリー。

  

↑同じく横浜赤レンガマーケットの大クリスマスツリーと、マーケット屋台の上に飾られた「三賢者が御子なるキリストに謁見するシーン」。



↑サンタクロースの原型「聖ニコラウス」とトナカイの像、ライトの当て方の問題で少し恐く見える。

  

↑みなとみらい駅直結クイーンズスクエア横浜のクリスマスツリー
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2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その6

2018年12月26日 22時25分23秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本のクリスマスは精々25日までだけど、本当のクリスマスは今夜からの十二夜を指すって、毎年言ってるわよね。
というわけでメリーのクリスマス記事もまだまだこれから!
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第六夜目の今回は、白泉社発行「パタリロ!」第23巻に収録されてる――「6世一人旅」を紹介するわ。

魔夜峰央氏著「パタリロ!」は、1978年~「花とゆめ」など白泉社系の少女漫画誌にて連載しているロングランギャグ漫画。
若干10歳ながら常春のマリネラ王国々王の座に座る、パタリロ・ド・マリネール8世。
そのパタリロが、有り余る金と権力と頭脳と生命力でもって、時にイギリスの諜報機関MI6、或いはアメリカ中央情報局CIA、はたまた国際ダイヤモンド輸出機構を巻き込み、世界をハチャメチャの渦に巻き込むの。
え?そんな粗筋じゃ良く解らないって?
だって正直なところ本筋なんて無い、毎回行き当たりばったりのストーリーなんだもの。
パタリロとは腐れ縁のMI6所属エージェントにして美少年殺しバンコランと、その恋人の美少年マライヒと、パタリロ直属武官部隊タマネギ達という、基本的人間関係さえ押さえてれば、初見でも充分面白く読めると思うわ。

但し、今夜紹介するエピソードには、通常レギュラーであるバンコランやマライヒやタマネギ部隊は登場しないの。
或る時、パタリロは御先祖のパタリロ6世になって、魔界の大魔王アスタロト様に仕えてる夢を見るのね。
夢の世界で魔界の追っ手から逃れる最中、主人であるアスタロト様に見捨てられ、一人で旅を続けるってとこから、「6世一人旅」のお話は始まるの。

一先ずパタリロ6世は、アスタロト様が逃げてった方へ歩いて行き、天の助けか、と或る町に辿り着いた。
そこで彼は持ち前の狡賢さを発揮、質屋で金目の物を掏った上に、パン屋では詐欺を働き小腹を満たした。
更に、悪質で下劣な商売人をタコ殴りにしていたそこへ、ボロ着姿の見知らぬ老人が止めに入ったの。
老人はパタリロ6世がパン屋で詐欺行為を働いたのを見て、不正を止めるように諭す積もりで、後を尾けて来たんですって。
老人は「腹が減ってるなら、わしが晩飯をご馳走しよう」と言い、パタリロ6世を1泊1ドルの木賃宿へと連れてったの。
そこの食堂は一流ホテルから残飯を仕入れてる為、激安料金な割りに味はデリシャスだった。
満足して落ち着いたパタリロ6世は、老人が旅装姿で居るのに気付き、旅の目的を尋ねたの。
老人が言うには「今年初め、大切な物を盗まれた」そうで、それを探して津々浦々旅して廻ってるんですって。

二人が会話してる最中、先程パタリロ6世がタコ殴りにした商売人が、ボスを引き連れ食堂へ乱入したの。
ボス、と言っても随分若い、まだ少年にしか見えなかったけど、食堂に居る客達が言うには、この辺りを取り締まってるギャング団のトップなんですって。
少年ボスはパタリロ6世から「詰まらん物売り付けられた為にヤキを入れた」との事情を聞くと、「今回は大目に見てやるが、以後気を付けろよ!」と威圧し、大勢の子供達を付き従えて去ってった。
食堂の客達が教えてくれた話によると、「亡くなった初代ボスからシマを継いだ少年ボスは、町の孤児を取り纏めて子分にしている」らしいわ。
その話を聞いた老人は、「あんなやくざな少年の所に居ったら、あの子達に碌な事は無い」と言い、渋い顔を見せたけど、町の大人達は「親が居ないんだから仕方ない」と、他人事の様に返すだけだった。
みーんな貧乏だから、子供達を助ける余裕なんて無いんだわ。
「わしは子供が大好きなんじゃ。不幸な子供を見ると胸が痛む」
…この御老人、余程子供が好きなのねェ。

その頃、少年ボスは、隣町を仕切る敵対組織のボスと顔を合わせてた。
「悪い事は言わん。俺の手下になれ。副組長にしてやるぞ」
成る程、敵のボスは、相手がまだ少年と見縊り、この機会にシマを奪おうって魂胆なのね!
勿論そんな話に乗る少年ボスじゃないわ。
「こいつらだって、後5、6年もすれば、立派な兵隊になる」と強がる少年ボスの周りを、子供ながら度胸の据わった部下達が取り巻いてる。
若者の威圧感に負けた敵対組織の老ボスは、「後で吠え面かくなよ!」と捨て台詞を残して退散したの。

敵ボスの態度から、不穏な気配を感じ取った少年ボスは、部下の一人に組員を集めるよう指示を出した。
「隣町の奴等がちょっかいを出して来るかもしれない、今夜から町を見回る」
少年ボスから指示を受けた部下は、何処で手に入れたのか、ヤクザ稼業に似合わない派手派手しい服を着込んでた。
「こないだ流れ者のこそ泥からカツアゲした服なんすが、えらく丈夫で鋏でも切れないし、火も点かないんすよ…」
見れば、前開きの真っ赤な生地に、真っ白い綿の縁取り…何だか何処かで見た服ねえ?
部下が語る話は大変不思議なものだったけど、今の少年ボスの頭には敵対組織との抗争の件しか入らないわ。
そういう訳でこの奇妙な服の話は、少年ボスによって打ち切られてしまったの。

同日深夜、所変わって木賃宿では、皆が寝静まった中、そっと起き出して大声を上げようとした老人が、パタリロ6世に見付かり理由を吐かされてたわ。

「全ては盗まれた物を取り返す為…
 皆が寝静まった所を見計らい、大声で『火事だー!!!』と叫ぶんじゃ。
 すると皆が自分の大切な物を持って逃げ出そうとする。
 泥棒が居れば盗品を持ち出すじゃろう。
 それを見張っていて、取り返す積りだったんじゃ!」

呆れた事に老人は旅の間中、ずっとこんな事を繰り返してたんですって。
泥棒心理に詳しいパタリロ6世が、「泥棒が盗品を何時までも持ち歩く訳が有るか!」と言葉を返せば、老人は「その心配は無用」と胸を張ったの。
「盗まれたのは、わしの服じゃが、一度袖を通したら、あまりの着心地の良さに二度と手放せなくなる」
「だからって、そんな事をしながら世界中廻る積りか!?」
「あの服が無いと困るんじゃ!」
二人が言い争ってるそこへ、「火事だー!!!」との大声が外から聞こえて来たわ!

「…爺さん…まさか…」と、疑いの目を向けたパタリロ6世に、「冗談はよしこちゃん!」と否定する老人。
犯人は胡散臭い老人ではなく、隣のシマを仕切るボスの手下だった。
パタリロ6世ら宿に泊まる客が、慌てて木賃宿から飛び出せば、外は一面火の海!!
どうやらガソリン撒かれて火を点けられたようね…。
燃え盛る炎で建物が焼け落ちてく様を見た少年ボスは、「町を見回ってる間に足元を掬われた…!」と悔しがった。
でも今は何より町の人達の命が大事よ!
堅気の町人達と共同で消火活動に励む傍ら、少年ボスは組員に点呼を取らせ、全員揃ってるかを確認させた。
すると――「トニー坊やが居ない!!」――年少組のトニーが逃げ遅れてる事に気付いたの!
トニーを助ける為、火柱上がる建物の中へ入ろうとする少年ボス、そんな事をすれば二人揃って丸焼けジュウジュウよ!!
若者の命を無駄にするわけにはいかぬと、老人のフライングネックブリーカードロップが鮮やかに炸裂!!――ダウンする少年ボス!
「離せ!トニーを助けるんだ!!」
「無駄じゃ!君まで焼け死んでしまうぞ!」
「あの子達は皆孤児で親父が引き取ったんだ!
 オレにとっては兄弟同然の子供達だ!
 トニーが死んだら火事を起こした隣町の奴等と一緒にきさまもブッ殺してやる!」
泣きながら罵る少年ボスの頬に、老人の怒りの張り手が飛んだ。

「君がヤクザ稼業を続ける限り、これからも子供達に災難が降り掛かる!
 それは君の責任だ!」

少年ボスにそう説教した老人は、先刻、焼け出された部下から奪い返した赤い服を手にすると、パタリロ6世が止める間も無く、火の渦へと入って行ったの…。

暫くして天から季節外れの雪が降り始めた。
雪は直ぐに吹雪へと変わり、紅蓮に包まれた建物を純白に染め替え、すっかり鎮火させるやピタリと止んだの。
「爺さん!!あんた何者だ!?」
パタリロ6世が焼け残った建物の中へ入ると、そこにはトニー坊やが横たわってた。
後から駆け付けた少年ボスと部下達が、抱き上げてトニーの無事を確認し歓声を上げる…無事で良かったわァ~~!
それもこれも全て不思議な老人のお陰ね!
一体あの老人は何者なのかしら?

「ここじゃ、ここじゃ!」――老人を捜すパタリロ6世が、高所から聞こえて来た声に誘導され見上げると、焼け焦げた屋根の上には紅白の服を身に纏った老人の姿――赤い生地に白い綿で縁取られた服…何処かで見た格好だと思ったら、サンタクロースのコスチュームだったのね!!

「ブーツも帽子もここに有った、取り返せて良かったよ。
 これでないと格好がつかんのでな。」

信じられない光景を目にし、町の人達は声も出ないほど驚くばかり。
そりゃそうよ、小汚い老人の正体が、サンタクロースだなんて。
メリーはてっきり流離のタイガーマスクかと思ったわ。
サンタクロースのお爺さんは、少年ボスの方へ顔を向けると、彼を諭す様に言ったの。

「君自身と子供達の為に、危ない世界から足を洗いなさい。
 世界中の子供達が幸せになる事が、わしの願いなんじゃ。」

お爺さんの言葉に少年は涙を浮かべ、「はい」と頷いた。
サンタクロースは少年に「約束じゃよ」と念押しし、パタリロ6世や町の人達が見詰める中、トナカイが牽くソリに乗って、大空へ飛び去ってったの…。

…何だか良い話ね~~。(パタリロの夢の中の話だけど)
今日はイギリスで「ボクシング・デー」と呼ばれる日、クリスマスを祝う事が出来なかった人達に寄付をする日なんですって。
また、クリスマスも忙しく働いてた人達を労う日でもあるわ。

ここで第6曲目のクリスマスソングを紹介、1930~40年代にアメリカ西部劇で活躍した俳優であり、シンガーソングライターのジーン・オートリー。
彼とオークリー・ホールドマンの共作で、ジーンが1947年に歌って流行した――「Here Comes Santa Claus(サンタクロースがやって来る)」!
カントリー調の音楽が耳に心地良い名曲なの、どんな歌かはこちらを参考にね♪
世界中の子供達に楽しいクリスマスを届けよう――優しいサンタのお爺さんの願いよ。

それじゃあまた、明日も楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【Here Comes Santa Claus(サンタクロースがやって来る)】




Here comes Santa Claus♪ 
Here comes Santa Claus♪
Right down Santa Claus Lane♪

Vixen and Blitzen♪
And all his reindeer♪  
Are pulling on the reins♪

Bells are ringing♪
Children singing♪
All is merry and bright♪
 
Hang your stockings and say your prayers♪
Cause Santa Claus comes tonight♪


Here comes Santa Claus♪
Here comes Santa Claus♪
Right down Santa Claus Lane♪

He's got a bag that is filled with toys♪
For the boys and girls again♪

Hear those sleigh bells jingle jangle♪
What a beautiful sight♪
   
Jump in bed, cover up your head♪
Cause Santa Claus comes tonight♪

Bells are ringing♪
Children singing♪
All is merry and bright♪

Hang your stockings and say your prayers♪
Cause Santa Claus comes tonight♪



【訳】

サンタクロースがやって来るよ
サンタクロースがやって来るよ
直ぐ近くにね

ヴィクセンやブリッツェン
トナカイみんなでソリを引っ張って

鈴は鳴り
子供達は歌う
何もかも楽しく輝いて

靴下吊るして、お祈りしよう
だって今夜、サンタクロースがやって来る


サンタクロースがやって来るよ
サンタクロースがやって来るよ
直ぐ近くにね

玩具でいっぱいの袋を持って
またやって来るよ、少年少女達の為に

ソリの鈴がリンリン鳴る
なんて美しい眺め

ベッドへ飛び込み、布団を被ろう
だって今夜、サンタクロースがやって来る

鈴は鳴り
子供達は歌う
何もかも楽しく輝いて

靴下吊るして、お祈りしよう
だって今夜、サンタクロースがやって来る



…こんばんは、びょりです。
少女漫画界のこち亀「パタリロ!」、最近漫画喫茶で読み直したら、止まらなくなって困りました。
「パタリロ!」22巻から始まるアスタロト編は、作者の別作「アスタロト」の世界を舞台に、パタリロが客演するシリーズ。(いや、パタリロ世界でアスタロトが客演してるのか?)
魔夜先生の他作品のキャラが時々パタリロの世界に登場したり、その逆でパタリロが他作品に登場したり…魔夜先生的にパタリロと言うキャラは動かし易いのでしょうか?
最早、作者の代理人的ポジションかも…(と言うと作者的には嫌に思うそうです)

今夜の写真はポンパドールで買ったクリスマスパン。
クリスマスシーズンは可愛いデザインの食品が売られて楽しい♪
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2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その5

2018年12月25日 00時00分00秒 | クリスマス
メリークリスマーーース♪
災いが多かった今年だけど、クリスマスを生きて迎えられた奇跡に乾杯!
アンラッキーに遭っても挫けない心を、どうか神様、与えてください…
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第五夜目の今回は、1979年2月号~1984年4月号まで、集英社刊「りぼん」にて連載された、小田空女史著「空くんの手紙」より――「聖夜(クリスマス・イブ)のちいさな奇跡の巻」を紹介!

主人公は皆から「空くん」と呼ばれてる男の子。
彼は、少し捻くれた性格のうさぎと、捨て子の赤ん坊ゴジラの三人(?)で、メルヘンの森の側に建つ一軒屋に暮らしてるの。
そんな空くんの世界にも、もうじきクリスマスがやって来る。
生まれて初めてクリスマスを祝うゴジラは、家中で一番ウキウキワクワク、空くんが絵本で解説してくれた通りに、大きなクリスマスツリーを飾るんだーって、すっごく楽しみにして居るの。
そこで今年モミの木を探す当番のうさぎに、「絶対に大きなモミの木を持って来てね!!」って強くお願いしたのね。
うさぎは「はいはい任せといて!」と、ゴジラの願いを軽ゥ~く引き受け、朝早くから森へ出掛けてったの。

ゴジラの希望に適うモミの木探して、森をひたすら歩き回るうさぎ。
けれど運ぶのに丁度良い大きさのモミの木が見当たらない。
ここは一旦腹ごしらえしてから、もう少し奥の方へ探しに行こうと考えたうさぎは、視界が開ける場所で、お弁当を広げる事にしたの。

白い息を吐き吐き、長閑なランチタイム。
好物のタラコおにぎりを、うさぎが食べ終わったその時――悪戯な北風にピュウと吹かれ、膝の上に広げてた包み紙が飛んでっちゃった!
包み紙はヒラヒラと風に乗り、運の悪い事に窪みへ落ちてしまったの。
「このクソ忙しい時に~!」
つい汚ない言葉が出てしまったうさぎ…でもゴミは持ち帰るのがマナー、根が善人(?)な彼は窪みへと下りてった。
包み紙を拾ったところで、ふと、うさぎの視界に別のゴミが…まったく何処の誰かしらねェ~?美しい森を汚す不届き者はっっ!
「自分が出したゴミじゃないもんねェ~」と、うさぎは見て見ぬ振りして放置しようとしたものの、日頃空くんから道徳心の大切さを説教されてる彼だから、やっぱり良心が咎めてしまい、ついでに拾ってく事にしたの。
と・こ・ろ・が・まァ~~~ゴミが芋づる式にズルズルズルズル出るわ出るわ!!
ホントにもう!一体誰なの!?森にゴミを大量廃棄した環境破壊者は!!
「ゴミ拾いに来たんじゃないのに~~!」と嘆くうさぎ、でも拾ったからには置いていけないわよねェ。
結局うさぎは引っ張りあげたゴミ全部、背負ってた篭に入れて家へ持ち帰ったの。
偉いわ!うさぎ!!空くんの教育の賜物ね!

でも約束した大きなモミの木ではなく、大量廃棄物を持ち帰ったうさぎに、ゴジラは泣きながら怒ったの。
「うさぎのウソつき!!
 おっきなツリーをさがしてくれるっていったのに!!
 ひどいよ!!やくそくとちがう!!」
うさぎが理由を話して何度謝っても、ゴジラは「大きなクリスマスツリーが欲しい!」と泣いて喚いて駄々を捏ねるばかり。
空くんがボール紙とハサミとホチキスとセロテープと緑の絵の具で、大きなクリスマスツリーを作ってくれたけど、不格好な出来映えも有ってお気に召して貰えず、ゴジラの機嫌は直らなかった。
「本物でなきゃイヤ!!」、すっかりへそを曲げたゴジラは、自分の部屋に引き籠ってしまったの。

クリスマスツリーも御馳走も無しになったイブ…うさぎは空くんに、「やっぱりゴミなんか放っといて、ツリーを探して来れば良かったのかな」と、後悔するように言ったの。
その言葉を聞いた空くんは、「君のした事は正しい。悪いのはツリーの話をしたボクだ」って宥めた。
「ツリーが無くても、お祈りは出来るもの…ゴジラもその内解ってくれるさ」
二人の会話を部屋の扉越しに聴くゴジラ…時間が経って落ち着いた事で、彼の心にも後悔が宿ったんでしょうね。

その夜遅く、ベッドで眠るゴジラの耳元で、不思議な声が囁いた。
「どうして、うさぎを責めたりしたの?
 あれはゴミなんかじゃないんだよ
 もっとずっとステキなもの…
 明日、目が覚めたら、もう一回良く見てごらん」

朝早く目が覚めたゴジラが、昨日うさぎがゴミを入れて持ち帰った篭の中を覗くと、驚いた事に中身はキラキラ光るツリーの飾りに変わってたの!
更に、空くんがゴジラに作ってくれた張りぼてクリスマスツリーは、本物の大きくて立派なモミの木に――ビックリして思わず大声を上げるゴジラ。
その声で飛び起きた空くんとうさぎも、イブに起きた奇跡を見て、歓声を上げたわ。
ゴジラはうさぎに有難うとお礼を言い、空くんは早速モミの木に綺麗な飾り付けをしたの。

…つまり、あの森に棄てられてたゴミは、神様が空くん達を「試す」為の物だったのね。
もしも、うさぎがゴミを放置してたら…どうなったのかしら?

ちなみに、この回が載ってるコミックス第2巻には、もう一本クリスマス話が収録されてるわ。
「Xmasってなあに?の巻」ってタイトルで、通常のコマ漫画形式ではなく、絵本形式で描かれてる回なの。

「クリスマスってなあに?」――と生まれたばかりの小さな星が、空の上から訊きました。
「サンタクロースがプレゼントをくれるって意味だよ」と煙突掃除屋が答えます。
「ケーキを食べて、皆で楽しく遊ぶという意味に決まってる」と街のケーキ屋のおじさんが答えます。
「ごちそう沢山食べて良いよっていう事だよ」とキャンディ抱えた男の子が答えます。
「素敵なお洋服を着て、お呼ばれに行くっていう意味なの」とお金持ちの女の子が答えます。
「大売り出しの事ね」とデパートの綺麗なお姉さんが答えます。
「『クリスマス』と書いて『忘年会』と読むんだぞ!」と会社帰りにお酒を呑みに行くおじさん達が答えます。
…答えがバラバラで絞れない、と悩んでた小さな星に、
「神様のお誕生日だよ!!」との声が聞こえました。
答えたのはちょっと風変わりな三種類の小さな天使達。
「クリスマスってのは要するに、神様が我儘な私にも手を差し伸べて下さった様に、私が我儘なお友達にも手を差し伸べる事が出来ます様に――ってお祈りする日なんだ」

三種類の小さな天使達ってのは、空くんとうさぎとゴジラの事、この三人(?)は作者の良心の化身として描かれてるんでしょうね。

今夜紹介したどちらの話も、道徳的な内容にメルヘンな絵柄が、クリスマスに相応しいと感じられるの。
メリーも読んでて心がじんわり温かくなったわv

それじゃあここで5曲目のクリスマスソングを紹介、ヨゼフ・モールが作詞し、フランツ・グルーバーが作曲して生まれた、オーストリア発の世界的に有名なクリスマスキャロル――「Silent Night(きよしこの夜)」!
今年は日本バージョンを紹介、こちらを参考にして歌ってちょうだい♪
それじゃあまた明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【きよしこの夜】




聖し♪ この夜♪
星は♪ 光り♪

救いの御子は♪
馬槽の中に♪

眠り給う♪
いとやすく♪


聖し♪ この夜♪
御告げ♪ 受けし♪

牧人達は♪
御子の御前に♪

額づきぬ♪
畏みて♪


聖し♪ この夜♪
御子の♪ 笑みに♪

恵みの御代の♪ 明日の光♪
輝けり♪ 朗らかに♪



…メリークリスマス、びょりです。
「空くんの手紙」は子供の頃、叔母の部屋で読みました。
メルヘンな内容が、雑誌に載ってる他の漫画の中で、異彩を放ってた思い出。
大分昔の漫画という事で、再読するのに苦労しましたです。

今夜の写真はみなとみらい駅直結、横浜ベイホテル東急のロビーに飾られてたクリスマスデコレーション。
来た時丁度、結婚式挙げてました。

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2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2018年12月24日 17時12分34秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
いよいよ今夜はクリスマス・イブ!楽しいクリスマス・パーティーの準備は出来てるかしら?
御一人様でも大丈夫、ネットさえ繋がれば、見知らぬ世界の誰かとチャットが楽しめるんだから、良い世の中になったわ~。
そういえば今年の12月初め、ポケベルサービスを来年9月に終了するってニュースが流れたけど、貴方は「ポケベル」って知ってる?
ポケベル=ポケットベルは、無線呼び出しで相手にメッセージを送るシステムにより、携帯電話普及以前にヒットした小型通信機器の呼称。
ポーケーベールが♪ 鳴らなくてー♪…なんて歌が1993年日本レコード大賞新人賞に選ばれるくらい、当時の学生の間ではブームになったのよ~。
そのポケベルが、遂に日本で完全終了するなんて、諸行無常ねえ…。

「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第四夜目の今回紹介するのは、そのポケベルに纏わるクリスマスの奇跡物語。
やぶうち優女史著作、フラワーコミックス「新水色時代」3巻に収録された――「ひとりぼっちの季節」よ!

1991~1994年まで小学館が発行する少女雑誌「ちゃお」にて連載された「水色時代」。
真っ白な子供時代と青春時代の間、「水色時代」…ヒロイン河合優子が小学校高学年~中学校を卒業するまでの、主に友情や恋愛模様を描いた事でヒットした漫画は、その後も続シリーズが度々発表される等したの。
「新水色時代」はヒロインの河合優子が自分の水色時代を元に書いた小説って趣旨で、1996~1997年まで同雑誌にて連載されたリメイク作品。
ただ今回紹介する「ひとりぼっちの季節」は、「新水色時代」と銘打った単行本に収録されてるものの、作者の説明によると無印「水色時代」世界の物語らしいの。
ちょっと、ややこしいわね。
それと「ひとりぼっちの季節」では、河合優子でなく、親友の高幡多可子こと「タカちゃん」がヒロイン。
つまり、スピンオフ作品って事ね。
長い説明はここまで、こっからが本題である、「ひとりぼっちの季節」の筋書よ!

これはタカちゃんが、優子と親友関係になる前…小学校6年生時代のお話――その頃のタカちゃんはクリスマスが嫌いだった。
だって周りが賑やかで楽しそうで、余計に自分が独りな事を感じてしまうから。
タカちゃん家はパパママ共に忙しく、普段殆ど顔を合わせないの。
パパは単身赴任、ママは海外へしょっちゅう出掛けるほど売れっ子デザイナー、お陰で家の暮らしは裕福で、タカちゃんは欲しい物全部買って貰えてた。
羨ましいけど、何だか寂しそうな家庭ねえ。
タカちゃんはママからお土産買って貰う度に、クラスで見せびらかしては友達に分けたげてたので、彼女の周りには何時だって人の輪が出来てたの。
「いいなータカちゃんは!カッコ良いお母さんが居て、何でも買って貰えて」
そんな風にクラスの女子達から羨ましがられるのは快感、だからタカちゃんはママからのプレゼントを見せびらかす事を止められない。
今、タカちゃん達の間で欲しい物ベスト1はポケベル、今年のクリスマスプレゼントとして、親にお願いしてるコは多いの。
でも大抵の親は、「子供がポケベル持つのは早過ぎます!」なんて言って、買ってくれないんですって。
「タカちゃんの親ならポケベルだって買ってくれそう」って、クラスの女子の一人が羨望を籠めて彼女に言ったの。

学校が終わって家に帰ったタカちゃんを出迎えたのは、ママからの留守電メッセージ…これは何時もの事。
仕事で忙しいママは昼休み位しか電話出来ないから。
でも自分が学校に行って居ない時に連絡してくるママに、タカちゃん本当はすっごく不満を持ってたの。

次の朝タカちゃんは、未だ寝室で寝ているママの所へ行って、「ポケベル買って」って頼んだの。
そしたらママ、布団に潜ったまま「朝は起こさないでって言ってるでしょ…ポケベルね、ハイハイ」って、めんどくさそーに返事したのよ…遅くまで仕事して眠いのは解るけど、ママのこの態度はいただけないわ~。
案の定タカちゃんはムカッと来たようで、ドアを思いきり叩き付けて、学校へと出掛けたわ。
タカちゃんは年齢の割りにしっかりしてるから、パパやママの仕事が忙しい事理解してるけど、でも喋る時くらいちゃんと顔を合わせて、話を良く聴いて欲しいのよね。

そのまた次の朝、タカちゃんが目を覚ますと、枕元にはママからのメモと共に、ピカピカのポケベルが――ママ、私がお願いした通り買ってくれたんだ!!――タカちゃんは大喜び!
でも…ポケベルの下に敷いてあったメモを読んだ瞬間、彼女の嬉しい気持ちは一気に萎んじゃった。

「ポケベルです。PS.今日は起こさないでね、ママ」

…あ~~~これはダメよ!絶対ダメ!
ママったらどーして余計な一言添えるの~!?
ほら御覧なさい!タカちゃん怒りの衝動から貰ったばかりのポケベルを叩き付け――ないでグッと堪えたわ!!
タカちゃん偉い!!なんて出来た子なの!!
メリーだったら親だって説教しちゃう!
でもそうよね、欲しかった物買って貰ったんだもの、一時の衝動で壊したら勿体無いだけ。
その朝、早速タカちゃんは学校へポケベルを持ってって、何時もの如くクラスの女子達に見せびらかしたの。
「わーいいなータカちゃん、ホントに何でも買って貰えるんだァー」、皆そう言って羨ましがるもんだから、タカちゃんは益々得意な顔して言ったわ。

「番号教えたげるから、皆ベルしてよね!」

それからズーッと待ったのに、誰からもかかって来なかった…。
海外のお土産を気前良くあげる事で、クラスの人気者気分を味わってたタカちゃんだけど、自慢気に見せびらかす行為なんかは周りの女子から良く思われてなかったのね。
親しいと思ってた友達全員に番号教えたのに、ウンともスンとも鳴らないポケベルは切ないわ。
今も昔も友達問題の根っ子は同じね~。
ママも相変わらず自宅の固定電話の方に、「今日も遅くなるから戸締まりちゃんとしてね」なんて、留守電メッセージを入れてるし…。
「ベル買ったんだから、ベルの方に連絡すりゃ良いのに…!」、このタカちゃんの意見には、メリーも目一杯ミートゥーするわ!
ママったら、タカちゃんがどうしてポケベル欲しがったのか、理由を考えたりしないのかしら?
考える暇も無いほど、お仕事忙しいの?

――こんな事ならベルなんか買って貰わなきゃ良かった!
――だって、ベル持ってなかった時より、余計に独りを感じるじゃない…!

目に見える形で孤独を実感するのは辛いわよね…ツイッターで自分だけリプ返して貰えなかったり、ブログのアクセス数が少なかったりで、孤独感抱いちゃうとか有るわよね!
タカちゃん哀しみを堪え切れず、とうとうポケベルを路面に叩き付けて壊しちゃったの!
あああっ!!…その気持ち解るけど、買って貰って直ぐに壊すのは、やっぱり勿体無く感じちゃう…安くなかった買い物でしょうに。(貧乏性で御免なさい)

12月24日クリスマス・イブ、タカちゃんは壊したポケベルをママに見せた。
ママは、折角買ってあげたポケベルを、どうして壊したのか訊きかけて、でも「また買えば良いわ」って諦め顔で言うと、直ぐに仕事へ戻ろうとしたの。
タカちゃんのママは、タカちゃんがやる事を殆ど怒らないし、タカちゃんが欲しがる物なら何でも買ってくれる。
多分、仕事が忙しくて構ってあげられない引け目から、せめて物理的に子供を満足させようって親心からなんでしょうね。
でもママ、そういう行為って裏目に出るものよ。
だってタカちゃんが本当に欲しがってるのは、お金で買える「物」じゃないんだから。
「どーして何にも言わないのよ!?ママは、あたしの事なんか、どーだっていいんだ…!!」
壊れたポケベル持って走り出す…んじゃなくて、御免なさい、ここはギャグ挟むとこじゃないわよね(つい暗さに耐えられなくて;汗)…壊れたポケベル持って泣きながら家を出てったタカちゃん。

――何にも買ってくんなくていい!
――留守電のメッセージなんか要らない!
――クリスマス・イブくらい、家に居てよ、ママ…!

…タカちゃんは、ママにもっと一緒に居て貰って、話を聴いて欲しかったのよね。
でもママの仕事は理解してるから、我儘言って困らせたくなかったのよ。

日が落ちて暗くなり、雪がチラホラ降り始めた外を、タカちゃんは独り彷徨う…。
どうせ家に帰っても、仕事に戻ったママは、今夜も遅くまで居ない…外でも中でも彼女にとって独りなのは変わらないわ。
気が付いたら目の前の家の灯りを、ジッと眺めてた――そこはクラスメイトの河合優子ちゃんの家。
窓に映るタカちゃんの姿に気付いた優子ちゃんは、良かったら家に来て一緒にパーティーしようって誘ったの。
優子ちゃん家のホームパーティーには、お母さんにお姉ちゃん、彼女の幼馴染みで隣に住んでる長沼博士君も参加してた。

中学校に入って親友になるタカちゃんと優子ちゃんだけど、小学生の頃はあんまり仲良くなかったの。
タカちゃんなんて実は優子ちゃんの事嫌ってたわ。
優子ちゃんの、無自覚に他人から嫌われないようにしようって性格が、タカちゃんからすれば地味に苛ついたのね。
この時も何時もの彼女だったら、同情されてる様で、感じ悪く受け取ったかも。
でもこの時のタカちゃんは、心から温かい家庭に飢えてたんでしょうね。
優子ちゃんの誘いに応じて、彼女の家にお邪魔したタカちゃんは、遅くなるまで皆とトランプをして遊んだの。
『家に帰っても、どーせ誰も居ない…』

その時――ピーピーピー!って、ポケベルから呼び出し音が!!

『嘘!?壊れてる筈なのに…!』、驚いてポケベルを取り出し確認するタカちゃん。
けど、あいにく液晶画面が割れてるせいで、誰からの連絡か読めなかった。

――もしかして、ママから…!?

居ても立っても居られなくなったタカちゃんは、優子ちゃんの家を退出し、急いで自分の家へ帰ったの。
雪が静かに舞い降りる夜、帰宅したタカちゃんの目に映ったのは、誰も居ない筈の家に温かな灯りが点る光景。

クリスマス・イブをタカちゃんと一緒に過ごす為、ママは仕事を早目に切り上げて帰って来てくれたの。
そんなママからタカちゃんへの、今年のクリスマス・プレゼントは、母子でお揃いのPHSですって。

PHSって言うのはポケベル同様、携帯電話が一般に普及する以前に流行った、小型の無線通信機器を指しての名称。
こちらも2020年7月に個人向けサービスを終了するんですって…まったく、ここ30年余り、通信機器の流行り廃りが超高速過ぎて、メリー息切れしそう。

「これだったら、お昼休みにちょっとでも話せるでしょ?ポケベル壊れちゃったし、丁度良かったかもねv」
PHS片手にママはそう言って笑ったけど、あれ?でも待って、じゃあタカちゃんのポケベルに掛けたのは……
「さっきベルを鳴らしたのは、ママじゃないの?」

――ママじゃないなら、一体誰が…?

不思議に思うタカちゃんだったけど…きっとあれはサンタクロースがママの帰りを知らせてくれたんだって考える事にしたわ。
普段彼女はサンタの存在なんて信じない、多分あれは誰かの掛け間違い…でもあのポケベルのお陰で、タカちゃんは大好きなママと久し振りにクリスマスパーティー出来たんだもん。
一番欲しいものをプレゼントしてくれるなんて、サンタクロースみたいだって、タカちゃんは思ったのよ。

クリスマスは家族で仲良く…それが最も幸せな過ごし方じゃないかしら?
…ここで第4曲目のクリスマスソングを紹介、クリスマス・イブと言えばこれよね――「赤鼻のトナカイ」♪
歌はこちらを参考にしてちょうだい♪
明日はいよいよ聖クリスマス…また一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょ♪



【赤鼻のトナカイ】




真っ赤なお鼻の♪
トナカイさんは♪
何時も皆の♪
笑いもの♪

でも♪ その年の♪
クリスマスの日♪
サンタのお爺さんは♪
言いました♪

暗い夜道は♪
ピッカピッカの♪
お前の鼻が♪
役に立つのさ♪

何時も泣いてた♪
トナカイさんは♪
今宵こそはと♪
喜びました♪


真っ赤なお鼻の♪
トナカイさんは♪
何時も皆の♪
笑いもの♪

でも♪ その年の♪
クリスマスの日♪
サンタのお爺さんは♪
言いました♪

暗い夜道は♪
ピッカピッカの♪
お前の鼻が♪
役に立つのさ♪

何時も泣いてた♪
トナカイさんは♪
今宵こそはと♪
喜びました♪



…こんばんは、びょりです。
やぶうち優先生の絵を最初に見た時、竹本泉先生に似てるなって思いました。
今はすっかり少女漫画テイストに変わりましたが、ひょっとしたら昔ファンで影響受けたのかもなって。
「水色時代」は小学館発行の学習誌、「小学六年生」でも連載してたとの事。
小学生のお悩み相談的な内容が、雑誌のコンセプトにぴったり合致したのでしょう。
しかしこのタカちゃんスピンオフストーリー、パパの存在が希薄で気になる…。
ポケベルは自分の場合、結局持たないままで終わったので、どんな物かも良く解らない謎の機体です。
最近の流行り廃りほんと速過ぎ!

写真は横浜ランドマークタワーのクリスマスツリー。
今年は雪を降らせる演出付だったそうですが、私が行った時は残念ながら「やらない日」でした。



今夜は青鼻のトナカイ「チョッパー」の誕生日でもある。
チョッパー、ハッピーバースデー♪
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2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2018年12月23日 18時30分52秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今夜も来てくれて有難うv
ところで貴方は子供の頃、どんな風にクリスマスを過ごしたか覚えてる?
クリスマスケーキを食べてお祝いしてたかしら?
今はフレッシュなクリームを使ったクリスマスケーキが、コンビニでも買えるようになったけど、メリーの記憶では昭和50年代初め頃まで、日本のホールケーキの主流は、日持ちするバタークリームケーキだったわ。
今じゃバタークリームを使ったホールケーキの方が珍しいくらいね。
ちなみにホールケーキの上に蝋燭を立てる習慣は、15世紀のドイツから始まり、19世紀頃にアメリカで流行、日本へも太平洋戦争後に伝わったと言われてるわ。
ただドイツやアメリカではバースデーケーキのみで、クリスマスケーキにまで蝋燭を立てる習慣は日本だけで見られるみたい。

…話が横道に逸れてしまったわ、御免なさい。
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第三夜目の今回は、今年8月に逝去された、さくらももこ女史の著作「ちびまる子ちゃん」から、集英社刊りぼんマスコットコミックス第一巻収録――「まるちゃん町内のクリスマス会に参加するの巻」を紹介!

これから話す物語は、1970年代の静岡で小学生時代を過ごした作者=「まるちゃん」が、実際に体験した出来事だそうよ。
その頃まるちゃんが居る町内では、毎年12月23日に子供達を集めて、クリスマス会を行ってたんですって。
どうして24、25日じゃなく23日なのかって言うと、24、25日は各家庭で本格的にクリスマスをお祝い出来る様にっていう配慮みたい。
親しい友人達とやるんではなく、町内主催のクリスマス会なんてヤダー、めんどくさーい!と思っても、子供ながら近所付き合いにヒビが入らないよう、まるちゃんとお姉ちゃんは毎年参加してたんですって。
会場は町外れに在る神社敷地内の社務所…異教の神誕生を祝う会を神社で行うなんて、祀られた神様に叱られやしないか、メリー心配になるけど、まるちゃんの町内では、あらゆるイベントの会場に、神社が充てられてたそうなの。
そういう訳でイベント開催時、神社の社務所兼集会所に掛ける看板もマルチ対応求められてか、表には「クリスマス会」、裏には「盆踊り大会」なんて書かれてたり…ローカルイベント有る有るね。(笑)

ところで町内のクリスマス会って、具体的にどんな事するのかしら?
まるちゃんの漫画レポートによると、参加する子供達はプレゼントを1個持ち寄る決まりで、会場着いたら受付役の大人に渡すんですって。
子供達から集められたプレゼントは、大きな段ボール箱に一旦仕舞われるんだけど、その際使用する段ボール箱に「ナショナル・ステレオ」とか、家電の商品名が表記されてるのがエモいわv
会場は畳敷きで、参加者全員直に正座or体育座り、テーブルとか座蒲団とか、そんな気取った物広げるスペースなんて無いの。
何せ町内の子供達ほぼ全員が集められてるし…。
小学校の朝礼よりも雑然とした雰囲気の中、パーティー用の紙製三角帽子を被った司会役、「ミスターX」が無理めのハイテンションで登場し、いきなり始められるクリスマス会。
出し物は毎年恒例クリスマス劇「イエス様の誕生」――毎年町内の子供達総出で、クリスマス会の為に数日前から練習を行うんですって。
毎年、毎年、同じ出し物を……多分6年まで学年が上がる頃には、殆どの子供が粗方の台詞を喋れるようになってるんじゃないかしら?
ちなみにこの年まるちゃんに任された役はラクダの前脚部分で、お姉ちゃんはマリア様だったそうよ。
ただでさえ狭い部屋に舞台スペースを空ける為、会場は益々押し合いへし合い大混雑。
しかも全員参加の劇だから、観客の子供達は出番が来れば出演者に早変わり、「あ!次、オレの番だ!」、「次は私の番だわ!」なんて、ひっきり無く人が動くもんだから、オチオチ集中して観て居られないの。
そもそも練習中に何回も同じ場面観て、同じ台詞聞かされてるんだもの、新鮮味無くて少しも面白くない!――と言うのが子供達の正直な感想なのね。
それでも役員の大人達が観ている手前、子供達は真面目に一生懸命演じて、観客に戻れば熱心な拍手を贈ったの。
お楽しみ会の出し物の筈が、まるで任務を遂行するが如く、誰も彼も真剣で居たと言うから、想像すると笑っちゃうわね。
クリスマス劇終了後は、ジングルベルのBGMとともに、主役であるサンタクロースが、開いた襖向こうからお出まし~!

「ハーイ!ワタシガサンタデース!トオイクニカラヤッテキマーシタ!」

不自然な巻き舌はさておき、何故お面被ってるのサンタさん!?怪し過ぎて子供達ドン引きしてるわ~~!
しかもお面被ってるのに、その正体は近所の商店ミマツ屋の親父だって、早々と子供にバレちゃってるし。
所詮は町内イベントの哀しさで、大人も子供もその場に居る人皆、見知った顔なのよ。
ミマツ屋の親父…もといサンタクロースは、会場に居る子供達全員にプレゼントを配って回るんだけど、そのプレゼントの出所は、会が始まる前に、参加した子供達から集められた物。
それを闇雲に配って回るもんだから、男の子用の物が女の子に、女の子用の物が男の子に、最悪自分が贈った物が自分に返るパターンも起こり得るわけよ。

〆は皆で讃美歌をぎごちなく歌ってハイ終了…とまあパッとしない町内のクリスマス会だけど、近所の友達勢揃いで夜まで遊べるイベントを、まるちゃんもお姉ちゃんも、それなりに楽しんでた様よ。
この年まるちゃんには近所のおばさんが編んだ手袋、お姉ちゃんには腕に嵌めるパンダの縫いぐるみが、プレゼントとして当たったんですって、二人ともまあまあラッキーね。
その他、町内会から参加者全員共通のプレゼントも貰えるんだけど…
クリスマスだし、チョコかクッキーかなと期待した中身は、紅白饅頭だったって落ち。(笑)

子供の頃の思い出を大人になって振り返れば、懐かしさだけでなく小っ恥ずかしさが甦る…ちびまる子ちゃんを読んでると気付かされるわ。
天才さくらももこ先生の早過ぎる死を悼みます。

それじゃあここで三夜目のクリスマスソングを紹介するわ!
Santa Claus is Coming to Town――「サンタが町にやって来る」♪
歌はこちらを参考にしてねv
今夜はここまで、明日も一緒に楽しく歌いましょう♪



【サンタが町にやってくる】




さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

クリスマスイブを♪
指折り数えた♪
幼い思い出も♪ 今宵懐かし♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウンーー♪



…こんばんは、びょりです。
ちびまる子ちゃんはテレビアニメでしか観た事が無く、今回記事を書く為に今更読んだのですが、大変面白く読めました。
この漫画の面白さを文章で伝えるのは難しい…。
観察力って天性のものだとつくづく思います。
自分の小さい頃のクリスマスの思い出は、絵本で観た鶏の丸焼きが美味しそうで、親にねだって買って貰ったものの、美味しくなくて殆ど残したというものです。
今思い出しても勿体無い…あれ以来暫く鶏が苦手になりました。
クリスマスに食べるケーキも御馳走も、平成迎えてから随分美味しくなったのです。

写真は今年の池袋サンシャインでのクリスマスデコレーション。
小人のクリスマスタウンと、ミトンで飾られたツリーが可愛かったです。

    
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2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2018年12月22日 21時56分38秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今日は冬至、一年で最も夜が長い日ね。
暗闇は人恋しい気持ちを募らせるわ。
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第二夜目に紹介するのは、1987年~1992年まで講談社発行の「mimi(1996年12月に休刊)」にて連載された、鈴木由美子女史著、「白鳥麗子でございます!」より――3巻第16話「ケンタイ期,それはイケナイ」を紹介するわ!

ヒロインは超絶美人の御嬢様、でもタカビーで自己中でメッチャ思い込むタイプの白鳥麗子!
名前からしてセレブな彼女には、一途に恋する男性が居たの。
彼の名前は秋本哲也、地味目のルックス、高校時代はバスケ部で万年補欠と、割合冴えないタイプの男だったけど、麗子さんにとっては愛しのナイト。
でも麗子さんったら高校時代、意中の哲也から告白されたってのに、プライドの高さが邪魔して、「あなたと私じゃ釣り合わないわ!」なーんて断ってしまったのよ!
本当は幼稚園児の頃から片想いしてたくせに、素直じゃないんだから…
そうやって自分から断っときながら、諦めきれず東京の大学に進学した哲也追っ駆け、彼が下宿する安アパート隣の豪華マンションに入居までしちゃう麗子さん、凄いわ!立派なストーカーよ!
その後は彼女らしいズレた恋のアタックを繰り返すも、どうにか哲也のアパートで同棲するまでの仲に進展、だけど両想いになっても、やっぱり麗子さんは、哲也と周囲に振り回されたり、振り回したりする毎日だった…ここまでが前フリね。

本題はここから――12月の某日、某カフェにて、高校からの友人である京子ちゃんから、「最近彼と倦怠期なんだー」と愚痴話を聞かされた麗子さんは、空気読まずに「私と哲也なんて年中ラブラブの熱々よーvv倦怠期?何それww」なんてノロケちゃったの。
これにカチンと来ちゃった京子ちゃんは、「倦怠期は愛し合ってる二人に訪れる恋峠。その危機を乗り越えてこそ本物の愛を得られるんだから!」と、嘘盛り盛りでブチかましたのね。
その話を何時もの如く真に受けた麗子さんは、「私と哲也も早いとこ倦怠期迎えて、本物の愛を手に入れなくちゃ!!」と、勘違い作戦を開始。(ここまでが第15話「愛,それはケンタイ期」の粗筋)

折角ラブラブモードで落ち着いてるなら、わざわざ危機を迎えなくても良いのにって思うけど、世間知らず御嬢様の麗子さんの耳には、「倦怠期」って言葉の響きが大人びてて格好良く聞こえたのね。
麗子さんは倦怠期の先輩(…)である京子ちゃんが、当て擦りに他の男と付き合ってるのを見て、間女で波風立てる作戦を思い付いた。
そこへタイミング良く(?)やって来たのが、ライバル御嬢様「かきつばた あやめ」!
白鳥麗子御嬢様に名前もキャラも負けてない強烈さ、彼女こそ役に相応しいわ!と考えた麗子さんは、止せば良いのに自分と哲也が倦怠期だと話し、暫く代わりに彼と付き合ってくれるようお願いしたの。
話を聞いたあやめ御嬢様はニンマリほくそ笑んだわ、だって密かに哲也の事を狙ってたから。
あやめ御嬢様は、この時の麗子さんと自分との会話をこっそり録音していて、公園に哲也を呼び出し聴かせたの。

『哲也ったら、もう鬱陶しくて鬱陶しくてー』
『それじゃあ、あたくしが暫く哲也君と付き合ってあげましょうか?』
『そおねー、お願いしようかしら!』

「アイツ、腹では俺の事を鬱陶しく思ってたのか…!」、会話を聴かされた哲也はマジ切れ、ならお望み通りあやめ御嬢様と付き合ってやるよ、と家へ帰って麗子さんに報告。
…ちょっと~~二人とも他人の言葉をいちいち真に受け過ぎィ~~。
麗子さんは自分が計画した通りに倦怠期キタ━(゚∀゚)━!と御満悦、よーし!もっともっと盛り上げちゃうぞー!!と調子に乗って、会う人皆に「私の彼氏の哲也は今あやめ御嬢様とよろしくやってるのよ~」と触れ回った。

ところが麗子さん、街へ出て、ふと気付いたの。(てゆーか街まで出て触れ回ってたの!?)
世間の空気はクリスマスで、街にはカップルが溢れんばかり。
『もしかして、あたしってば、とんでもない時期にケンタイ期を盛り上げてしまったのでは…!?』と蒼褪める麗子さん。
そこへ追い討ちをかけるように、あやめ御嬢様が哲也と腕を組んで現れたの。

「まあ!御独り?
 まさかねー
 そんなワケないわよねー
 白鳥麗子ともあろう御人が、クリスマスに独りぼっちだなんて、そんな惨めなねー」

そう嘲り、哲也を脇に去って行く、あやめ御嬢様。
――嵌められた!!
鈍い麗子さんでも、遅かりながら、あやめ御嬢様の罠に気が付いたの。
『哲也の居ないクリスマスなんて嫌っっ!!』
漸く正気(?)を取り戻した麗子さんは、友人の伝から今夜あやめ御嬢様宅にてクリスマスパーティーが開かれるとの情報をキャッチ、招待されてもいないのに押し掛けた。
パーティーの参加客は全員カップルで訪れてたけど、哲也を奪い返そうと燃える麗子さんに、空気を読んで帰るルートは無し。
『フフフ…飛んで火に入る冬の虫ね、麗子…この機会に奈落の底へ堕としてあげてよ…!』
勇者麗子さんを迎え入れた、ホストで魔王のあやめ御嬢様の瞳が、妖しく光る。
あやめ御嬢様は、カップルで盛り上るツイスターゲームや風船割りゲーム、目隠しで手を握り恋人を当てるゲームを提案しては、ぼっちで居る麗子さんをネチネチ痛め付けた。
ゲームであやめ御嬢様のお相手をするのは哲也、恋人の様な熱々振りでプレイする二人の姿を見て、悲痛な声を上げる麗子さん。
「哲也は私の恋人よ!!!」
けれどその場に居る全員、冷やかな顔で、「今は哲也君、あやめさんと付き合ってるって、嬉しそうに言ったのは麗子じゃん」って返したの。
そう…そうなのよね…全て、麗子さんが自分で蒔いた種なのよ。
己の愚かさに気付いた麗子さんが、哲也の方へ顔を向けても、彼は目を合わせようとしない。
哲也の心が自分から離れてしまった――泣きながら外へ飛び出す麗子さん。
そんな彼女を哲也とその他友人達が慌てて捜しに行く…皆、案外友情に篤いのね、あやめ御嬢様まで麗子さんを捜しに後を追っ駆けてったのには、メリーちょっと感動。
実のところ、あやめ御嬢様は、本気で哲也を奪ってやろうなんて、思ってはいなかったのかも…?

町の明かりが離れて瞬く閑静な住宅街、お騒がせなお姫様は独り原っぱで、煌々と照る満月に願い事を掛けていた。

「ピアノも返します。
 小学校6年の時に貰った縫いぐるみも返します。
 中学の時に貰ったドレッサーも返します。
 高校の時に貰った毛皮も指輪も全部全部返します。
 だから…だからっ、サンタクロースさま、お願い!
 もう一度あたしに哲也君をください!!」

麗子さんの後を追って来た皆は、彼女の真剣な願掛けを聞いて呆然。
いくら今夜はクリスマスイブだからって、あの麗子さんが、サンタクロースへ真剣にお願いをするなんて…。
「あっきれたー!!あなた大学生にもなって、サンタが居るって信じてるの!?」と嘲笑うあやめ御嬢様に、麗子さんはむきになって「絶対に居る!!」って答えたの。
だって子供の頃からずぅぅっと、クリスマスの朝には枕元に、自分が一番欲しい物が置いてあったからって……つまり麗子さんは、大学生になった今でも、枕元にクリスマスプレゼントが置かれてるんでしょうね。
そして彼女が今、一番欲しいと思ってるものは、どうやら哲也に解って貰えたみたい。
「麗子が居るって言うんなら、サンタクロースは絶対居るさ!」と、優しく微笑む哲也。
無事に倦怠期を乗り越えた二人を祝福するように、トナカイのソリに乗ったサンタクロースが冬の夜空を駆けて行った――ってエエエエエ~~!!?

ビックリ仰天、ポカンと口を開けて、空を見詰めたままで居る皆に、麗子さんは「ほーらね!世界の白鳥麗子が居るって言えば、絶対居るのよ!お解り?」と言って、何時もの如く高笑いして見せたのよ。
ほーんと、へこたれない御嬢様ね~~。

さてここで今夜のクリスマスソングを紹介――「もろびとこぞりて」♪
元タイトルは「Joy to the World」と言って、アイザック・ワッツが作詞し、ローウェル・メーソンが作曲した聖歌。
今年は日本バージョンでお届けするわ♪
歌詞はこちらを参考にしてね!
今夜はここまで…また明日、一緒に楽しく歌いましょう♪



【もろびとこぞりて】




諸人こぞりて♪ 迎えまつれ♪
久しく♪ 待ちにし♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪

この世の闇路を♪ 照らし給う♪
妙なる♪ 光の♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪


平和の君なる♪ 御子を迎え♪
救いの♪ 主とぞ♪
褒め称えよ♪
褒め称えよ♪
褒め♪ 褒め♪ 称えよ♪



…こんばんは、びょりです。
実は「白鳥麗子でございます!」はドラマ版でしか観た事無い。
今まで3回もテレビドラマ化されてるとの事、白鳥麗子=タカビー御嬢様のイメージは世間的に強いかと。
しかし漫画版を今回初めて読んでみて、自分はヒロインを特にタカビーと感じず…タカビーさなら、同じレイコでも、「GS美神」のヒロイン美神令子の方が勝る気がします。
白鳥麗子さんの場合、タカビーよりも世間知らずさの方が、お騒がせ原因になってるよう思える。
哲也だって冴えないタイプと言う割りに、モテモテなとこは納得行かず。
麗子の態度に切れる度、他の女に行くくらいなら、別れろよおまえ、なんて読んでて少し苛ついた。(笑)

今夜の写真は横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケット入場門、今年は巨大「プリンテン(ドイツ伝統のクリスマス菓子、欧米で言うジンジャーブレッドマン)」像が仁王門の如く建てられてました。
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2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その1

2018年12月21日 22時22分42秒 | クリスマス
12月の魔法は町を御伽の国に変える。
煌めく色とりどりのイルミネーションと、ハッピーなクリスマスソングに誘われて、今年も舞い戻ったわ!
私の名前はミス・メリー、クリスマスに纏わるアレコレならお任せ♪
初めましての方は、この機会に名前を覚えてねv
今年初めに予告した通り、今回のテーマは「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」よ!
第一夜目は少女漫画界の哲学者、カーラ教授こと川原泉女史著作として、別冊花とゆめ1985年夏の号に発表された、『不思議なマリナー』を紹介するわ♪

現在高校2年生のヒロイン、白河綾乃さんには、長らく尽きぬ悩みが有ったの。
彼女の御父様は某製薬会社の重役で、御母様は著名なインテリアデザイナーで、30歳とやや年の離れた御兄様は某大学の助教授で、25歳の御姉様は新進気鋭のクラシックピアニストで、おまけに通ってる学校は選ばれし良家の御嬢様のみ入学が許される聖ミカエル学園で、当然彼女の御学友はみ~んなお育ちの良い御嬢様達…え?何処に悩む要素が有るのかって?
だって綾乃さん本人は、名前以外、至って凡人レベル。
頭も顔も性格も地味の極致ときてるのに、無駄に豪華絢爛な環境に棲息してるせいで、周囲から浮きまくってたの。
恵まれ過ぎる環境というのも、当人と周囲とで釣り合いが取れなきゃ、孤独の要因になるものよ
そんな綾乃さん唯一の趣味は、孤独なゲームの最高峰に位置付けられる「釣り」――フィッシング!
しかもこの道11年のキャリア、綾乃さんったら寧ろ孤独を積極的に受け入れ、悟りに昇華させるスタイル?
そんな逞しい所が如何にも川原泉チックヒロインで、メリー好ましく思っちゃうわ。

さて、と或る冬休み前の休日早朝、綾乃さんは絶好の釣り場を発見。
そこは彼女の言葉を借りるなら、潮通しの良いブッツケの潮表で、10年に一度の大穴場ポイントだった。
早速綾乃さんが釣糸を垂れ、アイナメを釣り上げた瞬間、見知らぬ若い男から声をかけられたの。
綾乃さんが発見したポイントは、この男性の隠し穴場だったらしいわ。
彼はアイナメ6尾と磯の王者イシダイを2尾釣り上げるや、携えてた包丁で忽ちの内に捌き、大皿2枚分の刺身盛合せを拵えると、気前良く綾乃さんにも御馳走してくれた。
突然現れ、11年のキャリアを持つ主人公の腕前をあっさり上回るなんて…少年漫画なら人生賭けた永遠バトルの始まりを予感してしまうわ。
でもこの作品はれっきとした(?)少女漫画だから、始まるのは恋のロマンス、とは言っても一般的少女像から食み出てる綾乃さんの中で、この時の男はまだ流離いの包丁人だった。

縁は奇なもの、その後も謎の釣り人兼包丁人と、度々顔を合わせるようになった綾乃さん。
互いに名乗って、休日は一緒に釣りを楽しむまで仲良くなったの。
30歳と言う年の割りに童顔な彼の名は「加納真之」、海上保安庁にお勤めでいらっしゃるんですって。
謎のマリナーの正体は超エリートだったのね!

更に縁は重なるもの、加納さんは御兄様が高校に通ってた頃の同級生で、当時は家にも遊びに来てたらしいの。
綾乃さんも実は会った事有るそうなんだけど、当時2、3歳位の年齢じゃ覚えてやしないわね。
その事実が知れたのは、綾乃さんが自宅で御兄様&御姉様と優雅なティータイムを過ごしていらっしゃった時。
御兄様と加納さんは高校3年間ずっと同級だったんですって、でも最初はあまり仲がおよろしくなかったそうなの。
何故なら、加納さんってば一見地味なのに、スポーツに勉強、何をやらせても御兄様を僅かの差で凌ぎ、渋~く勝ち続けたもんだから、それまで敗北経験無かった御兄様からすれば、目の上の瘤だったのね。

ところが或る日、御兄様がお弁当を忘れて途方に暮れていたら、加納さんが自分のお弁当を分けてくれたんですって。
その時驚いたのが彼のお弁当の中身で、朱塗りの二段重箱の一ノ重には御飯がぎっちり、二ノ重には魚をメインにした色とりどりのおかずが詰められており、加納さんが言うには今朝釣った魚を捌いて作ったんですって。
漫画とは言え超人が過ぎるわよ加納さん!こんな人メリーもお会いしたいわ!
話を戻して…お弁当の件以来、加納さんと御兄様は親友になり、卒業するまで親交が続いたそうなのだけど、加納さんが海上保安大学に受かって以降は付き合いがパッタリ途絶えてしまったんだとか。
きっと仕事が忙しいせいだろうと語る御兄様の瞳は寂し気だった。

綾乃さんは、次に加納さんと釣り場で会った時、御兄様が「転勤でこっちに戻ったのなら、また家へ遊びに来て欲しがってた」って伝えたの。
加納さんは、綾乃さんが高校時代の親友の妹だった偶然を知って驚くと同時に、「優美さんもそう言ったんですか?」とおかしな事を訊いて来た。
――「優美さん」?…何故、御姉様の名前が出て来るの?
――御姉様と加納さんの間にも、昔何か有ったのかしら?
ふと胸を過る不安、そのせいでこの日の綾乃さんの釣果は丸坊主という有り様。
一方の加納さんはウミタナゴ7尾…この日も優しい加納さんのお陰で、贅沢な磯料理を頂いた綾乃さんの一抹の不安は、当日の内に霧散したの。

寒さが一段と極まるクリスマス前の休日、すっかり加納さんに打ち解けた綾乃さんは、彼が釣りの時に何時も傍らに置いてるノートの存在に気付くと、こっそり開いて見てしまった。
いけないわ綾乃さん!御嬢様が持ち主の承諾無くノートを覗くだなんて!
でも加納さんのスーパー釣りテクを密かに羨んでた綾乃さんは、「恐らくノートに神技の秘密が書いてある筈!!」と考えたようなの。
師匠の技は積極的に盗めって言うものね♪
ところがノートに書いてあったのは意外にも釣り関係ではなく短歌、五七五七七の五句を形式とする和歌だった!
実は加納さんは釣りだけでなく短歌も嗜んでいたの、でもそっちの趣味の方は雑誌に投稿するもボツ続きな事も有り、誰にも内緒でいたんですって。
恥じらってノートを隠そうとする加納さん、そんな彼を綾乃さんは多芸多才だと素直に称賛した。
綾乃さんの言葉を受けた加納さんは、思わず涙をホロリと溢す程に感動。
初めて他人に認めて貰えた嬉しさに、「歌の道を捨てなくて良かった…!」と、自信を取り戻したのね。
加納さんにとっての綾乃さんが、釣り仲間から特別な人へ変わった切っ掛けかしら?
加納さんは綾乃さんに、クリスマスの日、釣りへ行こうと誘ったの。
誘われた綾乃さんは大喜び、だって毎年クリスマスは孤独に過ごすのが恒例になってたから。
ハイソな御学友達はクリスマスをヨーロッパで過ごすのが通例だったし、綾乃さんを除く家族はパーティーに呼ばれて居ないのがデフォルト。
綾乃さんにとってのクリスマスは、仏教徒な事を言い訳に、家で引篭もるだけの日だったの…今までは。(実は綾乃さんを含む家族全員が仏教徒らしいけどw)
でも今年のクリスマスは一味違う!有難う神様!

待ちに待ってた12月24日のクリスマス・イブ、家族が余所行きの格好で出掛けるや、綾乃さんは釣り道具を持って、意気揚々と約束の場所へ向かった。
早く来ないかなーと心浮き浮き…ところが来ない…何時まで待っても加納さんは来ない…
日が暮れかかる頃、港で待ちぼうけを食ってる綾乃さんの目の前に、綺麗に着飾った御姉様と、制服姿の加納さんが現れた。
親し気な様子で語らう二人を見た綾乃さんは大ショック!!
『どうして御姉様が加納さんと!?今日はお友達と御食事に行かれるって仰っていたのに…!』
この時、散らばっていた疑問の欠片がパズルピースに変わり、綾乃さんの胸の中で1枚の絵を完成させたの。
――そう言えば御姉様、御兄様から加納さんのお話を聞いている間、様子が変でしたわ。
――加納さんも「優美さん」って、親し気に御姉様の名前を出したりなんかして…
――ひょっとしたら御二人は元恋人同士で、本日こうして縒りを戻されたのでは…?
胸の内で全ての辻褄を合わせた綾乃さんは、二人に声をかける事無く家へ帰ってしまったの。

『加納さんの馬鹿!御姉様と今日、縒りを戻すくらいなら、どうして私を誘ったのよ…!』
可哀想に…綾乃さんは家で独り寂しくクリスマスケーキを1ホール分ヤケ食いした末、気分を悪くしてしまった。
対して、その晩遅くに帰宅した御姉様は、酒気を若干帯びて、大層御機嫌だった。
綾乃さんにとって最高になる筈が、最悪なまま終わると思われたクリスマスだけど、山は年が明ける前に動いたの。

御兄様がクリスマスを過ぎ安くなったケーキで、綾乃さんの機嫌を直そうとしてたそこへ、加納さんが会いにやって来たのよ!
加納さんは、御姉様ではなく、綾乃さんに用事が有ると、御兄様に告げたわ。
綾乃さんを前にした加納さんは、少し険しい顔で言ったの、「クリスマスに約束の場所でずっと待ってたのに、何故来なかったんですか?」って。
これには綾乃さん、鳩が豆鉄砲食らった様な顔をしてしまったわ…だってその言葉を言いたいのは、綾乃さんの方だったもの。

勘の良い人はお気付きだろうけど、つまり綾乃さんは12月24日、加納さんは12月25日に待ち合わせの約束をしたと思い込んでたわけ。
クリスマスに対する認識の違いが、二人の擦れ違いを生んだのね。
携帯が無い時代にはよく見られるトラブルだったわー。
でも加納さんと御姉様がイブに会ってた件は、どう捉えれば良いのかしら?
そこへ全ての誤解を解消しようと、御姉様が説明しにやって来た。
実は御姉様、中学1年生の頃、加納さんにラブレターを渡して告白したものの、丁重に断られた事でカッとなり、「もう、お家に来ないで!!」って言ってしまったそうなの。
子供らしい我儘から発した暴言を、御姉様は十数年来、後悔してたんですって。
加納さんが転勤で戻って来た話を綾乃さんから聞いた御姉様は、蟠りを無くそうとイブに会って謝罪したというわけ。
御兄様は加納さんが、お子ちゃまだった御姉様から言われた言葉を、律儀に守って家に遊びに来なくなった事を知り、大いに呆れたわ。
でも年下の者にも誠実な所が加納さんらしいと、綾乃さんには好ましく映ったの。

お正月、加納さんはクリスマスの時の埋め合わせに、綾乃さんを釣りに誘ってくれた。
二人は釣って食べて楽しい新年を迎え、加納さんは短歌も詠んだ。
「初春や ボラもスズキも 出世魚 縁起が良くて 味秀でたり」

…と、粗筋書けば割りとよく有る王道少女漫画だけど、実際に作品を読めば印象が大分変わる筈よ。
川原女史の哲学的な言い回しと惚けた絵柄が、普通の少女漫画チックな内容を、普通でなく読ませるの。
どういう意味か知りたい人は、是非一度読んでみて!
それにしてもクリスマスと正月を釣りして迎えるなんて個性的な楽しみ方、メリーも試してみたいわ♪

さて、ここでクリスマスソング1曲目を紹介――「ジングル・ベル」♪
1857年にジェームズ・ピアポントが作詞・作曲した歌で、元々はクリスマスに関係無く、冬のソリ遊びの楽しさを歌ったものなの。
今年は日本語版の歌詞を紹介――こちらを参考にしてね。
釣りとソリ、一文字違いだけど、似てるって思わない?なーんて♪
それじゃあ、また明日、楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【ジングル・ベル】




走れソリよ♪ 風のように♪ 雪の中を♪ 軽く早く♪
笑い声を♪ 雪に撒けば♪ 明るい光の花になるよ♪

ジングルベール♪ ジングルベール♪ 鈴がー鳴るー♪
鈴のーリズムに光の輪が舞うー♪

ジングルベール♪ ジングルベール♪ 鈴がー鳴るー♪
森に♪ 林に響きながら♪


走れソリよ♪ 丘の上は♪ 雪も白く♪ 風も白く♪
歌う声は♪ 飛んで行くよ♪ 輝き始めた星の空へ♪

ジングルベール♪ ジングルベール♪ 鈴がー鳴るー♪
鈴のーリズムに光の輪が舞ーうー♪

ジングルベール♪ ジングルベール♪ 鈴がー鳴るー♪
森に♪ 林に響きながら♪

森に♪ 林に響ーきーなーがーらーー♪



…こんばんは、びょりです。
毎度御無沙汰しており済みませぬ。
毎年律儀にここへ戻って来るミス・メリーは偉いなあ。
ハウステンボスの件等、気になる事は多いですが、正月過ぎに回すとして、今年もミス・メリーからのクリスマスプレゼントをお楽しみ頂ければ幸いです。
川原泉作品の真骨頂は言い回しに有ると思います。
「性格破綻――つまり性格が破れ綻びている」とか。
私のお薦めは食み出し御嬢様トリオが活躍する「笑うミカエルシリーズ」、映画化もされて舞台にハウステンボスが選ばれました。
実は虫の知らせか割りと最近ハウステンボスに遊びに行きましてね…その際のレポは年明けに。
それにしても、夏の号用にクリスマスの話を描く、川原泉先生のマイペースさよ(笑)。

今回の写真は横浜ランドマークタワー入口に飾ってあったレゴサンタ像、83,250個ものレゴブロックで造られてるそうです。


↑これもレゴブロックで出来てます。
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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その12

2018年01月01日 23時47分57秒 | クリスマス
ハッピーニューイヤーーー♪♪――タイトルは2017年のままでも、遂に明けたわ2018年!
2018年の初日の出に貴方は何を願ったかしら?
…寝坊したから何も願ってない?
いけないわ~新年の初めから、そういう怠惰な生活してちゃ!
十二夜の間しか活躍しないメリーなんか超夜型人間で、夕日が沈むとともに起き、朝日が昇るとともに寝るんだから。
「少年&青年漫画に登場するクリスマス・シーン」第12夜目、新しい年の幕は、この男のメスで切り開いて貰いましょう――「ブラック・ジャック(BLACK JACK)」!

「ブラック・ジャック」は秋田書店が発行する週刊少年チャンピオンに、1979年1月15日~1983年10月14日号にかけて不定期連載された、手塚治虫氏の代表作。
医療漫画の先駆けになった作品で、今でもスーパー・ドクターの代名詞的に、「ブラック・ジャック」の名前が使われたりするわ。
また、医療漫画に限らず、他漫画家作品やドラマにまで、「ブラック・ジャック」にインスパイアされた様なキャラが、今でも度々登場するわ…例を挙げれば「ONE PIECE」のドクトリーヌくれはとか、テレビ朝日放送のドクターXとかね。

継ぎ接ぎの顔に白黒の髪、夏でも黒コートを手放さない天才外科医「ブラック・ジャック」。
医師免許を持たず、何処の病院にも属さないアウトローな医師だが、手術の腕は超一流。
ミイラだろうが宇宙人だろうが手術してしまう神業で、成功すれば高額の料金を徴収する。
本名は「間黒男(はざま・くろお)」と言うが、世間は彼の事を「ブラック・ジャック」と呼ぶ。

およそクリスマスに似つかわしくないヒーローに思うでしょ?
でも実は在るのよ…今夜紹介するのは、秋田書店発行の週刊少年チャンピオンコミックス6巻に収録されている、「ブラック・クイーン」よ!

女医の「桑田このみ」は難手術を次々こなすと評判の一方、患者の患部を眉一つ動かさずに切り刻む、冷酷なドクターと揶揄されてもいる。
手術を成功させる為なら、患者の腕だろうが脚だろうが、犠牲にする事も厭わない…その思い切りの良さ故に、女版ブラック・ジャックという意味で、「ブラック・クイーン」の異名を付けられてしまう。

そんな彼女にも、将来結婚を誓い合う恋人が居た。
クリスマスの1週間前、レストランでのディナーの席で、このみは恋人のロックから、結婚したら医師の仕事を辞めるように頼まれる。
病院を訪ねたロックは、このみへの陰口を耳にした。
美しいこのみの、おぞましい仕事振りを聞いた彼は、医師としての彼女に嫌気が差したのだ。
「『ブラック・ジャック』って冷酷なメスの鬼が居るんだってね。
 君はそんな男の女版に例えられてるんだよ」
他人に何を言われたって気にしない…けど恋人の彼にまで、自分の誇りをかけた仕事を否定されるなんて…!
激しい怒りと悲しみに襲われたこのみは、食事の途中でテーブルを立ってしまう。
恋人のロックと喧嘩別れしたこのみは、梯子酒の末に入ったバーで、自分の仇名の元である男、「ブラック・ジャック」と偶然出会った。
片隅で独り酒を飲むブラック・ジャックに、悪酔いしていたこのみは馴れ馴れしく握手と会話を求める。
「あなたって冷酷でクールでメスの鬼で人でなしだと思われてるんですって?
 私も同類よ!!」
初対面の彼女は見るからに自棄酒あおって泥酔し切っている…ブラック・ジャックが「手術のミスでも有ったのかね?」と訊ねると、彼女は小馬鹿にするようにケラケラと笑った。
「何言ってんのよー、産まれて一度だってミスした事無いんだから!!」
私、失敗しないので(違)――と豪語した彼女は、呆気にとられる店主とブラック・ジャックを置いて、店を出て行ってしまった。

それから間も無く、このみが勤務する病院内に、彼女の恋人の噂が拡がった。
医師や看護婦の間で「あんな冷酷な女じゃ、男が直ぐに逃げ出すだろう」と囁かれていたそこへ、このみの恋人ロックが、工事場でクレーンに挟まれ重傷を負ったとの連絡が入る。
このみの目の前が真っ暗になった――しかし気丈な彼女は、彼の命を救う手術を、自身が受持つ事を決意する。
だがX線写真を見たこのみは天を仰いだ――骨が砕けている上に、血管が滅茶苦茶、神経も切れている…!
とても整復は出来ない、切断してしまう他は無いと、同院に勤務する医師達は匙を投げた。
周囲は「ブラック・クイーン」が恋人の身体でもズバッと斬れるか、野次馬気分で見詰めている。
「切れない…私には切断出来ない、どうしたらいいの…?」、絶望からくずおれるこのみ…そこへブラック・ジャックが彼女に会いにやって来た。
「明日はイブですよ…クリスマス・プレゼントを持って来た。ジャックからクイーンへ、それから…」と言って、コートの裏ポケットから手紙を取り出そうとした彼だが、彼女の顔色が蒼白な事に気付き、手を止める。
このみは、ブラック・ジャックに尋ねた。
「あなたにもし恋人がお在りで、その恋人の命に関わる時、あなたは遠慮無く手でも脚でも、お切りになる?」
「切りますね」
「恋人が身体障害者になっても?」
「私は医者ですよ。医者の診断に恋人もイカの頭も有りませんな」
「そうね…フフフ…やっぱりあなた冷静な方ね」
膠も無く答えるブラック・ジャックに、このみは「自分はこの人にはなれない」事を思い知る。
自分は「ブラック・クイーン」なんかじゃない…ただの女…このみの中から、手術する意欲が消失した。
「先生…医者って独りぼっちで寂しいものですわね」

…そうね、医者は患者の病気や怪我を治療するのが仕事で…為す事全ての責任を負わなきゃならないんだもの…そのメスに他人の命と一生が懸かってると思えば重いわ…。
もし失敗したとして…医者の存在意義が問われる事になるんだもの。

患者がこのみの恋人と知り、その様子から手術は無理と悟るや、ブラック・ジャックは彼女を睡眠薬で眠らせてしまう。
その隙に、彼は神業のメス捌きで、手脚を切り落とす事無く、手術を完了した。

次の日の朝、このみが起きるとブラック・ジャックの姿は既に見えず、彼女の恋人は五体満足で寝台に眠らせられていた。
ブラック・ジャックの出現に全く気付かずに居た院内の医師達は、この奇跡的な手術をこのみ一人の手で行ったのかと驚愕する。
「切らずに治されたなんて信じられません!」
「奇跡だって皆話し合ってた所ですよ」
「奇跡と言えば、今日はクリスマス・イブでしょう」
「患者にとっては脚が贈り物になったんですねェ!」
「私じゃないわ、誰が…オペをやったか知ってるわ…」
無事に生還した恋人を抱く、このみの目から涙が溢れる。
この得難い贈り物への感謝を、彼女は神では無く、ブラック・ジャックにした。

街に流れるジングル・ベルの調べ…一人きりで通りを歩くブラック・ジャックは、このみに渡しそびれた「ジャックからクイーンへ」の手紙を、ビリビリに破り棄てるのだった。


…つまりアレね?ブラック・ジャックが失恋したって話なのね?
ちぇんちぇ~にはピノコちゃんという奥さんが居るじゃないの!
浮気は駄目らわさ!
クールなイメージのブラック・ジャックが、ラブレター渡そうとして、あっさり失恋するってのがレアで面白いわね。

さて…今回最後のクリスマス・ソングを紹介するわ、ラストワンは勿論これ!――「We Wish You A Merry Christmas」!
16世紀のイングランド西部で歌われていたっていう、伝統的なクリスマス・キャロル。
歌詞は複数のパターンが在るの。
今回はこちらを参考にしてね。

12月21日から今日まで、十二夜お届けして来たメリーのクリスマス話は、今夜でお仕舞い。
今回を振り返ってメリーが感じるのは、少年漫画でクリスマスが描かれる場合、何時もの作品のテイストと異なる話になりがちって事。
主役より脇役が活躍したり、主役が出ずにゲストが活躍したり、主役が本来の仕事(?)をしなかったり、話そのものが番外編っぽかったり…クリスマスの持つ「特別」なイメージがそうさせるのかしら?
2018年度のメリーのクリスマス話は、「少女漫画&女性漫画に登場するクリスマス・シーン」を紹介予定よ。
今度はどんな傾向が見えて来るかしら…?

今回もクリスマスから新年までのお付き合い有難う!
街にクリスマス・ソングが響く頃、メリーはきっとここへやって来る。
最後のクリスマス・ソングに乗って、一先ずのお別れよ!
また次回のクリスマスに会いましょう♪



【We Wish You A Merry Christmas(クリスマスおめでとう)】




We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

Good tidings we bring to you and your kin♪
Good tidings for Christmas and a happy New Year♪

Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
And a cup of good cheer♪

We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
So bring it right here♪


We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

Good tidings we bring to you and your kin♪
Good tidings for Christmas and a happy New Year♪

Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
And a cup of good cheer♪

We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
So bring it right here♪

We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪


【訳】

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

良い知らせを持って来たんだ、貴方と、貴方の家族に
クリスマスが来たんだ、そして新年おめでとう

早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
それから、ちょっとした御馳走も

食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
ほら、だから早く持って来て


クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

良い知らせを持って来たんだ、貴方と、貴方の家族に
クリスマスが来たんだ、そして新年おめでとう

早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
それから、ちょっとした御馳走も

食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
ほら、だから早く持って来て

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも



…明けましておめでとう御座います、びょりです。
今回は正直余裕が無くてヤバかった…でも何とかやり遂げたよ…いやメリーさんが。
有難う、メリーさん、感謝を籠めて本来の十二夜が明けるまでは、ブログをこのままにして置きます。
また次回も…来るんですか?そうですか…。(汗)

「ブラック・ジャック」って、手塚作品のこれまでのキャラ全員集合してのスターシステム漫画だったそうで。
CLAMP作「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE」と同じって聞いて、あの時代にそんな斬新な描き方してたのかと驚嘆致しました。
全ての道は手塚に通ず…誇張じゃなかったんですね。

今夜の写真は横浜山手西洋館の内の1軒、横浜市イギリス館……に飾られていた、クリスマス・プディング…のサンプル。
今回の歌詞に合わせて。
それでは皆様、今年も宜しくお願い致します。

【完】
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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その11

2017年12月31日 18時11分35秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
いよいよ1年が終わるわねェ~今年は貴方にとって良い年だったかしら?
来年は…取敢えず今年より暖かくなれば良いと思うわ。
寒かった1年を締め括る様に、今日なんか東京では雪が降ったそうよ!
メリー北国出身だけど、寒いのは苦手なの…。

「少年&青年漫画に登場するクリスマス・シーン」、第11夜目に紹介するのは――大晦日だよ!「ドラえもん」!!
以前は大晦日恒例テレビ番組の1つだったわね。
1970年頃~1996年まで、小学館発行の月刊学年誌「よいこ」・「幼稚園」・「小学一年生」~「小学六年生」等で連載。
当時の作者名義は「藤子不二雄(藤本弘氏と安孫子素雄氏のユニット名)」で、現在は「藤子・F・不二雄(藤本弘氏)」名義…な事はよく知られてるわね。
未来からタイムマシンに乗って、やって来た狸、もとい猫型ロボットの「ドラえもん」が、勉強も運動も苦手な小学生「野比のび太」を助けようと、お腹の四次元ポケットから未来の道具を出しては、ご近所を巻き込む大騒動に発展する物語。
1979年2度目のテレビアニメ化が大ヒット(1度目のテレビアニメ化は1973年に日本テレビで放送)…以来ずっとテレビ朝日で放送中の国民的長寿アニメ。
タケコプター、どこでもドア、机の引き出しの中のタイムマシン…貴方も昔憧れたんじゃないかしら?

その「ドラえもん」の中より今回紹介するのは、小学館てんとう虫コミックス8巻に収録されている、「マッチ売りのドラえもん」!

楽しいクリスマス・イブなのに、のび太の心は憂鬱…。
理由は同じ組の憧れの女の子、しずちゃん(本名:源静香)の家での毎年恒例クリスマス・パーティーで、隠し芸をやらねばならないから。
芸事に疎い彼としては出来れば遠慮したい、でもクリスマス・パーティー自体は行きたいし、行ったからには隠し芸をやらないとクラスのガキ大将ジャイアン(本名:剛田武)に怒られる。
そこで何時もの如くドラえもんに、何か良い知恵無いか訊きに行くと、ドラえもんも心得ていて、事前に考えてくれていた。
「この本読んでみな」と差し出したのは、アンデルセン作「マッチ売りの少女」の絵本…今更ァ?と思ったのび太だけど、取敢えず頁を開いてみる…。

「マッチ売りの少女が、こごえそうになって、マッチをすりました。
 光の中に、あたたかいストーブが…おいしそうな食べ物が…クリスマス・ツリーが…大好きだったおばあちゃんがあらわれました――
 
 ――そしてマッチ売りの少女は、おばあちゃんにだかれて、天へとのぼり…」

「…何べん読んでも悲しい話だなァ」と涙を流すのび太に、ドラえもんは驚きの事実を告げた。
「実はこれ本当に有った話なんだ。
 未来の世界から、タイムマシンで昔へ行った人が、『ドリームマッチ』を落として来たんだ!それを少女が拾ったんだよ」

…へ~知らなかった…マッチ売りの少女って、ノンフィクションだったのね――ちょっとちょっと~~!!実しやかに嘘吐くわねェ~。
「マッチ売りの少女」はデンマーク出身の童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの作として1848年に発表された、れっきとしたフィクションなんだからァ~とツッコミする間も無く、ドラえもんは四次元ポケットの中より「ドリームマッチ」を取り出したの。(ここ、頭の中で例の効果音流してね♪)

「ドリームマッチ」とは、心に思ってるものを映し出すマッチとの事。
「これで皆が思ってる事を次々当てれば、良い隠し芸になるんじゃない?」と、ドラえもんはのび太に言った。
出されれば早速試したくなるのがのび太――シュッとマッチを1本擦ると、モデルガン、双眼鏡、車のプラモデル等が、炎の中に浮かんだ。
「何だ、これ?」
「今年のクリスマス・プレゼントに、ぼくが欲しいと思ってる物!」

良い機会なので、パパやママが今年クリスマスに何をくれる積りか、探りに行くのび太(とドラえもん)。
居間で寛ぐパパの前でドリームマッチを擦ってみる――すると炎の中に浮かんだのは、大きな目覚まし時計。
当てられたパパは、「これでもう寝坊しなくて済むだろう」と言った。
ガッカリしたのび太は、今度はママの前でドリームマッチを擦ってみた――炎の中に浮かんだのは恐怖のゲンコツ!
「火遊びはいけません!!」と叱られた2人は、一目散に逃げ出した。

夕方、のび太とドラえもんは、ママに帰りが遅くなる事を告げて、しずちゃんの家に出掛けた。
のび太達が出掛けた後、パパはママに「折角のクリスマス・イブなのだし、久し振りに夫婦水入らずで、映画でも観に行かないか?」と誘った。
パパの言葉に大喜びで頷くママ。

一方、のび太は道々ドリームマッチを擦って遊んでたせいで、まだしずちゃんの家に着いていなかった…ドラえもんに「遅刻するぞ!」と急かされ、目的地へ向かう。
すると今日のパーティーに参加する筈の友人達が、ゾロゾロ道を戻って来るのに出くわした。
「実は…」と、金持ちボンボンのスネ夫(本名:骨川スネ夫)が、訳を話そうと口を開く、そんな彼にのび太は「当ててみせるから!」と言って待ったをかけた。
ドリームマッチをシュッと擦る――炎の中に浮かんだのは、熱を出してベッドに寝ている、しずちゃんの姿…そうか、それでパーティーは取り止めたのか、と合点がいくのび太。
折角隠し芸を用意したのに~とガッカリしたものの、パーティーの招待者が病気じゃ仕方ない。

外は木枯らし吹いて寒いから、早く家に帰って暖まろう…と、のび太とドラえもんは引き返した…が、自宅に戻ってみれば鍵が掛かってる!!
どうやらパパとママは出掛けたらしい。
門の前で震えながら待つも、パパとママはなかなか戻らなかった。
お腹も減って来たし…クリスマスだってのに、何て悲惨なんだ!!
「そうだ!あのマッチで暖まろう…!」
2人は鼻水垂らしながらドリームマッチを擦り続け、考えられる限りの暖かい&温かい物を思い浮かべる。
ストーブ…湯たんぽ…暖炉…焚き火…ラーメン…大火事…
「…マッチ売りの少女の気持ちが解るなァ…」と呟くドラえもんだった。


…2人とも、大火事は倫理的に不味いんじゃないかしら?(笑)
でも思い浮かべずに居られないほど寒い状況なのが良く解ったわv
のび太君は珍しくジャイアンに虐められず、スネ夫に馬鹿にされず、しずちゃんに嫌われもせずに済んだけど、悲惨なクリスマスに終わったわね~。
ちなみに「マッチ売りの少女」は、作中にクリスマス・ツリーが登場する事で誤解されがちだけど、クリスマス・イブの話ではないの。
詳細は以前の記事を読んで頂くとして…実は大晦日の話なのよ。

という訳で今夜紹介するクリスマス・ソングも、英語圏では大晦日に歌うのが慣わしになってる、「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」――ではなく、今回はその日本バージョン「蛍の光」!
スコットランド民謡が原曲の「Auld Lang Syne」は、再会した旧友と思い出話をしながら酒を酌み交わす、という詞の内容…ところが日本に渡り、稲垣千頴氏が詞を作ってあてた「蛍の光」は、卒業式やデパートの閉店時等で頻繁に流された為に、再会とは逆の「別れ」のイメージが強く染み着いてしまったの。
でも今の日本でも、大晦日恒例のNHKテレビ番組「紅白歌合戦」のエピローグや、ディズニーランドのカウントダウンに使われたりしてるわね。
歌はこちらを参考にしてちょうだい♪
それと英語バージョンの方も貼っとくから聴いてみて♪
それじゃあ皆、良いお年を迎えてね♪



【蛍の光(Auld Lang Syne)】




蛍の光♪ 窓の雪♪
書(ふみ)読む月日♪ 重ねつつ♪
何時しか年も♪ すぎの戸を♪
開けてぞ今朝は♪ 別れ行く♪

止まるも行くも♪ 限りとて♪
互(かたみ)に思ふ♪ 千万(ちよろづ)の♪
心の端を♪ 一言に♪
幸(さき)くと許(ばか)り♪ 歌ふなり♪



…こんばんは、びょりです。
今日は間に合ったぞ…!
今回は何となく英詞で全部通そうかと思ったのですが、東京に雪が降ったもんで…「窓の雪」~♪って事で、そっちを取り上げました。

ドラえもんは今も大晦日に放送してるけど、枠が夕方に移ったようで…。

今夜の写真は上野駅にパンダツリーと共に飾ってあった、でっかい熊手。
クリスマスに歳末に正月にと、日本の街は忙しい。
では皆さん、良いお年を~!

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