kotoba日記                     小久保圭介

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原爆

2009年08月06日 | 生活
今日は64年前、
原爆が広島に落ちた日です。
風化してきたように思います。
友人の明彦君は、
もう被爆者の年齢が高くなってきたしね、
と言いました。
そのうち忘れてしまうのかも、
と言いました。
そうかもな、と思います。
それでも、
自然に、忘れられていくのを、
くい止める発言があります。
まずひとつは、
オバマ大統領の核廃絶への意志、
それと、吉永小百合さんに、
今日の式典に来てほしい人は誰ですか?
と記者が数年前に訊いた時、
「ブッシュさんです」
と答えたという記事。
今年、オバマ大統領が式典に来たら、
それは凄いことだ、
と僕は密かに思っていました。
テレビで見る核実験の映像は、
直接に原爆の浮ウを、皮膚感覚で、
疑似体験させるに有効ですけれど、
いかんせん、数分後には、
他事を考えているのが常。
それでも、
8月6日という日は、
映画「桜の国 夕凪の街」という映画を思い出させますし、
吉永小百合さんたちの活動を思いますし、
劣化ウラン弾がイラクの民に降ったことを、
まだ僕らは憶えています。
そして、
アメリカの最高責任者が、
「自分が生きている間には、不可能だが、核廃絶への努力をする」
と言ったことに、
世界の市民が、
その発言を支えるのは、
私たちである、
と言っていて、
今年の8月6日は、そして長崎9日は、
去年までとは違う、
何か現実味を帯びた核廃絶への、
希望の道に、
みんなが光を見たような気がして、
少なくとも僕は、
もしかしたら、
本当にそういう動きに、
世界が向いていく、いるのかもしれない、
と思いました。
映画を観ると、
原爆というものは、
間違っても二度とあってはいけない、
ということだけは、判ったような気でいます。

コメント (2)
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