kotoba日記                     小久保圭介

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冷蔵庫様

2008年10月01日 | 生活
朝、冷蔵庫がうなっていました。
今まで聞いたことのないうなり声なので、
ああ、新しい冷蔵庫になったのだな、
と小さく感動もしました。
で、
冷凍庫を開けてみると、
氷ができています。
まるで、ニワトリが卵を産むみたいに、
です。
僕は今まで冷蔵庫の氷に親しんできました。
でも、それは幼い時から今日まで、
小箱に水を入れ、氷サイズの枡が、
必ず小箱に付いていたそれです。
ところが、
夜な夜な、
ココン、と音を出して、生まれていた、
この氷たち。素晴らしい。
僕の知らないところで、
いろんなことが起きているのです。
感無量。買って良かった感激的な朝。

朝は雨が降っていて、
曇り空になって、
午後からもの凄く晴れました。
寒さのため、着込んでいた服を脱いでは、
汗をかいています。
うーん、先日は、最高気温が16度、
今日は26度とかだと思うと、
この気温差で、体温調節が間に合いません。
西の空、遠くに積乱雲が出ていたし、
北の空にも、夕方、積乱雲が出ていました。
秋から冬へと思っていた矢先、
夏の戻りの日でした。

オジ家ではぶどうが食卓に出るそうです。
そこで、オジが一句ひねっていました。

「ぶどう食べ 皮まで食べる 君の顔」

フランス語、英語ベラベラの奥さんは、
「皮まで食べます」と卓上で言うそうです。

僕は俳句に暗いですけど、
良い句だな、
と思いました。
面白いのは、
僕が作った句をオジが手帖に書いて、
持って帰ったら、
歌会のように、
奥さんが朗読するという話。
「ぶどうたべえええええええええええええええええー」
と、
「長いんじゃあよおおぉ」
と楽しそうに奥さんを語る、オジです。


お昼休み、弁当を食べながら読んでいた本、
「宮沢賢治°チ異の想像力 その源泉と多様性」を読み終えました。
各国の研究者の研究発表の本です。
僕には、最初に読んだ箇所、
高橋源一郎の講演が一番面白かったので、
夜、もう一度読み直して、読了としました。
未読な作品が多すぎる僕には、
ちょっと早い本の内容だったと思いますけど、
判らないなりに楽しめた本でした。
「銀河鉄道の夜」と「風の又三郎」だけは、
時間を作って、絶対に読みたいと思いました。
普通、小学生あたりで読んでいるはずですけど、
本がもの凄く嫌いだった(今でも、たぶん)ので、
二作とも、抜けてしまっているのです。
じゃあ、何故読むんだと訊かれたら、
面白いからです。
矛盾しているけれど、それが本当。
勉強が嫌いだった、という言い方が正しいです。

コメント
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