kotoba日記                     小久保圭介

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春一番22

2008年05月04日 | 生活



コンサートが終わって、
僕らは難波で晩ご飯を食べました。
地下街の店で、ドイツ料理が基本らしいけれど、
普通のハンバーグだったし、普通のカレーだったし、
ピザもパスタも、普通でした。
それから、近鉄電車に乗って、
帰名しました。
名古屋駅に着くと、
11時をまわっていて、
外は小糠雨。
僕は自転車で家まで帰りました。

ふちがみとふなとの「アワ フェイバリット ソングス」を、
会場で買いました。
そのCDの紙にもらったのは、
渕上さんと船戸さんのサインです。
めでたい。うれしい。
一生、ミーハー気分で頑張ろう。

もしかして、
これを読んでくれている、
T夫妻、
ファンキーKさん、
Sさん、
また、懲りずに遊んでくださいね。
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春一番21

2008年05月04日 | 生活



今日の最後を飾るのは、
いとうたかおさんでした。

ペケの歌う「シンクロニシティ」は、
会場をシーンとさせました。
僕もシーンとしました。

もう空は、
暗くなりかけています。

ペケは本当に歌がうまい。
ペケが歌う時、
自分流のお経を、
ペケが唱えているような、
気分になる時が、僕にはあります。
何度もお経を唱えることで、
その響きは、
言葉を、
音階を、
声を、
空に消し、
空にビジョンのみ、現出させるように思えます。
いずれにしても、
その響きを聴くのは、
僕の側の問題であり、
もっといえば、
体の皮膚の感受性が、
いかに訓練されているか否かが、
問われているように思います。

アンコールで、
「からだひとつが頼りの人達は」
が歌われる時、
ステージ前で、
老人が踊っていました。
痩せて、小柄で、
肉体労働者が着るベストを着ていました。

自然である体が、
自然である花や、
木、風や雨、
火や太陽、
砂ぼこりや、
空に、
体が、
交わる瞬間、
ペケの響きが、
まず声になって聞こえ、
次に音階になって聞こえ、
最後に、言葉になって聞こえます。
そしてまた、
言葉も音階も声も、
空に消え、
目には見えない、
景を僕は描くのです。
それは想像力なんてもんじゃない。
そんなちゃちなもんじゃないです。

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春一番20

2008年05月04日 | 生活



ボーカルとピアニカ、小物担当の、
渕上純子さん。
ウッドベース担当の、
船戸博史さん。

合わせて、
ふちがみとふなと。

会場は爆笑の渦でした。
坂田明でもそうでしたけれど、
ユーモアと真摯の両方をもつ
ふちがみとふなと。
そして高い音楽性も、
坂田明と同じです。

違うのは、
ふちがみとふなとには、
生活の言葉があるということ。
生活を歌うということ。
「ばんごはん、なにしよう」
と歌います。
Sさんが、
「きっと船戸さんのあの優しい感じがあってこそ、
渕上さんが活きるって気がするよ」
と後から言っていました。
フロントは、確かに渕上さんですけど、
それを支えるのは音楽的にはウッドベースであっても、
そうじゃない部分、
目に見えない愛のようなものが、
ずっとお二人を併走させているのでしょう。
どちらが欠けても、
凡庸な言い方ですけど、
駄目になってしまう貴重なバンドです。
今、日本の中で、
一番好きなバンドを、
今日も見ることができました。

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春一番19

2008年05月04日 | 生活




中川五郎さんです。
このバンドは、
さらに大人数で、
いったい何人いるか判らないほどです。
一番聴きたかった曲「BIG SKY」が、
最初に歌われました。
良い曲というのは、
たぶん奇蹟が起きてできるのでしょうけれど、
この歌が誰の作った歌なのかはわかりません。
僕の知らない歌詞もたくさん歌われて、
メモをしようにも、
間に合いませんでした。
誰か、どこかで、歌詞を書いていてくれると、
良いのですけれど。

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春一番18

2008年05月04日 | 生活




管楽器がずらっと並ぶと、
視覚的にも迫力があります。
東京スカパラのような派手なパフォーマンスはありませんけど、
とても良かったです。
渋谷さんのしゃべりが、
学者さんみたいに、冷静で、淡々としていて、
ストイックな感じさえしました。
「楽屋で会ったので」
と渋谷さんは言い、
ゲストで小川美潮さん登場。
渋谷さんのオーケストラは休憩して、
渋谷さんのピアノと小川さんの歌。
この一曲が今日のうちで、
一番良かったです。
こころから歌っている、
というのではありふれている言い方ですけど、
こころを、
小川さんは、
空に、森に、人に、風に、
波立たせていました。
本当に素敵な時間でした。
色でいったら、
渋谷さんが銀なら、
小川さんは金を出すような、
コラボレーションでした。

「楽屋で会ったので」
とまた言い、
今度は、
金子マリさんが登場。
今度はオーケストラとのコラボ。
管楽器の全部が鳴りだして、
金子マリさんが歌う。
僕は良い時間を過ごしていると思います。至福です。
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春一番17

2008年05月04日 | 生活



ステージから鳴らされる音は、
多くの管楽器です。
左でピアノに向かっている人が、
渋谷毅さん。
バンド名は、
渋谷毅オーケストラ。


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春一番16

2008年05月04日 | 生活




北海道から来た人がステージに立ちました。
とはいっても、ステージ前に設けられた、
特設ステージ。小さいスペースですけど、
そこに立つ人は映えます。
物理的な理由は、大所帯のバンドが続くとき、
セッティングチェンジに時間がかかるので、
このような特設ステージが使用されるのでしょう。
北海道から来た人は、
北海道の民族楽器でしょうか、
太くて長い竿状の笛を、
ボオーという音で、鳴らしていました。
この音がとても良かったです。
みんな静かに音を聴いていました。
目を閉じて、聴き入っている人がいました。
敏感でさえあれば、音で風景が見えると思いました。

ステージでは着々とセッティングがおこなわれ、
北海道から来た人の奏でる美しい音色に、
管楽器の音が重なりました。
同時に、北海道から来た人は拍手とともに、
ステージを降り、
音は途切れることなく、
ステージから鳴らされます。
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春一番15

2008年05月04日 | 生活



炸裂しています、坂田明は。
出てくるだけで笑いを誘う生まれながらのコメディの人。
マイクを持って叫んでいるのは、
「役立たず」という言葉です。
一読、汚い言葉ではあるのですけど、
坂田明が言うと、笑いになります。
本人は「役立たず」と叫んでおきながら、
「役立たずというのは、決して役に立たないことじゃなく云々」
と、
いろいろ弁解を今年はしていました。
去年も「役立たず」と叫んで演奏しましたけれど、
弁解はしていません。
誰かに何か忠告でもされたのかな、と想像したら、
その弁解も笑えてきました。

「死んだ男の残したものは」
を歌っている時、
会場で北京一さんが坂田明のパフォーマンスを、
見ていました。
明日、出演する梅津和時さんが客席にいて、
それを発見した坂田明がニコニコして、
ジェスチャーをしていました。

坂田明は、歌いながら、邪気を払うお坊さんみたいに、
鈴束を振っていました。
しゃんしゃんしゃん、という音は、
聞こえてはきませんけれど、
それがパフォーマンスであっても、
それ以上の本気の意味があることを、
たくさんの人が感じ取ったことでしょう。
冗談を装いながら、本当は真摯であるという風。
そういえば、
ステージに出てきてすぐに、
「みんな死ぬんだからな」
とアジテート? していました。
陽気でバカなことばっかり言っている、
本物のお坊さんのように思いました。
この人は、音楽家としても、
人間としても、
すごく大きい人だと思います。大好きです。

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春一番14

2008年05月04日 | 生活





続けて、坂田明登場。
メンバーは、
ピアノ、黒田京子、
ベース、バカボン鈴木、
ドラムス、鶴谷智生。

サックスの金色と、
衣装の黒が、
とても映えていました。
アールデコも黒と金ですけれど、
坂田明の音はもっと自由です。
でも今年はいつもより、
予定調和的な感じがしました。
それでももの凄いステージが、
展開されたのには間違いありません。


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春一番13

2008年05月04日 | 生活



こっちのおじいさんは、
ぜんぜんおじいさんという感じじゃありません。

坂田明です。
なぜか、さんをつけるとしっくりこないので、
坂田明です。
ダンサーのNIMAさんのステージに、
クラリネットで登場しました。
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春一番12

2008年05月04日 | 生活





写真は、田川律さん。
もうずいぶんお歳を召していると思うのですけど、
服はいつもおしゃれです。
去年は、「まちぶせ」と書かれたエプロンをしていた田川さん。
高齢で「まちぶせ」と書かれてあるので、
本当におかしくなってしまいました。
クスッとさせる人です。
大塚まさじさんと歌う姿は、
やわらかくもあり、
ちゃんと生きている人の歌声でした。
こんなおしゃれなおじいさんは、
見ていて楽しいです。
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春一番11

2008年05月04日 | 生活





ステージは、大塚まさじさんのバンド、
「月夜のカルテット」です。
写真は、ふちがみとふなと、の船戸博史さん。
月夜のカルテットのメンバーでもあるのです。
大塚まさじさんのステージは、
久しぶりで、
知っている曲もありました。
よく聴いた人なので、
自然に僕も口ずさんで、聴いていました。


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春一番10

2008年05月04日 | 生活



気温はぐんぐん上がって、
ステージ前も日陰がなくなりました。
そして、会場脇にできる日陰を求めて移動。

みんな暑い中、ステージを見ています。
僕とTは日陰で、先日、死んでしまった友人の話や、
子供の時、ここでは書けない悪戯の数々を大笑いで、
話しながらの、
四方山話です。



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春一番9

2008年05月04日 | 生活




金子マリさんです。
ジョニー吉長さんのJNSというバンドで、
一曲だけゲストで歌っていました。
去年もそうでしたけれど、
金子マリさんは存在感がとても大きいです。
会場で、
出演者が他の出演者の演奏を見ている姿が、
あちこちで見られるのですけど、
小川美潮さんのステージの時も、
後ろの方で煙草を手におもしろがって笑っていたのは、
金子マリさんでした。
このステージでも、
煙草を手にしていました。
今日は金子マリさんの出演日ではなかったので、
歌が聴けてうれしかったです。

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春一番8

2008年05月04日 | 生活



良元優作さん。
ギターのボディに、
穴があいていました。
嫌味ではなく、きっと、
とても大切にしているギターなのでしょう。
その穴は直径2センチぐらいでした。
テレビで見たことがある、
ウィリーネルソンのギターの穴は、
もっと大きかった。
良元さんのファンの人が、
かぶりつきで見ていました。

席は最初、日陰になっていたのですけど、
もう暑くて、ステージ前の日陰に座って、
ビールを飲んでいました。
ファンキーKさんも隣に来て、
涼んでいました。
バンドでギターを弾いているらしく、
「どこのメーカーだろう」
と見えそうで見えないメーカーの横文字を、
見ていたようです。
出演者との至近距離の場所は、
どうしても局所的になります。
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