夜、Nと長い散歩に出かけました。
まず南にくだって、
北にあがって、
東に向かいました。
「あかんなあ、この先は」
と僕は言い、
Nは「あはは」と笑っていました。
あかん僕らはふらふら歩いているのです。
半端な話をしながら、
少し南にくだって、
休憩して、
帰り道を辿りました。
僕は長い細道を歩きたいと言ったら、
「いや、暗いからやめておこう」
とNが言いました。
よって、大きな来た道を戻り、
家に近くなった時、
「ラーメンでも食べたいな」
ということになり、
深夜、もう12時をまわっている夜道の途中、
ラーメン屋に入りました。
いつもお客さんがいない店で、
まあいいか、と思って、
ラーメンと餃子を注文しました。
Nはチャーハンと餃子を注文しました。
これがおいしかった。
目前のチャーハンもおいしそうで、
「くれよ」
といったら、
「ラーメンもうまそう」
とNが言うので、
「じゃあさあ、圭介さん、俺、ラーメンたのむから、チャーハンたのんだら」
とNは言い、
それぞれがチャーハン、ラーメン、餃子の最高峰の三点セットを食べました。
チャーハンもとてもおいしい。
僕らは、
「いやあ、ここの店は穴場だねえ」
と近所に良い店を久しぶりに見つけて、
「お客少ないから敬遠してたんだけど、正解だよね」
と、「正解」の正しい意味も知らぬまま、
この先もぜんぜんあかん僕らは、
長い長い夜の散歩を終えたあと、
おいしいラーメンとチャーハンと餃子を食べたのです。
Nはそれから、
「ドバイで大もうけする」
と言いました。
おいしいものを食べたあとは、
みんな気分が良くなりますね。
ドバイってどこにあるんだろう、
と思いましたけど、
僕は夜の草をみながら、
ふーん、と声に出さずに、
あごをしゃくりあげて、答えました。
そして、
「なるほど」
と声に出して、
答えました。
まず南にくだって、
北にあがって、
東に向かいました。
「あかんなあ、この先は」
と僕は言い、
Nは「あはは」と笑っていました。
あかん僕らはふらふら歩いているのです。
半端な話をしながら、
少し南にくだって、
休憩して、
帰り道を辿りました。
僕は長い細道を歩きたいと言ったら、
「いや、暗いからやめておこう」
とNが言いました。
よって、大きな来た道を戻り、
家に近くなった時、
「ラーメンでも食べたいな」
ということになり、
深夜、もう12時をまわっている夜道の途中、
ラーメン屋に入りました。
いつもお客さんがいない店で、
まあいいか、と思って、
ラーメンと餃子を注文しました。
Nはチャーハンと餃子を注文しました。
これがおいしかった。
目前のチャーハンもおいしそうで、
「くれよ」
といったら、
「ラーメンもうまそう」
とNが言うので、
「じゃあさあ、圭介さん、俺、ラーメンたのむから、チャーハンたのんだら」
とNは言い、
それぞれがチャーハン、ラーメン、餃子の最高峰の三点セットを食べました。
チャーハンもとてもおいしい。
僕らは、
「いやあ、ここの店は穴場だねえ」
と近所に良い店を久しぶりに見つけて、
「お客少ないから敬遠してたんだけど、正解だよね」
と、「正解」の正しい意味も知らぬまま、
この先もぜんぜんあかん僕らは、
長い長い夜の散歩を終えたあと、
おいしいラーメンとチャーハンと餃子を食べたのです。
Nはそれから、
「ドバイで大もうけする」
と言いました。
おいしいものを食べたあとは、
みんな気分が良くなりますね。
ドバイってどこにあるんだろう、
と思いましたけど、
僕は夜の草をみながら、
ふーん、と声に出さずに、
あごをしゃくりあげて、答えました。
そして、
「なるほど」
と声に出して、
答えました。